梨花 2020-06-27 22:52:23 |
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・・・・・・・・(意識が朦朧としている中、ふと先程の旗立ての方に居た神威を見る─────神威の瞳は、完全に阿良々木の方を向いていた)by舞奈香
ーその頃ー
(三時限目:政治経済)
・・・・・・・!(ふと、窓際を見る)by未來
それと、聞きたいことが───by未來
はいはい、そこの転入生さん。喋るのもいいけど、こっちも見てねーby政経の先生
あ、はい。by未來
智也「(グッと伸びをする)やっと休み時間かー、勉強退屈過ぎて死にそう…」
和馬「あはは、智也お疲れー。途中寝てたとこ見られて先生に怒られてたね」
智也「それはお前が俺が寝てるとか言うからだろ。そんで、海斗は?」
和馬「あぁ、海斗ならさっき隣の席の子を追いかけて教室から出て行ったよ。友達を増やして普通の学校生活を今度こそ送ってやるって言ってたよ」
智也「この世界に送り込まれた時点でもう普通の学校生活送れねぇだろ。にしても…あいつも結構抜け目ねぇよな。あんな美少女とお近づきになろうだなんて。くそっ…俺だって美少女と仲良くなりてぇ…」
和馬「でも、一筋縄では行かなさそうだよ。あの女の子、周囲との関わりを出来るだけ避けようとしてるもん。あーいう子にはしつこく行かない方がいいと思うけど」
・・・・・まさか、ここに来て早々・・・こんな事を言うなんてね。まぁ、こればかりは僕に責任があるけど。
・・・・僕は、厳密に言うとね。人間じゃないんだ。
君達は夜兎って知ってるかい?
この世界のどこかに居る。君達の知らない世界に住んでいる常人離れをした戦闘民族を。
彼等の特徴として、壮絶なる力を持ってるんだ。軽い力でも人を殺せるぐらいのね。そして、本能・欲望に忠実なんだ。
食べたい時に食べ、愛したい時に愛し───殺したい時に殺す。そんな民族なんだ。
僕は元々人間だった、でも・・・・・・半年前、事件に巻き込まれて・・・・・僕は人間を辞めた。
規定値を超える夜兎の血をね、ある少年に、注入されたんだ。そこから、人としての人生が終わってしまった。
・・・・前はコントロール出来なくてね。よく暴れてたんだ。
けど今は、メンタルコントロールをちゃんとしてるし。自分で己の本能を律することが可能になった。
まぁ、簡単に言うとね。
“兎に成り果てた少女”かな?by舞奈香
ーその頃ー
・・・・・・・・・あ。(海斗達を見つける)・・・・・貴方達も来てたんですね。男子高校生の日時の具現化(半ば蔑みを孕んだ、嘲笑いとも取れる笑みを浮かべて言う)by未來
暦「夜兎…羽川、お前は知ってるか?」
羽川「ううん、今回ばかりは知らなかったよ。私の知ってる怪異の中にも、そんな名前の怪異は居ないし…それに、そんな民族の名前、見たことも聞いた事もないよ」
暦「羽川でも知らないことがこの地球上にあるだなんてな…」
忍『いや、そいつはこの世界の者では無いぞ。お前様』
暦「!」
海斗「うるせぇ!誰がバカ丸出しだ!!今度こそ普通の学校生活を送る為に、こっちは今必死なんだよ!!」
戦場ヶ原「話が終わりなら行ってもいいかしら」
海斗「あっ、ちょっと待ってくれよ!隣の席になったんだから、仲良くなろうぜ?」
戦場ヶ原「貴方と仲良くなる理由が見当たらない。あまりしつこいと知らないわよ?」
海斗「そこん所をなんとか!頼む!友達が欲しいんだよ俺!」
・・・・・・・・・・───────────
(ほんの僅かな静寂の後、舞奈香は笑った。
しかし、その笑顔は────皮肉混じりの笑みだった)
は、はは、はははっ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・流石ですよ“夜の吸血姫”、僕の正体を見抜くなんて。
・巻き込みたくないから、時が来るまで内密にしておいたのに・・・・・まぁ、今回は僕の不始末ですけど・・・・・・でもバレてしまいましたか。
(指を鳴らすと、阿良々木達そして舞奈香以外の動きがぴたりと止まる)
・・・・・いつから気づきましたか?“夜の吸血姫”。僕が異界の住人という事をby舞奈香
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