素敵な時間を共に __ 【1:1】

んは、りょーかいッ、

( 相手の表情にくすッと笑み零すと、ぽんぽんと頭撫でて )

おーッ 、楽しみにしとく 、

（ にまにまと表情は緩み切っていて、）

ぶはッ、…センセー、顔、顔

( 緩みきった笑顔にくすくすと笑うと両頬を摘み左右に伸ばして、)

ンく .. 、あえろーッ 、

（ 頬を伸ばされると舌っ足らずにむッとして、）

ん、？なーに？

( 揶揄うように笑うと両手離して訊き、)

やめろって云ッたんだよー 、もう .. 、

（ 揶揄う相手を横目にむすッとして、）

悪かったッて、拗ねんなよー、

( くすくすと笑い乍膨れる頬をツンと突き、)

別に拗ねてねェしーっ 、 …ほらッ、早く帰ンぞー、

（ 相手の肩をぽすッと小突くと脚を進めて 、）

あたッ、はァい、

( 小突かれ乍も嬉しそうに返事を返すと相手の後を着いていき、)

んー 、…あ 、そういえばお前さ、学校外でセンセーッて呼ぶの辞めね、？なーんか堅苦しくてヤじゃん？

（ 思い出したかのようにそう云い、）

ンあ？じゃあ…セン…、なんて呼んで欲しい、？

( 相手の提案に“確かに、”と思いつつ、思わず呼んでしまいそうになると1度咳払いし、呼称の希望を訊いてみて )

ンー .. 、やッぱ名前？ .. まぁ何でもいーよ、天沢の好きなように呼んでくれれば、

（ 少し考えるとそう提案して ）

ふは、センセが良いなら千鶴ッて呼ぶ。…何かちょっと新鮮かも…、？

(何度か相手の名前を復唱すると、嬉しそうに笑み零して、)

おーう 、呼ばれる側も新鮮だわ、

（ くすくすと笑い／会話を交え乍歩いていると自宅マンションに近付いてきて "うお、うちもう直ぐだわー .. 、" と少し残念そうに呟いて、）

ン…、じゃあ、駅に12時集合…なッ、？

(相手の自宅が見えてくると、わしャりと髪を撫でて。寂しさを紛らわすように笑み浮かべて、)

──

ンね、この後の展開の相談…なンだけど、デートの日まで飛ばしちゃうか、それとも保健室で過ごすか…、千鶴はどッちが良い、？因みに俺はデートが待ち遠しー、( んへ、)
でも千鶴の希望優先してェから、希望教えてッ、

おう .. 、りょーかいッ、

（ 此方もまた名残惜しそうな表情を浮かべ、）

____

ンー .. 、俺もデートが待ち遠しい、かなァ（ にへ、）

…ンむ、仕返し、

( 相手の顎をそッと上げると、自宅前にも関わらず啄む様に唇を重ね、にや、と意地悪に笑み零すと、飄々と帰路へと付いて、)

──

お、りょーかいッ、ンじゃあその方向で、( にィ、)

ん 、ッ .. 、…?ッ、ずる、

（ 小さくそう呟き乍も相手を見送り、）

____

ん、宜しくッ（にま、）

…、

( 時刻は正午10分前、改札口前の壁に凭れスマホ片手に相手を待っていて、)

くぁ .. 、…うぉ、ごめん待ッた？

（ 若干の寝不足で呑気に欠伸を零し乍向かっていると遠目に相手の姿を見つけて小走りで相手の元へ行き、)