鳴河崎町にて（〆）

あはは、良く言われるよ。まぁ実際荒っぽいことより事務とか聞き込みの方が得意なんだけどね
（意外と言われても肩を竦めるだけで特に気にした様子もなく）

……へぇ。確かに…。
(不思議そうに頷いた後ろから「恭介～！姉上の帰還だぞ～！」とロングヘアにパンツスーツの女性が姿を現して)

あ、えーと、お姉さんもいらっしゃったようだし、僕はこの辺りで失礼しようかな
（明らかにこちらに声をかけやってくる女性の姿を見つければ知られているとまずいとばかりに引き上げようとして）


(/背後です。風見がここに異動させられることになった事件について記載します。お姉さんは知っているということでも大丈夫です。知らなくても、何かをきっかけに思い出すというのも大丈夫です。

風見が異動することになった事件について
風見には仲良くしている女性がいた。優しくして自分に依存させた後、突然に興味はないとばかりに冷たい態度を取るようになり、ヤンデレ化した女性が無理心中を図る。風見を包丁で刺した後、自分にも包丁を刺すという事件を起こす。
女性は遺書を残していたこと、外聞の悪さなどから風見は異動させられることになった
以上です）

…あ、ちょっと…！
(呼び止めようとするが、姉が「ん…？もしかしてキミ…風見くん？」と訝しげな瞳を相手に向けて)

(了解しました。姉は知っているということでお願いします！)

……ええと、はい。風見です……
（名前を呼ばれると逃げるのを止め振り返ると気まずそうにしながら名乗って。やっぱり知られてるよなぁと内心でため息をついて）

（/了解しました！）

…姉さん？知ってんのか？
(首を傾げて問いかけると姉は「知ってるも何も…うちの部下が異動にさせた子だよ。確かこの子が捨てた女が無理心中図ってこの子も刺されてっていう…事件だったかな。」と呟いて)

はぁー……えぇ、その事件のおかげでこうして鳴河崎勤務になりましたよ。しかも『地域との交流を図って事件の兆候を見つけ未然に防ぐ』とかいうあからさまな窓際部署。ま、別にいーですけどね
（事件のことを告げられると長い溜息をつき、これまでの人好きするような態度ではなく、ぶっきらぼうかつ面倒臭そうに言って）

……
(一瞬呆気に取られたような表情をしていたが、ちらりと敵意を含んだ眼差しで相手を見つめた姉に「…恭介、今日は帰るぞ～。姉上は疲れた！オムライス作れ！」と手を引かれるがままにレジを済ませるとスーパーを立ち去り)

……
（相手からの敵意を含んだ視線を受けても涼し気に肩を竦めて。二人が去ると二人とは別のレジに並び、スーパーを後にして）


（/もし恭介さんがお姉さんに風見のことについて詳しく聞くというようなシーンがあれば描写などよろしくお願いします。背後から事件についての詳細などフォローしますので。こちらはこちらで自宅に帰った風見が恭介さんに対して今後どう対応するかなど考えるようなシーンを描写しようと思っています）

(了解です。)

…姉さん、その事件って…？
(家まで半ば引きずられるようにして帰って来た後、姉にそう問いかけると「……馬鹿みたいな事件。捨てられて精神の螺子が緩んでた相手の女が遺書まで残してあの子と無理心中しようとしたんだよ。んで、この事件聞いた他の警察上層部様は「警察官が女性を弄んでいたなんて外聞が悪い」ってのと「女の残してた遺書があったから自殺で処理できるだろ」みたいな軽～い考えで処分としてあの子をここに異動させたって訳。」姉は嫌々語り始めて)

はぁー……
（帰宅し飲食物などを冷蔵庫に入れながら盛大なため息をついて。
まさか相模くんのお姉さんが警察関係者で事件のことも知ってたなんて。せっかくいい子そうな子と友達になれたのに。と残念な気持ちで。仲良くなりつつ、男でも自分に依存したり、恋愛感情で好きになったりするのだろうかと試してみたいという気持ちはあったためそれもおじゃんかなぁとぼんやり考えながら。着替えるために服を脱ぎ、腹部に残る刺し傷に軽く触れ、そんなことを考えていた自分に懲りてないんだからと小さくため息をついて）

（/風見は浮気をしていたわけでもなく、相手を振った理由も「君といるのはもう疲れた」というような理由です。縋る相手の連絡などを一切無視して関わらないようにするなどしたが、暴力や暴言なども一切ありませんでした。なので女性の遺書も、一緒にいて幸せだった。あの人と一緒に居られないのが耐えられない、あの人と一緒にいるためにはどうすればいいのだろう、あの人が他の誰かと一緒にいるところを見たくない。というようなヤンデレな内容です

事件について聞いておきたいことなどありますか？）

(特にありません。)

……でも、悪そうな奴には見えない。
(姉の話を黙って聞いた後、静かに首を振ると姉は「…恭介は優しいなぁ。ま、お前が関わりたいってんなら姉上は止めないけど。」と答え)

……
（服を着替えるとタバコに火をつけて。お姉さんに嫌われてたっぽいし、あいつには関わるなとか言われてるだろうなと思いながらタバコを吸って）

（/この辺りで一旦切り、またどこかで会うということにしますか？　風見に連絡を取るなどするならそのタイミングから描写をしようと思います）

(こちらから連絡を取る形式を取ろうかと思います。)

………
(スマホを開くと「さっきはすみません。
改めてお話がしたいので、都合のいい日にタトゥーショップ「竜胆」まで来てくれませんか？」のメッセージと共に首を傾げる、例の警察の制服と制帽を着た犬のスタンプを送り)

……
（新着メッセージの音を聞くとメッセージを確認して。指定された店の場所を調べた後「了解。明日の19時頃に行けると思う」とメッセージを送りＯＫですと書かれた猫のスタンプを送って）

（/問題が無ければ次の日の19時頃、タトゥーショップ「竜胆」に入るところから始めようと思いますが大丈夫ですか？）

(大丈夫です！)

…………
(黙り込んだまま図案を書き写していて)

……到着っと
（19時頃、タトゥーショップ「竜胆」に着くとそう呟いて店に入り、相模の姿を探して）

……？
(ひょい、と顔を上げるとカウンターの内側から手を振り)

どーも、こんばんは。ここが相模くんの職場？　タトゥーショップって初めて入ったよ
（相模の姿を見つけると微笑み挨拶をし、招かれるままカウンターに近づいて）

…職場…っていうか、俺の店。
…事件のことは姉さんから聞いた。
(ゆっくりと首を傾げ、静かに切り出して)