大崎千鶴 2020-05-20 20:09:09 |
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…、?千鶴?
( 払い除けられた手に視線を向け驚いたように目を開くと、相手の様子が普段と違う事にようやく気付いて。ドクドクと嫌な鼓動を鳴らし乍“どうした?、”と問うように顔を覗き込むと名を呼んで、)
ッ、…ちょッと待って、何でも無く無いでしょ、
( 笑みを浮かべる相手に自身が何かやらかしたのでは、と眉を顰めると震える声色を聞き其れは確信へと変わり。周りの声を耳障りに感じれば、小さく舌打ちをすると共に有無を言わさず手首を掴み、足早にひっそりと佇む境内へと足を運び上記を述べて、)
ッや 、おい .. 、
( 手首を掴まれ連れて行かれるとムキになると止まらなくなると思い、出来るだけ冷静に"だからなンも無いッて云ってんじゃん、…ほら戻ろ、?"と無理矢理笑ってみせ、)
…嫌だ、言うまで離さないし行かないから、
( 貼り付けたような笑顔の原因が自分だという事に悶々とした苛立ちを覚えつつ、きッぱりと答え。ぎゅッと手首を握り乍相手を見下ろして、)
ッ .. 、…さッき、何で俺の事隠す様な事したの 、
( 俯いて小さくそう呟くと顔を上げて相手の目を見て、"手ぇ離したのも、友達ッて云ったのも .. 、別に仕方ないと思ったけど、別に隠す必要は無かったじゃン、" と少々不機嫌そうに云い捨てて、)
…?、ッあ!、其れは…、千鶴の事を彼奴等に色々訊かれたく無かったッつーか…
( 相手の指摘に一瞬疑問符を浮かべ、先程の出来事を思い出すと咄嗟に出た自身の行動を思い出し声を上げ、“成程…、”とやっと相手の行動に合点が行き。ガシガシと後頭部を掻き乍説明し、)
…あれちょッと寂しかった、
( 若干むくれ乍ふいと顔を背けて少し間を置くと、"…はァ 、俺かッこわる .. 、"としゃがみ込んでぽりと首を掻いて、)
ッあー…、
( 相手に此処迄言わせてしまった事に対し呟くように唸ると、しゃがみこむ相手に“格好悪くない、…御免な、”と此方も腰を下ろし視線合わせて、)
…ううン 、俺も御免、
( 蹲るようにして腕に顔を埋め、ちらと目線だけ相手の方に上げ。"あと俺の前であンま他の奴と楽しそうにしてンの見たくない .. 、正直めッちゃ妬いた、御免、"とバツが悪そうに呟いて、)
…千鶴悪くねェから、ンな落ち込むな
( つんッと上げた額を食指で小突くと、呟く相手にこくリと頷き、“ン、千鶴といンのが1番楽しい、”と微笑浮かべて、)
良かった、…千鶴は周りにバレるの、迷惑だッたりすンの?
( ほッと胸を撫で下ろし/以前、保健室での接吻の件を思い出し相手に“見られたら”と言われた事を少しは気にしているようで。“…その、センセーだし、”とぶつぶつと呟き、)
あー 、まあ立場としてはまずいトコあるけど .. 、俺としては迷惑とかは全くない 、
( きっぱりとそう云ッて 、"あー .. 、俺が先生してなければなァ、"と項垂れて、)
ふは、千鶴がセンセやってたから好きになッたンだし、それはイーの、
( 項垂れる相手に微笑浮かべると、“…じャ、周り気にしなくても良い感じ、?”と手をひらひらとさせて、)
よっしャ、じャあもう好き勝手するー、
( 小さくガッツポーズをするとヘらリと笑み浮かべて。一頻り話終え辺りがしんと静まると、“…あッ、どーする、?祭り戻る?”と首を傾げ、)
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