匿名さん 2020-06-07 23:46:25 |
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「そーなんだよ、アイツムカつくんだよ」(相手の共感の言葉に味方が出来たと言わんばかりに僅かながらに表情を明るくしそう返して。兄が推挙した高校は元々受験するつもりがなく、受けていなかったら高校受験浪人になっていたかもしれない、そんな事は棚にあげ、そしてその場に居ないからこそいつも以上に愚痴は零れ出てくるもので「勉強ばかりだと筋肉が出来ないだろうから運動しろとか、肉ばかりじゃなくて色んな種類の食べもん食った方がいいだとかさぁ…」と普段の生活での愚痴も溢して)
聞いてると僕も苦手なタイプかも。小うるさい相手って苦手なんだよねぇ
(と肩を竦めて。まぁ、そういうタイプはからかうと面白いんだけどと内心で呟き相手の兄に興味を引かれつつ。相手の話を聞いていれば言っていることは真っ当だが関係が出来ていない、もしくは思春期なことが弊害になって聞き入れられていないようだと感じれば「そんなこといちいち言われなくても分かってるよね。むしろそう言われたらやる気も無くなるよ」と相手が思っていそうなことを言って)
「そーそー!数日前に俺がたまたま体育の授業で怪我した時とかもウザくってさ、ちょっと捻っただけなのにしっかり処置してから病院行けだのさぁ」(相手の言葉はそのどれもが自分の意見と完全一致し、自分の思考と完全合致する言葉に自分の理解者が現れたと言わんばかりに次第に笑みが溢れ、止まらない愚痴をさらに溢して)
過保護だねぇ。もう小さな子どもじゃないんだから言われるまでもない。痛くなったら病院に行くし、あまり痛くないならあまり動かさないようにして様子を見て自然に治るのを待つよね。わざわざ言われなくても自分で判断できるよね
(兄が彼を大切にしているらしいということは分かるが、当の本人にウザがられていることが滑稽で思わず笑みが浮かび。成長して自分だって様々なことを判断できると思っており、大人のようにまだ現実を知らない、ある意味何でも出来ると思っていそうな難しい年頃なのだろうと考えれば相手が考えていそうな意見を口に出し。相手の愚痴には頷きつつ、時には共感してみせて)
「そうでしょお?」(相手の共感の言葉に自分の味方なのだと完全に理解すればニヘラと気の緩んだ笑みを浮かべながら満足げに返して)
そうだね。ね、お兄さんに言われっぱなしは悔しくない? たまには言い返してやり込められたら楽しいと思わない? 例えばそうだな……どうして学力のあってる高校じゃなきゃダメだったのかとか、何でそう細かく口を出してくるのかとか。もしも「お前のためだ」みたいなことを言われたら「何がどういう理由で俺のためなんだ」って聞いてみるっていうのはどう? それで言葉に詰まったら「俺のためだなんて言っておいて答えられないなんておかしい」って言えると思わない?
(満足げな相手に微笑みを浮かべた後、ふと思いついたように提案してみて。お兄さんは言葉が足りていないように思えるし、彼はお兄さんの想いをきちんと理解していないためにすれ違いが起こっているように感じた。だから言い返してやり込めるというのを建前としながら、話し合いが少しでも進んで誤解の解消になればと思って)
「っ、それ良いね!やってみたい!」(相手からの提案に思わず目を丸くしキョトンとしていたが相手からの説明に楽しそうだと口角を上げ声色と表情にも楽しげな色を乗せ同意しては「へへ、風見さんありがと。いっぱい話聞いてくれて」と楽しげに礼を述べ)
フフッ、いいアイデアでしょ
(相手が乗り気な様子で良かったと内心でホッとしながら「ううん、僕も三川くんと話せて楽しかったよ。また話そうね。メールでも電話でも。社会人だから出られない時もあるけど。またこうやって会って話したいっていうのも大丈夫だから」と言うと時計を見て「あ、ごめん、そろそろスーパーの特売時間だから僕は帰るよ」と今日はこの辺りだろうと思えば立ち上がり帰ろうとして)
「ん、分かったっ!」(相手のこの後の予定を聞けばすんなり頷き、自分も家に帰って早速相手の教えてくれたことを実践しよう、なんてやや浮き足立ちながら立ち上がり。そしてふと思い出したように相手の方を見やれば「あ、スーパーの方が安いのがある時あるけど、この辺りは結構専門店も多いし専門店のが安いこと多いからメールで場所とかオススメのヤツとか送るなっ」とケラリも笑えば手を振りながら帰宅の途につかんと公園を後にしようとし)
そうなんだ、ありがとう。スーパー寄る前にちょっと覗いてみるよ。そうしてもらえると助かる
(解散の流れになり公園の外へ向かっている途中で声をかけられれば相手の方を見て。教えられたお得情報に笑顔でお礼を言って手を振り返し停めておいた自転車に乗ってスーパー方面へと向かって)
(自宅に帰った直後は兄と会うことはなく、自分の部屋に入ればメールにて家族から頼まれ買い物の手伝いをすることが多いからこそ知り得た精肉店や鮮魚店、八百屋のお店の場所を来たばかりの相手でも分かりやすいようバス停等の最寄りからの行き方付きで載せ、○△精肉店ではメンチカツが安くて美味しいから学生がよく買ってる等の情報なんかも載せてメールして)
(目についた専門店を覗いて美味しそうな焼き鳥が売ってあったので購入しスーパーで値引きセールが行われていたお惣菜をいくつか買ってスーパーを出た時、スマホに着信メールがあり。立ち止まってメールの内容を確認するとその内容に微笑みを浮かべ『ありがとう。凄く分かりやすいよ。引っ越しの関係で懐が寒いから助かる。明日の帰りにでも寄って買ってみるね』とお礼のメールを送れば自転車に乗って自宅へと向かって)
(相手からの返信に気分を良くしてから数時間、夕食も済ませて風呂で身体を洗い終え脱衣場で寝巻きに着替えて出たタイミングで兄と出会い早速相手から教えて貰った事を実践してみて。しかし貰った返答はどれも自分としてはあまり信じがたく、といってもそのどれもが的確であり言葉足らずであったことまで謝罪されてしまえば自分が悪いことになってる気がしてきてモヤモヤしたまま自室に駆け込んではベッドに潜り込んだまま自分で考え事をしていたがスマホを取り出して電話出てくれるかな、なんて思いながら相手に電話を掛けて)
風見です。もしもし?
(帰宅し夕食や風呂などを済ませ、部屋着で寛ぎつつ、パソコンで反抗期の心理などをネットで調べていた時、スマホに着信があり。表示されている知らない番号から察するに三川くんだろうかと思いつつ電話に出て)
「あの、俺…颯太だけど…」(電話口の相手は今日話した時と変わらない様子で、モヤモヤが僅かながらに改善されるも、やはりモヤモヤしたままである事には変わらないためかモヤモヤしてるのが声色に分かりやすく乗り悄気ている口調で返して)
颯太くん、さっきぶりだね。……その感じだと上手くいかなかった?
(名乗られた名前は思っていた人物で。帰った時のテンションから大幅に下がっており、言ったことを実行したが目論見通りに行かなかったのだろうなと察して。まぁ上手く行ったと言われる方が対処に困ったためそこは良かったなと内心は思っているものの、残念そうな声音で尋ねて)
「そーなんだよ、全部すぐに答えられた…」(相手の言葉に相変わらず悄気た口調のままポツリと溢しては自分が兄にした質問に対する兄からの返答を相手に伝えて。例えば食事に関してはバランスの良い食事をすることで自分が体調を崩すことなく生活して欲しいから、運動もしろというのはどんな時でも丈夫な身体を作って欲しいから、怪我をすぐ見て貰えというのは自分の知らない間に酷い怪我だった時に万が一身体に不自由が残るなど手遅れにならないように等々……そのどれもが自分を想ってるという理由でありそれが未だ信じきれて良いものか分からず「ねぇ風見さん…これ、ホント、なのかな?俺、嘘吐かれてない…?」と不安な気持ちを声色に隠しきれず相手に問いて)
なるほどね。うーん、僕がお兄さんについて知らないから答えにくいな。お兄さんがどういう人かによるからね。嘘なのか、それか調子良く誤魔化すようなタイプなのか。そのどちらでもなく、いたって真面目なタイプであるなら、嘘じゃなくて本心かもしれない
(相手の話に相槌を打ちながら聞きつつ、お兄さんは普通に相手のことを心配して言っているんだろうなと思って。その気遣いは兄というより両親がしそうな内容であることに少し疑問を感じつつ、兄とは歳が離れている可能性があるなと考えて。両親が離婚か死別かして再婚した相手方の連れ子であり歳が離れている場合、彼が相手を信じ切れていないのも納得できそうで「お兄さんってどういう人かな? 聞いてる限り兄っていうより父親か母親みたいなことを言っているなって印象を受けたからちょっと不思議でね。歳は離れてたりするの?」とお兄さんについても探ってみようと考えて。すでにあった家庭同士がくっついたなら反抗期的な問題だけでなくステップ・ファミリー的な問題にも対応しなければならないのではと考えて)
「…一応、公務員、らしいけど帰ってくる時間は不規則、かな?帰ってきたかと思ったら30分くらいで呼ばれたとかで出掛けることもあるし、たまに泊まりで仕事があったりする、みたい…母さんが電話でそんなこと言ってた。歳は離れてる…アイツが32、で俺17…」(意見が良くあっていたからなのか、今日初めて会ったばかりだった相手に何の疑いもなく促されるままに兄と自分の情報がスラスラと言葉として口から流れて出ていき。そして何か思い出したように「…そー言えばアイツ、母さんとは仲良いけど父さんとは少しよそよそしい、ってのかな?話してる事はあるけど、いつも名前にさん付けしてる…」と付け加えるように話して)
社会人で公務員なんだね。歳、結構離れてるんだね。何だか納得したよ。……名前にさん付け……
(相手から話を聞けばある意味予想通りかもしれないような情報が飛び出し頭を抱えたくなって。とはいえ下手な話し方をするわけにはいかないため落ち着きつつ真面目な声音で「僕が思ってるより複雑な家庭事情があるのかもしれないね。うーん……颯太くんはお兄さんにこうして欲しい、こうして欲しくないっていう願望はある? いちいち小うるさく言われたくないとか、言い方を改善して欲しいとか。例えばそうだな……『勉強ばかりだと筋肉が出来ないだろうから運動しろ』だったっけ? そういう言い方じゃなくて例えば僕ならなんだけど『勉強ばっかりしてても気が滅入るから気分転換に運動でもどう? そこのコンビニまで散歩行こうよ』とか言うけど」と尋ねてみて。認めたくはないかもしれないが、お兄さんに思われているのではと思っている今であれば、お兄さんへ歩みよる方法を探る方向へ話を持っていけるのではないかと思って)
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