森の魔女 2020-06-26 02:18:26 |
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…ご、ごめんなさい、。
( 初めて聞く怒気を孕んだ彼女の声に、びく、と身体震わせ 振り向いて 眉を下げ 力なく謝りながら。
ゆっくりと立ち上がり、頭垂れながら おずおずと 彼女の待つ脱衣所に 足を踏み入れて )
あ、いや…すまん、言い方がキツかったな。 ( 頭を垂れた様子で脱衣所へと戻るユウに申し訳なさそうにそう謝って。 今度は怖がらせない様にと優しい口調で 「 体、濡れて気持ち悪いだろう。 一先ず此れで拭くといい、着替えは此処に置いておくな。 」 と用意した蒸しタオルを渡して脱衣所の籠に着替えを置き、心配だが流石に自分がいるとやり辛いだろうと気を遣い脱衣所の外に出ようとして )
ううん…心配してくれたんだよね、、ありがと。
( へら、と笑顔を作りながら 蒸しタオルを受け取っては、直ぐに身体を拭き始めて。
下半身を拭こうと屈んでは、彼女が此処から出て行こうとするのを見て 「 風呂、俺ひとりで入ったらダメなんだよね、?」 と しゃがみ込んだまま、不思議そうに首を傾げ 上目遣いで くりっとしたまん丸な目で 彼女を見つめて )
?あぁ、シャワーの途中で倒れたり湯に浸かってる間に寝られても大変だしな… ( 脱衣所から出ようとすると背後から声を掛けられ、振り向くと下からそう訊かれて。 上目で此方を見詰めるユウに思わずきゅんとしてしまい、少し目を逸らしながら不思議そうに訊いてくるユウに理由を述べてやり )
じゃあ俺、風呂入らない方が良い、?
( なるほど、と納得し頷きながらも 少し残念そうな声色で 此方から目を逸らす彼女を見つめたまま 訊ねて。
「 ラムも一緒に入ってくれば良いのに、、な ~ んて。」
ふと、思い付いた様に 立ち上がっては 揶揄う様な台詞を投げかけては " 我慢しよっかな " と 思いながら 着替えを手に取りながら )
っ…… じゃあ一緒に入るか? ( ユウの言葉に何を言っているんだと一瞬耳を疑いながらも、雨に濡れた体に熱を出し汗もかいているだろうと思うと、きっとそれ程風呂に入りたいんだろうとユウの言葉に他意はないと考えて。 自身の体も雨に濡れて冷え切っていた為じゃあ、とそう提案してみて )
じょっ、冗談だよ、。
( 慌てて彼女の前で手を振り 先程の自分の発言を否定しながらも 「 いや、別にラムと入るのが嫌ってわけじゃなくて、、」などと 煮え切らなく歯切れの悪い台詞を並べ 照れたように目を伏せながら。
── そういえば いつの間にか身体の怠さは無くなっていて、彼女の優しさと 一緒に居るとどんな事でも愛しく楽しい空気の所為かな、などと 考えながら )
そうか?ユウが平気なら別に良いんだが… ( 冗談だと言われるとそりゃあそうかと思いながらも、ユウの体を心配していて。 「 大丈夫? 辛くないか? 」 と眉を下げて心配そうに声を掛け )
辛くはないけど、…
( " ラムと一緒に入ると 余計平気じゃないっていうか " などと 次第に小さくなる声で ぼそぼそと 呟きながらも、心配そうな彼女の顔を見れば そんな顔をさせているのは 自分なのだと改めて実感して。
「 、ラムは一緒に入っても 恥ずかしくないの、、?」
自分でも どうするのが1番良いか 答えが見つけられずに、手に持つ着替えで 口元を隠して ちらちらと彼女を見ながら 頭に浮かぶ 素朴な疑問を彼女に投げかけて )
そりゃあ、まあ…多少は… ( いざ言葉にしてそう聞かれれば意識していないわけはなく、若干恥ずかしそうに目を逸らして素直にそう答えて。 何だか少し気まずいその空気を察して 「 まあでも、タオルを巻いて入れば…? 」 と首を傾げて付け足し )
それなら、俺も平気…かも、。
…一緒に入ろ、?
( 手に持つ着替えを再度置いて 顎に手をやり うん、とひとつ肯きながら 少し照れたような表情で微笑み ラムを見つめて。
いざ肌着を脱ごうと考えるも " でも明るいのも気になるなぁ " などと ぶつぶつ小さく呟きながら )
あぁ… ( いざ一緒に入るとなるとやはり若干緊張が走り、少し恥ずかしそうに 「 じゃあ私も着替えだけ持ってくるから先に入っていてくれ、直ぐ戻る。 」 と伝えユウの頭をぽんと撫でて、着替えを取りに一度脱衣所を出て )
( 脱衣所から出てゆく彼女を見ながら、小さく頷いて 今度はちゃんと言いつけを守り、先に入ろうと肌着を脱いで。
浴室へと入り シャワーの蛇口を捻り、湯温を確かめながら " ラムと一緒に入るの 初めてだな " などと 考えながら 軽く頭の先から爪先まで流しながら )
ふぅ…入るぞ? ( 着替えを取り脱衣所へ戻ると少し緊張しながらも服を脱いで、長い髪が湯に浸からない様にとさっとまとめ上げて。タオルを身に纏えばそう声を掛けて自身も浴室へと入っていき )
ちょ、ちょっとタンマ、っ、。
( 彼女の声が聞こえたかと思うと ガチャ、と音が聞こえ浴室の扉が開く気配を察知すれば、慌てて飛び込む様に湯船へと入り込み。
顔にかかる飛沫を 手のひらで拭いながら、指の隙間からちらりと彼女の方を見遣るも バスタオルから伸びる艶めかしいラムの白く光る脚が 視界に入っては、慌てて其方から視線を外し そっぽを向きながら )
ユウ、これ。 ( 白い入浴剤をユウに渡して 「 流石に其の儘だと照れ臭いだろう? 」 と少し恥ずかしそうにぽりと頬を掻いて。 そう言うと自身も軽くシャワーで身体を流し、湯船の空いたスペースにちゃぽんと音を立てそっと控えめに脚を入れて )
ああ…、ありがと、。
( 余りラムを見ない様に 伏し目がちにしながらも、なるほど確かに、と心の中で頷きながら 入浴剤を受け取り 浴槽へと入れてかき混ぜながら。
不意に 目の前に 彼女の脚が入ってくるのが見えると、図らずも どきん、と鼓動は激しく鳴り、額からは じわり、と汗が滲み出てくるのが判り 慌てて其方を見ない様に 視線を逸らして壁を見つめて )
ふぅ、あったまるな… ( タオルがはだけてしまわない様にと胸元を片手で抑えながら肩迄浸かるとそう呟いて。 ユウの心中など露知らずに、入ってしまうと意外と気にならないものだな、と呑気なことを考えながらほっと一息つき )
う、うん、。
( 色っぽくも妖しく光る 彼女の水弾く素肌は、どう抗ってもちらちらと目がいってしまい その上よく見ると髪の毛は綺麗に纏められていて、それもまた浴室という場所の所為か、いつもと違う雰囲気を纏う彼女に 不自然に視線を彷徨わせながら。
浴槽の中で組んでいた足は、そんないつもと違う雰囲気の風呂に疲れてしまって、崩しては白い湯船の中を 彼女の下肢をつついて仕舞わない様にゆっくりと伸ばしながらも )
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