鳴河崎町にて（〆）

…ま、単純に弟をどう説得したのか、それが気になって…と言うのが正直な本音さ。でも仲良くして欲しいのも事実さ(笑顔の拒否の言葉に肩を竦めながら笑顔ではありつつもその声色は本気で相手と仲良くしたいという意思を乗せて返して。その後少し伸びをしつつ「ただ、俺もまだ32だ。署長扱いでここに来たは良いがあまり署内に馴染めなくてな、どうしたら良いものかと思って結局こんな感じになってしまったんだ」とやや自嘲気味に空笑いをしながら付け加え。勿論署内で自分がコネを使って署長になったのでは、等有りもしない噂が立っているのも知っており)

説得なんてそんな大げさなことはしていませんよ
（颯太くんが話しやすいように話を聞いて誤解が解けるようになればと仕向けただけなのだから、と思いつつ。相手から仲良くしたいという意思は伝わってきたもののじゃあ仲良くしましょうというのも面白くない。かといって拒否し続けるのは大人げない。言い訳の前にまずは謝れよと思わないでもないが、言えるわけもなく。さてどうするかと考えると面倒臭そうに片手で頭を掻いて「……分かりました。署長のおっしゃることですから仲良くしましょう」と、相手を見れば微笑み、先にそっちが署長の立場で言ってきたのだからこちらも署長なのだからと返せば手帳を取り出し自分の連絡先を書いて破り、その紙片をテーブルの上に置いて「颯太くんから聞いた話や家で会った時の第一印象は悪くなかったんですけどね」と少し残念そうにポツリとこぼせば「ではもうお話は終わりでしょうか？」と尋ねて）

そんなことはないさ。颯太は風見君の事を大層気に入ってるようだし、これからも颯太の良き友となってくれると兄としてとても嬉しく思うよ(相手の言葉に表情を緩め、優しい声色でそう伝え。相手から自分が署長であるという立場を逆に利用するように言われれば頭をポリ、と掻いてはその連絡先の書かれたメモを受け取り、今度は自分の名刺入れから名前だけが記された名刺を一枚取りだし、そこに己の連絡先を幾つか書き記しそれをテーブルの上に置き「あぁ、今日の話はここまでにしよう」と告げれば「…悪かったね、ここでは俺に対して不埒な事を考える人間がいる可能性も捨てがたくてつい、ねぇ…」とやや小声ながら相手に伝わる程度に謝罪の言葉を溢して)

……まぁ、特に問題がなければ今後も交友はしていきますよ
（そう言いながらもいずれは距離をおこうと思っており、ずっと一緒にいるとは明言せず。相手の連絡先が書かれた名刺を受け取るとどうもと言って（もらった時用の）名刺入れにしまって。さてと立ち上がった時、相手の謝罪が聞こえれば「……僕も少し大人げなかったです。それはそうかもしれませんけど、そんな態度ばっかり取ってたら味方になってくれそうな人も離れていきますよ」と自分も謝罪し、他のやり方も考えた方がいいのでは？　と告げて。部屋の出入り口へ向かい扉の前で止まると振り返って「あぁそれから、確かにうちの部署は窓際ですけど、全員が全員ほんとにやらかしただけの人だと思いますか？　中にはやってもない責任を押し付けられた人だって混ざってると思いますよ」と言って部屋を出て。窓際部署に似合わず空回りしながらも必死で業務をこなしている真っすぐな同僚を思い浮かべて）

この後のイベントについてはどうしましょうか？勿論以前お話に上がっていたお祭りのイベントもありますが、そちらはどちらかと言うと風見君と颯馬が仲良くなれた頃に、と考えておりましたがどのタイミングが宜しいでしょうか？
また、個人的には資料室で古い捜査資料(父と弟の事件のお蔵入りとなったもの)を見てる颯馬が怒りを一人言で口に出す所をたまたま風見君が見て…的なイベントも有りかな、と考えておりますが……主様からは何か御座いますでしょうか？

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やれやれ…一応全く見ていない訳でもないんだが…まぁ、またサプライズで良いだろうな(相手が部屋を出るのをそのまま手を振りながら見送り、一人となった署長室で溜め息を大きく溢して。勿論、先程の相手の言葉の意味は理解しているし、元よりそのつもりでいた。しかし、中々会えない署員も居たりで全ての署員の自分への所見を知らないこともあるし、完全に自分の目が全ての署員の勤務内容へ届ききってない事も把握してる。だからこそ、自身の仕事用テーブルへ向かえばそのテーブルの引き出しを一つ開け。そこに入っていた2枚書類を取り出しては署長としての許可を示す判を押し、相談をしていた会社へ小型の監視カメラの取り付け工事依頼の書類を部屋に備え付けられているファックスにて送信、そして警察庁に翌月の刑事課任用試験へ相手と同じ部署ながら何でも空回りしながらもこなす努力家な一署員の推薦状の送信も済ませては数日中に試験挑戦者が署内の掲示板に貼り出されるだろう、なんて考えながらメールにて届いた新たな仕事に精を出す事にして)

お祭りについてはそのタイミングで良いと思います。
資料室でのイベントも良いですね。
私が考えたイベントとしては、
①仲良くすると言ったこともあり、風見がどこかでお酒でも飲みながら話しませんかと颯馬さんを誘い、空回りしつつ真面目に業務をこなしていた同僚が刑事課任用試験の挑戦者として張り出されたこと、颯太くんとの関係はどうかということなど尋ねる。
②警察署から見る位置にあるバーに入るところを偶然颯馬さんが見ていて、颯馬さんが署を出て興味本位に顔を出したらほろ酔いになった風見が颯馬さんに絡む。
③どこかのタイミングで風見のスマホに（風見を刺した）元カノの兄か弟から電話がかかってきて「お前のせいだ！」みたいなことを言われ冷たくあしらう風見を目撃する。
今のところ上の三つです。

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はぁ、疲れた……
（当分は署長室へは行きたくないなと思いながら自分の部署へと戻り。上司から何を聞かれたか尋ねられれば「個人的なことだったので」と内容については黙秘し、業務に戻って。仕事が無ければ楽でいいのになと思っていたが、真面目に仕事をしている同僚もおり自分も真面目に作業を行いながら）

どれも良さそうですね！是非3種類ともやってみたいです！順番的には一番やりやすそうなのは主様ご提案の②か③のイベントでしょうかね……？①は数日後という設定なので何かしらイベントを挟んでからになりそうですし、自分の提案したイベント自体はいつでも可能ですから後回しでも問題ありませんし……主様はどの様にお考えですか？

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…あぁ、そう言えば(相変わらず一度仕事が再開すればすぐに様々な仕事をこなす必要があり、多忙を極めるもので。勿論それは今までもそうだった事もあり多少慣れてきたとは言えど相変わらずこの忙しさには目が回るようで。そんな折、ふと昨日母親が調味料を切らしそうだとボヤいていたのを思い出し。しかし両親はどちらもまだ働き盛りで勤務中であろう時間、当然自分だってまだ仕事が終わりそうにないのは仕事量を見て当然のように結論付くもので。そう言う時に助かるのが弟の颯太であり、すぐにメールを打ち、帰宅後にいつも急な買い物用に家族で場所を把握している貯金箱からお金を使ってのお使いをお願いすると共に必要であれば他にも好きに購入してもよい旨を伝え、再び仕事に励み)

ありがとうございます！　そうですね。②か③がやりやすいと思います。
③を颯馬さんが目撃していたことに風見が気づいているかで少し変わるような気がしますが……。

パターン①
②（ほろ酔い小）で颯太くんに対しての気安さに近しい感じ（やや控えめではある）で颯馬さんに接した後、少し日を置いて③が起こり、颯太くんの相手をしている時と③の時とかなりのギャップがあると認知しての①（酒は控えめ）。

パターン②
署長室への呼び出し、③の出来事があった故のガス抜きとして同日に②（ほろ酔い中、もしくは大）が起きる。バーで③の内容についてぼかしつつ愚痴を吐いていたところに颯馬がやってきたことに気付けば嫌そうに顔をしかめバーを出て。颯馬さんがややふらついている風見を追ってバーを出れば、そのまま路地裏に颯馬さんを引っ張り込んで「いつでも余裕ですって態度がムカつく」等の悪態をついた後「でも、だからこそあんたの余裕のない態度が見てみたい」的なことを言って口付けするなり首筋に噛み付くなどする。後日酔って絡みすぎたことへ（実際には記憶はあるがバーを出てからは覚えていないととぼけつつ）の謝罪も含めて①（酒は控えめ）。

流れとしては上のような二つでどうかなと思っています。どうでしょうか？
こうじゃなくてこういうパターンがいい！　等の希望があればお聞かせください。
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んー……あ、高崎さん。この前探してた資料ってこれじゃないですか？
（見回り中に聞いた話などをまとめていた時、部署に戻ってきた相手を見つければファイルを差し出して。相手はファイルを受け取り中身を確認し「そうそうこれこれ！　ありがとう。どこにあったんだ？」と風見に礼を言えば自分が探した時には見つからなかったので不思議そうに尋ねて。「あぁ、谷山さんが机に入れっぱなしだったんです」と苦笑いし。高崎は再度風見に礼を言うと自席に戻って作業を始めて）

そうですね……どちらも気になりますが、折角ですしパターン②の方で是非進めてみたいです！

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ん、どうした(仕事をこなし続けていれば署長室のドアをノックする音が聞こえ、特に会う予定を今日は他に立ててない筈、と思いながらも声をかければ交通課の課長がドアを開けて入ってきて。そして話を聞いてみれば交通安全の取り締まりに殆どの人数が割かれ人数が足りないからこそ近く来るであろう警察学校卒業生の来る人数を増やして欲しい叶わないなら他部署からも何人か助っ人が欲しい、とのことで。その話を聞くや否や「分かった。なら具体的に現在の人数配分、不足してる人員数、それらを簡単で良いから書き起こして俺のパソコンに送って欲しい。その後相談してからなら人員数の融通を出来るから落ち着いてからで良いからまた連絡をして欲しい」と努めて穏やかな口調で自分なりに慮る言葉を返して。それに一瞬目を丸くした交通課の課長だったが一度頭を下げて部屋から出るのを見送って)

了解しました！　ではパターン②の方で進めていきましょう。ではまず③ですね。昼食、もしくは業務中に電話がかかってきて屋上かどこかの廊下の突き当り、誰も使っていない会議室などに入って電話に出る。としようかと思うのですが、どのパターンが良いでしょうか？

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……うん？
（スマートフォンが振動しディスプレイを確認するも知らない番号であり「ちょっと失礼します」と部署を出てどこか人のいないところはと足早に場所を探して）

そうですね……どれも悩みますね、颯馬に聞かせてそのまま声をかけられる展開が良い場合は廊下の突き当たり、聞かれたくない&そのまま気付かれぬままにしたい場合は屋上、完璧に聞こえないながらも微かに聞こえる声に気付いた颯馬に声をかけられる展開にしたい時は使用者の居ない会議室……ですかね？個人的にはどの場所でも展開に申し分ないと考えております。

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…ふぅ、一度休み挟むか……(交通課の課長を見送り、再び仕事の続きを行い最低限この日の内に済まさなくてはいけないものから順に進めていき、一通り今日中にしなくてはいけない業務を済ませればグッと伸びを一度しては椅子から立ち上がり、そう一言呟きながら署長室を出てそのまま自販機等のある休憩スペースへ向かってゆったり歩き)

どの展開も面白そうで悩みますが、廊下の突き当りにて颯馬さんに内容を聞かれるという展開にしたいと思います。

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……もしもし？
（あまり人が来ないであろう廊下の突き当りまで来れば電話に出て。「風見 蓮さんでしょうか？」と男の声が聞こえ、素直に肯定し。それからは淡々とした口調で相手と会話して。

「はぁ、それでご用件はなんでしょうか？」
「彼女と一緒にいることに疲れたんですよ。だから別れを告げた。それで刺された僕の身にもなってください。それに、僕は最大限の譲歩をしたつもりです。民事での訴えも起こしていないし金銭の請求だってしていません」
「直すと言われてもねぇ。興味の無くなった相手に何をされても困るだけなので」
「二年も努力しました。でもそれが限界だったんです」
「告白されたから付き合いました。交流もありましたし」
「お話は以上ですか？　もう二度とかけてこないでください」

上記のような言葉を発した後、電話を切って。その後舌打ちをすれば煙草を銜えこのまま近くの喫煙所へ向かおうと廊下を引き返して。
）

了解いたしました！ではそんな感じでいきましょう！

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んっ…？(廊下を歩く途中で偶然と言えど相手の声が聴こえてきてそちらへ足音を忍ばせながら歩み寄りつつ耳を潜め。勿論盗み聞き、と言うよりは聴こえてきたからこそ相手の話の邪魔をせず声をかけようとしただけで。しかしその相手の話調子は弟の颯太と接するそれとは明らかに違うものであり、もしかして此方が本性か、なんて思いながらもそれを口にするつもりもなく。だからこそ、相手が電話を終えどこかへ行かんとして此方へ振り返ろうとしてる相手に「やっ、こんな奥まったとこで話すのって何か嫌な相手？例えば…あの事件の加害者家族、とか？」勿論、相手の左遷事情は知っていると言えどもあくまでも予想でしかなくその予想を問い掛け)

……えぇまぁ
（振り返り相手がいるのを見れば驚いたように目を丸くし銜えていた煙草をケースにしまい、気まずそうに苦笑して答えて。その時には既に先ほどの口調よりは幾分は声のトーンが高く、署長室で話した時の雰囲気に変わっており。「署長はどうしてこんなところに？」会話の内容を聞いているのかいないのかは気になるところではあるが、まぁいいかとなぜ相手がこんなところにいるのかを尋ねて）

俺はデスクワーク中の一旦の休憩に、な(あくまでも投げ掛けたのは予想ではあったが、それが事実であったらしく気まずそうな相手を見ながらも若干羨ましくもあり。もしもその電話の内容がなんであれ、事件後に連絡が来るのはそれだけ相手の事が考えられてることであり、それがない自分や自分の家族の事はあの男は事件以降一切思考の隅にすら浮かばないのだろう、なんて考え至り。幾分か調子が普段のようになった相手からの問いに自分の思案を悟られまいと笑顔でそう言いながらカップ自販機や普通の自販機等のある休憩スペースへ行くのだと元々向かってた方を指差しながら話してはそこへ改めて向かうために背を向けては「…ま、連絡が来るんならたまに交流してみたらどうだ？風見君が決めることだからお節介だとは思うがな」と心情を明かすまいと余裕たっぷりに話すもその心中では加害者家族から連絡が来るのは若干羨みを感じており)

そうですか。種類とにらめっこするのも大変ですもんね。僕もちょっと煙草を吸ってから業務に戻ります
（相手の目的が分かればなるほどと微笑み。相手との交流を進められれば視線を落とし「交流ですか……まぁ、考えておきます」と少し思考した後相手を見て苦笑いして。人を刺しておいて『お前のせいで』等の恨み言をぶつけてくる相手の家族と交流ねぇ。と馬鹿らしく思いながらも苦笑いにとどめておいて。「じゃあ、僕はこっちなんで」と相手にひらひら手を振れば喫煙所へと向かって）

そうか、頼んだぞ(煙草してから業務に戻るという相手にニッと笑いながら返し。そして苦笑いを浮かべながらも考えはするという相手に手を振りつつ、喫煙所へ向かう相手にふと思い出したように背を向け自分の向かう先の休憩スペースへ向いたまま相手の背に「ま、何も仲良くすることだけが交流する、交流を深めるって事じゃねぇからなぁ？」と投げ掛けてはそのまま休憩スペースに歩いていき。相手の事件の加害者家族がどう知り得たのかは自分は知らない、それでも連絡が来るだけお互いの意見を言い合える。そんな状況なだけでも充分なのだろう、そう思いながら到着した休憩スペースにたまたまいた署員に驚かれるも「あぁ、気にしないでくれ。俺も休憩してるだけだからな」と告げながら他愛ない会話をし始め)

……やっぱムカつく
（喫煙所へ向かっている途中に背後から聞こえた声に特に反応せず。誰もいない喫煙所へと入ると煙草とジッポライターを取り出し火を点け煙を吸って。そうして少し落ち着いてから煙草を口から離せばムッとした様子で呟いて。再び煙草を口に銜えれば、落ち着こう自分に言い聞かせ。確かに相手の言葉に間違いはない。だからこそ腹立たしいのだと八つ当たりにも似た感情があり。煙を吐くタイミングでため息をついて。そうして少し休憩した後、煙草の火を消し両手で軽く顔を叩いて気持ちを切り替えれば喫煙所を出て職場へと戻っていき）

（業務終了時間）

お先失礼しまーす
（業務の報告を行い、帰宅する準備を行えば挨拶をして警察署を出て。そうして警察署の近くにあり、たまに寄っているバーへと向かえばそのまま入店し）

…ひとまずこのような感じか。後は…(当直者以外の業務を終えた者たちが帰ってから1時間ほど、翌日に持ち越しても問題ない仕事かどうかの再確認を済ませればパソコンの電源をしっかり落として署長室の内線電話に来た連絡は自分の携帯に来るように設定すれば、防犯の確認を済ませ部屋を出れば不在である証明の印を付けては当直のいる各部署に軽く顔を出して「お疲れ様だね、当直頑張ってくれ」と伝えて回り、鳴川崎警察署を後にして。普段酒に強くなく、あまり自ら行く機会のないバーの方を何気なく見ればそこのドアから見える店内に相手の姿があり、何となく気になってバーのドアを開けて入ろうとし)

……ほんと今日はついてないんですよ。今日、というかここ最近て気はしますけど。今日なんてお偉いさんに呼び出されるし、前に色々あってこじれた人の家族から連絡が来て責められるし……飲まなきゃやってられないっすよ！
（店内の奥、カウンター席に座りグラスに手をかけつつそんな愚痴をマスターにこぼしていて。すでにいい具合に酔っているのか顔は赤くなっており気分も高揚しているのか声のトーンも高く。来客を知らせるベルが鳴ればそちらを見やり、相手の姿を確認した途端、楽しそうにしていた表情が一変し。一瞬だけ眉を寄せ顔をしかめた後すぐにその表情を消しマスターを見れば「っと、もうこんな時間か。すみません、お会計お願いします」と言って残っていた酒を煽り、財布を用意して代金を払って。「ごちそうさまでした」とマスターに礼を言えばややふらついた足取りで相手は見ずに店内を進み店を出ようとして）