森の魔女 2020-06-26 02:18:26 |
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… そう避けられると私も流石に寂しいのだが、 ( 珍しく少し拗ねた様子でしょんもりとそう言うと、むぎゅとルカごと抱き締めて )
る、ルルシェ、?
( 寂しい、と言われると途端に、自分が一方的に見ないようにと避けていた罪悪感が湧いてきて、もぞもぞと動きながら、自身の顔のすぐ側にある彼女の頬へと、軽く口付けをして直ぐに離れ 「 ごめんね、? 」 と しゅん、としながら呟いて )
あぁ、大丈夫さ。 ( 頬に口付けを落とされると満足そうにして。ユウの肩に顔を乗せるようにするとしゅんとしているユウの表情に多少の悪戯心が湧いてしまって、そのまま自身の頬に一瞬の口付けを落としてきたユウの唇にちゅっと数秒触れるだけの口付けをすると顔を離して )
えっ、、なっ、、
( 目を見開き、顔がどんどん熱くなっていくのを感じながら、刹那の間にラムに何をされたか思い返しては、ついルカを抱える手に力が入り にゃっ、と鳴かれて彼は自身の手の中から逃げて行き。
ルカを横目に見ながら心の中で " ごめん " と呟き目で訴えながら、ラムへと視線を移すと悪戯顔で此方を見ていて。
揶揄われて居ることに、少しだけ むっ、と頬を膨らませ、お返し!とばかりに彼女の膝の上で、背筋を伸ばし顎を上げて、その唇目掛けて ぐっ、と近づこうとするもバランスを崩してしまい_ )
( 慌てたような様子のユウを見遣れば満足そうにふむと肯いて、くすくすと笑いを溢して。 膝の上でユウがバランスを崩すとそれを咄嗟に受け止めようとして、自分もバランスを崩してしまって )
ラムが自身のことを気遣い、倒れない様に支えてくれようとしたのに気付くも、崩れ始めた体勢は変えることが出来ずに彼女諸共押し倒すかの様に、自身がラムに覆い被さりながら身体は密着して顔は互いの吐息を感じる程の距離に居て。
それ程間近でラムの顔を眺めることは初めてで、長い睫毛にクールで切れ長なつり目は美しく すう、と吸い込まれてしまいそうになる様な、頬は何故か仄かに紅く " もしかして俺にドキドキしてくれてる? " と錯覚しそうになりながらも唇へと視線を移し、その唇は小さくもぷっくりと膨らみ官能的で、自身の理性を奪うには十分な色香を纏い。
一瞬の間に実に色々な思考を巡らせた脳はやがて、思考することを止め、自身に何も考えさせずに彼女の唇へと誘導させて、自身もそれをずっと求めて居たかの様に、目を瞑りながらゆっくりと唇を重ねようと近づいて_
…っ、 ( 互いにバランスを崩しユウに押し倒されるような体制になると、その距離の近さと自身を見つめる何処か真剣なユウの瞳に流石のラムでさえも少々頬を紅く染めてしまって。 自分なら直ぐに体制を戻し ユウを止める事も簡単な筈だと言うのに吸い込まれる様にユウの瞳見詰め返し、其の双眸が閉じられれば “ キスされてしまう ” とぼんやりと思考を巡らせ、顔を寄せられると はっとして思考が追い付かないながらもせめて形だけでも拒まなくてはと考えて 近付く自身の唇とユウの唇の間に手を挟もうともぞりと手を動かそうとして… )
自身の唇に、彼女の唇ではない何かが触れ ぱ、と目を開けると手を挟まれて居て、一瞬呆然とするも直ぐに拒まれたのだと理解して、ゆっくりと瞬きをしながら上半身を起こし彼女から離れ視線を落として、ラムの隣りにうつ伏せで飛び込む様に寝転がりながら
" ルルシェは良くて、俺はだめなんだね、。"
と 顔は彼女とは逆方向へ向けて、小さく呟きながら_
っ… ( ユウが離れると改めて状況を飲み込むと柄にも無く鼓動を早め胸を高鳴らせながらぶわっと顔を紅に染め、14歳程のユウにドキドキしてしまっている自分に動揺した様子で。 隣に顔を背けて寝転がるユウにそう言われれば 「 あ…いや…だめ、とか、そういう訳では無くて、だな… 」 と動揺を隠し切れないまま焦った様子でぽつりと途切れ途切れにそう言って )
でも、手で遮ったじゃん、。
( うつ伏せのまま くる、と顔だけをラムの方に向け悲しそうな表情をしながらも薄ら笑いを浮かべて
" 大丈夫、、拒まれることには慣れてる。"
ぽつり呟き へら、と笑うも瞳は暗く沈み自失して居るかのように )
それは、其の… ( 自身の行動により相手を傷付けてしまったと思い申し訳なく思いながらも “ 恥ずかしかったから ” 等と拒んだ本当の理由も言えずに暫くしどろもどろとしていて。 少しすると意を決したようにふうと一息吐いて 「 …っ、すまない。拒んだのは、其の…少し照れ臭くて、だな… 」 とバツが悪そうに目を逸らして小さくそう言って )
照れ臭くて、?
( ラムのその言葉に耳を ぴく、と反応させては頭をぐるりと再度其方へ向け、目を見開いて彼女の様子を観察する様に眺めては、ははあ、と察するかの様に目を細めて
「 …ルルシェ、恥ずかしかったの、? 自分からはキスするのに、? 」
うつ伏せになりながらも、少しずつゆっくり彼女の方へと距離を縮めながら、意地悪く微笑んで彼女の顔を覗き込むように訊ねて )
う… じ、自分でするのとされるのじゃあ別物だろう… ( 何時もとは立場が逆になったようで恥ずかしさを感じてしまい再度かあっと顔を紅く染め上げてそういうと、寝返りを打つようにしてふいっと顔を背けて )
ふぅん…、じゃあ、これからは俺、もうあんなことしないね、?
( 頬を紅潮させてそっぽを向くラムを見ては、いつもと違う彼女の様子に ぞわぞわと背筋に鳥肌が立つような興奮を覚えては、敢えて近づこうとするのを止め、身体を横向きに起こして頬杖をつくように自身の頭部を支える様に腕を立て、意地悪く微笑む表情は崩さずに、ラムの反応を伺う様に後ろ姿を見つめて )
っ、あぁ… ( そう言われればそれはそれで何だか寂しく感じてしまい、動揺も収まらず何時ものようなポーカーフェイスも崩れたまま思わずぴくりと小さく肩を震わせてそう言って )
…
( 嫌だと反論しないラムに、やっぱり本当は嫌だったのを恥ずかしいと云う言葉で誤魔化したのかと解釈して、向こうを向いたままの彼女から目を逸らし上半身を起こしてベッドから降りようとしながら )
…? ( 背後からぎしりと軋む音が聞こえユウが何も言わずにベッドから降りようとしている事に気が付いて、上半身を起こして振り向き 「 ゆ、ユウ? 」 と声を掛けて )
ん、ちょっと外行ってくるね、。
( ベッドから降り歩き始め、声をかけられては振り返り極力ささくれ立つ心の内を表情に出さない様、笑顔を作りそう答えて。
もしかしたら好かれている、と錯覚していたのかな、あんなに自身のことを世話してくれ、優しく微笑み、キスまでされては…けれども、自分が近付かない方が良いとの問いに肯定されては、冷静に居られずに心には闇を落として。
このまますぅ、と居なくなっても、彼女は悲しまないだろう…大丈夫、俺は独りには慣れてる…と戒める様に心で繰り返し、部屋を出ようと歩き始めて )
あ……ユウっ! ( 何だか何時もとは違う雰囲気を醸し出すユウに若しかしたら此の儘何処かへ行ってしまうのではないだろうかと本能的に嫌な予感が脳を過ぎって、自身もベッドから降りれば部屋を出ようとする相手の腕をぱしっと掴んで引き寄せると其の儘ぎゅうと抱き締め 「 ほんとに、嫌だったとかではなくてだな…もう絶対拒んだりしないから… 」 と眉を下げ離すまいとユウを引き留めて )
( 名を呼ばれても、絶対に振り返らずに歩こうと思って居たのだが、不意に手を取られ気づけば ぎゅう、と抱きしめられて居て、先程までの荒んだ心がゆっくりと落ち着きを取り戻し癒されていくのを感じながら " 嗚呼、俺は此の人じゃないと駄目なんだな " などと考えながら )
る、ルルシェ、、苦しいよ、。
( と、そう言いながらも何処か嬉しそうに苦笑しながら彼女に顔を埋めて、自らも腕をそっと彼女の背へと回して
「 うん…俺こそ一方的だった、ごめんね 」
もし、 " 拒まれて寂しかった " と口にすれば、涙が溢れてしまうと思い口には出さずに、それでも少し流れそうになる涙を堪えて、謝罪の言葉を口にして )
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