森の魔女 2020-06-26 02:18:26 |
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あ、あまりそういう事を言うな… ( にこにこと笑いながら此方を見遣るユウに照れ臭そうにそう言うと、ユウの額をぴしっと指で弾いて。 やはり一度意識してしまうと駄目だなと思うとはあと一つ溜め息を吐いて )
う ~ …思ったこと素直に言っただけなのに、。
( 額を両手で押さえながら、拗ねるように口先を尖らせて 「 でもルルシェが嫌なら、あんまり言わないようにする、、」 と 応えながら 食べ終わった食器を洗おうと まとめてシンクへ持ち運ぼうと )
…あぁ。 ( 本当は嫌ではなく嬉しい言葉だったのだが、何だか小恥ずかしいので、其れは敢えて口には出さずに肯いておき。 食器をシンクへと運ぶユウの後ろ姿をぼうっと眺めながら、この半年でユウも大分成長したなと思い )
~ ♪
( 先程の彼女の台詞が頭に残り 上機嫌に鼻歌を歌っては 食器を水で埋めながら、グラスを持ってこようと振り返り 此方を見つめるラムに気付き 「 ん?どうかした、? 」と 声をかけては )
あぁ、ユウも成長したなと思ってな。 ( 頬杖を付き見守っていると声を掛けられ、微笑ましそうにそう言って。 短期間での成長と言えど身長は伸び、多少の魔法や家事も出来るようになったユウを誇らしく思っていて )
成長、?
( そう言うと、すぐ側まで寄りながら 彼女の手を取り立たせては向かい合い 自身の頭に手を乗せ 身長を測るようにしながら 彼女に顔が触れない様にしながらも極間近で 爪先立ちをするように 踵を上げたり下げたりしながら 「 ん ~ もう少しで追いつくかな、、」 と 彼女の頭頂部に視線をやりながら呟いて )
…? ( 手を取られ立たせられると 「 なんだ? 」 と首を傾げて、身長を比べようとするユウの此の行動に深い意味がない事は分かっていながらも其の距離の近さに、否が応でも再び意識してしまって )
もうちょっと、だ、。
( ふと彼女の顔を見るも、どうにも形容し難い表情をして居るのに ふふ、と微笑んで 鼻を ぴこ、と人差し指で押しては、踵を返し 洗い物をしようと 腕捲りをしながら )
っ… ( 以前迄なら逆の立場であっただろうと思われる余裕そうなユウの行動に反して此方は鼻先を押されただけだと言うのに胸がどきりと高鳴って、私はいつからこんなに余裕のない大人になってしまったのだろうかと溜め息を一つ吐いて )
~ ♪
( 上機嫌に鼻歌を歌いながら、洗い物をテキパキとこなしながら " ゆっくり過ごそうって言ってたけど、掃除でもしようかな " などと 考えながら、タオルで手を拭いて振り返り )
ふぅ… ( なにやら上機嫌なユウの背中を眺めながらどうしたものかと思い耽っていて。 洗い物を終えたのか此方へユウが振り返ったのに気が付くと 「 洗い物有難うな。 」 と微笑み掛けて )
ううん、全然へーき、!
( 口の周りにマスク代わりに タオルを巻き、埃取りを片手に持っては 「 あ、そういえば今日は七夕だね、 」 と 思い出したように ルルシェに話しかけては )
ん?そうだな。 ( 七夕か…今日の夜は星空でも眺めてみるかと思いながら席を立ち何と無くがらりと窓を開けてみて、掃除を始めようとするユウに 「 ユウは何か願い事するのか? 」 と問い掛けてみて )
うん、ルルシェとずっと一緒にいれます様に、、ってお願いするつもり。
ルルシェは、なにお願いするの?
( 埃の溜まって居そうな場所を ぽんぽん、とはたきながら、あんまり汚れてないな、などと考えながらも 彼女にそう問うて )
そうか、私もだ。 之からもユウといられます様にと願おうかな。 ( ユウの答えを嬉しく思って思わずふふと幸せそうな笑みが溢れて、ユウと同じ様な答えを自分も笑って返してやり )
な、なんだよ、、俺とおんなじじゃんか。
( 同じことを言われると思わずに、少し素っ気なく嬉しいのを誤魔化しては、口元にタオルを巻いていて良かった、と思いながら 彼女から視線を外し 椅子の上に乗り、高い所をはたきながら )
勿論、同じに決まってるだろう。 ( くすと笑えばそう言って、ユウが椅子の上に乗ったのを見ると 「 落ちない様に気を付けるんだぞ。 」 と心配そうに眉下げて )
ルルシェ ~ 、俺はもう子どもじゃ、、
( 彼女の方へと振り返り、胸を張ろうとするも足を踏み外しては バランスを崩して。
" やば、" と思うも 既に遅く 何かに捕まろうとするも 何もなく、重力に逆らう事なく 身体は床に叩きつけられようとして居て 思わず目を瞑り )
っ、! ( そういった矢先に足を踏み外したユウを受け止める事は間に合いそうになく、其れでも咄嗟に身体は動いていて、ユウが床に打ち付けられないようにと自身がユウの下敷きになるよう抱き留めるようにして受け身を取り )
、、っ。
ルルシェ…ごめん、。
( 固い床ではなく、柔らかく包み込むような感触と自分の好きな匂いが香り、目を開けるより先に " 守られたんだな " と判り。
しゅん、としながら 調子づいた自分が招いたことを反省しながら
「 …ラムはどこも怪我してない!? 」
などと つい名前を呼び捨てにしてしまいながらも 直ぐに 彼女から離れようと慌てて )
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