素敵な時間を共に __ 【1:1】

…、ッは…、

( 緊張を和らげるようにゆッくりと相手の舌を絡ませると、髪の流れに沿って梳くように優しく撫でて、)

…ん .. 、

（ 相手の優しい計らいに強張った肩を下ろして 、控えめ乍に自身も相手を求める様に舌を絡めてみせ ）

…んっ、…、

( 相手の自発的な行動に嬉しさが込み上げ、其の儘掻き回してしまいたくなる衝動に狩られ乍も只愛撫するように静かに水音を立てて、)

ッん .. 、ふ 、

（ "もっと"と甘え求める様に相手の首に自身の腕を回して、）

ッ…、！

( 相手の愛らしい甘えに僅か乍に保っていた理性も既に消え掛け、半ば強引に顎を上へと向かせると、隙間なく深く塞いで。先程の優しい口付けから徐々に貪る様な口付けへと変化していき、)

ぁ ..ッ 、ンん .. 、

（ 先程とは違う深く貪る様な接吻に胸は高鳴り 、此方も其れに必死に応え乍も目には薄らと生理的な涙を浮かべ ）

…ふ、ン、…ッは…、

( 必死に応えんとする相手の瞳と視線を交わすと、綺麗に揺れているのに気が付いて。そッと頬に手を添えると目尻に親指を当てがい拭うように撫で、)

ふ 、ぁ .. 、

（ 相手が目尻を拭う様にしてくれると、嬉しそうにして目を蕩けさせ、）

…っ…、

( 相手の表情に感情が昂るのを感じると、ゆっくりと透明な糸を引きつつ唇を離して、)

…ッはぁ 、

（ 互いの唇が離れると、少し息を上げたまま相手の方を無言で見詰めて、）

ッとにもう…歯止め効かなくなッたらどうしてくれンの…、

( 鼓動が早く脈打つ中、昂揚した瞳で見つめ返し、ぺろリと自身の唇を舐めて、)

.. 、別にお前なら何されても良いわ 、

（ 小さくそう呟くとふにャを頬を緩めて、）

ッー…、！ホント、今、駄目だッてそういうの…

( 相手の発言に理性と本能が天秤に掛けられると、欲を逃がすように抱き締め、)

ふは 、ごめんごめん .. 、

（ くすくすと笑い乍もそッと抱き締め返して相手の背中を1撫でして、）

…千鶴も大概意地が悪いよなァ、

( 大人しく撫でられると段々と落ち着きを取り戻し、相手を見詰めると“…次、絶ッ対喰うから。”と予告して、)

んー、？…ッおう 、

（ 次は、と宣言されると若干緊張した様子で返事をして、）

…ンね、千鶴ー、？

( 緊張する相手にくすリと笑うと名前を呼んで、)

、？なーに天沢 、

（ 不意に名前を呼ばれると不思議そうにして、）

…、大好き、

( 相手の耳許迄顔を寄せると小さく呟き、微笑浮かべて )

ッ 、！もー .. 、ぉ 、俺もッ

（ 耳許でそう云われるときゅンと胸をときめかせ、）