梨花 2020-06-27 22:52:23 |
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ロベリア「へぇ……そうなのか(本を閉じて)」
アスター「……シュー(角の生えた白蛇が物陰から出てきて堅揚げポテト狙ってる)」
ロベリア「…………堅揚げポテト、狙われてるぞ」
ロベリア「つか、蛇に堅揚げポテトは無理だろ……」
アスター「……(不満げ)」
バイオレット「(奥の部屋から出てきて奏を見上げる)わう?」
ロベリア「……お前、もしかして動物に好かれすい?」
奏「そうだね、歩いてるとよく野良猫とかが寄ってくることもあるし。真選組の時は懐かれるというか離れられてたんだけどなー、不思議なもんで。よしよしー(バイオレットを撫でる)」
ロベリア「やっぱしなぁ……」
バイオレット「きゅーん(嬉しそう)」
ロベリア「……バイオレット用におやつでも持ってくるから少しの間見といて」
バイオレット「きゅう(堅揚げポテト見てる)」
バイオレット「わん!(ぴょんぴょん飛び跳ねて)」
柊夜「いやぁ……犬にポテトチップはダメじゃない?(殴られたとこと抑えながら苦笑いで)」
奏「(堅揚げポテトを上にあげている)あはは、可愛いからいいじゃーん。あっ、そういえば君は?ずっと倒れてたみたいだけど。もしかしてあの子と痴話喧嘩でもして引っぱたかれましたかー?(ニヤニヤしている)」
バイオレット「きゅうーーー(前足バタバタしてる)」
柊夜「正確に言えば本の角で殴られた、かな?というか!!!ロベリアとは別にそういう仲じゃないし!ロベリアは別に好きな人いるみたいだし!俺は、なんて言うの……嫌われてるから、あの子に……」
奏「ありゃりゃ、そりゃあ不憫だね(バイオレットの頭を抑えている)」
神木「(扉が開く)ロベリア、少し話が…って、お前は…!」
神威「!何でお前、ここに…!」
奏「おっ、おひさー!夜兎のお二人さん!舞奈香と一緒に住んでるって本当だったんだね。どう?あれから神楽とは仲直りした?」
神木「いや…まだだ。あいつはまだ私達のことを許してないらしい」
奏「あらら…そりゃあ困ったねぇ。まっ、その内仲直りできるでしょ」
神威「…それより、なんでお前がここにいるんだよ」
奏「何でって…後輩がどうしてるのかを見に来たんだよ。なーにー?前の世界でやられた事、まだ気にしてんのー?リベンジ戦、受けてあげてもいいよ?」
神威「今の俺なら、お前なんて直ぐに殺せるよ?」
奏「言うねぇ、じゃあここでやる?」
バイオレット「きゅうきゅう(バタバタ)」
柊夜「え、ええ!?ここでやんの!?!?」
アスター「シュー……(首を動かして二人を見て)」
柊夜「……なんかこの蛇、賢すぎる気がするんだが……気のせいかな」
神木「待てお前ら、こんな時に余計な争いを起こすな」
奏「ははっ、冗談だよ冗談ー。君もガチになり過ぎだよ?神威君」
神威「………」
奏「前とは随分キャラが変わったねぇ…まっ、どーでもいいけど」
神木「だが、同位体とはいえお前はもう普通の学生だ。わざわばこんな危険な事に関わる必要なんて…」
奏「…あぁ、そっか。まだ美麗さん達にも言ってなかったから知らなかったんだっけ」
神木「は?」
柊夜「し、知らないこと……?」
アスター『…ふむ、貴様……何かその身に宿しておるな?』
柊夜「え????ま、喋ったよ!?!?この蛇!!!?」
神木「なっ、喋れたのかその蛇!」
奏「へぇ、凄いね君、喋れるんだ。これは別に固有魔法じゃないし、この力が無かったらただの人間と同じだよ。まぁ…あいつの娘って時点で、ほぼ人間じゃないんだけど。大丈夫だよ、目的を果たしたらもう関わったりしないからさ」
神木「目的…?」
奏「…虚を殺す事、だよ」
神威「!虚…!」
神木「ま、待て!あいつは死んだはずだぞ!!それに、虚は思念となって春咲達を襲ったが、現世の英王エルアが葬り去ったと聞いて───」
奏「生きてるよ。この空気も…この感覚も…あいつの娘である私だからわかる。あいつは同位体を見つけて、思念から人間となった。いや、あいつの事だ。同位体すら人間じゃないかもしれない。私はずっと、この体になってからずっとあいつを殺す為の刃を磨いて来た。絶対に虚は私が殺して、お父さんをあいつから解放してやる…!(その瞳には光がなく、殺気が籠っていた)」
柊夜「んーー……まぁ…よく分からないけど…………その虚ってやつは危険なんだろ?その反応の感じ……俺にも協力出来たりすることって、あるか?」
アスター『安易に首を突っ込むな小僧……まぁ、貴様の殺意は我は気に入ったぞ。本来なら寛容な我である故、その殺害への切望を叶えてやったところだ。我も平和**しては興が冷めるしな?まぁ、今は絶対やらぬがな。消されるのは御免だ』
柊夜「…………待てよ……お前のその口調…………俺、どっかで聞いたぞ…!……っ思い出した!!!お前、シーサーペント!!!!」
アスター『ククク……知性単細胞の分際でよく思い出した……褒めて遣わすぞ、小僧』
奏「シーサーペント?へぇ…変な名前!」
神木「お前…その恐れる物なしなとこは、相変わらずだな」
奏「別に驚くことでもないでしょー?とにかく、あんまり首突っ込まない方が良いよ。幾らすごい魔獣でも神様でも、あの化け物に敵うかどうかわからない」
アスター『………………今は魔神王から賜ったアスターの名を冠している故アスターと呼べ(ちょっと傷ついたのか早口)』
柊夜「うっ……そんなに強いの……!?その虚……災害獣だろお前、何とかなんないの?」
アスター『我は無理だ(キッパリ)そもそも我は疑心。力は精神汚染と精神破壊……聞く限り虚とやらには通用せぬだろ……最も、赤い竜と蛇王なら分からんが辞めておくがいい。赤い竜も危険だが蛇王は論外だ』
柊夜「……難しいことは分からないけど……とにかく、強いってことか……虚って奴」
ロベリア「化け物ねぇ……(戻ってくる)」
奏「だったらさ、いまここで私と戦ってみる?剣の技術はお父さん譲りだし、今のあいつがどうかは知らないけど、実力は前世のあいつと実力は近いんじゃないかな?」
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