とある設定厨 2020-05-22 16:00:16 |
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■世界観 / 三大女神 / 月魔の王について。
>※物語の核心に触れる重要な設定は、ネタバレ防止のため意図的に空欄(__)
【 舞台 / 時代背景 】
・大海原に浮かぶ広大な大陸が舞台
・時代は明確でないが、現代でないことは確か
・モバイル機器なんてもっての他
・もっぱら剣と魔法、伝書鳩と羊皮紙、葡萄酒と馬車な世界観(伝われ)
【 三大女神 】
・世界の創造主であり、3人の女の姿で崇拝されている
・それぞれの御名は≪ チェッタリントン ≫≪ アケハ ≫≪ マグ=メル ≫
・大陸全土の地域や人種から信仰される万能の神々
・月魔からは__とも呼ばれる
・__を非常に嫌い、ゆえに__________。
・深く信奉されているにも関わらず、三大女神についての史実書や古文書は世界中を捜しても非常に少なく、価値が高い
・謎多き女神たちだが、非常に慈悲深いとされている
【 月魔 / 月魔の王 】
・どこかから現れてヒトや家畜を襲い喰らう、禍々しい獣
・統計的に満月の夜の出現率が高く、それが≪月魔≫の名の由来
・非常に堅牢な外皮を持つため、人間界の武器では駆逐不可能だった
・しかし彩銀石製(後述)の武器なら外皮を貫く事が出来ると発見された
・月魔の体長や戦闘力は個体差が激しく、強いものだと単独討伐は困難
・トウィリト村(君の故郷)に出現し、一瞬で村を滅ぼした黒い翼の強大な個体は≪ 月魔の王 ≫という固有名詞で呼ばれる
・月魔は総じて身体のどこかに三日月のような紋章がある
・__が生命維持に必要な栄養素
・____は月魔にとって非常に有害
・月魔の王の目的は__________、それによって__________こと。
>もうちょい待ってて。
■ヒト / 亜人 / 奇跡 / 彩銀石について。
>※物語の核心に触れる重要な設定は、ネタバレ防止のため意図的に空欄(__)
【 ヒト / 亜人 】
・大陸の先住民。亜人はヒトに獣の血が混ざったもので、獣人とも呼ばれる
・十年ほど前、大陸中のヒトが≪ 奇跡 ≫という特殊能力に突然覚醒し始めた
・当時は戸惑うばかりだったが、現在では訓練法が確立されており、奇跡を使いこなせる人口の方が多い
・奇跡覚醒と同時期に発掘された鉱石≪ 彩銀石 ≫に生活上依存している
・亜人は奇跡に覚醒することはなかったが、代わりに膂力が飛躍的に向上した
・亜人の五感・自然治癒力はヒトより多少優れている程度
・ヒトと亜人の人口比率は大体6:4
・両者とも同じように生活を営めるので、特に偏見や差別もなく当たり前に共存している
【 奇跡 】
・十年ほど前、急にヒトに宿った特殊能力
・人知を超えた力だが、魔法のように万能ではなく、一人につき一種類
・一瞬だけ「 魔法 」と呼ばれていたが、”魔”という文字を使う事は基本忌避されるため、現在の呼び名で安定した
・訓練なしでは使いこなせない特殊技能のようなもの
・無限に使えるわけではなく、運動や白兵戦と同じように体力を消耗する
・なぜか攻勢に向いた奇跡がほとんどであり、搦め手系やキュア系を持つヒトは本当にごく稀
・なぜ急にヒトが奇跡に覚醒したか等々、奇跡について研究する機関は数多存在するが、もれなく謎の解明に苦戦している
・ヒトが奇跡に覚醒したのは___________________。
・亜人が奇跡を得なかったのは________________________________ため。
【 彩銀石 】
・十年ほど前、大陸中から突如発掘されるようになった美しい鉱石
・普段は月光の様な白銀色だが、月魔の魔力を感知すると青~赤色に輝く
・魔力の濃度や強度によって色合いが変化し、雑魚魔なら原色の青、平均的な月魔なら紫、後は原色の赤に近付くほど強大な魔力を意味する
・彩銀石同士でなら研磨や加工が可能
・しかし加工難易度は非常に高いため、彩銀石製の武器や装備はブルジョワも躊躇うほど高価
>もうちょい待ってて。
■プロフィールについて。
≪ 記入例 兼 君の相棒のプロフィール ≫
Name / ウィアド
Race / 君と逆
Age / 君と同じ
Gender / 君と逆
Temper / 大らかでさっぱりしており、恨みつらみは根に持たない主義。ただし泣き寝入りはせず自分が納得する程度の仕返しはする強かさが味。大抵のものに対して執着がなく、食料に困る場面でも欲しがる人が居れば自分の分を渡す。お人好しというわけではなく、自分の分はもう一回探せばいいや、程度のお気楽さ。しかしその分、「君という存在」「君と揃いで身に着けている品」「三大女神」については凄まじい執着心を発揮する。共感能力が高く感受性も豊かで涙もろいが、いざという場面では情に流されずロジカルな判断を下せる合理的な残酷さも持つ。
Height・Weight / 男ver:183cm・75kg、女ver:165cm・59kg
Face / エメラルドグリーンの垂れ目。ぱっちり二重で睫毛が多く、目を伏せると憂愁が滲む。口角は常に上がり気味で、第一印象の良い人相。肌は褐色。
Hair / 光に当たるとパープルみを帯びるが、ぱっと見では黒髪。ふわふわと柔らかい遊びっ毛。男verならアップバングの短髪、女verだとショートボブくらい。髪質は悪くなく艶やかだが、如何せん寝起きの爆発頭が悩み。
Body / 男verなら筋肉質、女verならほどよく引き締まった凹凸のある体型(腹筋やや割れ程度)。首筋に羽を広げた蝶のトライバルがあり、とても気に入っているがいつ彫ってもらったかは忘れた。
Clothes /
男ver:上半身は初めて自力で討伐した月魔の白い毛皮のベストのみ。下半身は黒いカーゴパンツ、裾は編み上げワークブーツにイン。
女ver:初めて自力で討伐した月魔の白い毛皮を、胸下丈のミニベストに加工。胸元はサラシのように何重にも頑丈な黒い布を巻いており、その上に前述のミニベストというへそ出しルック。下半身は黒いデニム素材のホットパンツに膝下までのロングブーツ。
性別問わず、左手首に金のブレスレットを3つ、両耳の軟骨にいくつかリングピアス。君との揃いの品は必ず見える位置に毎日装着する。
また亜人の場合、混ざった獣は狼。銀色がかった灰色のケモミミと尻尾、鋭い爪牙を備える。
Arms / 彩銀石製のシミターと初期装備の鋼製ナイフ
Wonder / 【治癒】読んで字のごとく対象の傷を癒す。外傷だけでなく、骨折や内臓の損傷・解毒や病の治癒も可能。ただし外傷に比べて大幅に時間がかかるので、戦闘中は援護なしでは実行不可能。他者より自分の傷を治す方が手慣れているためスピーディに行える。切断されたものをくっつける、心肺停止状態から復活させる等の芸当も可能だが、いずれもスピードが命であり、長くとも事後30分以内ほどでなければ不可能になってしまう。(亜人の場合は奇跡なし)
Notes / 完全に君に惚れている。昔から君一筋だが、関係性の崩壊を恐れてずっと打ち明けられず、現時点ではこれからも想いを伝えるつもりなし。この恋の歯車は君の行動・発言であり、つまるところ君次第。生後間もなくトウィリト村の教会に捨てられ、神父に拾われ育てられた。名付け親も神父。自分を育ててくれた神父に感謝するのは勿論、無事に成人まで育つ運命に導いてもらえたのも神のご加護として、三大女神を深く信奉している。三大女神について知る手がかりとして、遺跡巡りや古文書探しが趣味。君との揃いの品は一番大切な宝物。酒と魚介類と君が好き。雷と霊が苦手。行儀の悪い下品な人が嫌い。彩銀石製のシミターは、まだ未成年だった頃とある人物から譲り受けた物。
Prologue / 後ほど投下。
≪ コピー用テンプレ ≫
Name / (洋名のみ)
Race / (ヒトor亜人)
Age / (25歳以上)
Gender / (オカマ類・不明×)
Temper / (NG→テンプレのヒロイック主人公・「私が犠牲になるから生きて…!」系自命軽視ヒロイン。必須→自分の命への執着、他者からの愛情や認識を欲する人間臭さ、自分から道を切り拓こうとする積極性)
Height・Weight / (性別問わず低身長冷遇)
Face / (目の色・形、表情や肌の色等)
Hair / (髪色・髪型、長さ等)
Body / (体型、もしあれば古傷・トライバル等)
Clothes / (服装、靴、あれば装飾品も。必須→ウィアドと揃いの一品[ピアス、ネックレス、バンダナetc.])
Arms / (彩銀石製の武器を1つ。鋼製のナイフは初期装備として所持。火器・飛び道具不可)
Wonder / (ヒトのみ攻撃系の奇跡を一つ。亜人はなし。複雑な効果の奇跡は非推奨)
Notes / (備考。サブストーリーの引き出しとなるので色々書いて下さる方優遇。必須→好き・苦手・嫌いなもの、現時点でのウィアドへの感情[友情・愛情・劣情・同情etc.]。初期設定→トウィリト村出身・ウィアドと腐れ縁・最近はウィアドと一緒に遺跡巡りの旅に出ていた)
Prologue / (いわゆるロルテ。後ほど投下するプロローグに返信する形で記述してね)
>もうちょい待ってて。
≪ プロローグ ≫
( ――それはおよそ十年前のこと。非力なヒトは常軌を逸した未知なるチカラ、【奇跡】に目覚めた。ヒトと共存する亜人は奇跡を得ず、代わりに人知を遥かに超えた膂力に覚醒した。同時期、【彩銀石】と呼ばれる特殊な鉱石が発掘され、それは強固な月魔の外皮をも貫く硬度を持っていた。こうしてヒトと亜人は、稀にどこかから迷い込み、家畜や人里を襲って暴れる月魔を駆逐する術を、ようやく手に入れたのだった。)
( ――そして現在。夜明け前、まだ日の昇らぬ暗闇の中。日輪の代わりに銀月の輝く凪いだ夜、君は相棒であり親友であるウィアドと共に、三大女神の謎を探る旅路を闊歩していた。次の目的地は二人の故郷であるトウィリト村、大陸中を巡った疲労を癒す小休止のため、懐かしい場所を目指していた。――刹那、巨大すぎる蒼い火柱が天を焦がす。紅い稲妻は轟音と共に大地を穿った――そこはまさに、君とウィアドが生まれ育った村の座標。二人は慌てて村の入り口へと急ぐ。そこで目にしたのは、想い出の家屋や、親切だった近隣の人々が跡形もなく燃え盛る地獄の光景。耳を劈くのは、命を食らい尽くす火花が爆ぜる音と、響いては消えてゆく断末魔。そしてその地獄の中心に立ち、青い焔を絶望と共に撒き散らす、黒い翼を持った長身のナニカの姿。君とウィアドの気配に気付いて振り返ったソレは、白い額に三日月の紋様を携えていた。そうして男とも女とも思える美しい顔を虚無に染めながら、紅い双眸から静かに涙を流している。ウィアドの腰に佩かれたシミター、彩銀石製の刀身は、ソレの強大な魔力を感知しありえないほど鮮烈な、原色の赤に輝いている。ウィアドはあまりの衝撃を受け止め切れずその場で目を見開き、シミターの柄に手を添え硬直している )
>■分岐①:君が黒い翼のナニカに抱いた印象とは?
⇒「 憤怒 」「 恋慕(一目惚れ) 」「 恐怖 」から選択、ロル中で行動に表すこと
>お待たせ…したのかどうかは分からないけど。レス解禁、気軽に来てね!!
【 参加者絶賛募集中 】
さすがにマニアックすぎたかなー。
書いてる本人からしたら出来る限り簡潔にまとめたつもりでも、初見の方から見たら冗長で煩雑に見えてしまうものなのか…主もまだまだだな。
解りづらいところとか、ここどうなってんの?な質問も大歓迎だから気軽に声掛けてねー!
「憤怒で縁を繋いだ者」です
Name / アスレア
Race / 亜人
Age / 27
Gender / 女
Temper / 口数は多く無く感情表現が淡泊。
基本一匹狼の様に見えてウィアドには気を許し彼の意見を「しぶしぶ」尊重する様な姿勢が多い。それも彼の器量を見込んでの事で、例えで彼が食料に困っている人に自分の分を渡すのならば、見ず知らずの輩に渡す程自分はお人好しでは無いが小言を言いながらもウィアドに自分の分を半分以上渡す程。
クールを装っているものの根っこは臆病で気は小さい、そんな自分を認めてはいるものの…
それだけではなく、カリスマ性のあるウィアドに小さな嫉妬心の様な劣情もあり、
近くの光が眩しい程に自分の影が目立って拗らせた心も胸の奥底に眠っている。
Height・Weight / 167cm・51kg
Face / 薄ら橙色の瞳は猫目に近く綺麗に長い睫毛に縁取られており、少し眠たげな印象を醸し出している。
透き通った色白の肌、通った鼻筋と小さめの顔は美形の類。
Hair / 少し外ハネのある、かなり黒に近い紺色の髪を背中に下ろしており長さは腰近くまで。
走ったり動く度に靡き、舞う姿は絵になる。
Body / 細く華奢のようにも見えるが弱々しくはなくしなやかに引き締まった身体付き。
女性的な凹凸は自信がある女性に比べてしまうと並程度、
狼ベースで尖った獣の耳と、もふもふの黒紺色の尻尾。
牙や爪は手入れをしており、見た目に人間と大差は無く多少尖った歯がある程度。
Clothes /
裾が擦り切れ太腿まで程に長い彼シャツワンピースの様な上に首元に獣の毛のファーの付いた黒い月魔の皮のジャケット。
足元は同じ黒い皮の足首までのショートブーツ。
耳にはウィアドとお揃いの銀色の棒状ピアスをしており、そこには「Hedera」と彫られている。
Arms / 彩銀石性の鍔の無い刀の様な形をした一振の剣と鋼製ナイフ。
Notes /
好きな物は煙草。
苦手な物は人混み、騒音。
嫌いなのは「今まであった形が崩れる事」
ウィアドの事は、結論で言うと「分からない」
昔から共に一緒にいる存在で言葉にすれば勿論恥ずかしくて口が裂けても言えないが「好き」だが、
それが家族的なものなのか、恋愛的なものなのかは自分の中でも不明。
跡巡りの旅中になにか決心や変わったりするか、ずっとこのままならそれに超したことない、時間が解決してくれるかも。
と遠回しにしがち。
トウィリト村出身。
産まれた時には父は他界、母も2歳の時に病死。
祖母と2人で育ってきたが、12の時に祖母も寿命で他界。
それから孤独とウィアドの間に揺れながら成長し、現在に至る。
三大女神に関しては生き生きと話すウィアドから何度も聞かされて嫌でも知ってしまった為、多少の興味を持ちウィアドに付き合っている。
Prologue /
(───火照った肌、火の粉を巻き上げる風、耳に直接届く自分の鼓動。
乾いた口の中に唾液も無いのに固唾を飲み込み、苦しい息も吐けずにウィアドの隣で眉を寄せて睨む様に「ナニカ」を見据えると、
自分の体は勝手に動いた、
腰から下がった剣の柄を迷う事無く抜き、詰まっていた息を荒く吐き出す。
一歩二歩、とウィアドの前に立って剣の先をナニカに向ければ額から一筋の汗が頬を伝い、ピリピリと指先が痺れる様に熱くなる。
体の震えは無い。
恐怖は無い?
──否。
それを忘れる程にそれ以上に私は怒っているのだろうか、
この風景を壊された事に。
分かっている。
脳は正常な判断が出来ていない事
三歩四歩
更に前へ。
鼓膜を劈く断末魔と、
木々の焼ける弾けた音、そして鼻腔を燻る炭の匂い、
その全てが憤怒の燃料となり言葉には出せない激情が遂に理性を支配する──)
Name / リディア
Race / 亜人
Age / 27
Gender / ♀
Temper /やや引っ込み思案で言葉足らずかと思えば、その分は全て行動で示す娘。それ故に何か大きな感情の波が起こった時はどうなるか分からない危うさを持つ。善悪の区別は相応に持ち合わせている。非常に慈悲深く困っている者や孤独に苦しむ者は放っておけないお人好しの節もある。しかしながらそれは自分も愛されたいという願いの側面であり注いだ分だけの愛情が返って来なければ拗ねてしまう幼い一面も。
Height・Weight / 163cm ・54kg
Face / くっきりとした二重瞼で虹彩はアンバー。右目の端に小さな泣き黒子が有る。あまり日焼けしておらず色白の肌を持つ。
Hair / 夜の様な青みがかった黒色の髪をしており、左分けの前髪は瞼にギリギリ掛からない程度。緩やかなウェーブのかかった後ろ髪は胸を覆い隠す程度の長さで普段はポニーテール。空気を含みふわっとした軽い髪質。
Body / 平均的で年相応の女性らしさがある体、しなやかな筋肉のつき方をしている、
Clothes /服装は襟ぐりの深い袖なしのボディスにハイネックの白いブラウス、黒地に青色のチェック模様の入った膝丈のスカートに浅青色のエプロン。いわゆる中世の村娘風の服装。月魔の黒い毛皮を加工したファーストールを羽織ったり、外を歩く時はパンツスタイルである事も。
唯一の装飾品である薄紫に色づく雫を模した硝子のネックレスはウィアドとの揃いの品。
混ざった獣の血は黒豹。漆黒のすらりと長い尻尾と猫より僅かに丸みを帯びた耳を持つ。
Arms / 彩銀石製の短剣、刃渡りは40センチ前後。鋼製のナイフ。
Wonder /
Notes / トゥイリト村の貧しい農家の生まれ。まだ言葉も話し始めたばかりの頃に病で両親を亡くし同じくトゥイリト村に住む親戚に引き取られた。それ以降はごく普通に育てられて来たものの、親戚夫婦に子供が授かってからは微妙な疎外感を感じて来た。*
三女神は在るのが当然の存在であり自身はそれ以上の興味を持っていなかった。けれども“彼”の進む道に着いて行く内にある程度の知識と関心は出てきた模様。
十年程前までは運動は可もなく不可もなくと言った感じだったが黒豹の血が宿った故か柔軟性が元より飛躍的に伸びた。現在は木登り等が可能。
ひそかに賭け事全般に強い。女性の割によく食べるが料理はそこまで得意じゃない。
like /湖、美味しい料理、音楽
not good /炎、犬、匂いのキツい物
dislike /寒さ、音痴、乱暴な人
ウィアドへの感情 /憧憬、或いは依存
幼い頃から共にいる家族同然の代わりなどいない人物。きょうだいの様な存在。?雛鳥が初めて目にしたものの後を追うように彼の後を追いかけているのは憧れかそれとも別の感情か。?ウィアドの持つ想いは一切気が付いていない。
Prologue / >【 恋慕 】
( 只管に怖くて仕方がなかった。村の方から響く悲鳴も、少しだけ見えた燃え盛る青い炎も、目に映る全てが、耳の中に流れ込む全てが、怖くて怖くて、それでも何かに引き寄せられる様に、惨劇の中心、村の中へと足を進めた。足は駆け出す一歩手前の様な速さで動いているし、手は無意識の内に短剣を掴んでいる。それでも脳は理解することを拒んで、未だに見間違えである事を祈っていた。一秒が十分にも感じる様な、長い長い道のりを終えて村の中へと足を踏み入れる。途端にひとつ火花の爆ぜる大きな音に身を竦ませてウィアドの背後へと隠れた。火は苦手だ──亜人となった日から苦手なのはこの身体に宿る血の影響だろうか。目を固く閉じて時が過ぎるのを待って、暫くしてから薄らと開く。ウィアドが動かない。いつもなら何か言ってくれるのに。冒険の間も危険な目に遭わなかった訳じゃない。そんな時、いつだって励ましの声を掛けてくれたのは彼なのに。 )
「────ねぇ、ウィアド?」
( 恐る恐る声をかけても、彼は動かない。美しいエメラルドの目を大きく見開いて、ナニカを見ている。その横顔が照らされているのは炎ではなく、各々の持っていた彩銀石製の武器が輝いているせいで。その意味も考えずに其方へと視線を向けて───かちり、とどこかで音がした。その"ひと"と目が合う。何の邪心も虚飾もない、向こう側の世界が透けて見えそうな程澄んだ紅の瞳。そこからとめどなく流れ、白い頬を伝う涙が酷く綺麗で、美しくて、思わず手を伸ばす。足を前に出す。頭の片隅で警鐘が鳴る。心臓が痛い程早く鼓動を打つ。コレをそんな目で見てはいけない、コレは危険な物だ、逃げろ、と。それでも、それでも溢れ出る感情を押さえる事は出来なくて、吸い寄せられる様にまた一歩、一歩と近づいて行く。美しいと、綺麗だと、そう思う。でも、この感情は決して崇拝じゃない。だって──私は、この"ひと"が欲しくて仕方がない。いきなり咲いた純粋な欲望はまるで閃光の様で目が眩む。心が燃えて、燃えて、押し潰そうとしても後から押し寄せる衝動に身震いする。耳を塞いで、自分の心の音だけを聞いて、そこまでやって、漸く気がつく。嗚呼───これは、"恋"だ。 )
>アスレア
此処まで来てくれてありがとう、返事が遅くなってご免ね。こっちでは一旦堅苦しい口調は休憩させてもらうね。
プロフィールもロルテストもじっくり楽しく読ませてもらって、それで沢山悩ませてもらったよ。我ながら贅沢な時間だった。悩みすぎてかなり時間が経ってしまったけど、今でもまだ結論を出しかねているんだ。これ以上待たせるのも不躾だし、一先ずは相談っていう形で現状を伝えさせて貰うね。
悩みどころは主に二つ。まず性格かな。本来の臆病さを怜悧な仮面で隠している所や、ウィアドに対しては気を許している部分、そして彼に抱く生々しくて複雑な感情…これらには凄く魅力を感じたよ。ただ、やっぱり物語の中ではウィアドと別行動せざるを得ない時間も出てくるし、臆病で口数の少ない君は少し内向的すぎて、この世界でウィアド無しで道を切り拓いていくのは少し難しいかもなって。まあこれはあくまでプロフィールを一読しただけの印象だし、書き切れなかっただけで本当はもっと積極性があるよ、っていう場合は教えて欲しいかな。
後はロルについて。ロルというより文章全体の書き方かな。募集要項にある通り、今回は主とほぼ同文体のお相手様を募集していて、君と主とは少し乖離があるかもなって思ってる。文章中に改行が過多だったり、最終的な行動が判別出来なかったり…例えば、文末で激情に理性を支配されて、それがどう行動に結びつくのかまで描いてくれたら良かったかな。アクションが分からないと返事に困っちゃう部分もあるしね。あと、文の書き方の好みもあると思うんだけれど、容姿部分についての自賛描写が少し目についたかも。
色々列挙しちゃってごめんね、先に述べた通りまだ悩み中なんだ。けれど総括すると、現時点では各方面の相性の問題で、今回のご縁はお見送りした方が良いのかもしれないな、って思ってるかな。このまま個室へ移動しても、遅かれ早かれ文体や好みの不一致でお別れすることになっちゃいそうだし。こっちからはっきりとお断り出来たらいいんだけど、上述したような要素を除けば本当に素敵な亜人さんだから、一度君の意見も聞きたくて。辞退されるならされるで、長い言葉は要らないから「死亡エンド」とだけ書き残してくれたら察するよ。
それじゃあ、ここまで読んでくれてありがとう。
>リディア
ご足労いただいてありがとう、こっちでは向こうよりフランクに喋らせて貰うね。
結論から申し上げると、是非君やリディアさんとのご縁を末永く繋がせて欲しいなって思ってるんだ。
性格欄を一読した時、少し積極性に欠けちゃう亜人さんなのかも、と思ったけれど、行動に移せるエネルギーはあるみたいだし、よくいるお人好しさんかと思いきや、きっちり見返りを求める強かさと、それも金品ではなくて愛情という形で欲するって所に、正直すっごく惹かれた。ウィアドと月魔の王との三角関係で、とてつもなくドロドロだけど切なくて綺麗な物語も紡げそうで、今から楽しみなくらい。
ただ一点誤解されてるっぽいんだけど、亜人は生まれた時から亜人なんだ。十年前に変わったのはあくまで運動能力だけで、獣の血は生まれる前から混じっているって感じかな。こっちの書き方が紛らわしかったかな、ご免ね。
もし現時点で気が変わらなければ、【 黒豹よ、軛を断て 】っていう個室を用意したから、プロフィールを持ってそっちへ移動して貰えるかな。君とご縁が繋がる事を祈って、ゆっくり待ってるよ。
【 参加者絶賛募集中 】
お相手様のレスペにもよるけど、あと1~3名くらい募集する予定。
解りづらいところとか、ここどうなってんの?な質問も大歓迎だから気軽に声掛けてねー!
Name / イングリット
Race / ヒト
Age / 26
Gender / 女性
Temper / 周囲に好意的な印象を与え、波風を立てないように一見していい子・いい人の振る舞いをするが、その本質は他者からの心証を良くしたいがための処世術と割り切って行動する、ある種の利己主義者。幼い頃から両親を含めた周囲の大人たちの顔色を窺う事が多かったためか、そのように振舞う方が何事も合理的かつ円滑で、ひいては存在を認めて愛してもらえると言う考えが根底にある。故に自身の核心に迫るような感情や思いについては積極的に表に出すことを恐れているような節があり、その手の情緒的な話題となると一気に口下手かつ歯切れが悪くなりはぐらかそうとする節がある。
そのような不安定さを覗けば思慮深くも好奇心旺盛な学者気質。未知とされている事柄の探求に余念がなく、普段は大人びた態度を取ることも多いが、新たな発見や学説の前では目を輝かせる姿が見受けられる。死んだら研究は出来ないしフィールドワークは体が資本、などと言う本人としては至って真面目な理由から、日々の鍛錬は怠らないようにしている。
Height・Weight / 161㎝・55㎏
Face / 浅葱色のやや吊り気味の瞳。睫毛が長く二重で、すましたような表情が多いためどこか怜悧で近寄りがたい印象を与えるが、笑うと一気に雰囲気が和らぐ。肌は色白だが健康的な肌色。
Hair / 背中を覆う長さの淡い亜麻色の髪。前髪は目の上辺りで切り揃え、横髪は前に垂らした状態で後ろで緩めの三つ編みに纏めて紺のリボンを結ぶ。艶がありさらりとした髪質のため、激しく動くと三つ編みが解けることも。
Body / 程よく鍛えられ、引き締まったすらりとした体型。辛うじて凹凸はあるものの、女性らしさにはやや乏しい。
Clothes / 膝上丈の白いノースリーブのワンピースに、金属製の胸当てと腰当て、二の腕まである指抜きの長手袋を装着。その上から濃紺のフード付きショートケープを羽織る。足元は伸縮性のある膝上までの白いソックスに、ケープと同色のショートブーツ。町や村での滞在中など、比較的安全な場所では金属製のアーマーやケープを外した軽装となる。
装飾品はウィアドとの揃いの品である水晶のピアスと、かつて母から譲り受けた金環にサファイアをあしらったチョーカーを日々欠かさず身に着ける。
Arms / 彩銀石製の長剣を腰に佩き、鋼製のナイフを太腿のベルトに挿す。
Wonder / 【氷雪】氷や冷気を操ることのできる奇跡。主に氷塊や氷槍を使用した攻撃や、吹雪を起こしたり対象を凍らせるなどの、敵の懐に入るための目晦ましや足止めとして使用する事が多い。視認できる範囲がそのまま奇跡を起こせる範囲だが、剣を振るいながら安定して扱えるのは自身を中心に五歩で辿り着ける範囲まで。体力の消耗は作り出す氷の量や硬さ、または冷気の効果範囲の広さに比例する。
Notes / 学者兼冒険者として大陸中を飛び回る両親の間に生まれ、調査研究等で家を空けがちな二人から依頼を受けたトウィリト村の大人たちに育てられた。その中で教会の神父にもお世話になっており、教会育ちのウィアドと自然と一緒に過ごすようになったのが今の関係の始まり。教会の手伝いや時折村へと帰って来る両親からの土産話から、三大女神とその伝承、月魔や奇跡などについて興味を持ち、フィールドワークを趣味かつ生業としている。ウィアドの手前口にはしないが、三大女神については信仰しているものの、抱く思いは学術的興味の方がやや高い。
趣味の時間と夜の静けさ、甘いもの、ウィアドの髪や毛並にブラシを通すのが好き。辛いものと人の多い場所が苦手。距離感の無い人と無知のままでいることが嫌い。
ウィアドへと抱く思いは親愛と独占と羨望。付き合いの長さ故か実の家族以上に大切な存在であり、唯一無二の相棒。向けられる思いには気が付かない振りを決め込んでいるのに、他の人と親しげにしているとつい名前を呼んでしまうような、そんな独占欲を抱く。また、利己的な己とは違って当たり前に他者のために行動できることを羨ましくも思う。傍に居ると誰よりも落ち着くが、その分ふとした瞬間の自己嫌悪も大きめ。
それまでは一、二年おきに数ヶ月間は帰って来ていた両親と最後に会ったのはもう七年ほど前で、彩銀石製の長剣はその時のお土産。剣術と奇跡の扱いは冒険者でもある両親仕込み。ウィアドとの遺跡巡りの旅は趣味と実益を兼ねたものだが、生存は絶望的だと理解しつつも、無意識のうちに両親の足跡を追っているような節がある。
Prologue / >■分岐①:恐怖
(故郷へと思いを馳せながら歩く夜明け前の静寂を破ったのは、天地を貫くような火柱と稲妻。おおよそ自然発生ではあり得ない、いっそ感動的なまでに鮮やかな蒼と紅の発生源は過たず目的地であるかの村の方角で、隣を歩く相棒と思わず顔を見合わせてから地を蹴り足を進める。村へと近づくにつれて惨劇の気配は濃くなっていき、嫌な予感を裏付けるかのように断末魔が響けば、それすらも破壊の轟音へと呑み込まれていって――思わず眉を寄せてきつく前方を睨むように見据えたところで、燃え盛る思い出の地が視認できるようになれば、同時にその中心に佇むナニカが目に入る。――絶望の具現のような光景の中で、墨を落としたような黒い翼と、美しい顔を伝う場違いな雫が嫌でも目に付いた)
――――何を泣くの。
(ぽつり。呟くように口を吐いて出た言葉は、自分でも驚くほどに平坦で、静謐に満ちたものだった。腰の長剣は鞘の外からも分かる程に強い赤を放っており、相対する存在の底知れなさに肌は粟立ち、微かに震える手はその柄に触れることさえ適っていないのに。今すぐに逃げなくてはいけないと心臓が早鐘を打ち、ともすればその場に崩れ落ちてしまいそうなのに。怖くて仕方がなくて、本能的な畏怖にほとんど何も考えられなかったせいで、自分が何を口走ったのかすらも分からない。衝撃も過ぎると逆に冷静になるとはよく聞くが、これもそう言うものなのだろうか――全く冷静ではない状態でそんな事を考えたからか、結果的に少しばかりの平静さを取り戻しては、こちらを振り返ったソレから視線を外さないままに隣のウィアドの様子を窺う。目の前の光景に動けないのは同じのようで、違いと言えば武器に手を伸ばせている事くらいだろうか。とは言えアレと戦って勝てるとも思えずに、どうすれば生きてこの場を離れられるかと言う事だけを考え続ける。命を焼く業火に晒された空気が呼吸するたび肺を焼くようで、息苦しさを感じて一筋の汗が頬を伝った)
>イングリット
どうも初めまして。来てくれてありがとう。
聡明さのベールで隠された打算的で脆い本性、とても魅力的だね。君だけのサブストーリーの引き出しになりそうな備考もたくさん書いてくれていて、どんな色の物語になるのか今から楽しみだな。
君の参加を歓迎するよ。詳しい事は個室でお話するから、プロフィールを持って【 紅蓮地獄は君を呼ぶ 】まで来てくれるかな。君とご縁が繋がる事を祈って、のんびり待ってるよ。
書き込み失礼いたします。
「スイアに導かれた者です」
Name / アンスール
Race / ヒト
Age / 25歳
Gender / 女
Temper / なかなかに芯が強いが、一方で綺麗なものにはめっぽう弱い(美しいものはただあるだけで価値があるのだ!)。特に夜の海には格別の愛情を覚える。人を越えた何者かが潜むような、得難い神秘のような魅力を感じずにはいられないのだ。
彼女の他人との関わり方は独特である。決して深くに踏み入らないよう慎重になっている。踏み入ることで相手に期待してしまうことが恐ろしい。身勝手な期待は、後に彼女自身を傷つけかねないからだ。これは重要な自衛方法の1つである。けれど、他者を完全に排除できるほど孤独好きにはなりきれていない。要は、誰かに自分という存在を認識されなければ不満足なのである。
Height・Weight / 180cm・70kg前後
Face / 涼し気な顔つきをしている。いっそ冷淡なくらいの印象があるが、笑えばそれなりに愛嬌がある。鋭く尖った目尻や頬には紅を差し、口元には淡い色を乗せる……申し訳程度の化粧っ気を見せるくらいには、「女らしさ」がある。
彼女の目は深海を映したような色をしている。
Hair / まず前髪を長くしている。ちょうど目が隠れるくらい。白銀の月を溶かし込んだような色をしていて、それを腰に届くほどに大切に伸ばしている。いつかこの髪を編んで、一房のアミュレットにしたものをウィアドへプレゼントするつもりだ。
Body / ほどよく引き締まった体躯の持ち主である。だが、極めて筋肉質というわけではなく、尻から腿にかけては柔らかく、腰のラインはキュッとしぼられている。
Clothes / 襟の大きな本革のロングコートを着込んでいる。革製品などは使い古せば味が出るというが、彼女のコートはまさにそんな具合で、黒い色が所々褪せて、不規則な模様を刻んでいる。なかには袖のたっぷりと膨らんだ白のブラウスのうえから革のコルセットで細腰を止めている。細身のズボンの裾はロングブーツのなかにしまいこみ、機動性を確保している。
右手の中指にある銀の指輪は、ウィアドと揃えてつけているものである。表にはなんの装飾もなく、内側にとある文字(ルーン文字)を刻んだ特別な品だ。
Arms / 彩銀石製の細剣は、その柄を精緻な彫刻が飾る。彫られているのは、獣の爪痕を模した文様か。
サブウェポンとして鋼製のナイフを携行するが、あまりアテにはならないかもしれない。
Wonder / 彼女が持つのは【獣皮】の奇跡である。細剣で自らの胸を突き刺すことで流れた血が彼女の姿を覆い尽くし、おぞましい獣へと形を変える。それは犬のようでもあるが、四肢は長く、そこにある五指は人の名残りを見せる。体長およそ5から10メートル(この振り幅はどれほどの血を纏わせるかによるものである)。尖った鼻に、大きく裂けた口、巨大な八重歯。全身からは絶えずどろりとした液体を流しているが、これは血液とは異なる。熟れすぎた果実のような腐臭を漂わせながら、常に泡立ち続けているのだ。故にこの獣の通った跡には、腐敗と死肉の道ができるだろう。
Notes / 彼女は時折煙草を吹かす。それがなんのためなのか、あるいはなにをきっかけにしてかはもはや彼女自身覚えていない。ただ1つ確かなのは、彼女は自身のなかにある獣性が日々強くなっていることを自覚したとき、どうしようもなく虚しくなることだ。彼女が思うに、人とは自らの内に獣を飼っているもので、それを理性という枷で抑止しているのだ。そして、その枷が大きくなればなるほど、反動として獣も大きくなる――あくまで、彼女の持論にすぎないのだが。
彼女はやや変わった家の生まれである。血を伴う祈り(内容は省略させていただくとして)によって、人を越えた人となることを信じ続けている系譜の長女だ。しかもこの祈りは、三大女神へのものではなく、親の親のそのずっと昔の親から続く妄想によって生み出された有象無象の造物主なのである(もちろんそんなものは実在しない。彼らの馬鹿げた空想の産物である)。いずれにしろ、異質なオカルティストの家系であれば、爪弾きにされるのも至極当然の道理というもの。トウィリト村において、彼女の家は決して歓迎されるべき血筋ではなかった。しかしそれももはや存在しない家だ。なぜなら、彼女の奇跡が多くの血族を蹂躙してしまったから。ただし、これもまた別の話であるので、割愛させていただく。唯一伝えるなれば、彼女はなぜ自分が彼らを淘汰したのか、理解していないということだけだ(他にも、彼女はしばしば自分の行動理由の説明ができなことがある)。
彼女が好きなものは様々ある。たとえば海の音とか、星だけが見える夜空とか、数多の宝石とか。なかでも一番は、ウィアドの目だ。どんな石よりも美しい、エメラルドグリーンの目。いつまで見つめていたって飽きやしないだろう。
一方で嫌いなものは、それほどない。他人に期待を寄せないよう注意して生きているから、落胆や失望をすることがないせいだ。仮に醜い石が足元にあったとしても、磨けば光るだろう程度には考えている。
現在の彼女はウィアドに続いて遺跡巡りの旅をしている最中である。血族(彼女は自分の家をこう呼ぶことがある)の信仰を否定したアンスールであるが、かといって女神を本気で信じて日々祈りを捧げるような敬虔な奉仕者(信徒のこと)ではない。だのに、いかにも遺跡に興味がありますという顔をするのは、ウィアドの旅に同行するための口実にすぎなかった。かつて教会で出会った少年の目は、いまも変わらず美しい。それだけで、近くにいる理由たり得る。
Prologue / 分岐→「 恋慕(一目惚れ) 」
天に昇る蒼い火の、なんと美しく幻想的なことか。アンスールが息をするのも忘れるほどには、その輝きはあまりに眩しかった。一瞬、火のなかへと飛び込もうかと思ったほどである。実際はウィアドに続いて、懐かしい村へと走ったのだが(ここで飛び出さなかったことを褒めてもらいたいほどだ!)。
そうして見えたのは、人の形をしたナニカ。蒼く照らされた翼が暗い影を落としている。紅の目が濡れたような光を灯しているのが見えた。ああ、なんてこと!アンスールは自分の胸元に手をそえて、ゆっくりと深く息を吸い込んだ。いまいちど落ち着かねばならなかった。さもなければ、彼女はウィアドの持つ彩銀石(つまりシミター)が紅玉よりも赤く輝いていることに気が付けなかっただろう。
「そう……そうなの。火って、こんなにも綺麗だったの」
腰にある細剣は抜かない。抜刀はすなわち敵対を意味してしまう。アンスールはただ、この蒼々として輝かしい世界に踏み入りたいだけなのだ。それは海に溺れるような感覚に似ている。温かな深海に抱かれて、静かに眠るような感覚だ。
慎重に、無粋な足音で火の爆ぜる音を壊さぬように、翼の人へと歩み寄る。けれど近づきすぎないように。ほんの数メートルの距離を置いて、名前もわからない人物へと片手を差し伸べる。あなたのこと、と、名指しするように。
「あなた。そう、あなた。とても、綺麗ね」
アンスールは元々声の小さな女だ。普通に会話しているつもりでも、ぼそぼそとした喋り方のせいで、何度も言葉を聞き返されたりもする。いまも、もしかしたら彼女の声は周囲の様々な音にかき消されたかもしれない。
>アンスール
やあどうも、ご足労いただいてありがとう。君の中身とロルテスト、しっかり読ませて貰ったよ。
どこか不思議でアンニュイな雰囲気のある娘だね。嗜好・拘りがはっきりしてるかと思えば、掴み所のない部分もある。蜃気楼みたいに優雅で美しいけど、実態はドロドロの高熱を持ち触れるだけで焼け爛れてしまうマグマみたいだな、って思った。
予約をしてくれた時からじっくりプロフィールを詰めてくれたんだなって伝わるし、凄く嬉しいよ。だから余計に伝え難いんだけど、今回はご縁を見送らせて貰っても良いかな。募集要項にある通り今回は主とほぼ同文体のお相手様を募集してるんだけど、括弧内での補足が多い書き方には主が慣れてなくて読み辛さを感じちゃったんだ。後は宗教や血筋絡みの過去が、なんていうか主の持つ世界観のイメージと違うかなって。
お声掛けをくれてありがとう、色好い返事が出来なくてご免ね。君に素晴らしい良縁と、幸多き日々が訪れますように。これにお返事は要らないよ、君の息災を陰ながら祈らせて貰うね。ありがとう。
【 参加者絶賛募集中 】
あと1名くらい募集かなあ。女性キャラが多いから、現時点の募集は
■男性
■最初の分岐は「 恋慕 」
に限定しまーす。ご興味ある方は是非!
【 参加者絶賛募集中 】
あと1~2名くらい募集中。女性キャラが多いから、現時点の募集は
■男性を優遇
■最初の分岐は「 恋慕 」を最優遇
に限定しまーす。ご興味ある方は是非!
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