森の魔女 2020-06-26 02:18:26 |
通報 |
へへ ~ 、びっくりした、?
( 熱っぽかったのは何処へやら、いつもと違う雰囲気の風呂にも慣れてきて、にこにこと微笑みながら手の泡が流されていくのを眺めながら 問いかけて。
返事を待たずに 再度 風呂に浸かり直せば、今度はゆったりと大の字を作るように足を伸ばし 腕は浴槽のへりに置き 浴槽の形に沿って背を預けもたれかかりながら " はぁ ~ " などと リラックスしたため息をついて )
そりゃあ、まぁ… ( 長い髪を適当に纏め直して。 気持ち良さそうに湯に浸かるユウに、いくら広めの浴槽だからといってそこまで幅を取られて仕舞えば 自分が入ると肌が密着してしまうため 「 ユウ、私も入りたいんだが… 」 と湯船の外側からつんつんとユウの頬をつついて )
ふぇ、?
入ればいいじゃん ~ … 。
( 目尻をとろんと下げて 彼女の方に頭を傾けるも、彼女の心中など知らずに その様なことを口にしては、片方の手で おいでおいで、と ひらひらと振りながら )
…はぁ、 ( 自分が何故そう言っているのか理解していなさそうなユウにふぅと溜め息吐きながらも、自身はタオルを巻いているしまあ平気だろうと 湯船に足をちゃぷんと入れて。 ユウの広がる足の間にちょこんと座って入り )
…あ、っ。
( 彼女が其処に座られて初めて、先程の頬の突きの意味を理解して 小さく声を上げて。
湯船の気持ち良さに脳が思考を停止していたのだろうか、数分前の自分の受け答えに若干後悔しながら、自分の脚の間で窮屈そうに座る彼女を見ては 「 …ラム、もっとゆったり座りなよ、」 などと 状況的にも無茶に近いことを口にしては 発言を取り消す様に手で口を押さえて 遠くを見て )
ゆったりって… そうか? ( ユウの言葉に、ユウが気にしていないのならいいかと言われた通り先程より力を抜いてゆったりと座り直して。 肌が触れ合わない程度に…と思ったがやはりそれは無茶なものでタオル越しに軽く肌が触れ合ってしまい )
( 肌を合わせたい訳ではないが、くっ付き合いたい気持ちは有るものの、どうにも気恥ずかしく もやもやと考えながら、不意に彼女のタオルの感触が脚に伝われば ぴく、と微かに身体を反応させて。
そうだ、と思いついた様に目を大きく見開き " 俺と同じ方向を向かせれば、今程恥ずかしくもないし くっつける、" などと 考えながら、その意見をどう伝えようか あれこれと頭の中で考えを巡らせ 思わず う ~ ん、と唸りながら )
ユウ? どうした? ( ユウがぴくと動いたのを感じればやはり嫌だろうかと眉を下げ。 何か考えているのか、一人表情をころころ変えながら唸るユウに不思議そうに首を傾げながらそう訊ねてみて )
ラム、後ろから抱きしめさせて。
( 色んな考えを巡らせすぎて 色んな建前や照れ隠しなどを吹っ飛ばした台詞が 思わず本音が口から出てしまって、" あれ、俺今なんて言った、? " なんて ぽかん、と口を開けては 記憶を辿り。
口をついた台詞が脳裏に蘇っては みるみる顔は赤くなり始めるも、既に後の祭りで )
へ、? ( 珍しくどストレートにそう告げられ、素っ頓狂な声を溢し。 タオル一枚隔ててはいるものの裏を返せば其れしか壁はないという事で…若干の恥ずかしさはあるがユウも甘えたくなる事があるのかと思うと断る事もせずに無言で後ろを向き、肯定の意を示して )
あ ~ … いや、ほら。こっちの方がお互い意識しないんじゃないかな ~ … なんて。
( それならば抱きしめる必要はないだろう、と心の中で反論しながらも どうしようもなく遅く言い訳がましい照れ隠しを口にしながら。
思えば、ラベンダー畑での後ろから包み込む様なハグと同じ構図であるものの、状況は似て非なるもので 後ろ向きになる彼女を意識し出すと、湯船に波が立ちそうな程 心臓は激しく胸を打ちつけながらも、どこか冷静に自身のモノは彼女に触れないよう 注意を払いながら、ちゃぷ、と水音を立てながら ゆっくりと手を回して ラムを此方へ引き寄せようと )
あぁ、まぁ確かに…? ( そっと背後から引き寄せられれば若干恥ずかしさがあり耳はほんのり紅く染まり。 殆ど何も身に纏わぬ姿でハグをしているのだからあまり変わらないのでは…?と思いながらも返事をして )
って、、ほんとは俺がこうしたかったから。
さっき言った通り、。
( 往生際が悪く 言い訳を繰り返すのも格好悪いなと自嘲する様に笑みを浮かべ、彼女に回した腕に僅かに力を込めては そう口にしながらも 「 嫌だったら言ってね、? 」 などと 困ったように眉を下げながら 訊ねかけて )
そ、そうか… ( 正直にそう伝えられると恥ずかしそうに小さくそう返事をして。 ユウの問い掛けに寧ろ嬉しいなんて本心は言えるわけもなく 「 別に、嫌じゃない… 」 と遠回しに答えて )
嫌じゃないなら…良かった、。
( 彼女の後頭部に こつん、と自分の額をぶつけては ほっと胸を撫で下ろした様に微笑みながら。
ふと、彼女のうなじを じっ、と見つめては 「 ラム、肌きれいだよね、。」などと ぽつり呟いて )
っ…そうか? ( 肌を褒められれば腕を伸ばしうーんと自身の肌を眺めて。 恥ずかしそうに頬をぽりと掻きながら 「 普通だと思うんだがな? 」 と首を傾げて )
うん、、背中もそうだったし… 腕もほら、すべすべしてるし。
( 謙遜するように はにかむ彼女の、伸ばした腕に手を伸ばしては 優しく撫でながら 「 女の人の肌触るの、初めてだし 」 と 呟きながらも、はっ と我に返ったように撫でる手を止め " ご、ごめん、" と 慌てて手を離しながら )
あ、あぁ… ( まさか伸ばした腕に触れられるとは思わずにぴくっと小さく反応すれば動揺したのか小さく返事を返して。 謝られれば 「 あ、いや…大丈夫だが… 」 と控えめに微笑んで )
( どこか元気のないように見える彼女に加え、控えめに笑うのを見れば " やっぱり嫌なの 無理してたのかな " などと 思い始めては 「 そ、そろそろ上がろっか、? のぼせちゃっても良くないし、」 などと ラムを覆うように回していた腕を離し 彼女の肩に手をやり、距離を保とうと自分から離そうとしながら )
へ…? ( 肩を押され距離を取られると思わず名残惜しそうな表情で振り向いて。 上がろうと提案するユウにまさかもう少しくっ付いていたかったなどと言える訳もなく、恥ずかしそうに振り向いた顔を戻して 「 あ…そうだなっ、 」 と勢い良くざぷんと音を立てて立ち上がり )
トピック検索 |