匿名さん 2020-06-07 23:46:25 |
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それなら良かった
(相手の言葉ににこりと笑って。落ち着かない様子でモジモジとしている相手に微笑みを浮かべれば「僕は神影さんのこと、好きですよ」と言って相手を抱きしめようとして。相手に嫌がられないようにこのまま押し切ってしまおうと考えていて)
っ…そ、そう、なんだ…(相手の言葉と共に抱き締められればピクリと身体は謎の感覚に跳ね、顔は赤く染まりながら呟きつつモジリと身を捩り。記憶の中には全く無い現状であるがゆえの反応ではあるが、その身体は相手に抱かれた事を覚えているような反応を示していて)
今の神影さんも、記憶が無くなる前の神影さんも僕は好きだよ
(優しく相手の耳元で囁いた後に抱きしめる力を緩めて相手を見つめれば相手に口付けをしようとして。口付けができればそのまま口付けを深くしようと考えていて)
っ…っ、ぅん…(相手に耳元で囁かれればピクリと身体は跳ね揺れ、相手からの口付けに抗うこと無くその口付けを許し。そしてより深くなる口付けに初めこそ瞳は驚きの色を帯びていたが、次第に瞳は蕩けて、身体はやはり相手とのDキスを覚えているようで記憶喪失になる前のような反応を示していて)
(記憶が無くなる前のような反応を見せる相手と深い口付けを行って十数秒後、唇を離すと相手を見つめて。「フフッ、凄く気持ちよさそうだね」と心地よさそうな相手に小さく笑い、相手の首筋に口付けを落とそうとして)
ひぁんっ…わ、かんない…けど、凄く、気持ち良くて、フワフワして…分かんない、のに幸せ、で…(相手からの深く絡める口付けをされ終われば次いでされた首筋への口付けにまた一段とビクリと身体を跳ねさせ甘い声を漏らし。そして漸く笑い声と共に告げられた言葉への答えを理解が追い付いてない脳内で感じ取った感覚を告げていたが、身体が覚えていたそれが失われていた記憶を一気に呼び覚ましたのか突然流れてくる無数の記憶に思わず身体を丸め頭を抱え「頭、いた、いっ…」と苦痛の声色で呟きながら表情にも苦悶を浮かべていて)
ふーん? 気持ちいいならもっとする?
(相手が戸惑いながらも快楽を感じているようでその反応に口角を上げて。再び深い口付けをしようかと相手に尋ねて。しかし相手は突然苦しそうに頭を押さえ苦しみ始めて。「神影さん? 大丈夫ですか!?」と苦しみ始める相手を見て動揺するもすぐにナースコールを押して。少しでも苦しみが和らげばと相手の手を握って)
か、ざみ、さ…君…(相手の声もまともに聴こえてこずただただ何かが頭の中にたくさん入ってくるような痛みに悶え苦しみつつも、相手が握ってくれた手を自分も握り返しつつ相手の名を記憶喪失中の、そして記憶喪失になる前の、2つの呼び名が交じりながら呼び。そうしてればナースコールでやってきた数人の看護婦がやってくれば声をかけてきたり、担当医を呼びに行ったりと慌ただしくなり、看護婦の1人が「すみません、念のため一度お部屋から出ていただけますか…?」と相手に退室を促しており。しかしその声が聴こえたのかは定かではないが相手の手を握る力が無意識に強まって)
僕はここに居ますよ
(自分の名前を呼びながら手を握り返してくれる相手を心配そうに見ていれば看護婦がやってきて。看護婦の1人に退室を促されれば相手から離れたくないと思いながらも邪魔になるだろうからと自分に言い聞かせて退室しようとして。相手の手を離そうとするも自分の手を握る相手の力は強くなり「あ、えっと、手を握られていてちょっと離せそうにないです」と少し困惑しながら答えて)
(相手の困惑した様子に退室を促した看護婦は「それなら、きっと神影さんは貴方と居たいのでしょうね…手を握っててあげてください」と退室せずそばに居てあげてと伝えて。そしてそれから数分で医師がやってきたタイミングでカクッと意識が飛んだようで先程まで痛みに悶えていたのが嘘のように静かになり。担当医は颯馬の脈拍を確認したり瞳孔の確認をしたり等軽く確認を済ませると、相手の方へ「神影さんは大丈夫です、もしかしたら何かの切っ掛けで記憶が戻ったのかもしれません。まだ眠ってるので確証はありませんが、もしまた起きたら呼んでくださいね」と相手に伝え、看護婦らと共に部屋を出て)
ありがとうございます
(そのまま相手の手を握ることを許可されれば相手の手を両手で包み込みながら声をかけて自分の存在を伝えて。相手の状態を確認した担当医から話を聞かされば「良かったです。分かりました。時間が許してくれるまで彼が目を覚ますのを待っていようと思います。ありがとうございます」とお礼を言って相手が起きたら呼ぶということにも了承して。相手の手を握りながら担当医たちが部屋を出ていくのを会釈をして見送って。相手へと目を向ければ、驚いたものの相手が苦しむ様子を思い出せば興奮を覚えるものでもっと見ていたかったなと内心で思って。担当医の言葉の通りに記憶が戻れば良いが、もしそうでなくてもがっかりしないように期待しすぎないよう自分に言い聞かせて)
…っぅ、ぅう…(相手と病室で二人きりになってから10分程が経過した頃、小さな呻き声と共に僅かに額にシワが寄っては身体を小さく捩り。そしてゆっくりと目蓋を開ければなぜ自分がベッドに寝かされているのか、その答えに一瞬辿り着かず、手を握ってる感覚はあったためそちらへ視線を向ければ、そこには自分の手を握っている相手の姿があり相手の名を記憶喪失になる前の呼び名で呼んで)
…か、ざみ…君…?
神影さん? 大丈夫ですか? 何があったか分かりますか?
(相手の呻き声が聞こえ目を開けたのを見れば心配そうに手を握りながら声をかけて。記憶喪失になる前の呼び名で呼ぶ相手に記憶が戻ったのではと感じて)
ん、と…た、しか…気になった男に声をかけようとして、でもソイツが逃げて…変だと思って、でも仕方ないから戻ろうと、して…それで…(相手からの問いかけにまだ痛む頭に片手を軽く添えながらゆっくり身体を起こしながらポツポツと呟いて。勿論、気になった、というのはあの忌々しい事件の最重要人物となりうる赤のスポーツカーの持ち主であるというだけだが、その現場をしらない他者からすれば【気になった】というのは別の意味にも捉える事はできて。そんなこととは知らぬままふと相手に自分のスマホのある場所を問いかけ)
…あ、そうだ。風見君…悪いが、俺のスマホは何処にあるんだ?
神影さんは事故に遭ったんですよ。今は〇〇月の〇〇日です。そしてここは病院です
(相手の話し方は記憶を失う前のそれであって。記憶が戻ったことに安堵するといまいち状況が分かってい無さそうな相手に簡単に説明をして。相手の【気になった】という言葉に引っかかりを覚えたものの、今は相手も混乱しているだろうからとそこには触れずスマホの場所を尋ねられベッドの上に落ちていたスマホを手に取って。撮影モードになっていたため素早く録画を切ってホームに戻し、スリープモードにすると相手に差し出して「どうぞ。お医者さんを呼びますね?」とナースコールを押そうとして)
◯◯日…!?×△日じゃなくて、か…?(相手から告げられた日付、それは自分の記憶の中で覚えてる最後の日から十数日が経過しており、自分の覚えてる日付は自分が事故に遭った日である事はまだ理解してないながらも驚きの声を挙げながら確認をし。そして相手からスマホを受け取れば慣れた手付きでスリープモードを解除しながら相手の言葉に「あ、あぁ。頼む…」と相手の方に視線を向けず相手に伝えればスマホの録音や録画されたものの中を確認していて)
えぇ、〇〇日です。分かりました
(記憶を失い精神退行が起きている間の記憶はすっかり消えてしまったようで、抜けた記憶がある分いつの間にか日付が経過している状態の相手に記憶を失っていて精神が退行していたことを言おうかとも思うも、繊細なことであるし医者から聞かされた方がいいだろうと判断して。ナースコールを押せば撮りっぱなしになっていた自分のスマホを見つけて録画を切って。「詳しいことはお医者さんから聞かせてもらえると思いますが、神影さんとまたこうやって話せて嬉しいです」と嬉しそうに微笑んで)
あ、あぁ…俺も、だ(どうやら日付に間違いはないらしくかなりの日数を眠っていたようで、勿論一時的に記憶喪失と精神退行していた事なんて記憶に全く無く。それでも相手の嬉しげに微笑みながら伝えてくれた言葉にコクリと頷いて返し。スマホの方はと言えば録音の方は出来てなかったのかあの日付のそれは無かったが、録画はあの日付のものがありホッと一息ついていたものの、今日、つい少し前の録画してあるものがあることに気付きなんだろう、とそれを開こうとしたタイミングで医師と数名の看護婦がやってきて。その後医師による診察や軽い問答などを済ませれば医師から一度目が覚めてから今日までの間自分が小学生の頃まで記憶を喪っていたこと、小学生のような言動をしていたことを告げられてしまい、自分にはその記憶は無かったためそれを素直に伝えつつも、他の誰にそれを見られたのだろう、なんて考えて。幸いにもリハビリは進んでいたことや、リハビリしていたことは身体が覚えてるかもしれないと言うこと、そしてリハビリさえ終われば退院しても問題ないと伝えられ、感謝の言葉を医師に伝えればそのままお大事にと医師から告げられ医師と看護婦たちは部屋から去っていき。そして改めて相手と二人きりになった途端、自分が小学生クラスの言動をしていた事の事実が恥ずかしくなってきて真っ赤に染まった顔を俯けて1つの問いを溢して)
…その、俺は覚えて、ないが…小学生の言動してたの、見た、のか…?
(医師と看護婦がやってきて相手の記憶のない間の様子を告げられながらも好意的な言葉も伝えられている相手の様子を見ながら黙って話を聞いていて。医師と看護婦が去って部屋に二人になれば羞恥に顔を赤くしながら問われた質問に「はい。仲良くさせていただきました」と柔らかく微笑み答えて。「どんな風にしていたか気になるならそのスマホで最新の録画を見てみたらいいですよ」とあとで見つかるよりはと自分で言ってしまうことにして。見ることが怖くなって見ないのであればそれはそれでいいと思っていて)
っ…そ、それは良いっ…(相手からの柔らかな笑みの返答、そして追加の言葉により一層顔を真っ赤に染めてついフイッと顔を相手から背けながら録画されたものは見ないと返し。一体どんな痴態を見せたのか、それは気になってしまうもののそれを見るのだけは自己嫌悪してしまいそうで嫌だと感じていて。僅かな静寂の後にふと、相手が言ってたことを思い出してそれについて問い掛けて。勿論事故現場の目撃しかないこと、警察のNシステムにも引っ掛かってない事等は自分は知らないからで)
…なぁ、俺は事故に遭った、と言ってたが…そっちの進捗はどうなんだ?
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