>297 ソラ「正直言って、何もわからないんです……」 【腕に巻かれている包帯をもう片方の手でほどく。露になった腕には……黒い模様のようなものが浮かび上がっていた。それはまるで、ソラの体を侵食するヒビのようにも見えた。】 「……気づいたらこんなことになってて……それで、さっきもエネさんに話を聞いてもらってたんです」 【「話って言っても、対策だけですけど……」と苦笑する。】