麻生 朝日 2020-05-19 16:00:15 |
通報 |
ん??辞めちゃったの、残念。折角、今日話せたから仲良くなれると思ったんだけど。(忘れて下さいと言われては苦笑いを浮かべて。仲良くなりたいと思っている気持ちに偽りはないがきっと彼には信用して貰えないだろうと考え、閉じていた本の頁を捲る彼の隣。ベンチに腰かけては、彼が読んでいる本に手を添え、本を掴んでいる彼の手を挟むように軽く本を閉じ。少し彼の顔を覗き込んでは)全員があんな女ばかりではないから、次の職場では話したりしてみて...?
(/此方こそよろしくお願いします
愛美さん、、?あ、いえ、み皆川さんでしたよね。優しいんですね…俺なんかに。(名前で呼んでしまったのには訳があり、総務の中ではもっぱら「愛美さん」と呼ばれていたのと密かに好意を持っていたからで。憧れに似た感情を覚えたのを思い出した)…戻らなくて大丈夫なんですか?(近くにある彼女の顔を今初めてまじまじと見る、急に恥ずかしさがこみ上げてきて)
皆川じゃなくて、愛美でいいよ。そう言うの気にしないから。それに皆んな愛美って呼んでる。あと優しくもないよ、普通の事しかしてないから。(名前をいい直したのを見れば、薄く微笑んで。名前については気にした様子がなく)いけない、忘れてた...。コンビニ寄って戻らないと。
...本当に辞めたのなら無理にとは言わないけど、辞めてないのなら一緒にコンビニ行って会社に戻らない?仕事に戻るのが遅れた理由は私がなんとかして誤魔化す事もできるから。(彼が自分の顔をまじまじとみてくると、態と目を見つめ返しながら言葉を口にして、軽く首を傾げる。
(本当にこの人は優しい、偶々見つけた俺なんかのために貴重な時間を費やしてくれてる。当の本人は会社に未練もなく清々しい気持ちで辞めてきたっていうのに…まあ清々しいかは疑問だが今この状況で少しは気持ちが軽くなっていく。彼女の声は不思議と心地良い。また一度目線を逸らし一呼吸おいて)辞めたのは本当です、ただ帰る気になれなかっただけで…(ふと思い立って)良ければ帰り一緒に帰りませんか、仕事終わるまで待ってるんで…(彼女の表情を確かめるように見て)
(首を傾げたまま彼の姿を見ていたが、視線を逸らした彼の言葉を聞くと仕方ないと言うように、ベンチから立ち上がる)本当?嬉しい。でも仕事が終わるまでまだ時間があるから待つの嫌になったら帰っちゃっていいからね?(「一緒に帰りませんか」と言われれば、嬉しそうにしながら微笑んで。彼の頬に手を伸ばすと軽く頬を撫で「それじゃあまた」と言葉を口にすると、彼の前から立ち去ろうとし)
待ってますから。(そう声を掛け、いそいそと駆け足で去っていく彼女の後ろ姿を見送りながら)なんだか可愛い人だな、、(さっき触れられた頬に手を当て微笑んだ。さあこれからたっぷり時間はある、確か大通りを出たところに本屋があったことを思い出しゆっくり立ち上がった。そういえば朝の予報では夕方から雨だったような…)
(急いでコンビニへ行き、ボールペンを購入して会社へと戻る。中途半端にしていた書類作業を再開し、書類作業が終われば進んで他の社員の仕事を引き受けて。仕事が終わると荷物をまとめ、外に目を向けると雨が降ってきている事に気がつき。折り畳み傘を持ってきたかバックの中を確認したが忘れて来てしまったようで「しまった...」とため息を吐き。最悪、濡れ帰る事を考えながら会社の外に出ては)
(土の臭い、いや埃の匂いだろうかツンと鼻に付く。空を見上げて)降ってきそうだな…傘、買っとくか。(本屋に立ち寄り雑学書を読み漁っている間に時間が過ぎ、おそらく彼女が退社するであろう時間に近づいていた。近くの雑貨店に足を踏み入れ、入り口近くのビニール傘を手に取り会計を済ませて)ここなら気付くかな…(会社と公園のちょうど中間、カフェの看板近くジェード下で彼女が通るのを待ち)
(会社と公園の中間のあるカフェで一度雨宿りをしようと考えたのか、スーツ姿で靴はパンプスだが雨で身体が出来るだけ濡てしまわぬように、軽く走って。カフェの側に来た時彼の姿が見えると苦笑いを浮かべながらも、シェードの下にいる彼の側に寄っては)雨...、降ってきちゃって焦った。今日雨が降るなんて思ってなかったから。(と持っているハンカチで軽く頬を拭いてから、スーツに着いた水滴も軽くハンカチで拭き取り
(/了解です 笑
大丈夫ですか?風邪ひきますよ!(咄嗟に鞄からハンカチを取り出し彼女の髪に触れる、が一瞬躊躇いその手を止めた。馴れ馴れしい奴だと思われたかな、そこまで仲良くもないのにとか思ってたら嫌だな…手にしていたそれを彼女に渡し)もしよかったら使ってください、かなり濡れてる…(彼女を見つめ心配そうに声をかけた。心なしか先刻よりも雨足が強くなっていて)
大丈夫、大丈夫。(彼に心配されては苦笑いを浮かべる。彼が取り出したハンカチを渡されると、驚くが嬉しそうにして「ありがとう、優しいね」と彼が思っている事とは反対に穏やかな笑みを浮かべて)雨、さっきよりも酷くなって来たね。麻生くんはここから家近いの?(彼を先に帰らせれば良かったかもしれないと、少し後悔しながらも言葉を口にして
地下鉄で15分ほどです。駅まで一緒に歩きたかったんですが、この雨じゃ…バス乗りますか?(何度か地下鉄の駅で彼女を見かけたことがあった。会社から駅までは歩いて10分程だが雨に濡れている彼女を誘うわけにもいかず、、ほんと俺いつもこんなだよな雨まで嫌がらせかよと少しいじけてみた。道の反対側のバス停に行くためビニール傘を開く)俺の隣で良ければ入ってって下さい。(少し笑みを浮かべ彼女を見)
地下鉄だったのね、なら一緒だわ。そうね...バスが良さそう(提案に乗るように頷き。もしかしたら彼の姿を何度か見たことがあるかもしれないが思い出せず。彼がビニール傘を開き、口にした言葉を聞けば彼との距離を詰め、傘の中に入り) 麻生くんが傘持ってて良かった。けどごめんね、雨が降るなんて思わなくて
どうして愛美さんが謝るんですか、誘ったのは俺なんですから。(申し訳ないというよりもむしろはっきりとした口調で答える。彼女が傘に入ってくれたことでさっきまでのネガティブな考えが少し和らいだ。安心したように彼女に話しかけ)今日なにも予定なかったんですか?俺が誘ってしまったのでもしかして誰かと帰るはずだったり…大丈夫でしたか?(雨が当たらないように気遣いながら傘をさし、彼女の歩幅に合わせて歩き)
トピック検索 |