梨花 2020-06-27 22:52:23 |
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?「餓鬼が…………!(グリードに攻撃しようとした所でロベリアの右腕を踏みつけていた足を切りつけられ振り払われる)あ…!?」
ロベリア「っ……!どういう事なんだよさっきから……!(立ち上がると腕を抑えて逃げ出す)」
?「テメェ!!!……あー、クッソタレ!!!……テメェ、俺の邪魔しやがって(グリードを睨みつける)」
ロベリア「っ……!!!(脇目も振らず腕を抑えて走り続けて家の戸を開けて慌てて入るとズルズルと座り込む)なんなんだよ…………なんだよ……なんなんだ…………」
【場所は変わって…】
ルイン「おい!貴様が閉じこもってても折れた腕は治らん!出てこいと言っておろう!」
ロベリア「お前には関係ない、腕はほっとけば治る…………私は…『魔人』なんだから」
ルイン「……!お前、魔人のことを思い出して……!」
ルイン「………殺されかけただけではなかろう、お前のようなじゃじゃ馬がそれだけでそこまで怯えるわけがない……何があった」
ロベリア「………………」
ロベリア「分からない、分からないんだ……全く知らない、初対面の奴だった……ただ……リディア・ゲシュペンストの名前が、あいつの口から聞けた」
ルイン「ゲシュペンスト……!」
ロベリア「それに…………私がずっと悪夢だって、勘違いしてた私の犯した罪を私はアイツの事をを知らないのに、アイツはその事を知ってた……私が、『親父を殺した』って知ってて……それで……」
ルイン「まさか…お前マザーハーロットの記憶改竄が解けたのか……!?」
ロベリア「……もう何が真実で、何が何だか分からないよ……」
ルイン「時使いの娘か……魔人の娘がゲシュペンストの部下に殺されかけた挙句、その部下とやらが徹底的に邪龍めに喧嘩を売った」
ラミィ「あーあー!せっかく時間稼ぎ上手くいって目を逸らせたと思ったのにぃ……」
ルイン「あの馬鹿邪龍め…まんまと足止めを喰らいおって……だからせめて数人には伝えてから『夜会』に行けと言ったというのに」
ルイン「あぁ……大財閥にして政府との結び付きが強い資産家の家系……その現当主が『リディア・ゲシュペンスト』、『神の加護を受けし現代の聖女』と呼ばれ、その裏の顔は……六大狂王『背教王』」
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