梨花 2020-06-27 22:52:23 |
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暦「!これって…!」
忍『なんじゃ、とっくに儂の正体を知っておったのか(暦の影から出てくる)最初からだ、お前からはこの世界には存在しない異様な匂いがしたからの」
暦「忍!お前、知ってたなら早く言ってくれよ!」
忍「言ってもどうせお前様にはわかるまいと思ったから言わなかっただけだ」
羽川「忍ちゃん、この力って一体…怪異の力なの?」
忍「いや、これは怪異の力では無い。これはこの小娘の力そのものじゃ。時を操る力…なんともまぁチート過ぎる力よの」
暦「!これって…!」
忍『なんじゃ、とっくに儂の正体を知っておったのか(暦の影から出てくる)最初からだ、お前からはこの世界には存在しない異様な匂いがしたからの」
暦「忍!お前、知ってたなら早く言ってくれよ!」
忍「言ってもどうせお前様にはわかるまいと思ったから言わなかっただけだ」
羽川「忍ちゃん、この力って一体…怪異の力なの?」
忍「いや、これは怪異の力では無い。これはこの小娘の力そのものじゃ。時を操る力…なんともまぁチート過ぎる力よの」
チートだなんて・・・失礼な事を言いますね。
僕の“固有魔法”の時間操作はそれなりに制限があるんですよ?
・・・・・じゃあ、“本当の”自己紹介をしますね。
十三階段:第一段階位【春咲】の血縁者にして【春咲】管轄の暗部組織【叢雲】の第二頭領・・・喜瀬舞奈香。
十三階段の頭脳とは、僕の事ですよ。by舞奈香
羽川「固有魔法…つまり、魔法使いって事?」
忍「まぁ、簡単に言うとそうじゃろうな」
暦「暗部組織とか十三階段とか…怪異の次は異世界人か?」
まぁ、そうでしょうね。
・・・・信じれる範囲でいいです。今から言う事は頭に入れて置いてください。
君達の世界に、あってはならない特異点が生じてしまったんだ。僕達は幻想神の名のもとに、その特異点の消却の為に来たんだ。
そう、本来君達の世界には無い怪異が、現れてしまったんだ。
“桜”の怪異。
“兎”の怪異。
“修羅”の怪異。
そして─────“タロットの啓示を持つ悪逆者”。
君達の日常は“100%”明日・・・いや、今日から激変する。
君達は、この異常の現実を受け入れるかい?by舞奈香
暦「なるほど、それでそれを阻止する為にこの世界に来たってことか…またこんな壮大なことに巻き込まれることになろうとは」
忍「どうするお前様。協力するしないはお前様が決める事だ。まぁ…お人好しなお前様なら、協力するんだろうが」
暦「歴史がどう変わるかにもよるが、下手すると僕の知ってる結末が別のものになり、歴史が書き変わることによって僕の知り合いの誰かが消えてしまうかもしれない。そんなの、僕はごめんだ。僕の周りの誰かが消えるかもしれないのなら、それを止めるのに協力するしか無いだろ」
あとこの事は他言無用でお願いできるかな
バレたら、大事になってしまうから。
それと、僕の事はこれまで通り友達として扱って欲しいな、特別扱いは・・・慣れてないからさby舞奈香
羽川「元からそのつもりだから安心して。怪異絡みの事が多かったせいで慣れちゃったから」
忍「それにしても…この匂い…この学校に4人ほど異世界から来た者がおるな?」
その事も分かってたんですね、夜の吸血姫。
・・・・・・・(すると、足音が近づいていく。刹那、舞奈香の顔が強ばる)・・・・・・・・ごめん、暦くん。どこかに隠れていて、出来れば気配も────(保健室の扉が空くと、神威の姿が現れる)・・・・・・・・神威by舞奈香
神威「倒れたみたいだから心配したよ、舞奈香」
忍「(暦達と隠れている)!彼奴…あの小娘よりも濃い夜兎の匂いがする。それにこの気配…さっき体育館で感じたものと同じじゃ」
暦「忍も感じてたか、喜瀬の事を監視してたのかもな。束縛系メンヘラ肌面倒くさいものは無いぜ」
球技系はコントロールが効かないんだよ。
それに・・・・ひとつ加減を間違えれば、ボールは凶器になる。
心配してくれた事には感謝するよ。by舞奈香
神威「…さっき、隣の席の男におんぶされて連れてかれてたよね。あいつはどこ?」
忍「どうやら、お前様に用があるみたいだな。厄介な奴に目をつけられたな」
暦「なるほど…メンヘラというよりかはヤンデレってとこか」
神威「さっきからずっと見てたけど、あいつがここから出てくる姿は見えなかった。まだ何処かに隠れてるんじゃないの?もし隠れてるのなら、君はそれを庇ったことになる」
・・・・・・(微かに手が震え、目は脅えを孕んでる)・・・・・・神威。君は先程、手は出さないと言ったよね。不埒な人以外は。でも・・・でも暦くんは、僕をここまで運んでくれた、僕を介抱してくれた。攻撃する理由なんて、皆無だ。
・・・それに、僕言ったよね。君の愛情は、僕の自由権すら侵害しかねないって・・・・。by舞奈香
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