大崎千鶴 2020-05-20 20:09:09 |
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ン、そうー、
( 擽ったそうに撫ぜられ、自宅が車窓から見えてくると“ンあ、そこッす…、はい、”と2階建てアパートの道路脇へと駐車してもらい、“此処ー、”と視線でアパートを指して、)
うあ、…タクシー代あンがと、今度何か奢るわァ、
( 相手の好意に眉尻を下げ御礼を述べると、ぺこリと頭を下げ降車し。ポケットから自宅の鍵を取り出し乍“千鶴、こッちー、”と階段を登り、2階の角部屋へと案内して、)
ンは、見た目ボロいけどなァ、
( 部屋の鍵を開け“どーぞ、”と先に入るように相手を促すと、中は1Kのこじんまりとした小さな部屋が広がっており、洗濯機や冷蔵庫、ベッド等必要最低限の物のみ置いてある殺風景な部屋で、)
お邪魔しまーす .. 、うぉ 、綺麗にしてンのな 、
( 中に入りちらと部屋を見回すと不意に相手の部屋に来たのだと意識して仕舞い、いつもとは逆の境遇に内心少し緊張が走り、)
んは、そう?……って、なァに、
( くすくすと笑みを洩らし乍振り返ると何処か緊張している相手に気が付いて。顔を寄せると、“…若しかして緊張してる、?”と冗談ぽく耳許で囁き、)
おー 、…ッ 、
( 図星を突かれると我乍ガキくせェなと思いつつ "…好きな奴の部屋に居ンだから、そりャ緊張もすンだろ ..、" と恥ずかしそうにふいと顔を背けてぽつリ呟き、)
お、当たり?
( くくッと喉を鳴らせて笑い、次いで出た言葉にはどきリと胸を高鳴らせて。ゆらリと揺れる双眸で見詰めた後、“…俺、今頭廻ってねェからさ、…あンま可愛い事言わないでよ、”と相手を壁に押しやってしまうと、肩に額乗せて、)
ッ .. 、…俺が其れを分かッた上で云ッてる 、とかは思わねェの、?
( 壁に押しやられ相手の言葉を訊くと少し間を置いてぽつリと呟く様にそう云い 、)
ッは、…伊達に保健医してないンじゃ無かったの、
( くィと顎を持ち上げるとにやリと笑みを浮かべ煽るような言葉を述べると“──上等、伝染ンなよ?”と、口付けをしようと顔を近付けて、)
私的欲求には勝てませンでした 、
( 相手の煽り言葉に両手を軽く上げて白旗を上げると顔を寄せてくる相手の首に抱きつく様に腕を回すと相手より先に自ら引き寄せられる様に唇を重ねて、幾度と無く甘い口付けの雨を降らせ、)
ッン!、ふ…、
( 普段に比べ積極的とも思える相手の行動に愛しさと興奮が混じり合い、壁に押し付けるように額を掌で覆うと舌を挿れ、貪るように口付けをして、)
──ッと…、だいじょぶ?
( 相手を静かに地に下ろすと抱き締め乍背中をぽんぽんと撫で、)
──
ちーづる、多分お前もだと思うんだけど瞼が限界…。(うとうと、/寝落ち数秒前、)…ッあ!でもッ、俺は未だ欲が溜まったまンまだから明日以降、…楽しみにしてッからな?(にや、)
そンじゃ、遅くまであンがとな、お休みッ( 抱き締め、)
ン .. 、へーき 、
( されるが儘に床にへたリと座り込んで 、抱き締められると反射的にぎぅと抱き締め返して、)
____
ん 、俺も限界 .. 、( うと、/瞼擦、)…ッ 、!はァい 、( ふい、/ 赤面、)
此方こそ有難うなー 、お休みッ、( ぎぅ、)
ン、…ベッド行く?水、持ってくるけど、
( 撫でる手を後頭部へと移すと優しく撫で、)
──
はァよ、良く寝れた?(首傾げ、)ンじゃあ、今日も宜しくな?千鶴と話せンの、今日も楽しみにしてるー、(んへ、)
んー .. 、じャあ一緒に 、
( 少し考える素振りを見せるとそう云ッて、)
____
おはよ 、寝れた寝れた( にま、)おーッ 、宜しくな 、おれも楽しみにしてる( へら、)
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