匿名さん 2020-04-28 22:23:24 |
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>703
琲世「?払えるから大丈夫だよ?」(なんで?と言わんばかりに首を傾げてメニュー表を広げて見ている彼女を見つめてクスッと微笑みながら「お金は問題ないから…ね?」と口元に人差し指を当てて)
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じゃあ、コレ…
(彼にそう言われてしまえば、何度も拒否するのも失礼かと思って、期間限定と謳われた、明らかに女子受けを狙って作ったであろう苺のパフェを指さして)
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琲世「ん、おっけ」(コクリと頷き手を上げて店員を呼び出し苺のパフェとチョコパフェを頼み意外と可愛いものを頼むんだと思いつい笑みを零して)
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ねえ見て、あのパフェも凄いかわいい、
(周りに運ばれてくる可愛らしいパフェの数々に、1人でこの感動を味わうのは物寂しいと、彼の腕をつんつん引っ張って隣のテーブルのパフェを見、)
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琲世「あ、ホントだ。可愛いね」(引っ張られ彼女の方を見るが可愛らしいパフェと言った方を見ようと振り向きあれが可愛いのかわからないが可愛いと言っとこうと思ってニコニコしながら言い)
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写真、撮っていいかな?
(自分の頼んだパフェが運ばれてきて、ことりとテーブルに置かれれば携帯を取り出して。記念すべき初デートで食べたもの、せっかくなら彼も映るように撮りたくて、)
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琲世「いいと思うよ」(ニコッと微笑み自分もスマホを取り出し取り出したらピースを作り「顔はスタンプとかで隠してね」と言ってカメラを見つめて)
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うん、ありがとう
(1枚だけ撮らせてもらった。顔がいいなあ、写真写りも良いなんて、と少しばかり悔しく思いながらも携帯を仕舞えばパフェをひと口、口に入れて)
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琲世「ん、美味しいね」(自分もスマホのカメラで写真を撮り楽しみにしていたチョコパフェを1口とスプーンですくって幸せそうに微笑みながらもぐもぐと食べて)
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…ね、おいしい
(誰かと一緒に食べるのが、こんなに美味しいなんて。彼のチョコパフェもおいしそうだけど、自分のも彼は食べるだろうか?ひと口すくっては彼に差し出して、)
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琲世「1口くれるんだ。ありがとう」(差し出されて少し固まり優しいなと密やかにふふっと微笑みながらあーんとパクッと1口食べて自分のチョコパフェも1口すくっては彼女に差し出して)
…あ、僕はいい、いらないよ、
(後で気付いた。完全に関節キスだと。彼の様子を見るに彼は気付いていない、というか意識していないようだけれど、自分からして、しかもそれをあとから気付くなんて恥ずかしすぎて、ふるふると首を振り)
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琲世「えー?要らないの?」(コテンッと首を傾げるがなぜ遠慮したのか考えていくと関節キスのことを思い浮かびニヤケ顔をして「本当に要らないなら全部食べちゃうよ?」と食べる素振りをして)
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ぁ、…ほ、欲しい、です…
(人が食べているものって、どうしてこうもおいしそうに見えてしまうのか。食べる素振りをする彼にあわてて先程の言葉を訂正し、俯きながら一言、)
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琲世「ほら、あーん」(ニヤニヤしながら欲しいと言うだろうなと予想していたら言ってくれて嬉しさで声のトーンが上がり1口すくったスプーンを差し出して)
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ん、おいしい
(おそるおそる差し出されたそれを口に含めば、羞恥で赤くなっていたのも束の間、おいしいものには素直に嬉しそうに目を細め)
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琲世「ほんと美味しいね」(目を細めて美味しそうに食べる彼女を見てこちらも嬉しくなり満足気にもぐもぐと食べ始めて美味しさに感動してゆっくり食べて)
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琲世「ご馳走様…またここに来ようね」(空になった2つの器を見つめてまだ食べたそうにしている彼女をふと視界に写りクスッと笑い)
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うん、たのしみにしてる
(くす、と笑う彼につられて自分も笑う。彼と一緒にいられる、それが嬉しくてたまらない。会計を済ませて店から出る時、自分から彼の手を握り、)
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