森の魔女 2020-06-26 02:18:26 |
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っ、あぁ… ( 背後に回られた其の理由を考えている間も無くふわっと抱き締められると無意識に計らずとも意識してしまっている様で、胸はとくんとくんと鼓動を早めて )
、?ラム、どうしたの?
( 急によそよそしくなったように感じる彼女に、不思議そうな顔をしながらも、背中越しにそう訊ねては )
いや、何でも無い… ( 何時もとは違い後ろから包み込まれる様なハグに未だ胸は高鳴り続け。 顔が見られていないのが唯一の救いだが、此の鼓動の速さに気付かれていません様にと心の中で祈り考えていて )
…もしかしてまた " 意識 " しちゃった?
( 自身の鼓動もどきどきと何時もより大きく鳴っているものの、顔が見えないのは此方としても都合が良くて、揶揄う様に意地悪く目を細めながら ラムの耳元で囁いては )
っ、!そんな事、無い… ( 不意に耳許で図星を突かれれば、ぴくりと小さく肩を跳ね上げて反射的に否定の言葉を述べながらも、其の声は弱々しく 説得力に欠けていて )
…ほんとに、?
( 悪戯っぽく笑みを浮かべたまま、もう一度耳元で囁いては 「 な ~ んだ、残念っ、」 と 冗談気味ながらも少し残念そうに呟いて 彼女を抱きしめる手をほどき、立ち上がろうと )
本当だって…っ ( そう言いながらも離れられると思わず名残惜しそうな表情を浮かべ振り向いてしまい、咄嗟に 「 あ、いや…そろそろ帰ろうか。 」 と誤魔化すようにそう言って自分も立ち上がり )
うん、、お腹空いた、。
( 此方を向く彼女の顔は、天邪鬼にも見えるも否定されれば真意は判らずに、彼女の台詞にただ頷いては もう一度ラベンダー畑を目に焼き付けようと、目を細め眺めて )
よし、今日の夕食は何にしようか? ( 再びラベンダー畑を見遣るユウの頭をぽんぽんと撫で、ふわりと優しい笑みでユウの顔を覗き込む様にしながらそう問い掛けて )
ん ~ …、、でもラムが作るものなら、どれでも美味いからなあ、。
( 人差し指を顎をつつきながら宙を見上げ、今まで食べたものを思い浮かべては、幸せそうに頬を緩めて
「 ラムはなに食べたい、? 」と 逆に 彼女の顔を見つめては問い返して )
そうだな…夏野菜の冷製スープでも作ろうか。 ( 家路につこうと踵を返し足を進めながら、ユウの問いにうむと首を捻らせ少し考えて。 そういえばとこの間野菜をたくさん買い足したことを思い出しそう提案してみて )
スープが…冷たいの、?
( 歩き出す彼女を追うように小走りで隣りに並びながら、初めて聞く料理の名前に、訝しく思い目を細めてはラムの横顔を見つめて )
あぁ、冷たいスープだよ。 さっぱりしていて美味しいぞ? ( くすりと笑うとそう伝えてやり。 何処か訝しげな顔付きで此方を見詰めるユウに 「 スープにも色々種類があるが 私は冷製スープが一番好きだな。 」 と爽やかな笑顔を浮かべてそう言い )
ラムが好きなら、、俺も好きになるかな?
( 味を想像しながら眉間にシワを寄せ、首を傾げて彼女を方を向きながら。
ふと頬に水滴が当たり、手のひらを上に翳しながら " 雨かな? " と 呟きながら )
きっとユウも気にいるさ。 ( 此方に顔を向けるユウの頭をぽんと一撫でして微笑み、次いで出たユウの言葉に首を傾げ 「 雨…土砂降りにならないうちに急いで帰ろうか。 」 と少し焦った様子でユウの手を引いて )
う、うん、。
( 不意に手を繋がれれば、どきっと心臓は跳ねて、照れたように俯きながらされるがままに手を引かれて。
もし今彼女に想いを伝えればどんな反応するだろうか、などと考えながら、彼女の後ろ姿を見つめて )
( ぽつりぽつりと小雨が降り頻る中、ユウの心中など露知らずに、ユウが疲れない様にと早過ぎずの小走りで手を引いたまま家へ向かう。 少しずつ雨が強くなって来るとローブのフードを被り 振り向いて 「 大丈夫か? 」 とユウに声を掛けてやり )
うん、、大丈夫、。
( 小走りながらも なに考えてるんだ、と言わんばかりに 先程の考えを誤魔化すかの様に首を振って、彼女がフードを被るのを見れば自分も同じ様に被り、此方へ声をかける彼女をちらりと見ては 直ぐに足元を見遣り、微かな声でそう返して )
良かった。 ( そう微笑むと、ユウの手を握る手にきゅっと力を入れて握り直して前を向き直し。 小走りで帰路につくと暫くして家が見えてきて、家に着くと玄関の扉を開けてユウに 「 早くお入り。 」 と先に声を掛けてやり )
ただいま ~ 、。
( 周りの空気を伺うように呟いては、戸をくぐり玄関で服についた雨露を手で払いながら。
フードを脱ぎ、頭を左右に震わせて水気を払っては、少し濡れた髪の毛を手ぐしで整えながら 彼女の方を見遣り )
ふぅ、思ったより濡れてしまったな… ( 後を追って家の中へ入れば、此方もまた玄関先でフードを脱ぎ 雨に濡れて若干身体に張り付いた服の水気をささっと払っていると隣から視線を感じて。 「 どうした?少し冷えたか? 」 と心配そうに眉下げ首を傾げて訊ねて )
う、ううん、、大丈夫。
( まさか雨に濡れたラムを色っぽいな、などと考えながら見ていたなどと言えるはずもなく、彼女の問いかけにも慌てて否定して。
しかし、自分自身 身体が冷えた実感はなかったものの、口に出されれば無意識にぶるっと身体を震わせて 改めて冷えていた身体に気付き、両手を肩に回しながら )
大丈夫じゃないじゃないか… ( 大丈夫と言いながらも身震いするユウに眉を下げ苦笑いを浮かべて。 少し屈んで目線を合わせると 「 直ぐに風呂の湯をためてくるから座って待ってな。 」 とぽんとユウの頭に手を置いて微笑んで、浴室へと向かい )
( 浴室へと向かう彼女の後ろ姿を見ながら、言われた通りにリビングの椅子に座り 両足を折りたたんで上げ、両膝を抱えて其処に顔を埋めながら。
そんなに降られていないつもりであったが、服からは ぽた、と雫が垂れて、寒いのか良く分からない身体が震えない様に ぎゅっと力を入れて、ふぅー と深呼吸しながら )
ユウ?大丈夫か? ( 浴槽に湯をためればユウの元へ踵を返し。 ユウの顔を覗き込む様にするとユウの頬に手を添えて心配そうに声を掛けて。 「 先にシャワーだけでも浴びてくるか? 」 とそんなに冷えてしまったのかと思いそう言って )
先にシャワー…、、そう…しようかな、。
( 頬に手を添えられるも、いつもの様に視線は逸らしたりせずに とろんとした目つきでラムを見つめながらも へら、と笑顔を作って見せては " よいしょ、" と椅子から降り、脱衣所へと力なく歩きながら )
ちょ、ユウっ…! ( 力無くふらりとした様子のユウに違和感を感じて、脱衣所へと向かうユウの手をぱしと掴んで半強制的に振り向かせ。 振り向かせれば表情も何時もとは違いとろんとして眼の焦点は合っていない様に見えて、 「 風邪、引いたんじゃ… 」 と少し焦ったような心配したような表情でユウの首許や頬に体温を確認する様にぴたりと触れて )
ふぇ、、っ!? ラム…?
( 不意に身体に触れられては、思わず変な声を出して。風邪と言われれば少し怠い気もするが、顔に持った熱は風邪をひいたからなのか 彼女に対する恋心の所為なのか判らずに、ただただドキドキと煩い心音を鎮める様にゆっくり息を吐きながら 自分では自覚もないが 少し潤んだ様なとろんとした瞳で 彼女を見つめて )
っ…… ( 風邪を引いた所為なのか赤らんだ顔 潤んだ瞳で見詰められれば此方も計らずともどきりと胸が高鳴ってしまって。少し目を合わせたままでいて、はっと我にかえると取り敢えず濡れたままじゃまずいだろうしでもこんな状態で一人で風呂に入らせるのは…と思考を巡らせ、一先ずタオルで濡れた体を拭いてやろうと思い 「 ちょっと待っててな。 」 と言うと蒸しタオルとユウの着替えを用意しに行こうと )
( 待ってて、と何処かへ行ってしまう少し慌てた様な彼女の後ろ姿を見ながら ふふ、と微笑み 自分は言いつけを守らずに ふらふらと脱衣所へ向かい、ふぅ、とため息をつきながら まだ僅かに湿る衣服を脱ぎ肌着のみの状態になっては、浴室で風呂の温度を確かめようと 湯船に手を入れようと屈みながら )
( 諸々の準備が終わるとユウのいたリビングへと戻るも其処にユウの姿は無くて。 まさかと思い慌てて浴室へと向かうと既に肌着姿になり風呂の温度を確かめ、風呂に入る気満々のユウの姿があり 「 ユウっ! そんなふらふらの状態で一人で風呂に入るなんて危ないからやめてくれないか、 」 と焦りながら心配そうに何時もより声を荒げて )
( 諸々の準備が終わるとユウのいたリビングへと戻るも其処にユウの姿は無くて。 まさかと思い慌てて浴室へと向かうと既に肌着姿になり風呂の温度を確かめ、風呂に入る気満々のユウの姿があり 「 ユウっ! そんなふらふらの状態で一人で風呂に入るなんて危ないからやめてくれないか、 」 と焦りながら心配そうに何時もより声を荒げて )
…ご、ごめんなさい、。
( 初めて聞く怒気を孕んだ彼女の声に、びく、と身体震わせ 振り向いて 眉を下げ 力なく謝りながら。
ゆっくりと立ち上がり、頭垂れながら おずおずと 彼女の待つ脱衣所に 足を踏み入れて )
あ、いや…すまん、言い方がキツかったな。 ( 頭を垂れた様子で脱衣所へと戻るユウに申し訳なさそうにそう謝って。 今度は怖がらせない様にと優しい口調で 「 体、濡れて気持ち悪いだろう。 一先ず此れで拭くといい、着替えは此処に置いておくな。 」 と用意した蒸しタオルを渡して脱衣所の籠に着替えを置き、心配だが流石に自分がいるとやり辛いだろうと気を遣い脱衣所の外に出ようとして )
ううん…心配してくれたんだよね、、ありがと。
( へら、と笑顔を作りながら 蒸しタオルを受け取っては、直ぐに身体を拭き始めて。
下半身を拭こうと屈んでは、彼女が此処から出て行こうとするのを見て 「 風呂、俺ひとりで入ったらダメなんだよね、?」 と しゃがみ込んだまま、不思議そうに首を傾げ 上目遣いで くりっとしたまん丸な目で 彼女を見つめて )
?あぁ、シャワーの途中で倒れたり湯に浸かってる間に寝られても大変だしな… ( 脱衣所から出ようとすると背後から声を掛けられ、振り向くと下からそう訊かれて。 上目で此方を見詰めるユウに思わずきゅんとしてしまい、少し目を逸らしながら不思議そうに訊いてくるユウに理由を述べてやり )
じゃあ俺、風呂入らない方が良い、?
( なるほど、と納得し頷きながらも 少し残念そうな声色で 此方から目を逸らす彼女を見つめたまま 訊ねて。
「 ラムも一緒に入ってくれば良いのに、、な ~ んて。」
ふと、思い付いた様に 立ち上がっては 揶揄う様な台詞を投げかけては " 我慢しよっかな " と 思いながら 着替えを手に取りながら )
っ…… じゃあ一緒に入るか? ( ユウの言葉に何を言っているんだと一瞬耳を疑いながらも、雨に濡れた体に熱を出し汗もかいているだろうと思うと、きっとそれ程風呂に入りたいんだろうとユウの言葉に他意はないと考えて。 自身の体も雨に濡れて冷え切っていた為じゃあ、とそう提案してみて )
じょっ、冗談だよ、。
( 慌てて彼女の前で手を振り 先程の自分の発言を否定しながらも 「 いや、別にラムと入るのが嫌ってわけじゃなくて、、」などと 煮え切らなく歯切れの悪い台詞を並べ 照れたように目を伏せながら。
── そういえば いつの間にか身体の怠さは無くなっていて、彼女の優しさと 一緒に居るとどんな事でも愛しく楽しい空気の所為かな、などと 考えながら )
そうか?ユウが平気なら別に良いんだが… ( 冗談だと言われるとそりゃあそうかと思いながらも、ユウの体を心配していて。 「 大丈夫? 辛くないか? 」 と眉を下げて心配そうに声を掛け )
辛くはないけど、…
( " ラムと一緒に入ると 余計平気じゃないっていうか " などと 次第に小さくなる声で ぼそぼそと 呟きながらも、心配そうな彼女の顔を見れば そんな顔をさせているのは 自分なのだと改めて実感して。
「 、ラムは一緒に入っても 恥ずかしくないの、、?」
自分でも どうするのが1番良いか 答えが見つけられずに、手に持つ着替えで 口元を隠して ちらちらと彼女を見ながら 頭に浮かぶ 素朴な疑問を彼女に投げかけて )
そりゃあ、まあ…多少は… ( いざ言葉にしてそう聞かれれば意識していないわけはなく、若干恥ずかしそうに目を逸らして素直にそう答えて。 何だか少し気まずいその空気を察して 「 まあでも、タオルを巻いて入れば…? 」 と首を傾げて付け足し )
それなら、俺も平気…かも、。
…一緒に入ろ、?
( 手に持つ着替えを再度置いて 顎に手をやり うん、とひとつ肯きながら 少し照れたような表情で微笑み ラムを見つめて。
いざ肌着を脱ごうと考えるも " でも明るいのも気になるなぁ " などと ぶつぶつ小さく呟きながら )
あぁ… ( いざ一緒に入るとなるとやはり若干緊張が走り、少し恥ずかしそうに 「 じゃあ私も着替えだけ持ってくるから先に入っていてくれ、直ぐ戻る。 」 と伝えユウの頭をぽんと撫でて、着替えを取りに一度脱衣所を出て )
( 脱衣所から出てゆく彼女を見ながら、小さく頷いて 今度はちゃんと言いつけを守り、先に入ろうと肌着を脱いで。
浴室へと入り シャワーの蛇口を捻り、湯温を確かめながら " ラムと一緒に入るの 初めてだな " などと 考えながら 軽く頭の先から爪先まで流しながら )
ふぅ…入るぞ? ( 着替えを取り脱衣所へ戻ると少し緊張しながらも服を脱いで、長い髪が湯に浸からない様にとさっとまとめ上げて。タオルを身に纏えばそう声を掛けて自身も浴室へと入っていき )
ちょ、ちょっとタンマ、っ、。
( 彼女の声が聞こえたかと思うと ガチャ、と音が聞こえ浴室の扉が開く気配を察知すれば、慌てて飛び込む様に湯船へと入り込み。
顔にかかる飛沫を 手のひらで拭いながら、指の隙間からちらりと彼女の方を見遣るも バスタオルから伸びる艶めかしいラムの白く光る脚が 視界に入っては、慌てて其方から視線を外し そっぽを向きながら )
ユウ、これ。 ( 白い入浴剤をユウに渡して 「 流石に其の儘だと照れ臭いだろう? 」 と少し恥ずかしそうにぽりと頬を掻いて。 そう言うと自身も軽くシャワーで身体を流し、湯船の空いたスペースにちゃぽんと音を立てそっと控えめに脚を入れて )
ああ…、ありがと、。
( 余りラムを見ない様に 伏し目がちにしながらも、なるほど確かに、と心の中で頷きながら 入浴剤を受け取り 浴槽へと入れてかき混ぜながら。
不意に 目の前に 彼女の脚が入ってくるのが見えると、図らずも どきん、と鼓動は激しく鳴り、額からは じわり、と汗が滲み出てくるのが判り 慌てて其方を見ない様に 視線を逸らして壁を見つめて )
ふぅ、あったまるな… ( タオルがはだけてしまわない様にと胸元を片手で抑えながら肩迄浸かるとそう呟いて。 ユウの心中など露知らずに、入ってしまうと意外と気にならないものだな、と呑気なことを考えながらほっと一息つき )
う、うん、。
( 色っぽくも妖しく光る 彼女の水弾く素肌は、どう抗ってもちらちらと目がいってしまい その上よく見ると髪の毛は綺麗に纏められていて、それもまた浴室という場所の所為か、いつもと違う雰囲気を纏う彼女に 不自然に視線を彷徨わせながら。
浴槽の中で組んでいた足は、そんないつもと違う雰囲気の風呂に疲れてしまって、崩しては白い湯船の中を 彼女の下肢をつついて仕舞わない様にゆっくりと伸ばしながらも )
…ユウ、暖まったか? ( ふとユウを見遣って、先程迄冷え切っていた身体を労うような言葉を掛けて。 此方も脚を伸ばそうと、そっと体勢を変えるとユウの脚に当たって仕舞、 「 っ、! す、すまん… 」 と反射的に直ぐ脚を引っ込めて )
ん、あったかい、。
( 白く濁った湯船のおかげで お互いの身体が見えない分、逆にこれほど気を使うことになるとは思っておらずに、視線を不自然に逸らしたまま応えて。
伸ばそうとした足と 彼女の足がぶつかれば " ぅわッ、" と 小さく声を上げて、今接触したのはラムのどこなんだろう、などと もやもや考えては ちらちらと彼女を見遣りながら )
…ならよかった。 ( 湯に浸かっている為ただでさえ身体が火照り始めているというのに、足が当たってしまった事により段々と恥ずかしさが増してきて。 温まってきたからなのか、其れとも恥ずかしだからなのか 顔はほんのり紅く染まっていて )
ラムも、暖まった?
( 気持ち良さそうに湯船に浸かる彼女の、火照った様に仄かに紅く染まる顔を " ほんと綺麗だな、" などと 考えながら ぼぅっと横目で見つめながら )
あぁ。 ( ふぅと一息吐いて肩に湯をさらりとかければ、そうユウの問い掛けに答え、ちらとユウの方へ視線を向け、柔らかい笑みを見せて頷いて )
か、身体 先に洗うねっ、。
( 彼女の肩にかけられる湯は 流れる様に肌を滑るのを見ていて、不意に此方へと視線を向けられ 目が合わさっては 思わず 彼女の方を向いていた身体ごと垂直に角度を変え ざば、と湯船から立ち上がっては湯船を跨ぎ バスチェアに座ろうと )
っ、!あ、あぁ… ( 目があったと思えば勢いよく立ち上がるユウの背中の白い肌が視界に入れば、思わず顔を背けてながら返事をして。 ユウの色白の身体を目前に、図らずともどきりと胸は鼓動を早めていて )
( そんな彼女の気持ちも露知らず、頭から洗おうとボトルのポンプを2度ほど押し 手のひらで泡立てては しゃこしゃこ、と指の腹を使い 洗い始めて。
ひと通り洗い終え、髪の毛を流そうと 俯き目は瞑ったままシャワーの蛇口の在りかをまさぐり、手をかけるも シャワーヘッドはラムのいる浴槽の方を向いているのに気が付かずに )
っあ、ちょ…! ( ぼぅっと考え込んでいるとシャワーヘッドが此方に向いているのに気が付かずにユウが出したシャワーの水が掛かり、避ける間も無く頭から被ってしまい。 焦ったように声を漏らして )
…え、あっ、、ごめん、っ。
( 蛇口を捻るも自分にお湯のかかる感覚はせず、同時にラムの方から慌てた声が聴こえては、此方も慌てて顔を拭い 状況を一瞬で理解し 謝罪の言葉を述べながらシャワーを此方に向けて。
「 ごめん、、大丈夫だった、?」
髪の毛を纏め 前方で持っては泡を流しながら、横向きに顔だけを彼女の方を向け訊ねながら )
いや、大丈夫… ( 先程迄汗ばんでいた肌もお湯に流され、纏めていた髪も若干崩れ掛けていて。濡れた前髪を掻き上げながらユウの方へ視線を向け控えめに微笑む其の頬や頸筋には水滴がつたって )
いや、大丈夫… ( 先程迄汗ばんでいた肌もお湯に流され、纏めていた髪も若干崩れ掛けていて。濡れた前髪を掻き上げながらユウの方へ視線を向け控えめに微笑む其の頬や頸筋には水滴がつたって )
ほんと、ごめんね…。
( その彼女の様子に、泡を流し終えて 再度ラムの方へ向き直り 眉を下げ肩を落とし 謝罪の言葉を口にしながらも、以前は悪戯で同じようにシャワーをかけた事を思い出して。
あの時とは 比べものにならない程、今の彼女の方が色っぽく妖艶な雰囲気を出しているような気がするのは、タオル1枚で隔てられているからなのだろうか、などと考えがぐるぐると頭の中を巡りながら またドキドキし始めて )
大丈夫だから気にするな。 ( 申し訳なさそうに謝罪してくるユウに優しくそう言葉を掛けると、ユウの心中など知らずにユウと視線を交えれば湯船から身を乗り出しては手を伸ばし、ぽんぽんとユウの頭を撫でて。 )
( おとなしく撫でられながらも、少し視線を下に向けると タオルに包まれた彼女の胸部がちらりと見えれば 反射的に顔を背けながら 「 、っ…身体も洗わないと、」などと 慌てて取って付けた様な理由を口にしながら 再度正面に向き直り、ボディーソープへと手を伸ばして )
…? ( 視線が下に向けられたと思えば慌てた様に顔を背けられて。 不思議に思ったものの、其処まで鈍感ではない為胸許が見えたからだと直ぐに理解して。 ユウには未だ刺激が強かったのかと納得すれば、自身も何だか小恥ずかしくなってきてその胸許を隠すかの様に湯船にちゃぽんと浸かり直して )
( ボディーソープを手に取り " 今更だけど タオル忘れちゃったな " などと考えながら 手のひらで泡立てては 身体に滑らせながら、先程の彼女の胸部が脳裏に浮かんでは消え。
──今まで暮らして来た中でも 腕に触れたり 寝巻きがはだけていたり を経験してはいたものの、風呂と云う自分も服を着ていないこの状況では 刺激が余りにも強く、自らの欲の棒を股と閉じ 間に隠しては " 鎮まれ、鎮まれ、" と 心の中で呪文の様に唱えながら──
自分の身体の柔らかさでは 背中の真ん中には届かないものの、背中を洗おうと手を回して )
( 湯船に浸かりながら、身体を洗うユウの後ろ姿をぼうっと眺め 出会った時は細っそりと痩せていたのに随分と男らしい背中になったなと思い耽っていて。 するとユウが背中を上手く洗えていないのに気が付いて 「 背中、手伝おうか? 」 と声をかけてみて )
ほんと?じゃお願い、。
( 自分でも上手く洗えていないなと思っていた為、少し恥ずかしそうにしながらも素直に頷いては、ボディーソープのボトルを彼女へ渡そうとしながら 「 あ…でもタオルないから、、やっぱり良いよ、」 と ボトルを持つ手を止めて 少し遠慮がちに そう口にしながら )
あぁ… ( ボディーソープのボトルを受け取ろうとするとやっぱり良いと告げられ、此方も一瞬受け取ろうとする手を止めて。 「 …前は見ない様にするから、大丈夫だろう。 」 と付け足すとユウの返事を待たずにボトルを受け取り、手で軽く泡だて始めて )
( 気がつけば泡立て始めているのを見ては、手で洗わせてしまうことに申し訳なさを感じながらも、彼女に背を向け前傾に少し丸くなりながら、どきどきとしながら 神経が全て背中に向かっている様に 錯覚しながら )
洗うぞ? ( ある程度泡立て終わると声を掛けてから、泡のついた手でそっとユウの背中に触れて 強過ぎず弱過ぎずの力加減でユウの背中に泡を延ばすように洗っていき )
ぁ、、う。
( ラムに素肌を触られるのは初めてで、感触に備えながらも むず痒い心地良さに思わず 小さく吐息を漏らしてしまい、慌てて手で口を押さえながら )
…? すまん、擽ったか? ( 一通り背中を洗い終えると、予め手桶に溜めて置いたお湯で手についたままの泡を流しながら 何やら小さく声を洩らすユウにそう問い掛けて )
ん、大丈夫…ちょっとだけ、。
( 背中を丸めたまま、彼女の問いかけに 頭少し角度変えながら 背中越しに呟いて。
続けて " ありがと、" と 口にしながら シャワーで身体の泡を流しては 立ち上がり、軽く髪の毛な身体の水気を切りながら、彼女に前を見せない様に ゆっくりと湯船へと戻ろうとしながら )
あぁ… ( 背中を流し終わり、ユウが湯船に戻ろうとするとふいっとユウから顔を背けて。 ユウが湯船に浸かると今度は自分が洗い場へと出ようとタオルを抑えながらちゃぷんと音を立てそっと立ち上がり湯船を跨いで )
( 浴室に入る時にタオルで前を隠してから入れば、彼女に顔を背けさせることも、背中を洗ってもらい自分が変な声を出すこともなかったのに…などと 少し後悔しながらも、
" 次一緒に入る時は忘れずに持って入ろう… 次、? "
などと 心の内でひとり ツッコミを入れながら 自嘲気味に へら、と笑いながら。
ラムと入れ替わりに湯船に浸かれば、どこを見ていいのかと視線を彷徨わせながら、ふぅーと少し長めに息を吐きながら 湯船から頭だけを出し天井を見つめて )
ふぅ… ( 洗い場に出て湯船側に背を向けバスチェアに腰掛け、ちらと振り向きユウの方を見遣るとぼうっと天井を見詰めていた為 背を向けているし別に声を掛けなくても平気かなと思いながらするりとタオルを外して。 纏め上げていた髪も下せばシャンプーを掌に数回プッシュして出し、髪を洗い始めて )
…っ、。
( 彷徨わせていた視線は ラムの綺麗な金色の長い髪が背中を覆うのを捉えて、思わず声にならない声を上げては 口まで湯船の中に埋めて ブクブクと泡を作りながらも、彼女が此方に背を向けているのを良いことに 横目に凝視して )
( シャンプーが終わればその流れでトリートメントも済ませて、次は身体をとボディーソープのボトルに手を伸ばし、立てた泡で優しく身体を洗い始め。 ふと背中を洗おうとした時、自分もユウに背中を洗ってもらおうかと少し動きを止めて。 小恥ずかしくて頼むのをやめ 背中に手を伸ばすも上手く洗えず其の洗い方には粗があり )
俺もラムの背中、洗おうか?
( 横目に彼女の身体を盗み見ては、自分と同じく洗いにくそうに手を回しているのに気付き、先程自分がしてもらったこともあり、よいしょ、と身体を起こし 浴槽のへりで頬杖をつきながら そう声をかけて )
え…? あー…じゃあ、頼む。 ( 一瞬迷った様子だったが、前が見えないようにと気を遣いながらボディーソープのボトルをユウに渡すと 少し恥ずかしそうにはにかみながらそう言って )
さっき洗ってもらったし、ね。
( はにかむ彼女を見ては、此方も照れたように視線を逸らしながら そう応えてはボトルを受け取り。
手のひらで泡立てながら、ごくりと生唾を飲み込み ラムの背へと手を伸ばし、始まりの合図も伝えずに そっと其の白い背中へと滑らせながら )
…っ、 ( 前触れもなく背中に泡のついたユウの手がするりと伸ばされると反射的にぴくんと肩を揺らして。 する側だとあまり気にならなかったがされる側ともなると少々気恥ずかしく感じて若干顔が火照り )
大丈夫、?…痛くない、?
( 自分とは違う線の細い綺麗な背中に訊ねながらも、其の滑らかな白い肌と 微かに反応するラムを見ては、此方もどきどきしてしまい 興奮を抑える様に ふっ、と息を止めながらも、沸々と悪戯心が湧いてきては 脇腹をくすぐろうかと、両手の指を立てながらゆっくりと移動させながら )
ん、大丈夫だ。 ( 少しこそばゆさを感じながらも、何を企んでいるのか 背後から横腹へと忍び寄るユウの指には気付かずにその問い掛けに肯いて )
…じゃあ、これは、っ?
( 彼女が自分の問いかけに肯くのを 背後から見ては、今だ、と言わんばかりに 浴槽から身を乗り出し、両手の指の腹を使い ラムの脇腹をくすぐり始めて )
っ、ひぁ!? ( 不意に脇腹を擽られるとびくっと大きく肩を揺らして、反射的に女性らしい悲鳴を上げてしまいばっと手の甲で口許を抑え。 状況を理解すると胸許を両腕で隠す様にして擽ったそうに身を捩り振り向いて 「 ユウっ、! 」 と恥ずかしそうに名前を呼んで咎めて )
えへ、つい、。
( 慌てた彼女が此方を向けば、自分も乗り出していた身を浴槽へと戻しながらも、両手をわきわきさせながら、悪戯っぽく口端を上げて微笑んでは 「 ラムの可愛い声 聴けたから満足かな、」などと にやにや呟き、泡落としてよ ~ 、と言わんばかりに 両手のひらを見せる様に 手を伸ばしながら )
もう… ( 揶揄うようにそう言われると恥ずかしそうに顔を紅く染めたまま拗ねた様子で。 一先ず自身の身体に纏う泡をささっと流すとタオルを巻き直してユウの方へ向いて、伸ばされたユウの手に付いた泡をシャワーのお湯で流してやり )
へへ ~ 、びっくりした、?
( 熱っぽかったのは何処へやら、いつもと違う雰囲気の風呂にも慣れてきて、にこにこと微笑みながら手の泡が流されていくのを眺めながら 問いかけて。
返事を待たずに 再度 風呂に浸かり直せば、今度はゆったりと大の字を作るように足を伸ばし 腕は浴槽のへりに置き 浴槽の形に沿って背を預けもたれかかりながら " はぁ ~ " などと リラックスしたため息をついて )
そりゃあ、まぁ… ( 長い髪を適当に纏め直して。 気持ち良さそうに湯に浸かるユウに、いくら広めの浴槽だからといってそこまで幅を取られて仕舞えば 自分が入ると肌が密着してしまうため 「 ユウ、私も入りたいんだが… 」 と湯船の外側からつんつんとユウの頬をつついて )
ふぇ、?
入ればいいじゃん ~ … 。
( 目尻をとろんと下げて 彼女の方に頭を傾けるも、彼女の心中など知らずに その様なことを口にしては、片方の手で おいでおいで、と ひらひらと振りながら )
…はぁ、 ( 自分が何故そう言っているのか理解していなさそうなユウにふぅと溜め息吐きながらも、自身はタオルを巻いているしまあ平気だろうと 湯船に足をちゃぷんと入れて。 ユウの広がる足の間にちょこんと座って入り )
…あ、っ。
( 彼女が其処に座られて初めて、先程の頬の突きの意味を理解して 小さく声を上げて。
湯船の気持ち良さに脳が思考を停止していたのだろうか、数分前の自分の受け答えに若干後悔しながら、自分の脚の間で窮屈そうに座る彼女を見ては 「 …ラム、もっとゆったり座りなよ、」 などと 状況的にも無茶に近いことを口にしては 発言を取り消す様に手で口を押さえて 遠くを見て )
ゆったりって… そうか? ( ユウの言葉に、ユウが気にしていないのならいいかと言われた通り先程より力を抜いてゆったりと座り直して。 肌が触れ合わない程度に…と思ったがやはりそれは無茶なものでタオル越しに軽く肌が触れ合ってしまい )
( 肌を合わせたい訳ではないが、くっ付き合いたい気持ちは有るものの、どうにも気恥ずかしく もやもやと考えながら、不意に彼女のタオルの感触が脚に伝われば ぴく、と微かに身体を反応させて。
そうだ、と思いついた様に目を大きく見開き " 俺と同じ方向を向かせれば、今程恥ずかしくもないし くっつける、" などと 考えながら、その意見をどう伝えようか あれこれと頭の中で考えを巡らせ 思わず う ~ ん、と唸りながら )
ユウ? どうした? ( ユウがぴくと動いたのを感じればやはり嫌だろうかと眉を下げ。 何か考えているのか、一人表情をころころ変えながら唸るユウに不思議そうに首を傾げながらそう訊ねてみて )
ラム、後ろから抱きしめさせて。
( 色んな考えを巡らせすぎて 色んな建前や照れ隠しなどを吹っ飛ばした台詞が 思わず本音が口から出てしまって、" あれ、俺今なんて言った、? " なんて ぽかん、と口を開けては 記憶を辿り。
口をついた台詞が脳裏に蘇っては みるみる顔は赤くなり始めるも、既に後の祭りで )
へ、? ( 珍しくどストレートにそう告げられ、素っ頓狂な声を溢し。 タオル一枚隔ててはいるものの裏を返せば其れしか壁はないという事で…若干の恥ずかしさはあるがユウも甘えたくなる事があるのかと思うと断る事もせずに無言で後ろを向き、肯定の意を示して )
あ ~ … いや、ほら。こっちの方がお互い意識しないんじゃないかな ~ … なんて。
( それならば抱きしめる必要はないだろう、と心の中で反論しながらも どうしようもなく遅く言い訳がましい照れ隠しを口にしながら。
思えば、ラベンダー畑での後ろから包み込む様なハグと同じ構図であるものの、状況は似て非なるもので 後ろ向きになる彼女を意識し出すと、湯船に波が立ちそうな程 心臓は激しく胸を打ちつけながらも、どこか冷静に自身のモノは彼女に触れないよう 注意を払いながら、ちゃぷ、と水音を立てながら ゆっくりと手を回して ラムを此方へ引き寄せようと )
あぁ、まぁ確かに…? ( そっと背後から引き寄せられれば若干恥ずかしさがあり耳はほんのり紅く染まり。 殆ど何も身に纏わぬ姿でハグをしているのだからあまり変わらないのでは…?と思いながらも返事をして )
って、、ほんとは俺がこうしたかったから。
さっき言った通り、。
( 往生際が悪く 言い訳を繰り返すのも格好悪いなと自嘲する様に笑みを浮かべ、彼女に回した腕に僅かに力を込めては そう口にしながらも 「 嫌だったら言ってね、? 」 などと 困ったように眉を下げながら 訊ねかけて )
そ、そうか… ( 正直にそう伝えられると恥ずかしそうに小さくそう返事をして。 ユウの問い掛けに寧ろ嬉しいなんて本心は言えるわけもなく 「 別に、嫌じゃない… 」 と遠回しに答えて )
嫌じゃないなら…良かった、。
( 彼女の後頭部に こつん、と自分の額をぶつけては ほっと胸を撫で下ろした様に微笑みながら。
ふと、彼女のうなじを じっ、と見つめては 「 ラム、肌きれいだよね、。」などと ぽつり呟いて )
っ…そうか? ( 肌を褒められれば腕を伸ばしうーんと自身の肌を眺めて。 恥ずかしそうに頬をぽりと掻きながら 「 普通だと思うんだがな? 」 と首を傾げて )
うん、、背中もそうだったし… 腕もほら、すべすべしてるし。
( 謙遜するように はにかむ彼女の、伸ばした腕に手を伸ばしては 優しく撫でながら 「 女の人の肌触るの、初めてだし 」 と 呟きながらも、はっ と我に返ったように撫でる手を止め " ご、ごめん、" と 慌てて手を離しながら )
あ、あぁ… ( まさか伸ばした腕に触れられるとは思わずにぴくっと小さく反応すれば動揺したのか小さく返事を返して。 謝られれば 「 あ、いや…大丈夫だが… 」 と控えめに微笑んで )
( どこか元気のないように見える彼女に加え、控えめに笑うのを見れば " やっぱり嫌なの 無理してたのかな " などと 思い始めては 「 そ、そろそろ上がろっか、? のぼせちゃっても良くないし、」 などと ラムを覆うように回していた腕を離し 彼女の肩に手をやり、距離を保とうと自分から離そうとしながら )
へ…? ( 肩を押され距離を取られると思わず名残惜しそうな表情で振り向いて。 上がろうと提案するユウにまさかもう少しくっ付いていたかったなどと言える訳もなく、恥ずかしそうに振り向いた顔を戻して 「 あ…そうだなっ、 」 と勢い良くざぷんと音を立てて立ち上がり )
、俺違う方向いてるから…ラム先に上がっていいよ。
( 立ち上がる彼女を見れば、其の身体に巻いたタオルを取らないと拭けないだろうと思いやり、浴室入口とは逆の壁の方を見ながら " もう少しあのまま抱きしめて居たかったな " などと もやもや考え はぁ、と小さくため息を吐きながら そう口にしては )
あぁ、有難う。 ( 振り返りユウの顔を見て微笑にそう言って。 ユウが壁側を向くと身に纏っていたタオルを取り浴室を出て、ユウよりも歳上なのにこんなに意識してしまって情けないなと溜め息を吐きながらも乾いたタオルで身体を拭いて。 髪をささっと拭くと再び適当に纏め直し服を着て、浴室の扉を開けると顔を覗かせ 「 もう平気だぞ。 」 とユウに声をかけて )
…はーい、今上がるね、。
( 考えてても仕方ないな、とばかりに髪の毛をくしゃっと掻き上げたところで、彼女に声をかけられ 反射的にそう返して 湯船から立ち上がり、風呂から上がろうと )
( ユウの返事を聞くと其の儘脱衣所で髪を乾かそうとしたが、ユウがタオルを巻いていなかった事をはっと思い出し慌てた様子で脱衣所を出て。 ふぅと一息付けば 「 先にリビングで待っているな。 」 と扉越しに声を掛けてリビングへと向かい )
( 彼女の声掛けを 軽くシャワーで身体を流しながら聞き、扉越しに " りょーかい ~ " と 返事を返して。
脱衣所で 身体を拭き、頭にタオルを だらん、と載せながら 部屋着に着替えては わしゃわしゃと頭を拭きながら 彼女の待つリビングで 冷たいものでも飲もうかと、脱衣所を後にして )
( リビングに着くとふうと一息ついて、体は温まったままでぱたぱたと服と肌の間に風を送って。 グラスを出すと冷凍庫を開けて製氷機から氷を数個取りからんtlグラスに入れて、水を汲むと椅子へ座りこくこくと水を飲んでユウのことを待っていて )
ふいーっ、あったまった ~ 、
( 頭に載せたタオルで ごしごしと拭きながら、リビングへと歩いては、彼女が持つ水の入ったグラスを じっ、と見ては 自分も飲もうかと キッチンを振り返り )
ん、おかえり。 ( リビングへと入ってきたユウの方を見遣りながら軽く微笑んでそう言って。 ユウがグラスを眺めているのに気が付けば、 「 ユウも飲むか? 」 と問い掛け ユウの分も注いでやろうと席を立とうとして )
ん ~ … ラムのひと口、ちょーだい。
( 喉は渇いているが、グラス一杯分飲むと お腹も下しそうで 更にこの後 ご飯も控えている為、少量で良いなと考えては 彼女の方へ向き直り、タオルを首にかけ 其方へ歩きながら グラスを貰おうと手を伸ばして )
? 飲み掛けでいいのか? ( 不意に自分の飲んでいたグラスに手を伸ばされるときょとんとした表情でユウを見詰めて。 注ぎ直せばいいのに、と思いながらもそう聞いて )
ラムのが、いいの、っ。
( 此方を見つめる彼女から、少し照れたように首もとのタオルで顔の下半分を隠すように 視線を逸らしながらも、手からグラスを奪っては こく、と喉を鳴らして ひと口飲みながら )
なっ、なにそれ… ( 真意は分からずとも、顔が火照っているのを宥めるように其の言葉に他意はないと心の中で自分に言い聞かせて )
だって… 間接キスだし、?
( 仄かに顔を赤らめる彼女を、揶揄うように そんな台詞を投げかけながら 意地悪く にひ、と笑って見せながら )
っ…ユウ、揶揄うのも大概にしないかっ… ( 意地悪く此方へ笑い掛けられると耳迄ほんのり紅く染め、どきどきと胸を高鳴らせながらばっと顔を背けてそう言い捨てて )
う、、怒った…?
( 自分を咎める様な台詞と 顔を背ける彼女を見ては、しゅんと眉を下げながらも " だって 照れるラムの顔 可愛いから、" などと ぼそぼそ呟きながら、ラムの顔を覗き込む様に近寄っては )
いや、怒ってはいないが… ( はっと顔を上げてそう返すと、次いで出た追い討ちをかける様なユウの呟きに再びぶわっと頬を染めて。 覗き込まれる様にされれば 「 あ、ぅ… 」 と恥ずかしそうに珍しく吃った様子で )
あ、その顔だよ ~ 、
( みるみる自分の好きな表情へと変わっていくラムを見ては、此方も思わず にんまりと笑顔になって 目を細めながら 座る彼女の頭に ぽふ、と手を乗せて )
もう…あ、あまり見るな。 ( 恥ずかしそうに俯きながら拗ねたような声色でそう言って、何とか顔の熱を治めようと俯いたまま小さく深呼吸をして )
…って言われたら、逆に見たくなるよ?
( 俯く彼女を眺めては、にやりと笑いながらも首を傾げ 本心を投げかけながら、ラムの頭に置いた手を 側頭部から頬、顎へと撫でるように移動させ、顎を上に持ち上げて 照れた顔を見ようと思い、此方へ向かせようと )
なっ…! ( 顔を上げられると再び交わった其の視線を逸すことも出来ずにほんのり頬を染めた儘、ただ吸い込まれ見惚れる様にユウの顔を見詰めて 此の子はいつの間にこんなに大人っぽくなってしまったのだろうか と思考を巡らせ )
、っと。ほんとに怒られる前にやめとかないと、。
( 此方を見つめる彼女をじっ、と見つめ返すも、大人ぶって彼女を揶揄ってみたものの やはりラムは綺麗で その目を見つめていると 次第に高鳴り始める胸の鼓動をこれ以上隠し切れないと考えて 自分から視線を切っては 彼女の顎から手を離し、照れを隠すかの様に そっぽを向きながらも へら、と笑顔を作り そう呟いて )
あ、あぁ… ( ふとユウの手が離れるとはっとした様子で相槌を打って。 ふぅと深呼吸をして気持ちを落ち着かせて )
( 彼女に背を向け 片手には彼女が飲んでいたグラスを持ちながら キッチンへと歩いては、彼女の顎へと触れた手を開いたり 握ったり しながら、照れた顔を思い出し 堪え切れずに にやにやと笑みを浮かべて )
はぁ… ( キッチンへ向かうユウの背中をぼんやりと眺めながら、ぱしぱしと両手で頬を叩いてよしと肯いて。 今迄以上に積極的なユウに戸惑う事は多くなったものの其れも嫌なわけではなくて )
ラム、俺 風呂の掃除してくるね、。
( シンクにグラスを置き 水で埋めながら あっ、と 浴槽のお湯を抜き忘れたことを 思い出し、小さく声を上げては、くるり と彼女の方へと振り返り ついでに洗ってしまおうと そう声をかけて )
ん?あ、わかった。頼んでいいか? ( 不意に声掛けられれば軽く微笑みそう頼んで、じぶんはそのあいだに夕食の支度をして待っていようかなどと考えていて )
りょ ~ か ~ い、
( 軽く返事をしては、風呂場へと向かって。肩にかかるタオルは、まだ湿る髪の毛を持ち上げ その上からタオルを巻き付けながら 脱衣所の戸棚から 清掃具を手にしては、浴室へと踏み込み 浴槽の栓を抜き 掃除を始めようと )
( 最近のユウは積極的なので勘違いしてしまいそうな気持ちを抑えながら帰り道に話していた通りにスープを作り、 ユウも気に入ってくれるだろうか 等と考えつつユウが戻ってくるのを待っていて。 )
ふえ ~ 、お腹空いた、。
( ささっとシャワーとスポンジを使い 浴室を洗い終えては、気の抜けたような声で 手をぶらぶらと乾かすように宙に浮かせながら、彼女の待つキッチンへと戻り )
( そろそろスープを作り終えるかという時にユウが戻ってきて、 「 お帰り、有難うな。 夕食はもう食べるか? 」 と仕上げをしながら御礼の言葉と共にそう問い掛けて )
うん、食べるっ。
( 礼を言われれば素直に受け取りはにかんで 、 キッチンに立つ彼女の側へと歩けば 目を瞑り くん、と鼻を鳴らして 「 ん ~ いい匂い ~ 、」などと 頬を綻ばせながら )
ん、わかった。 ( 隣で顔を綻ばせるユウの頭をぽんと撫でればそう微笑みながら 「 じゃあお皿、持ってきてもらえるか? 」 と声を掛け頼んで )
はーい、
( 撫でられる手の方へ頭をすりすりと擦り付けるように動かしては、そう応えて戸棚から少し深めの平皿を2枚持ち 「 これで良い、? 」 と首傾げラムの方へ持ち運び見せながら )
あぁ、有難う。 ( くすと笑みを浮かべるとそう言って2枚の皿を受け取り、手際良くスープを盛り付けて。 盛り付けが終わればお皿とスプーンを其々テーブルに並べて )
ラム、水で良かった?
( 彼女が手際良くテーブルを整えるのを見ては 、 自分も何か手伝おうと ふたつのグラスに水を注ぎ 両手に持ちテーブルへと運びながらも 、 其のスープの良い匂いに お腹は ぐぅ、と鳴って )
ん?あぁ。 ( ユウと視線を交えればふにゃりと微笑んで 「 有難うな。 」 と御礼の言葉を述べ、椅子に腰掛けて。 ユウの腹の虫が鳴ったのが微かに聞こえるとふふと笑いを溢し、 「 それじゃあ頂こうか。 」 と笑いかけ )
あ、、笑ったな ~ 。
( 微かに笑う彼女を見ると 腹の音が聞こえたのだな 、 と 察して 恥ずかしそうに 頬を染めながらも 、 ぷくりと頬を膨らませて 、 そんな気持ちを 紛らわすかの様に 両手を合わせて 「 いただきます、」 と 小さく呟いて )
ふ、すまん。 可愛くてつい… ( 頬を膨らますユウの様子を見ながらくすくすと笑いながらそういって。 ユウに続くように手を合わせて 「 いただきます。 」 と口に出すとスープを飲み始めて )
( くすくすと笑う彼女に 毒気を抜かれ 、 此方もつられる様に 微笑んでは 、 スープをひと口飲み 「 美味、、ッ、」 と つい感想を声に出して仕舞いながらも 、 続け様にスープを飲んで .此処に来た時は 食べ方も汚くて その度に 彼女に注意されて居たが 、 今では 溢さず なるべく音も立てずに 食べれる様に 成って居て )
( そうユウの口から感想が溢れれば思わず嬉しそうにふにゃりと柔らかい笑みを浮かべて、ユウも此処に来た時から良い意味で変わった所も多いなと微笑ましく暫く見詰め。 少しすると自分も食べ始めて )
、そう云えばラムって、お酒飲まないの、?
( この間読んだ本で アルコールと云う存在を知り 、 大人は嗜むとの知識を 思い出して 、 スープを啜りながら 素朴な疑問を 彼女に投げかけて )
あー…好きなことには好きなんだがな… ( 中々に上手に出来たスープを上機嫌に食べ進めているとユウに問い掛けられ。 訊ねられれば目を泳がせ言いづらそうに小さくそう呟いて )
?、好きなら飲めばいいのに、。
( 好きと小さく呟く彼女を 不思議そうに首を傾げ 眺めながらも 、 好きと言う割に この家で その様な飲み物は 見た方がないな 、 と ふわふわ考えながら )
いや…まあ、そうだな… ( お酒はすきだが強くはなく、すぐ酔っ払ってしまう上に記憶は残るタイプなので成るべく自粛していて。 濁すようにそう答えながら、再びスープを食べ始めて )
ほんとは、嫌いなの、?
( 煮え切らない返答の彼女に、不思議そうな視線を送りながらも、素直に思ったことを訊ねては 「 俺も飲んでみたいけどなぁ、」 などと、ひとりごとの様に呟きながら、残りの少なくなったスープを食べながら )
いやっ、すきだぞ? ( そう答えては、次いで出たユウの言葉に 「 ユウは未だ駄目なんじゃないか? 」 とふふと笑いながら返して )
どーせ俺はお子様ですよ、っ。
( ぷぅ、と頬を膨らませながらも ダメと言われれば 余計に飲みたくなるのが 男の性で世の常でもあり、 ラムが飲む気でいるならば、 なんとか口車に乗せて ひと口飲めたら、 などと 画策して居て )
拗ねない拗ねない、 ( 会話を交えながらもスープを食べ終えると、そう言いながらくすくすと笑いを溢して宥めて。 お酒かあ、久々に飲むのも良いけどな…等とぼんやり考えながら )
…、ふん、っだ、。
( 実際そこまで大層に拗ねてはいないのだが、 素直にぬれずに 拗ねた態度を取ったまま、 夕食を食べ終わると 「 ごちそうさまでした、」 と 手を合わせ呟いて 其の拗ねた表情のまま、 食器を持ちキッチンへと洗いに行こうと立ち上がり )
…ユウっ? ( 拗ねた様子のまま流しへと向かうユウに罪悪感を感じたのか、後を追うように自分も食器を持ち流しへと向かい。 「 御免… 」 と控えめに後ろから謝罪の言葉をぽつりと呟き )
あ、謝らないでよ…、俺もごめん、。
( 彼女の言葉に はっ、と顔を上げ振り返り、そんな表情をさせるつもりではなかった事を 謝罪の言葉を口にして、どこか哀しそうな 彼女の顔を直視できずに、視線を逸らし キッチンの流しにもたれかかりながら )
あ、いやっ… ( 何処か気まずい雰囲気が流れてしまい、咄嗟に 「 じゃあ、今度一口だけ…なら? 」 とぎこちなく声を掛けてみて )
え、っ…、それ 俺も飲んでイイってこと、?
( 彼女の思い掛けない台詞に、 顔を上げつつも 半疑で首を傾げながら、 彼女の顔を見つめて。 アルコールを摂取したラムは、 どう成るんだろう、 などと頭の片隅で想像しながら )
まあ、味見程度なら…? ( ぽりと頬を掻きながらそう言って。 まあ一杯程度なら弱い自分でも大丈夫だろうと軽くぼうっと考えながら )
楽しみにしてる、。
( 新しいものを経験することに、 興奮にも似た高揚感で想像を膨らませながら、 口角を上げにっこりと笑顔を作り、 洗いものの続きをしようと 流しの方へと向き直っては )
あぁ。 ( 自身の言葉を聞き嬉しそうに笑顔を浮かべるユウにつられて此方も笑顔を浮かべて。 「 すまん、此れもお願いして良いか…? 」 と手に持っていた食器を横からちらっと上げながら )
はいよ ~ 、そこ置いといて。
( 慣れた手つきでスポンジを泡立てながら、 視界の隅に現れる 彼女の食器を ちら、と見ながら そう口にして " ふわぁ… " と気の抜けた欠伸がひとつ、 つい口を吐いて )
ん、有難う。 ( シンクの隣にちょこんと置くとユウが欠伸を零したのに気が付いて。 「 ふふ、洗い物が終わったら今日はもう寝ようか。 」 と微笑み声をかけて )
ふふ、今日はラム、添い寝してくれる?
( 微笑む彼女を横目に見ては、目を細め揶揄うように笑いながらも てきぱきと洗い物を片付け タオルで手を拭いて 「 このタオル、洗濯機に入れる? 」 などと 問いかけては )
あぁ。 ( 揶揄うようにそう言うユウにくすりと微笑み返して。 問い掛けられれば少し考え 「 そうだな、もう洗濯で。 」 と肯いてみせ )
うっ、うん、。
( 逆に揶揄うように返されれば、不覚にも どきりとときめいては、照れた表情を見られまいと顔を逸らしながら タオルを洗濯カゴに放り込んで。 「 じ、じゃあ そろそろ寝る、?」 などと 視線を逸らしたまま問いかけて )
寝るかぁ、 ( ユウの様子にくすくすと笑いを返しながらそう声をかけ 「 行こうか 」 とユウの手を引いて寝室へ向かおうと )
( 不意に手を握られれば 思わず かあっ と顔は熱くなり緊張したように 「 うん、」と 力ない返事をしては、手を引かれるままに ラムの後ろをついて行き )
( 何だかぎこちなく何処か照れた様子のユウに不思議そうにしながらも、其の儘ユウの手を引いて寝室の扉を開けて。 ふぅと一息ついてベッドにぽふりと音を立てながら飛び込んで )
( ラムが無邪気にベッドに飛び込むのは余り見たことがないなと思い、思わず苦笑しながらも 彼女に続けと言わんばかりに 自分も勢いよくベッドへと飛び込み 枕に顔を埋めては、" へへ ~ 、" と 満面の笑みで ラムの方を見遣り )
きょうは疲れたな… ( ごろんとユウの方へ横向きに寝返りを打って。 緩んだ表情で此方へ顔を向けられればくすりと笑ってすり、と頬を撫でてやり )
つ、疲れたって … 俺の所為、?
( 寝返りを打ち 此方を向く彼女との距離は 思ったよりも近いもので 、 間近で見る其の美しい顔立ちに 図らずも どきどきしてしまい不自然に視線を泳がせながらも、 疲れたと云う台詞には 敏感に反応し 、たしかに今日は色々と経験する事が多い1日であったが もし 自分の所為で知らず知らずに疲れさせていたなら 申し訳なく思い 、 眉を下げながら 訊ね 彼女の顔色を伺いながら )
!いや、そういう訳じゃなくて…! ( 何やらしゅんとした様子でそう訊ねてくるユウに慌ててそう否定して。 優しい笑みを浮かべ頬を撫でた儘 「 ユウといると私は幸せだぞ? 」 と宥めるようにそう言って )
… !、お、俺も、、幸せ … だぞ、
( 自身の不安は杞憂に終わり安堵するも 、 其の儘 頬を撫でられながら " 幸せ " と口に出されては 顔が急激に熱を持ち始めるのが自分でも分かるほど 鼓動も五月蝿く高鳴り始めて。しかしながら彼女の意識として 不安がる自分を慰める台詞として、其の言葉に他意はないとは分かっているつもりであっても 、 同じ気持ちで有ることを 隠さず 素直に 、 しかし照れてしまうのは どうしようも無く ぎゅ、と目を瞑り 半ば 絞り出す様に 上記 、 口にしながら )
( 何処か恥ずかしそうに振り仕切ってそう言われると面食らったように数回瞬きをして。 くすくすと笑いを溢しながらも 「 そう言って貰えて嬉しいよ。 」 と再び目を細めて )
( おそるおそる目開くと 彼女は優しい微笑みを此方に向けていて 、 其の笑顔に 此方の緊張は絆され身体の硬直も幾分か弱まれば 、身体少しだけ其方へと寄せて つられるように ラムに微笑んで見せ )
( ユウが微笑みを見せてくれたのに安心してよしよしと頭を撫でながらも、其の距離は更に縮まり若干胸の鼓動はどきどきと早まっていて )
( 撫でられる頭部を くすぐったいかの様に目を細め はにかみながら 、 更にもう少し 彼女の胸部へと頭を近付けようと 身体よじらせては 、ふわりと香る ラム独特の匂いに 思わず くん、と鼻を鳴らし嗅ぎ始めて )
ちょ… ( ドキドキと高鳴る胸を抑えようと軽く深呼吸しようとすると、更に近付かれ匂いを嗅がれて。 流石に恥ずかしさが勝ったのか、顔を背け反対側に寝返りを打とうとして )
いい匂い … 、
( 嗅ぎながら 其の甘くも何処か懐かしくそれでいて何故か此方が高揚する様な 彼女の匂いに 目を瞑り、 思わず口から 上記 漏れては 、 気付けば貴女は 自分から逃げる様に 寝返りを打とうとしていて )
… あ 、
( 彼方 、 向くの . と 問いかけようと しては 口を黙 、 寂しさを滲ませた表情で 貴女の後頭部 後ろ姿を上目遣いで 見つめながら )
っ… ( 無意識に出た言葉なのか否か、ユウの口から出た“いい匂い”という言葉に思わずぴくりと反応して。 先程の状況と相まって恥ずかしさも増したのか、背後から微かに聞こえた寂しそうな名残惜しそうなユウの声には気付かないフリをして、胸の鼓動を早めたままじわじわと耳まで紅く染めて )
… んぅ 、
( 言葉を 発しなかった 此方の選択肢も悪く 、背を向けた 貴女を見つめるも 、視線には気付いて貰えず 更に近づいては 額を 貴女の背中 真ん中付近に 当てる様に添え 、手のひらは そっと 其の少し下を ぎゅ、と握って 彼方を向いてしまった 寂しさを 紛らわそうと .)
ん、? どうした…? ( 背中に違和感を感じると、ユウがくっついてきたのだとわかり。 もぞもぞと寝返りを打ち先程と同じ体制に戻ればそう声を掛けてやり )
わわ ッ … 、
( 不意に振り向かれれば、慌てて頭離すも くっ付きたいとの 欲が勝ち 、再度ゆっくりと貴女の首元に頭寄せて 「 こっち 向いてて 欲しかった 、」 などと 恥ずかしくて視線は合わせられないものの 心情を素直に口にしながら 、寝巻きの間から 垣間見える 貴女の素肌と先程より強く感じる良い匂いに 、飛びそうになる理性を辛うじて抑えながら )
ん、わかったよ。 ( 予想外の言葉に思わず一瞬目を見開き、くすりと笑いを溢してそう言って。 首元に擦り寄るようにくっ付いてくるユウの背中にふわりと手を回し、ぎぅと抱き締めて )
ら … らむ … ? ん ッ … 、
( 此方向いてとは言ったものの 、背に手を回されるのは予想外で 寝るどころでは無くなりそうな予感と共に 慌てて距離置こうと 身体を離そうとするも同時に抱き締められ 、どきどきしながらも 其の心地良さに身を任せ目を瞑り 、此方も上に在る片手のみ ラムの背へと回して 応じる様に力込めて )
ふふ、 ( 応えるように背に手を回され抱き返されれば、真逆抱き締め返してくれるとは思っていなかったため嬉しそうに微笑を溢して。 其の侭よしよしとユウの背中を撫でるようにしながら )
ね、ラム … 心臓どきどきし過ぎて苦しい 、
( ラムの香りに温もり 、肌の柔らかい感触 … と 意識する箇所は幾つもあり 、其れらは五感を刺激し 鼓動が早まるのを感じれば 、少し俯き加減ながらも 胸に埋めた顔を上げ 目だけ上の方へ向け 貴女を見つめながら 素直に思ったことを伝えて )
っ、 ( 其の発言がどういう事か、ユウは分かっているのだろうかと思いながらもきっと其の言葉に他意はないのだろうと自分に言い聞かせて意識しないようにして。 そうしてはいるもののやはり意識するなというのも無理なもので、返事をすることもままならず此方も胸の鼓動は早まり。 )
ご、ごめんね … 変なこと言って 、、おやすみ 、
( 困ったように微笑みながら 、背から手を離し 少し距離を取ろうと 身体を捩り 、寝返りを打とうと動きながら )
あっ、いや… 其の、そんなの私だってそうだぞ? ( ユウに離れられるとなんだか寂しさを感じてしまい、咄嗟にそんな事を口走ってしまい )
えっ 、そう … って 、?
( 其の台詞に 動きを止め 、まさか彼女も自分と同じように どきどきしているのだろうかと 考えながら 、頭だけを動かしラムの顔を覗き込みながら )
んん… ( ユウに覗き込まれると思わず頬を赤く染めて、自分の発言を思い返し、恥ずかしそうに視線を背け。 )
ふふ 、意地悪してごめん .
( 恥ずかしそうに 視線逸らす彼女に 、言いたい事は 分かっていたものの 其の 少し前 少し拗ねた態度を 取ってしまっていたので 素直に受け取る事 出来ずに 、自分と同じ台詞を 言わそうとしたものだから 結果的に 意地悪した様に 成っていて .
自分と同じ 気持ち と 云う事に 嬉しさを隠しきれずに 口許 歪ませ 、笑顔 作るのを 堪え 詫び言 口にしながら 、背を向けようとしていた 体勢 元に戻し 再度 彼女の方へ 向き直り .
照れた表情の 彼女が 愛しくて堪らず 、想いを体現するかの様に 額を こつん と 当て すりヾと擦り合わせながら )
( / 何週間もの間 、何も言わずに失踪してしまい 大変申し訳ありません … 言い訳のしようも無く 、もう 愛想 尽かされているかも知れませんが 、拙い返事させて頂きました … もし既に 他の御相手様 、いらっしゃる様でしたら 蹴って頂いて構いません .再度 御縁を願いまして … 、、 )
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