森の魔女 2020-06-26 02:18:26 |
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、そう云えばラムって、お酒飲まないの、?
( この間読んだ本で アルコールと云う存在を知り 、 大人は嗜むとの知識を 思い出して 、 スープを啜りながら 素朴な疑問を 彼女に投げかけて )
あー…好きなことには好きなんだがな… ( 中々に上手に出来たスープを上機嫌に食べ進めているとユウに問い掛けられ。 訊ねられれば目を泳がせ言いづらそうに小さくそう呟いて )
?、好きなら飲めばいいのに、。
( 好きと小さく呟く彼女を 不思議そうに首を傾げ 眺めながらも 、 好きと言う割に この家で その様な飲み物は 見た方がないな 、 と ふわふわ考えながら )
いや…まあ、そうだな… ( お酒はすきだが強くはなく、すぐ酔っ払ってしまう上に記憶は残るタイプなので成るべく自粛していて。 濁すようにそう答えながら、再びスープを食べ始めて )
ほんとは、嫌いなの、?
( 煮え切らない返答の彼女に、不思議そうな視線を送りながらも、素直に思ったことを訊ねては 「 俺も飲んでみたいけどなぁ、」 などと、ひとりごとの様に呟きながら、残りの少なくなったスープを食べながら )
いやっ、すきだぞ? ( そう答えては、次いで出たユウの言葉に 「 ユウは未だ駄目なんじゃないか? 」 とふふと笑いながら返して )
どーせ俺はお子様ですよ、っ。
( ぷぅ、と頬を膨らませながらも ダメと言われれば 余計に飲みたくなるのが 男の性で世の常でもあり、 ラムが飲む気でいるならば、 なんとか口車に乗せて ひと口飲めたら、 などと 画策して居て )
拗ねない拗ねない、 ( 会話を交えながらもスープを食べ終えると、そう言いながらくすくすと笑いを溢して宥めて。 お酒かあ、久々に飲むのも良いけどな…等とぼんやり考えながら )
…、ふん、っだ、。
( 実際そこまで大層に拗ねてはいないのだが、 素直にぬれずに 拗ねた態度を取ったまま、 夕食を食べ終わると 「 ごちそうさまでした、」 と 手を合わせ呟いて 其の拗ねた表情のまま、 食器を持ちキッチンへと洗いに行こうと立ち上がり )
…ユウっ? ( 拗ねた様子のまま流しへと向かうユウに罪悪感を感じたのか、後を追うように自分も食器を持ち流しへと向かい。 「 御免… 」 と控えめに後ろから謝罪の言葉をぽつりと呟き )
あ、謝らないでよ…、俺もごめん、。
( 彼女の言葉に はっ、と顔を上げ振り返り、そんな表情をさせるつもりではなかった事を 謝罪の言葉を口にして、どこか哀しそうな 彼女の顔を直視できずに、視線を逸らし キッチンの流しにもたれかかりながら )
あ、いやっ… ( 何処か気まずい雰囲気が流れてしまい、咄嗟に 「 じゃあ、今度一口だけ…なら? 」 とぎこちなく声を掛けてみて )
え、っ…、それ 俺も飲んでイイってこと、?
( 彼女の思い掛けない台詞に、 顔を上げつつも 半疑で首を傾げながら、 彼女の顔を見つめて。 アルコールを摂取したラムは、 どう成るんだろう、 などと頭の片隅で想像しながら )
まあ、味見程度なら…? ( ぽりと頬を掻きながらそう言って。 まあ一杯程度なら弱い自分でも大丈夫だろうと軽くぼうっと考えながら )
楽しみにしてる、。
( 新しいものを経験することに、 興奮にも似た高揚感で想像を膨らませながら、 口角を上げにっこりと笑顔を作り、 洗いものの続きをしようと 流しの方へと向き直っては )
あぁ。 ( 自身の言葉を聞き嬉しそうに笑顔を浮かべるユウにつられて此方も笑顔を浮かべて。 「 すまん、此れもお願いして良いか…? 」 と手に持っていた食器を横からちらっと上げながら )
はいよ ~ 、そこ置いといて。
( 慣れた手つきでスポンジを泡立てながら、 視界の隅に現れる 彼女の食器を ちら、と見ながら そう口にして " ふわぁ… " と気の抜けた欠伸がひとつ、 つい口を吐いて )
ん、有難う。 ( シンクの隣にちょこんと置くとユウが欠伸を零したのに気が付いて。 「 ふふ、洗い物が終わったら今日はもう寝ようか。 」 と微笑み声をかけて )
ふふ、今日はラム、添い寝してくれる?
( 微笑む彼女を横目に見ては、目を細め揶揄うように笑いながらも てきぱきと洗い物を片付け タオルで手を拭いて 「 このタオル、洗濯機に入れる? 」 などと 問いかけては )
あぁ。 ( 揶揄うようにそう言うユウにくすりと微笑み返して。 問い掛けられれば少し考え 「 そうだな、もう洗濯で。 」 と肯いてみせ )
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