匿名さん 2020-04-28 22:23:24 |
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>680
それ、跡つける前にいいなよ、
(周りから囃す声が聞こえた気がするが、知らないふりをしてぼそりと呟く。自分から素直に同じ気持ちだと言うのが恥ずかしくて、)
>681
琲世「言う前に誰かに取られそうだったから…さ?」(ぎょっと顔をしたがぷいと顔を逸らして口をとがらせながら前に起きたことを思い出しながら打ち合わせが終わっていき)
>682
…終わった?
(打ち合わせが終わったらしい雰囲気に、彼に終わったかを問いかける。スイーツ、と期待の込めた瞳を彼に向け)
>683
琲世「はい、終わりましたよ」(期待の込めた瞳をしている彼女を見て苦笑いしつつ「そんなに期待していたんですね」と口にこぼし立ち上がってメンバーに「お疲れ様です」と言って部屋から出て)
>684
…だって、コレ、その、
(要するに初デートではないかと問いかけたかったのだが、その単語を口にするのは恥ずかしくて、それきり口を閉じてはせめて、と自分から彼の手を握り、)
>685
琲世「ハッキリ言ってくれないとわかんないよ?」(何を言いたげなのかを察したがまさか手を握ってくれるとは思ってなくて少し目を見開きニヤッと笑みを浮かべ好きな人にちょっかいを出すかのように意地悪をし)
>686
…は、初デート、でしょ
(口にするのが恥ずかしくて、彼が察してくれたのかも気づかなかった。赤く染まった顔でそう呟けば、ちらちらと様子を伺うように彼を見て、)
>687
琲世「よく言えました」(ニコッと微笑みながら相手の目線に合わせるようにしゃがみこみよしよしと頭を撫で始めまるで子供をあやすかのようにしていて)
>688
…ちょっと、撫でないで、
(嫌でも彼と目が合い、その暖かい手でよしよしと頭を撫でられてしまえば口ではそう言いながらも、自然と口の端が緩んでしまい、)
>689
琲世「えー?なんで?」(わかっているくせにケラケラと笑い体制を整えようとするようにぐっと伸びをして乗ってきたエレベーターの所へ歩き始めて)
>690
弄ばれてばかりだな、僕は
(明らかに分かっているであろ浮かれの反応に、はあ、とため息ついてそう一言。年は上でも、彼の方が1枚も2枚も上手なのだ、そう思いながら彼について行き)
>691
琲世「ほら早く!」(エレベーターまで駆け走り勢いよく振り向きニコッと微笑みながら相手をじっと見つめてエレベーターにあるボタンを押して)
>692
はいはい、今行くよ
(こういう元気なところは、彼の年相応さを感じさせる。くすりと彼に笑いかけては小走りで追いついて、彼の隣でエレベーターを待ち、)
>693
琲世「楽しみにしてくれたんでしょ?」(くすりと笑う彼女を見て不思議に思いながらも来たことを確認して先に入りニコニコしながら開のボタンを推し続けていて)
>694
そう、だけど…
(にこにこしたままの彼に、なんだか気恥しくなってしまってエレベーターに乗り込む。俯いたまま、彼の顔が見れなくなってしまい、)
>695
琲世「フフッ嬉しいよ」(俯く彼女の動きを視界のギリギリで捉え顔を赤くしてるのかなと思うと嬉しくなり口元を抑えて笑い頭の中ではデートという言葉しか無くて)
>696
琲世も優しいな、
(暫くした後、ぼけー、と目的の場所に止まるのを待っていたのだが、ふと過去のとある人物と彼が重なって、無意識にそう呟いた、)
>697
琲世「そうかな?」(不思議そうに首を傾げてチンっと着いた音がして先にフロントに出てスマホを取りだしスイーツ屋を探すため調べて)
>698
いい所ある?
(す、と除き込むようにして彼のスマホを見る。生憎自分はこの辺りに詳しくない、仕事で音ズレる機会のある彼の方が詳しいだろうとおもいながらも、少しでも彼の力になれるようにと熱心にスマホを見ていて、)
>699
琲世「ん、あったよ」(コクリと頷き事務所から出てスマホをナビとして使い彼女にスマホを見せるように手首を少しひねり見えやすいようにして向かうところに向かおうと歩き始め)
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