竜己 2020-04-28 13:52:54 |
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「あ…。」
菜月の「寒い」というワードに、興奮のあまり服装などを考え無しに部屋から出てきてしまった…と内心焦っており。
「(…!)菜月~はいこれ!」
どうしようかと悩んでいれば、自分はまだコートを着ていたままだったな…と、一度雪の上に木刀を置き、コートを脱いで菜月にバフッと被せ
「(...!)」
急に被せられたコートにびっくりし、何をされたのか気づくと顔を赤くして
「...//りゅ、竜己が風邪ひいちゃうよっ!私は大丈夫だから!」
そう言って竜己にコートを返し
「むっ‥!素直じゃねぇなあ~。いいから!竜己様(←)のご好意に甘えとけって!」
返されたことにムッとしつつ、菜月の照れた様子に満足げにニヤリと悪笑を浮かべると、「竜己様」なんてふざけたことを抜かしながら再びコートを渡し
「わ、私、竜己が風邪ひいちゃったら困るから.....」
モジモジしながら今自分がすごく恥ずかしい事を言ったのに気づき
「いっ、今のは...あの...その..//」
顔を真っ赤にして
「あ…(なる程な…//)クスッ菜月は優しいんだな~……ありがと。」
なんとなく焦っている彼女を察して小さく笑うと、しぶしぶだがコートを着直し彼女の頭に手を置き撫でつつ落ち着いた声でお礼を言い。
「...//...う、うん、」
顔は赤いままだが少し落ち着きを取り戻したと思ったけど自分の頭に竜己の手が乗っているのに気づき
「///...着てくれてありがと、私は大丈夫だから//」
やっぱり竜己、かっこいいな...と竜己の顔に見惚れていて
「おうっ!…うしっ!じゃあ鎌倉作るぜぇ~!!」
パッと雪の中に突っ込んで「ひゃっほぉ~い!!」なんて言って浮かれていて…。
(/そろそろイベント的なのやりますかね?^^)
「ん?なぁ今なんて「ゴゴゴォオオオ」っうわあ!?」
何かを言った菜月を振り返って尋ねようとしたそのとき、ここら一帯がもの凄い音をたてながら揺れた為雪の中で態勢を崩して大きく転び
「(!)ちょっ、竜己!」
転んだ竜己を助けに行こうと竜己の元へ行こうとするが自分も転んでしまい、
「...どうしよ、」
不安そうな顔をして
「なっ菜月!頭下げて伏せろ!!……あれ?」
揺れる地に背をかがめて雪に足をとられながらも菜月に指示をだし、その間少しでも彼女のもとへ行こうと急ごうとすれば、今度はぴたっと揺れが収まり
「…お、おう。…そだ!旅館の人達は!?」
菜月が落ち着きを取り戻した為、安堵したと共にハッとして、旅館の人は大丈夫なのだろうかと大声で言い
「ちょっ!?俺も行く!!」
ついさっきまで震えていた菜月をほうっておけるか!と焦り気味で着いて行き…しかし。
「おーーい!!……誰も居ない?」
返事どころか人の気配すらない旅館に目を見開き、菜月を見て
「おーい!誰かー?誰かいませんかー?」
出来る限り大きな声で叫ぶが返事が聞こえず
「.....」
竜己がこちらを向いたころには無言で俯いていて
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