ガールズバンドファン 2020-07-05 11:26:41 |
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あー...なるほど、こういうことなんすね。さすが経験者。分かり...や、すい
(バイトの時と違い複雑なため最初こそ苦戦していたが自身の感性と何より彼女の教え方が分かりやすいこともありすぐにベースが体に馴染むような感覚へと変わり、こちらも夢中になるあまり気づかなかったもののふと彼女の方へと顔を向けようとすると気づけば互いの体が密着していることに気付いてしまい)
うん、バッチリだね。初心者でこれだけ出来れば上等だと思うよー…って、あっ、ご、ごめんねー…
(短時間で教えたことを全てモノにした相手に驚きながらも成長を喜んで声を弾ませはしゃいでいたのも束の間、指導に夢中になるあまり身体が密着してしまっていたことに気がつけば慌てて手を離して両手を小さく上に挙げ、照れ笑いを浮かべつつゆっくりと後退して)
...あ、大丈夫っすよー。それだけ夢中になってたってことっすからね
(しばらく黙ってはいたが彼女から離れていくのを感じるとハッとした様子になり、なんでもないように笑って言うのだが女子と体が密着することにここまで意識したことはなく内心かなり動揺をしていて)
とか言って本当はちょっとラッキーとか思ってるっしょ?
(まだ少し動揺が残る中で出来るだけ表情には本心を出さないようにニヤリと笑えばワザと相手を茶化して気持ち的な優位を保つことによって少しでも落ち着きを取り戻そうとしていて)
酷いっすねー。俺そんな下心ある人間に思えます?まあ、先輩みたいな可愛い子ならラッキーと思っちゃうすけどね
(一見余裕そうに見えるが先程の様子を見るからに平静を装ってるだろうと思い、こちらも動揺する様子を見せたら負けだと思ってしまいため息をつきつつこちらも負けじと余裕そうな態度を見せては彼女の反応を伺っており)
思えなくもない、かなー…なんて。ていうか、本人目の前にしてそういうこと言う?普通…その、か、可愛いとか…
(下心ということならば心当たりがあると以前の雨の日に家に誘われた際の相手の行動を振り返り、少しくどいかなとは思いつつも再びその時のことを考えながら戯けてみせたが、続く相手の台詞に一気にこれまで保ってきた余裕が崩れれば赤面して俯きながら視線泳がせて)
あーやっぱその話題ふりますよねー。
(頭の中で思い描いていたことであったがやはり彼女の方からその話題を振ってきて聞こえないと言わんばかりに耳を塞ぐがそうしているうちに先程までの余裕がなくなってるのが明らかなほど彼女の表情が崩れてるため畳み掛けるように「えー、でも学校の女子とかバイト先の客の女性とかよく見るっすけど可愛いなって思えるの先輩だけっすよ?」と口にして)
えっ?あはは、それは流石に少し盛りすぎじゃない?
(少し大袈裟に聞こえる相手の発言に一瞬固まるが、流石に自分が初めて可愛いと感じた異性だなんてことはなくワザと話しを大きくしているだけだろうと逆に冷静さを取り戻し、まだほんの少しだけ赤らんでいる頬はそのままにそう笑い飛ばして)
…まあ、そういうことにしておくっすよ。でも実際先輩目当ての男性客もいるのは言っておくんで
(実際は本音なのだが聞いた身からすると大袈裟だったり歯の浮くような台詞にしか聞こえないだろうという自覚はあるため意味深な言葉を言うと自覚してるのかしてないのか知らないが彼女が欠勤してる間彼女を心配したりしばらく休みと言うとがっかりする男性客がいること思い出し、その事実を伏せつつもある程度の真実は伝えておき)
うん、知ってる。なんて自分で言うとナルシストっぽいけど…慕ってくれる人がいるのはありがたいことだよね
(告げられた事実には自分でも心当たりがあって、これでも他人の気持ちの機微には比較的気がつく方だと自分では思っており、他人から向けられる好意がどのような形であれそれ自体は嬉しいと心から口にして「…勿論結城くんが可愛いって言ってくれたのも嬉しかったよ 」相手からの自分に向けた言葉も嬉しかったと少し照れ臭そうに微笑んで)
そうっすか....さーてと、忘れないうちにもう少し弾こうかな
(てっきり驚くかと思ったが思っていた反応とは違ううえ先程の自分の褒め言葉を彼女から素直に嬉しいと言ってくれたことと照れ笑いにこちらまで恥ずかしい気分になってしまいここが楽器屋であることを思い出すとその恥ずかしさを誤魔化すように話題を切り替えては再びベースの方へと視線を動かして)
あ、そ、そうだね、じゃあ次はこんな感じで…
(気まずい流れを断ち切るように再び手元のベースへと目線を落とした相手に内心ホッとして、気を取り直し再び相手へと弾き方のレクチャーを始め、そんな風にしてあっという間に時間は過ぎていって)
いやー。ほんと面白いっすね。こんなに夢中になったの初めてっすよ。
(ふと時計を見てみると予想よりも時間が経過しておりその事実に驚きながらも時間を忘れるかのように夢中になっていたという人生で初めて経験したことに対してとても嬉しそうにしていて)
そう?楽しんでもらえたならアタシも嬉しいよ。気に入ったならバイト代貯めて買っちゃう?なんてね
(相手がベースへとここまで関心をもって楽しんでくれたのが嬉しくて、心なしか声を弾ませながらもしも続けるつもりがあるなら自分専用のベースを買ってみたらどうか冗談半分に言ってみて)
そうっすねー...でも買うならギターがベースかで悩んでるんすよね。
(初めて熱中できるくらいのものであったためどの道溜まる一方のバイト代もそれに使うのもありなのではないかと思いながらも考えがあるのか一瞬沈黙した後自身が迷っていることを正直に打ち明けて)
あー、なるほどね。ギターはアタシの専門外だから教えることはできないけど…でも練習して弾けるようになったらセッションしてみるのも楽しそうだよね
(相手が悩んでいるという挙げられた選択肢になるほどと相槌を打ち、自分がついて教えられるのはベースぐらいだが別の楽器を買った相手が頑張って上達をしたら一緒に演奏してみるというのもアリかもと頷き)
なーんだ、考えてることお見通しなんすね。でもベースはベースで先輩と気持ちが共有できますし……すんません。さすがにキモいっすよね
(まさか自分の考えてることをそのまま口に出されるとは思わなかったが自分の気持ちを言わずとも理解してくれ嬉しくて思い続いてベースを選択肢がある理由を口にするが自分の興味よりも彼女中心で考えてしまってるため引かれそうと思いつつ苦笑いを浮かべ)
なんで?キモいなんて全然思わないよ、結城くんと一緒にベース練習したりこういう時間共有するのすごくいいなってアタシは思ってるよ
(自虐的な発言をした相手に何故そんな思考になるのか本気で理解出来ないようでキョトンとしたような表情を浮かべ、気持ちの共有はむしろ満更でもないとばかりにそう言い切って)
そうっすかね。なんか自分の意思というより先輩とこうしたいっていう気持ちで楽器を選んでるような気がしちゃって...取り敢えずしばらく考えとくっすよ
(彼女の反応は自分の気持ちと相反するものでありながらも自分的には不純な動機で楽器を選んでるような気がしているためそこのところがモヤっとしているようで。まだ買うまでは時間があるため考えておくとだけ口にしてると思ったより長居してしまったことを思い出し「そろそろ先輩の用を済ませないっすか?」と元々彼女の用事で来たためそれを済ませようと提案をして)
あはは、不純なんだー?でも何かを始める理由なんて割とそんなもんかも、アタシがバンドを始めたのも幼馴染の影響だったりするし、なんて話は置いといて…まあ、今すぐ買うわけじゃないしゆっくり考えたらいいと思うよ
(相手の言う不純な動機という点に関しては擁護せず、軽くからかうように笑うが、それ自体を悪い事とは言わずにむしろ始まりはそんなものと肯定的に口にして。そろそろこちらの用事を、と相手が言うのとほぼ同時ぐらいに店員が弦を張り終えたベースを持ってきて「…よし、アタシの用事はこれで終わり。この後はどうしよっか?」代金の支払いを終えて相手の方へ戻ってくれば自分の用件は終わりこの後はフリーであることを示すように問いかけ)
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