左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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君だって彼女のファンだろう?なんだかテンション低いね(静かに猫を撫でてばかりいて相棒は未来から来た訳で時間が経てば熱が冷めるなんて事もあり得るからだろうかと首を傾け若菜の元気な声で始まるラジオを身を乗り出して聞き入り過去と同じく電話リクエストのコーナーで掛かってきた謎の電話と共に外で大きな風車が崩れる音が響き「翔太郎、これはどういう事だい?」窓に走り寄り見えた数字の7を表した鉄柱に何が起こったのかと相棒に問い掛け)
(不思議そうな相棒の言葉には返答する気力もなく心の中で恐らく相棒は若菜の事を姉として何れ大好きになるだろうとこの未来の事を考えこの未来から持ってきた恋心は封印しようと猫を撫でながら考え相棒の為にとも考え彼はラジオに夢中なので気付かないだろうとそっと距離を取るように猫を抱えて立ち上がり相棒から離れた椅子に座り直し再度猫を撫でながらラジオを聞きふとあのミスタークエスチョンを名乗る電話と共に爆発音が響きハッとして窓の外を見ればあの7の形の鉄柱が見え相棒に顔を向けることもせず僅かに眉を潜め「…ミスタークエスチョン…若菜さんへの…プレゼント、らしいぜ…」と呟くように答え自分への関心は向かせないようにし自分も若菜の事は心配だから相棒には若菜にだけ心配を向けさせるようにして猫をそっと椅子へと置き優しく頭を撫でた後を外へと飛び出して勘から働くある場所へと向かい)
…好きな数字のプレゼント(相棒の呟きを聞いて随分と悪趣味なプレゼントをする人間がいるものだと驚きを隠せず何が起きたか分からないが恐らくドーパントの仕業でありドーパントから若菜を守るのが今回の依頼となるのだろうと考え「翔太郎…?」名前を呼び相棒がいた方向を振り返るが姿がなく代わりに外出したらしいドアの閉まる音が響き何処に何をしに行くとかを一切言わずに飛び出されてしまいどうしたものかと数秒ほどドアを見つめて立っていたが直ぐにガレージへ向かい相棒が呟いた"ミスタークエスチョン"のキーワードで検索を開始して)
(妙な働く勘からある場所へと向かうなかふと思い出してスタッグフォンを取り出して『過去と同じならキーワードとなるヒントは彼女の8月号の雑誌。恐らく次に狙われるのはサザンウィンド・アイランドパーク』とだけの簡単な文を打ち込んで送信しておきある場所へと向かって足を進めていきもしこの依頼で彼女と顔を合わせることがあったとしても彼女が以前の依頼で潜入した執事だと気付かずあの時と同じように忘れていることを願い目的の場所へと着けば勘通りなのか彼女のマネージャーである上尾強の姿があり「…何してるんですか、こんなところで…」と声をかければ上尾はゆっくりと此方を振り返り何故此処に人がいるのかと言う表情を向けられるがただ答えを待つように黙ったままで居て)
(相棒のヒントを元に検索すればバイオレンスドーパントの仕業だと判明しホワイトボードに書き込んだタイミングでスタッグフォンがメールを受信した為それを確認して『分かった。気をつけて』返信して該当する雑誌は丁度今朝がた読んでいたもので若菜の特集ページを開けば"好きな数字は7"と書かれた文字が目に入り悪趣味なドーパントは若菜の好きなものをプレゼントするつもりらしいのだと理解し相棒の向かった先に敵が現れるとすれば直ぐに変身できるようにしておくべきと手元にサイクロンメモリを置いておき)
(此方からの問い掛けに上尾は何処か不気味な笑顔を浮かべ『僕は若菜姫が大好きなんだ、だから彼女にプレゼントをあげてるだけさ』と口にした後を真顔のような表情になり『これは僕と彼女だけの問題だ』と手袋をしている片方の方を取りドーパントの証である生体コネクタを曝してはバイオレンスメモリを其処に差し込んでバイオレンスドーパントに変身しメモリの名前の通り何かを壊すことに特化した攻撃で襲いかかってき何とか避けながら近くの物陰へと隠れては若稲を疎ましく思うが為に彼の恋心を利用しメモリを手にさせたある女性の事を思い出してはそっと目を伏せるが数秒して顔を上げては「…フィリップ」とポツリと小さな声で相棒の名を口にしてWドライバーを装着して)
…ドーパントの正体は彼女のマネージャー、上尾強(悪趣味なドーパントが近くに居るとなれば若菜が危ないが相棒が守ってくれると信じて待つのみで既に知っているであろうが上尾の検索結果を連絡しようとスタッグフォンを手にしたタイミングで腰にドライバーが浮かび上がり「あぁ、翔太郎。ところで犯人は彼女のマネージャーだろう?」ベルト越しに話し掛け予め側に置いてあったサイクロンメモリを手に変身して意識を飛ばした身体はいつも通りガレージの床に音を響かせ倒れ込み)
(ドライバーが腰に装着され聞こえてきた相棒の声と問い掛けに僅かに苦笑いを浮かべ「…ん、ああ、若菜さんのマネージャー、上尾強だ。…と言っても、アイツはその恋心を利用されただけなんだけどな」と最初は同意の言葉を口にして最後はとても小さな声で呟きsoulに来たサイクロンを挿し込みbody側に構えていたジョーカーメモリを挿し込んでWの形に開けばWへと変身し鉄の塊のような姿へと変わり突進してきたので素早く左をトリガーへと変えては何とか素早くかわし牽制で何発か風の弾を打つがふと一瞬目の前の景色が大きくぐらつき思わず頭を押さえるが景色は直ぐに何時も通りの見え方に戻り(何だったんだ…もしかしてさっき、後頭部を打ったせいか…)と心の中で考えるが矢張ドーパントは考える時間をくれず襲いかかってき攻撃をスレスレ受けてしまいつつも相棒と息を合わせて攻撃を加えていく中で気付けば「…お前、そのメモリ、どうやって手にしたんだ?」とドーパント、上尾に静かな声で問いかけていて)
(相棒の言葉に耳を傾け自分のまだ知らない感情が登場し興味深いのだが何故そんな事でドーパントになるのか理解に苦しみ「恋心…僕にはまだ分からない。それはそんなに強い影響力を持つのかい?」相棒から聞いた話ではいつか相棒に対して恋心を抱くらしいが今のところそんな気持ちはなく一体どういうものかと子供らしさが残る故に純粋な興味本意の疑問をぶつけるが視界がぐらつき頭を押さえた動作に慌て「翔太郎、大丈夫かい?無茶しないでくれ!」相棒が心配だが止む事ない攻撃を何とか避けつつ上尾の答えを待てば『…うるさい!ある人に言われたんだよ!!これがあれば好きな気持ちをぶつけられるって!!』半ば自棄になった上尾が佐伯の名前こそ出さないものの誰かにそそのかされた事を白状し硬い拳を振り上げ地面を思い切り殴り)
(頭がとてもいいがまだ子供らしさが残るゆえらしい疑問にそっと一瞬目を伏せ「………自分だけを見て欲しいのにとか…あの人と好きな人が話しているのが嫌だとか…恋ってのはそう言う負の感情を抱く事もある…。まあ、その分両思いになれれば、とても嬉しいし幸せなもんだ…」とまで口にした後「…お前にも出来ると良いな、将来心から好きになれる女性とか」と小さな声で若菜の姉心を想像し願った事をツキリと痛む胸にそっと蓋をして呟き視界がぐらいついた事に心配してくれる相棒には申し訳ないと思いつつも大丈夫ともはたまた気にするなとも何も言わずに居て、自暴自棄になって話された内容に矢張と眉を潜めるがその固い拳で地面が殴られれば地面に大きなヒビが入って崩れ始め何とかジャンプして回避しつつ右をルナへと変えてはトリガーマグナムにトリガーメモリをセットした状態で着地した同時に銃口をドーパントに向け「…そうだよな、恋ってのは簡単なようで難しいもんだ。でも、だからこそこそ見守るって言う気持ちも、大事なんだと思うぜ」とまるで相棒と話すときのような優しいが悲しげな声で呟けば上尾が驚いた気配がするが引き金を引き「…トリガーフルバースト」と口にして相棒と息を合わせて必殺技を放ち破片を避けてせまる青と黄の追尾弾を食らったドーパントが爆発しメモリが壊れた音が聞こえれば呆然とする上尾の肩に左手を置き「…ちゃんと、罪は償えよ」とブレスレットから生命力を力に変えた強い癒しの力を与えると共にそう声をかければ変身を解いて急いである場所へと足を向けて)
ふぅん、そういうものなのか(言葉で聞いてもやはりピンと来なくて相棒が調査に出掛けると退屈だったり相棒に頭を撫でて貰うのが好きだったりする感情は恋心の始まりなのだろうかと不思議な気持ちでいっぱいだが恋心を説いた相棒の声に寂しさが滲み出ており深く追求せずいつか分かるようになるはずと今は不本意ながら戦いに集中するとして上尾を諭す言葉に耳を傾け保護者みたいな事を言うのだと不思議に思えば向こうも同じ事を感じたらしく一瞬驚いた隙に必殺技を食らわせメモリブレイクに成功し今回はやけに早く変身が解かれ見慣れたガレージの景色が戻ってきて「…若菜さんは僕の家族…でも、そんな実感全く沸かない」相棒に聞いた話を思い出し口にしては意識を飛ばした床に倒れた体勢のまま暫くぼんやりとして)
(急いで風都のラジオ局WINDWAVEへと向かってはその出口前に若菜とあのラジオの内容や風車の爆発などに対する意見を聞こうとしているのかかなりのマスコミの姿があり一瞬驚くが若菜に見付からないようにそっとある一人のラジオの関係者に声をかけては1枚の紙とある女性への伝言を預けて直ぐにその場を離れ少し歩いた所でまた目の前の景色が歪み頭を押さえて壁に手を着くが景色の歪みは治らずそのまま倒れかけた所で俯いて踏み止まり数秒して顔を上げては、その此方の変わりに出てきたジョーカーは自分の左手を見て1つ溜め息を吐き足早に事務所への帰路を歩き数分して事務所へと着いて一旦足を止め玄関を眺めては扉を開けて中へと入り閉めた後此方の真似をして極僅かな声で「…ただいま」と帰宅の挨拶をし机に相棒用に置いておいた朝食を見付けては黙ってそれを数秒見た後冷蔵庫に入れておきガレージの扉を遠慮なく、だが静かに開けては「フィリップ、お前に渡すものがあるから来い」と何時もの淡々とした声で倒れた体勢のままの相棒へと声をかけてはそのままガレージを出て)
…僕の家族は……僕は一体…(若菜について検索した際に知り得た"園咲来人"という人物やビギンズナイトの日に組織から助け出してくれた鳴海荘吉と翔太郎と全く思い出せない幼少期の記憶と色んな事をぐるぐる考えながらガレージの天井を眺め上に向けて伸ばした自分の右手とにらめっこしていれば玄関の開く僅かな物音がして相棒が帰ってきたのだと起き上がろうとした時ガレージのドアが開いて「…おかえり、翔太郎」目の前に現れたのは相棒のはずなのに何処か相棒と違う雰囲気がして一体何を渡されるのかとゆっくりと立ち上がり「僕に渡すものって何だい?」事務所へと顔を出せばやはり翔太郎なのに翔太郎でない人物がいてじいと目を細め相棒の姿を見極めるようにして注視しながら近寄り)
(ジョーカーはお帰りと言われればただいまと返すことは分かっているが生憎自分はそんな心持ちは持ち合わせておらず内心申し訳ないと感じつつ背を向けた状態で事務所の事務机の引き出しを漁って目当ての物を見付ければ上半身だけを近付いてきた相棒に向け「これだ。中身はオレも知らない」と何時もの無表情と淡々とした声でそう告げて目当ての物、1枚の"フィリップへ"と書かれた真っ白な封筒を差し出してなかみは知らないと伝えじっと差し出した体勢のまま相棒がこの手紙を受けとるのを待ち)
翔太郎…?(いつもならただいまが返ってきてお前もお疲れ様とか自分の方が疲れているだろうに頭を撫でてくれて検索しかしていないのに褒めてくれるはずが目が合えば無表情でいつもの翔太郎でない事は明らかなのだが本人は説明する気がないらしく"オレも知らない"とさらっと別人を認める発言をされ回転の速い頭でも情報の整理が追い付かず突っ立っていれば封筒が差し出されて「…あぁ、受け取るよ。ありがとう」頭上に浮かんだハテナは一端そのままに手紙を受け取り事務机から鋏を持ち出しベッドに腰掛け糊付け部分を丁寧に切り取り中を確認して)
(相棒が中身も知らない此方が差し出した封筒を受け取ったのを黙認すればそのまま事務用の椅子へと腰掛けてベッドに腰掛けて封を切る彼の様子を時々見つつ偶々近くにあった小さな小説らしき1冊の本を手に取りそのまま読書を始め、その白い封筒の中には1枚の真っ白な便箋が入っておりその中身には"お前はお前の思うままに自由に生きていいからな、俺は何時でもお前のこれからの幸せを祈ってる"とだけの此方の時で1文だけが何時もより丁寧な時で書かれててその1文だけでその手紙の内容は終わっていて)
…なんだい、これ。まるで別れの言葉みたいだ(互いに進みたい道が別れどちらかがこの街を飛び出すような文面に首を傾け感想のような独り言を呟き何度も目を通し検索の本に挟み相棒だけど相棒でない人に何を聞いても答えは来ないだろうと小さく溜め息ついて膝を抱えて座り直し「…自由に生きろなんて…そんなの言われても…"自由"が僕には分からない」膝に頭を乗せ今にも涙が溢れ落ちそうなとても小さな震える声を絞りだし)
(ふとジョーカーが見ていた小説から顔を上げればフィリップが本に便箋を挟んで膝を抱えていて呟かれた言葉を聞けば小説を置いて椅子から立ち彼が居るベッドの方へと行けば検索の本から挟まれている紙を抜き取り中身を拝見しその内容に僅かに目を細めては「…まあ、ある意味別れの言葉だな。いつか来るであろう…な」と呟いた後今にも涙を溢しそうな相棒に目をやり「…で、何故お前は今にも泣きそうな顔をする。この手紙の中の自由とは誰にも邪魔されずに検索に浸れる、うるさく言ってくる人も居ない、仮に好きな人が出来ればそいつと暮らすことも出来る、そんな自由だ」と一気に淡々と告げた後小首を傾げ「…それなのにお前は嫌なのか?」と問いかけるがある種の自分でよく考えてみろと言う意味も込めていて)
(近付く足音に顔は上げないままでいて"いつかくる別れ"とは何なのか翔太郎は何を悟り一人で抱えているのだろうかと困惑し伏せた顔が上げられず返答も出来ないでいれば立て付けに降ってきた言葉に対し口を開くが直ぐには返答できず「…確かに僕は、検索が好きで知識を得るのが好きで…だから時々翔太郎をうるさく感じる時もある。でも、そんなの…。それに、好きな人?組織に追われて満足に外出も出来ないのに、そんな人現れる筈ない…僕は好きで此所に居るんだ…」悲しいのか怒っているのか自分で自分が分からずポタポタと落ちる涙は止まらなくなり「…お別れなんて嫌だ」ぶんぶん首を横に振り相棒と一緒に居たいのだと相棒はどうしてしまったのだと混乱しすっかり冷静さを失いこんなの自分らしくないとか両手で頭を抱え込み)
(相棒から告げられた言葉とその後にポタポタと落ちている涙を変わらず無表情のまま見ればゆっくりと口を開き「……翔太郎はな、お前のこれからの為に、自分からお前との距離を取るつもりでいるぜ。未来から持ってきた自分のお前への気持ちに蓋をしてな」と今朝の此方の様子をジョーカーメモリからそっと観察して分かったことを呟くように口にしそっと未だに心の中で眠り続ける此方をちょっと心配しつつ自身の胸元に手を当て「未来を知るからこそ、お前との別れはどれを除いても避けられないって知ってるから、だろうな」と目の前の相棒と同じように色々と悩んでいるある意味のパートナーの心情をさらっと口にして)
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