森の魔女 2020-06-26 02:18:26 |
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あぁ、冷たいスープだよ。 さっぱりしていて美味しいぞ? ( くすりと笑うとそう伝えてやり。 何処か訝しげな顔付きで此方を見詰めるユウに 「 スープにも色々種類があるが 私は冷製スープが一番好きだな。 」 と爽やかな笑顔を浮かべてそう言い )
ラムが好きなら、、俺も好きになるかな?
( 味を想像しながら眉間にシワを寄せ、首を傾げて彼女を方を向きながら。
ふと頬に水滴が当たり、手のひらを上に翳しながら " 雨かな? " と 呟きながら )
きっとユウも気にいるさ。 ( 此方に顔を向けるユウの頭をぽんと一撫でして微笑み、次いで出たユウの言葉に首を傾げ 「 雨…土砂降りにならないうちに急いで帰ろうか。 」 と少し焦った様子でユウの手を引いて )
う、うん、。
( 不意に手を繋がれれば、どきっと心臓は跳ねて、照れたように俯きながらされるがままに手を引かれて。
もし今彼女に想いを伝えればどんな反応するだろうか、などと考えながら、彼女の後ろ姿を見つめて )
( ぽつりぽつりと小雨が降り頻る中、ユウの心中など露知らずに、ユウが疲れない様にと早過ぎずの小走りで手を引いたまま家へ向かう。 少しずつ雨が強くなって来るとローブのフードを被り 振り向いて 「 大丈夫か? 」 とユウに声を掛けてやり )
うん、、大丈夫、。
( 小走りながらも なに考えてるんだ、と言わんばかりに 先程の考えを誤魔化すかの様に首を振って、彼女がフードを被るのを見れば自分も同じ様に被り、此方へ声をかける彼女をちらりと見ては 直ぐに足元を見遣り、微かな声でそう返して )
良かった。 ( そう微笑むと、ユウの手を握る手にきゅっと力を入れて握り直して前を向き直し。 小走りで帰路につくと暫くして家が見えてきて、家に着くと玄関の扉を開けてユウに 「 早くお入り。 」 と先に声を掛けてやり )
ただいま ~ 、。
( 周りの空気を伺うように呟いては、戸をくぐり玄関で服についた雨露を手で払いながら。
フードを脱ぎ、頭を左右に震わせて水気を払っては、少し濡れた髪の毛を手ぐしで整えながら 彼女の方を見遣り )
ふぅ、思ったより濡れてしまったな… ( 後を追って家の中へ入れば、此方もまた玄関先でフードを脱ぎ 雨に濡れて若干身体に張り付いた服の水気をささっと払っていると隣から視線を感じて。 「 どうした?少し冷えたか? 」 と心配そうに眉下げ首を傾げて訊ねて )
う、ううん、、大丈夫。
( まさか雨に濡れたラムを色っぽいな、などと考えながら見ていたなどと言えるはずもなく、彼女の問いかけにも慌てて否定して。
しかし、自分自身 身体が冷えた実感はなかったものの、口に出されれば無意識にぶるっと身体を震わせて 改めて冷えていた身体に気付き、両手を肩に回しながら )
大丈夫じゃないじゃないか… ( 大丈夫と言いながらも身震いするユウに眉を下げ苦笑いを浮かべて。 少し屈んで目線を合わせると 「 直ぐに風呂の湯をためてくるから座って待ってな。 」 とぽんとユウの頭に手を置いて微笑んで、浴室へと向かい )
( 浴室へと向かう彼女の後ろ姿を見ながら、言われた通りにリビングの椅子に座り 両足を折りたたんで上げ、両膝を抱えて其処に顔を埋めながら。
そんなに降られていないつもりであったが、服からは ぽた、と雫が垂れて、寒いのか良く分からない身体が震えない様に ぎゅっと力を入れて、ふぅー と深呼吸しながら )
ユウ?大丈夫か? ( 浴槽に湯をためればユウの元へ踵を返し。 ユウの顔を覗き込む様にするとユウの頬に手を添えて心配そうに声を掛けて。 「 先にシャワーだけでも浴びてくるか? 」 とそんなに冷えてしまったのかと思いそう言って )
先にシャワー…、、そう…しようかな、。
( 頬に手を添えられるも、いつもの様に視線は逸らしたりせずに とろんとした目つきでラムを見つめながらも へら、と笑顔を作って見せては " よいしょ、" と椅子から降り、脱衣所へと力なく歩きながら )
ちょ、ユウっ…! ( 力無くふらりとした様子のユウに違和感を感じて、脱衣所へと向かうユウの手をぱしと掴んで半強制的に振り向かせ。 振り向かせれば表情も何時もとは違いとろんとして眼の焦点は合っていない様に見えて、 「 風邪、引いたんじゃ… 」 と少し焦ったような心配したような表情でユウの首許や頬に体温を確認する様にぴたりと触れて )
ふぇ、、っ!? ラム…?
( 不意に身体に触れられては、思わず変な声を出して。風邪と言われれば少し怠い気もするが、顔に持った熱は風邪をひいたからなのか 彼女に対する恋心の所為なのか判らずに、ただただドキドキと煩い心音を鎮める様にゆっくり息を吐きながら 自分では自覚もないが 少し潤んだ様なとろんとした瞳で 彼女を見つめて )
っ…… ( 風邪を引いた所為なのか赤らんだ顔 潤んだ瞳で見詰められれば此方も計らずともどきりと胸が高鳴ってしまって。少し目を合わせたままでいて、はっと我にかえると取り敢えず濡れたままじゃまずいだろうしでもこんな状態で一人で風呂に入らせるのは…と思考を巡らせ、一先ずタオルで濡れた体を拭いてやろうと思い 「 ちょっと待っててな。 」 と言うと蒸しタオルとユウの着替えを用意しに行こうと )
( 待ってて、と何処かへ行ってしまう少し慌てた様な彼女の後ろ姿を見ながら ふふ、と微笑み 自分は言いつけを守らずに ふらふらと脱衣所へ向かい、ふぅ、とため息をつきながら まだ僅かに湿る衣服を脱ぎ肌着のみの状態になっては、浴室で風呂の温度を確かめようと 湯船に手を入れようと屈みながら )
( 諸々の準備が終わるとユウのいたリビングへと戻るも其処にユウの姿は無くて。 まさかと思い慌てて浴室へと向かうと既に肌着姿になり風呂の温度を確かめ、風呂に入る気満々のユウの姿があり 「 ユウっ! そんなふらふらの状態で一人で風呂に入るなんて危ないからやめてくれないか、 」 と焦りながら心配そうに何時もより声を荒げて )
( 諸々の準備が終わるとユウのいたリビングへと戻るも其処にユウの姿は無くて。 まさかと思い慌てて浴室へと向かうと既に肌着姿になり風呂の温度を確かめ、風呂に入る気満々のユウの姿があり 「 ユウっ! そんなふらふらの状態で一人で風呂に入るなんて危ないからやめてくれないか、 」 と焦りながら心配そうに何時もより声を荒げて )
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