左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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(平行世界やライダーについては後程検索するとして奇妙な組み合わせで珈琲を飲みテンポの良い会話に耳を傾けて「…いつまでこの世界に居れるんだい?」尊敬し再会を果たした師匠と直ぐにさようならでは相棒があまりに不敏で少しくらい一緒に過ごせて何なら一緒に依頼の一つや二つ程解決できたらいいのになんてカップを傾けながらチラ見して流石ハーフボイルドが憧れるだけあって男の色気だとかオーラが凄いなんて見つめれば目が合いそうになり慌てて視線をカップに落として)
(相棒の様子から自分の師匠の良さをわかってもらえるのは普通に嬉しくて壮吉と相棒の様子を微笑んで見ていたが相棒の壮吉への問いかけに耳を傾ければツキッと針のように胸に一瞬痛みが走るがそれを誤魔化すようにゆっくりと珈琲を飲み問い掛けられた壮吉はカップを置き『何時まで居れるかは正直バラバラだが…そうだな、今夜一杯ってところだな』と少し考えた後に相棒にそう返答しそれを聞けば小さく笑い「…俺はもう一度おやっさんと会えて本当に嬉しかったし。会えただけで十分です」と思った事をそのまま口にしそれを聞いた壮吉は1つ溜め息を吐いては身体を弟子の方へと向け向かい合うようにし『お前は昔からそうだったな。自分の事より他人の事、自分の願いより相手の願いを優先する』と師匠としての口調でそう語りかけるように言葉にしていきそれを聞けば此方は少し慌てたように俯き)
…今夜一杯(相棒は高校の頃からこの事務所に転がり込んだと聞くしきっともっと長い時間を共に過ごしたかったに違いないが思ったよりも近い別れの時に膝の上に乗せた拳を握り視線を落とすが直ぐに上げ相棒の方へと向き直り「あぁ、そうだ翔太郎。僕はある用事を思い出した。早急な用事でね、僕一人で事足りるが今晩帰って来れないかもしれない」なんて自分なりに気を使って限られた時間を師弟水入らずで過ごして欲しいとの発言に察しのいい荘吉は此方に視線を寄越すから「翔太郎ってばいい歳して一人じゃ留守番出来ないと言うから、僕の留守を頼みます」早口に捲し立てれば勿論嘘の用事を済ませるために検索の本とスタッグフォンを鞄に突っ込んで彼の師匠に一礼すれば足早に事務所を立ち去り)
(今晩まで用事があると言う相棒にどんな用事なのだろうかとちょっと心配になるがその後に一気に早口で言われた言葉にはちょっと失礼じゃないかと内心思いつつ早々に事務所を立ち去った相棒に慌てて「気を付けろよ!」と声をかけて置きポツンと残された相棒が使っていた珈琲が無くなっているカップを見ればそこは鈍感なのか彼は組織に狙われている身の為大丈夫だといいがと自然と心配になり、事務所を去った相棒の頭の上にはいつの間にかファングが居て『…複雑そうな顔をしてますよ、フィリップ様』と先程偶々聞こえた言葉は間違いなく本心だろうがそれでも複雑そうな彼にそう呟くように声をかけて)
(相棒の言葉を背中で受け止めさて何処に行こうかふらっと飛び出したはいいが宛はなく鞄に突っ込んだキャスケット帽を目深に被り歩けば頭が重たくなって帽子はこんなに重かったろうかと首を傾ければ機械音がして「…ファング。別に複雑じゃないし今は一人になりたい。僕を見張るにしても距離をあけてくれないかい?」別に相棒の事はなんとも思わないし仮に師匠と一夜を過ごす上で大人の関係を築いたって構わないと一人ウロウロして、相棒の少年に気を遣わせた事は申し訳ないが別次元から来た人間は今夜限りで元に戻るから許してくれと心の内で謝罪して『お前は相変わらず鈍感だな』野暮な発言はしないが純粋に用を済ませると思ったらしい反応にやれやれ小さな溜め息ついて)
(ファングはフィリップの発言を聞けば1つ溜め息を吐き『…ご同情します、翔太郎様。…承知しました』とある意味報われないであろう此方の気持ちを知るが彼はそれを封印するつもりでいることを知る1体なのでそっと同情しますと呟き承諾すればスッとまたジャンプして何処かへと去っていき、鈍感だと言われてやれやれと言う師匠の言葉に首を傾げるがふと立ち上がって空になっているカップを手にとって「…どうせなら、おやっさんとフィリップも合わせて色々話したかったのにな」とぼそりと呟けば台所のシンクで丁寧に水と洗剤がついたスポンジでカップを洗って)
今さら気付いたんだが、僕の名前を語って訳の分からない文章が投稿されている…もちろん通報しておいたが何だろうか。よかったら君も通報しておいほしい(眉間に皺寄せ不可解だと唸り)
(人目を気にして歩き同情とは一体どういう事かと首を傾げすんなり聞き入れてくれたファングから離れて歩き何処まで行こうかと足を進め適当に目に入った公園のベンチに腰掛けて、可愛い弟子が全員の洗い物を済ませる様子を近くで見ようかと立ち上がり『それはそれだ。少年の計らいを無下にしないよう久し振りにじっくり離しでもするか』同時の半ズボン姿から随分と落ち着いた弟子を上から下まで何度も眺め人の恋人に手出しするつもりは無いが普段年上として気を張る弟子を少しでも癒せれたらと『そういやお前はいつもこうして家事をしてくれたな』染々思出話を交えながらポンポンと背後から軽いタッチで頭を撫でて)
(その公園は子供達の声で賑わっており、中には帰宅する人達や中にはカップルらしき男女や仲良しらしい男子達や女子達なども通りかかっていき、カップを洗いながら尊敬する師匠からじっくり話でもするかと言われては顔を向け嬉しそうに笑い「うん。俺もおやっさんと色々また話したかったから」とコクリと頷いて自分もまた壮吉と色々と話してみたかったと言葉にしカップを丁度洗い終わったところで頭を撫でながら言われた懐かしい思い出の言葉に「だって、おやっさん驚くぐらい生活スキルなかったからさ、俺もビックリしたの覚えてる」とクスクスと笑って当時の事を振り返るように話して)
俺も昨日その投稿に気付いて驚いたけど、すぐにお前じゃないって言うのはちゃんとわかったから、安心してくれな。ほんとに何なんだろうな…勿論、昨夜の内にあのコメントは通報したいたぜ(眉間に皺を寄せる相棒の頭を苦笑いで優しく撫でながら安心してほしいと笑って伝えて)
(賑わう空間に一人で居る事があまりに馴染まなくて足元に転がる石を蹴ったりしても退屈でふと相棒がいない今こそと思い立っては園崎の屋敷がある方向へと足を進めて、無邪気な笑顔に小さく息を吐いて笑い『成長したかと思ったがまだまだ半人前の子供だな』久々に会ったが根本は変わってないのだと安心して台所の片付けが終わるのを見計らってソファに移動し腰掛けて『最低限生きていけりゃいいと考えてたからな』事務所内を見渡し懐かしい光景を楽しんでガレージの隠し扉に下がる切れ目の入った白い帽子を視界に捉え奥歯を噛みしめ気分を切り替えようと『今はお前があの椅子に座るのか』かつて使っていた事務スペースを指差して)
全く新しいパターンすぎて気付いた時ビックリした。ありがとう(こくこく小さく頷いて既に対応済みとの相棒にお礼を述べて)
(遠くからそっと見守るファングは園咲の屋敷がある方向へと向かうフィリップを見ては彼等がビギンズナイトの幹部であることを知っているのと、そして彼の姉の若菜の様子もある為大丈夫かとそっと着いていき、尊敬する師匠からまたまだ子供だと言われては苦笑い浮かべ「んー……おやっさんからしたら俺はまだまだ子供か…」と呟き何時か壮吉に認めてもらえる日はくるのだろうかとなんて考えておやっさんらしい答えには苦笑いを溢すしかなく事務所の椅子を指されて言われた言葉にはコクリと頷き「うん。せめておやっさんの意思は引き継ごうって思ってさ」と答えながら同じように壮吉の隣へと腰掛けて)
…流石に中には入れないか(立派な屋敷の外観を見上げ自分が此所の家族とは到底思えなくてファングの心配を他所に偶々誰か出てこないかなんて呑気に考え大きな門の前で立ち止まり、半人前だからこそ街の人々に愛されていると本人は気付かないだろうが『いやいい。お前はそのままでいるんだな』首を緩く横に振り無理に背伸びする必用も変わる必用もないのだと否定して事務机に座って珈琲片手にタイプライターを叩く愛弟子の姿を想像しては寂しさが込み上げるのをぐっと堪え『…そうか。街の涙を拭うハンカチになれよ』きっと立派な探偵になったに違いない弟子の方へ斜めに向き直り昔を懐かしむように目を細め肩に手を触れて)
(大きな園咲の家の門の前でフィリップが立ち止まる中『本当に君は馬鹿だね』と彼だけに聞こえるもう一人の夢のフィリップである彼と同じ声が姿はないものの本当に呆れたような声が一言だけ響き、壮吉からの返答にキョトンとなるも小さく微笑み「うん、おやっさんがそう言ってくれるなら、俺は俺のままでいるぜ」とコクリと頷いてそう言いその後に肩に手を置かれて言われた言葉に思わずキョトンとなるが直ぐに微笑んで頷き「勿論、俺はこの街が大好きだし、この街の涙を拭ってみせるし、受け止めて見せるぜ」と胸元に手を当てて決意の言葉を口にし(…例え、俺に何があっても)と心の中でだけで内緒で付け足して)
(大きな門の前で立ち止まっていれば何度も現れるもう一人の自分の声がしてその場にしゃがみ込んで両手で耳を塞ぎ「…僕は家族に会いたいだけだ」ぽつりと呟き、ハーフボイルドにはハーフボイルドの良さがあるとは気付かなくてもいいと頷いて返答し一人で抱え込み自分の感情を後回しにする癖は昔からで『ただし、涙を拭う人間の心が泣いていちゃ駄目だぜ?分かってるんだろうな、翔太郎』せめて今一時くらい自分の心に素直になり引っ掛かりがあるなら取り除く力になろうと愛弟子の肩を抱き自分の方へと身体を傾けさせて)
(耳を塞いで家族に会いたいだけだと言うフィリップに夢のフィリップは更に呆れたような声で鼻で笑い『ふーん…自分の家族の真実を知る勇気すら持たない君がかい?直ぐにわからないって自分の気持ちの変化にすら気づかないくせに?』とわざとキツい言葉を耳を塞ぐ彼の脳裏に直接次々投げ掛けていき、自分に何があろうともと心の中で思っていれば肩を抱き寄せられ壮吉の肩に凭れることとなりキョトンとなるがその後に言われた言葉にはそっと目を伏せつつ「……うん。ちゃんと、わかってるぜ…おやっさん…」ととても小さな声で呟くように口にして)
自分の家族の真実…(立派なお屋敷はいったい何を隠しているのだろうかもう一人の自分が言うように勇気はないが逃げてばかりもいられないとジレンマに潰されそうになりながら耳を塞いだままでいて、昔から自己犠牲が強い愛弟子の側にいて少しでも甘えさせてあげれたらと肩に回した手をずらして頭を撫でて『…無理だけはするなよ』まだ先のいくつかの試練を脳裏に浮かべながら弟子と少年が幸せになれますようにと願い口を閉ざし頭を撫で続けて)
(相変わらず耳を塞いだままのフィリップの姿に夢のフィリップは大きく1つ溜め息を吐き『君は本当に子供だね。何もしないならしゃがんでばっかいないでさっさと事務所に帰ったら?オカンのファングにも余計な心配かけられないしね』と実はファングの気苦労を密かに知る為そう口にした後完全に気配を消して、壮吉に頭を撫でられる感覚に安心感を抱いていれば無理はするなと声をかけられ僅かに苦笑いしつつ「…ああ、わかったよ、おやっさん」と出来るだけ無理はしないと伝えて)
…ファング、いるんだろう?僕は…一目でいい。一目でいいから家族を見たいんだ。そうすれば帰るよ(もう一人の自分には耳を貸さずおそらく声の届く範囲にいるだろうファングに向かって話し掛け漸く立ち上がって辺りを見渡して、今やすっかり帽子の似合う男になったであろう弟子の頭を撫でる手は止めず『あぁ、それでいい。今俺の前だけでは昔の半人前だった頃に戻れ』あとは少年と上手くやってくれる事を願うだけだが『…それにしても、片想いは辛いよなぁ』自分の気持ちに蓋をする弟子は見ていて痛々しく出来ることなら応援してやりたいが下手に他人が手を出すべきでなく心中察して黙って見守るだけと緩く首を振り)
(黙ってフィリップの様子を少し大きな木の上から見守っていたファングは声をかけられては静かに立ち上がって同じように静かに彼の頭の上に乗り『…フィリップ様のご自由に。私は何もいいません』と自分は何も言わないので見ても見なくても自由にしていいと伝え前と同じように透明化の力を与え、師匠からの今はとても有難い言葉を聞けばコクリと1つ頷いて頭を撫でてもらいつつそっと隣の壮吉の肩に頭を預けてその後まるで此方の気持ちを察したように口にされた言葉に深く俯くが数秒して顔上げては師匠にまで心配をかけたくない気持ちで笑顔を向け「おやっさん、俺は大丈夫。俺は、フィリップの幸せを願ってるから、アイツの為なら未来から持ってきた気持ちは無くそうと思えば無くせる」と見るものが見れば無理しているとわかる笑顔でさらっとそう口にして)
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