素敵な時間を共に __ 【1:1】

笑うなッて、睡眠なめんなよー？

（ 保健室の鍵を閉め、相手の少し後ろを歩いて ）

あは、確かにセンセ、肌キレーだもんなァ、？

( くるりと振り返ると肌まじまじ見詰め ／ ふむ )

ンだよ、褒めてもなんも出ねェぞー ..、？つか、そんな改まって見んなよ、前向け、前。

（ しっしッと前を向くように促し ）

えー、？見ちゃ駄目…、？

( 邪険にされるとむッと頬膨らまし、じぃ )

…恥ずいだろうが、バカ ..、

（ そう呟くと、照れ隠しに少し背伸びをして相手の膨らんだ頬をきゅッと抓み ）

ンあ、…センセって、直ぐ照れるからかわい、

( 抓まれた頬の空気を抜くと、被せるように掌を重ね、嬉しそうに見詰めて )

うるせ、褒められンのとか、慣れてねェんだよ .. ！ほら、早く行くぞ、

（ 見詰められるとムキになって目を逸らし、）

ッふふ…御免って、はァい、

( 相手の言動に若干の幼さを感じると吹き出すように笑み零し、大人しく後を着いて行って、)

はぁ .. 、ほんとお前って物好きだよなァ、よく毎度毎度こんなおっさんの相手してられンな、

（ ふは、と笑いを零して ）

ん、？だぁッて…センセの事好きだし？

( きょと、と首を傾げると柔らかく笑み浮かべて )

あ、おー ..、俺もお前のこと好きだぞー、ッ

（ さも当たり前かのように微笑み掛けられ、一瞬呆気にとられたが嬉しかったのかこちらもふにャと砕けた笑みを浮かべて ）

ふは、…知ってますー、センセ俺の事大好きだもンねー、

( 自身の“好き”とは多分、食い違っている事を理解しつつも、それを表には出さず、嬉しそうに笑み零す相手にくしゃリと少々雑に髪を撫でて )

わッ .. 、はいはい、大好き大好きー 、ッと

（ 雑に撫でられそう云われると、相手の真意には気づかずにははッと笑いながらそう返し 、）

うわァ、何その雑な返し…絶ッ対思ってねェ、！

( パッと撫でた手を離すと、大袈裟に反応し乍笑み浮かべ。崩れた黒髪を手櫛で梳くように直し )

はーァ？なんだとー？ちゃンと思ってるわばーか、

（ くすッと悪戯な笑みを浮かべて 、）

えぇ、？本当かなァ…、ンあ、着いちゃった

( 吊られる様に笑み浮かべ。いつの間にか校門辺りまで歩いていたようで声色が無意識にトーンダウンし )

ほんとだッつーの、…おー、お前方向どっちだっけ、？

（ 相手の方を向いて、）

ん、？俺はあッちの方、駅の近く。…センセは、？

( 指差しつつ、最寄りの駅の名を告げると、首傾げて )

お、なんだ一緒じャん。…飯でも行く？

（ 普段はなにかと面倒だからと生徒と何処か行くなんて事はしないが何にも無いのに待たせてたしなァと思い、少し考えてそう云い、）

えッ、マジで？行く行く！センセの奢り、？

( 相手の提案にピコンと反応すると、人懐っこい笑顔浮かべ乍、ちゃっかり好意に甘えようと )