Basters Rob 2020-04-23 15:11:16 |
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街人)…蓮…聞いたことないですね…そちらは…あ、そうだ、この街の銀行にはな、どんなお金でもこの国のお金に両替してくれるすごい両替機があるんだ。まずは銀行に行ってみるといい。
そうですか……と、すみません。ご親切にありがとうございました
(向こうもどうやら蓮のことはわからないらしく、やはり一朝一夕で帰るのは難しいようだとわかって落胆したように耳を少しだけ下げて。しかし落ち込んでばかりはいられないとかぶりを振って、親切な住民へのお礼を忘れず拱手のポーズで頭を深々下げ、早速教えてもらった銀行を目指して)
”銀行”
銀行員)いらっしゃいませー、あら、見ない方ですね…旅人?ということは…両替でしょうか?
(意外と感が効く銀行員。両替機の方に手を向けている。)
ええ、そうなのです。…なるほど、こちらにお金を入れればよいのですね
(随分と手慣れた対応に、ここには自分のように他所の国から来た人が結構いるのかもしれないと考えて多少は心細さが緩和したような気がして、銀行員の指し示す先にある両替機の前に行き手持ちのお金を投入すればこの国の通貨らしきお金が出てきて「これがこの国の…これだけあれば2、3日分の食費ぐらいにはなるでしょうか…」果たしてそれがこの国ではどれぐらいの価値があるものなのかわからず、先のことを考えるよりはまず目先の生活すら安定しないようでは困ると考えポツリ呟き)
私は先程お話ししたように旅人なのですが、しばらくはこの街に滞在しようかと思っているんです。しかし収入がなくては始まりません、私のような旅人にも仕事を斡旋してくれる場所はあるでしょうか?
(いつ帰れるかわからずこの国の周辺事情もわからない以上はしばらくこの街を拠点に行動するが吉と考えて、せっかくだからここで今後の金策について目処を立てておくべきかもしれない、そう判断すればよそ者の自分にも仕事を紹介してくれるような場所があるかを問い)
銀行員)そうですね…あっ、最近、魔物がよく街の外に出没するそうでして、それで政府は旅人の方達の生活を援助する代わりに、魔物を退治してくれとお願いしているそうですよ。政府の方々に頼んでみてはどうですか?きっと承諾してくれますよ。
それは良い話しを聞きました、ありがとうございます。早速掛け合ってみることにします
(これまでに生きる為様々な仕事をやってきて、中には決して他人に口外出来ないような裏の仕事に手を染めたこともあり、最悪の場合はそういったことも辞さないと覚悟していただけに、政府公認のそれも人助けになるような仕事だとわかれば俄然やる気になって、どこへ行けばその仕事を受けられるかを聞き出せば銀行を後にしてそこへ向かい)
あの、すみません。私は旅の者ですがここなら私のような旅人にも仕事を紹介してもらえると聞いてやってきたのですが
(受付のカウンターへと真っ直ぐに向かうと自分の身分とここへ来た経緯を話して、仕事の紹介を希望していることを端的に伝えて)
兵隊)ん、あぁ。だが、魔物退治は危険な仕事だ。命にも関わるから、実技試験があるんだ。受けたいなら、ついてきな。
兵隊は試験会場に向かうため、歩き始めた。ついていこう。
ふむ、なるほど…確かにそれは道理です。ではよろしくお願いします
(相手が人であろうと魔物であろうと戦いに危険はつきもので、適正を見なければという言い分も十分に納得の出来ることで、むしろそういう面を疎かにしないあたり至極真っ当な仕事のようだと安心して兵隊についていき)
”闘技場”
兵隊)ついたぞ。舞台に兵隊が1人いるだろ?あいつと戦って勝つ、もしくは5分耐えれば合格だ。
(舞台の上には、ごっつい兵隊がいる。右手に、布を巻きつけた木刀を持っている。)
承知しました…ところで武器は使ってもよいのですか?真剣を使うわけにはいけませんから、そちらで何か用意していただけるのでしょうか?
(わかりやすいルール説明に一つ頷いて、ターゲットの持つ木刀を見て思い出したように問いかけ腰にさした居合刀を外して壁に立てかけて)
ありがとうございます…それでは参ります!
(受け取った木刀を腰辺りで居合抜きの構えで持ち、軽快な足取りでピョンと舞台へと飛び乗って相手と対峙して)
っ…思っていたよりも素早い…
(相手の図体の大きさに似合わぬフットワークの軽さに驚き、後ろへと半歩下がって素早く鞘から刀を抜き放つような動作で相手の一撃を受け止めようと木刀を振り)
そして、相手は木刀を振るう。だがもうひとつ、意外なことがあった。それは…相手が思ったよりも力が弱いこと。簡単に攻撃を受け止められた。
ふむ…なるほど、あくまでも適正を見るテストということですか。もう少し感覚を取り戻しておきたかったですが突破させていただきましょう
(力を逃す構えで受け流そうとしていたが、その必要もないぐらいの威力で拍子抜けしてしまい、恐らく出没する魔物というのもある程度の力さえあれば倒せる程度のものでありそれに挑戦する為のテストも相応の難易度なのだろうと理解して。ここしばらく武器を振るう機会がなかったため本当はもう少しだけ感覚を取り戻しておきたいところだったが、それはまた追々必要なら方法を考えればいいと考えれば今は手っ取り早くテストを突破してしまおうと姿勢を低くして腰に木刀構え直し、素早く大きく踏み込んで横一線に振り抜いて)
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