左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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ん?対等、に?俺と対等に話したいのか?(対等に話したいのだと言う相棒の言葉に思わずキョトンとなり目を瞬かせつつ小首を傾げて思わずそう問いかけていて相棒の疑問系での呟きが耳に入れば聞こえていたのだと気付き内心苦笑いするもコクリと頷き僅かに苦笑いし「ああ、エクストリームメモリ、だぜ」と復唱するようにあの鳥形のようなメモリの名前を口にし唐突な此方の好き発言に驚いた様子の相棒に僅かに笑い「…いや、何か大好きだって言いたくなっただけだぜ」と口にしては落ち着かせるように相棒の頭を優しく撫でて)
ん?対等、に?俺と対等に話したいのか?(対等に話したいのだと言う相棒の言葉に思わずキョトンとなり目を瞬かせつつ小首を傾げて思わずそう問いかけていて相棒の疑問系での呟きが耳に入れば聞こえていたのだと気付き内心苦笑いするもコクリと頷き僅かに苦笑いし「ああ、エクストリームメモリ、だぜ」と復唱するようにあの鳥形のようなメモリの名前を口にし唐突な此方の好き発言に驚いた様子の相棒に僅かに笑い「…いや、何か大好きだって言いたくなっただけだぜ」と口にしては落ち着かせるように相棒の頭を優しく撫でて)
…そんなにおかしな事を言ったかな(未来を知ってる分常にリードされている感がつまらないと言うか二人で一人が平等でなくなってしまったから対等になりたいとぼやいただけで驚く事だろうかと指先で口許に触れて首を傾げ初耳のメモリにもそのうち出会うのだろうとワクワクするような何故か不安にも感じて小さく頷くだけで返答はせずにいて「…そんなの…知ってるけど、急だったからビックリしただけさ」火照る頬を隠そうと両頬を手で覆い痛くない程度の力で相棒の胸元を叩き)
んー……いや、何て言うか…ちょっと驚いたけど対等でありたいと思ってもらえるのは、俺としては嬉しいもんだな(不思議そうな様子の相棒に少し考えた後苦笑いしつつ呟くが最後は小さく微笑んでそう思ってもらえるのは嬉しいと口にしただ頷きを返してくれた相棒の頭を何も言わずに優しく撫でて赤らんだらしい頬を隠す様子に僅か苦笑いしつつも口元を緩めて微笑ましく思いつつも胸元を叩いてくる相棒の頭を落ち着かせようと髪をとくように優しく撫でて「まあ、急に言ってビックリさせたのはごめんな…。けど、まあ、急に言いたくなってさ…」と苦笑いしつつも急に言いたくなったのだと告げてふと夜空を見上げれば流れ星が流れていった為「あ、流れ星…」と思わず呟きつつあるお願い事を心の中で口にして)
嬉しいって思って貰えるなら良かった…早く大人になりたい(まだ世間的に少年と分類される年頃ではあるのだが相棒が妙に大人びてしまったから余計に早く並びたくて綺麗な月に願掛けするように夜空に向かって呟き急に大好きだなんて反則だと胸元を叩いて抗議してぱっと顔を上げ「僕も君の事が大好きだ。君に頭を撫でて貰うのも好きだしね」一瞬だけ目を合わせて宣言しては相棒の発言に空を見上げ「…翔太郎と一緒にいられますように」両手を合わせて流れ星に向かって静かに願い事を唱え)
大人、かあ……フィリップ、お前はさ、この先に何があっても…沢山悩んでも良い…前を向けるか?(早く大人になりたいと言う相棒に彼がデータ人間であることを思い返してはそっと数秒目を伏せ数秒して目を開けては相棒に顔を向けて静かな声でそう問いかけて「俺も側に居られる限りお前と一緒に考えるからさ」とこれまた静かだが穏やかな表情で自分も一緒に考えると口にし相棒からも急に大好きだと宣言されてはキョトンとなるが次第に頬が赤くなり一瞬俯くが顔を上げて「…ありがとうな」と小さく微笑んでお礼を言い流れ星へと相棒の願い事を聞けばよ頭を撫でつつ夜空を見たまま小さく微笑み「俺もな、お前の側にいて支えられます様にって願ったぜ」と穏やかな声でそう流れ星に願ったことを教えて)
まるでこの先に試練が沢山あるような言い方だね(まさか自分が死亡しデータ人間だとかビギンズナイトの幹部が家族だとか翔太郎とコンビ解消しようと持ち掛けた事があるだとか想像も付かなくて一体何を言ってるのかと首を傾けるが真剣な雰囲気に少し考えてから「…もし、本当にそうだとしても…分かった、前を向くよ」真っ直ぐに相棒を見つめ静かに宣言して同じ願い事を託された流れ星はとにかく綺麗で夜空を見たまま「…きっと叶うよね」相棒の手を握ってもう一度頭の中で願い事を唱えて)
……お前にとっては、最初は、ショックが大きいと思う…(首を傾げる相棒の様子にこれから直面するであろう試練の数々、特に彼が既に死んでいてデータ人間であることや彼の本当の家族でビギンズナイトの幹部である園咲家と次女である若菜の事を思い返しては僅かに眉を下げてそう呟き此方を見て静かに宣言された言葉に何処か安堵したように微笑み「ああ、俺は何時でもお前の力になるからな」と自分も何時でも相棒の力になると告げて手を握られつつ呟かれた言葉に此方も夜空を見たままそっと手を握り返し「…星は古代から人々の道にも心の道標にもなってきた…大丈夫、願いはきっと叶うさ」と昔祖母から教えられた星の歴史を聞いた時に知った事を話ながらきっと願いは叶うと穏やかなはっきりとした声で呟き左手をそっと月に翳して白く輝く宝石を見つめて)
…覚悟しとくよ(どんな事が起こるかは時が来れば分かるのだから今は詮索せず覚悟だけ決めておくとして握り返して貰った手の安心感が大きくて「でも、君がいる限り何があっても平気」手を離す前にぎゅっぎゅと数回力を込めて握ってからそっと離して「大好きな街の星が僕らを導いてくれるんだね」翔太郎の話す内容に耳を傾け腕で輝く宝石の光に目を細め暫く眺めていたが満腹になったのも働いて少し眠くなってきたし思い出したが相棒は体調不良だったしと先に立ち上がり「そろそろ寝ようか」隣に座ってくれていた相棒に向かって手を差しのべ)
(覚悟を決めておくと言う相棒に何も言わずに唯1つ頷いて優しく頭を撫で次に相棒から言われた言葉に思わずキョトンとなるが直ぐに小さく笑っては「そうか。なら、俺もお前の側に居れるようにならねえとな」と相棒がそう言うなら自分も相棒の側に居られるようにならなければと心に決めて此方も相棒の手を1回強く握り返して手を離し「ああ、この風都の風と星が、俺達を、この街の未来を導いてくれる」と微笑んでこの愛する街の風と星が導いてくれると同意するように口にし立ち上がったら相棒からそろそろ寝ようと差し伸べられた手を数秒見ては微笑んで「ああ、そうだな」と頷き此方からも手を伸ばして握り返しては同じように立ち上がって)
翔太郎…いつも、ありがとう。これからも宜しく(握り返してくれた手を一度両手で包み込んでから改まって感謝するのは恥ずかしい気もするが伝えるべき事は言いたいと思った時に言うべきだと軽くお辞儀して屋上から帰る前にもう一度夜空を見上げれば心地よい風が吹き「なんだが背中を押してくれるみたいだ」両腕を伸ばし外の空気を吸い込んだら階段を降りて事務所に戻り予知夢のようなビジョンによれば次は若菜に関する依頼だとぼんやりと考え依頼人となる若菜は家族でもあるらしく事前に彼女について検索するか迷いガレージへ続く扉の前に立つが直ぐに止めて何でもない風にベッドに腰を下ろして)
…ああ。此方こそ、何時もありがとうな、俺からも、宜しく、フィリップ(手を両手で握られ感謝の言葉を言われてはまたキョトンとなるが微笑んで此方こそと自分も相棒への感謝と宜しくの気持ちを伝え心地よい風を感じながら口にされた相棒の言葉に笑って「だな」と同意するように1つ頷き相棒に続いて事務所へと戻ればガレージの扉の前に立っていたように見えた相棒が直ぐにベッドへと腰掛けた為何だか心配になりつつもそっと近寄り優しく頭を撫で「お前も早く寝ろよ」と優しい声で声をかけてはそっと手を離すがふと感じた感覚に目を軽く見開くが数秒して自分の懐からメモリーメモリを取り出してまた数秒見詰めては掌の中でグッと握り僅かに俯き「……壁を乗り越えて……心を…1つに…」とポツリポツリとこれから先の事のような言葉を呟きするとメモリーメモリから紫の光が溢れたかと思えば自分と相棒を包み込み気付けば相棒は真っ白な空間に居て、その数歩先には此方にとても似た幼い子供が背を向けて立っていて)
(若菜について調べるか否か少しだけ悩んで止めたのが心配だったようで頭を撫でてもらい「君こそ、病人だってこと忘れずに」相変わらず人の心配ばかりする相棒に自分の事も労ってくれと忠告しそのままベッドに寝転がったと思ったら相棒が手にしたメモリからなのか光に包まれいつの間にやら眠ってしまったのだろうかと不思議に思っていれば本棚に近い空間が広がり「…どうしたんだろうか。ここは本棚の中…なのかな」一先ず状況を把握すべく不思議な空間を歩いてみることにして)
(病人だと言うことを忘れずにと言われては苦笑いするも素直に1つコクリと頷き、その不思議な真っ白な空間は歩き続けても真っ白な景色だけが続いていたのだが少しすれば数歩先には相棒が何時も見るであろう無数の本棚が並ぶ光景があり、その本棚の中には物珍しそうに、だが歩きながら好奇心に満ちた様子で色んな本棚を見ている彼の相棒に似た幼い少年の姿があり)
…やはり本棚なのだろうか(意識を飛ばした覚えは全くないが白地の背景に本が並ぶ様はどう考えても地球の本棚そのもので何事かとずらりと並んだ本の背表紙を指でなぞりながら歩くと何かの気配を感じそちらの方向へ慎重な足取りで向かえば本棚が珍しいのかあちこち見て回る少年の姿があり「…君は誰なんだ」率直に感じた疑問を口にその少年との距離を詰め寄れば確かに年頃は幾分か若いのだがどこか翔太郎に似たような相棒の面影のある人物に向かってぼそりと呟き対面して話すにはやや遠いくらいの距離で足を止め)
(好奇心に任せて歩き回りながら本棚を見ていた少年は声をかけられた気がして足を止めてそちらを見れば少し遠く離れた場所に本棚の間から一人の見知らぬ成人前のような面影の男性の姿を見付け今度ははっきりと自分は誰なのかと聞き取ることができ「おれは左翔太郎。あなたこそ誰なんだよ?」と自分は左翔太郎だと名乗り今度かは此方から貴方こそ誰なのかと不思議そうな、しかし警戒心を滲ませた様子でその小さな首を傾げて問いかけて)
…僕はフィリップ(雰囲気は相棒そのものだが幼すぎるしと思考を巡らせたが本人の一言で人物を特定する事ができ警戒を解くべくほんの数歩だけ前進し屈んで目線の高さを合わせて名乗り「本棚を珍しそうに見ていたけど、君は此処に来るのは初めて?」あまり距離を詰めすぎても警戒心から逃げだすかもと立ち上がり少年から視線を外して普段と変わらず本棚に並ぶ色とりどりの本を眺め「僕は此処に何度も来ている。ありとあらゆる知識が存在する空間さ」話したくなれば相づちを打ってくるだろうと考え穏やかな声を意識して話し掛けているとも独り言とも取れる具合で言葉を続けどんな本が並ぶのか背表紙を見ていき)
(青年のような少年のような男性の名前を聞けば「フィリッ、プ…」とおうむ返しのように彼の名を口にし知っているような気がするのは何故なのだろうと幼いながらに小首を傾げるが初めてかと聞かれればコクンと頷き「気付いたら、本が一杯の場所に来てた」と何処か舌っ足ずな喋り方だが何故か彼に興味を持ってもらいたく一所懸命に喋り彼のこの場所についての説明を受ければ子供ゆえに好奇心が勝り「あらゆる知識…凄いんだな、この場所!」とすっかり警戒心が解けたように目を輝かせるがふとじーっと彼を見詰めては恐る恐る小さな手でその大きな手を握り「フィリッ、プ、はさ、寂しい思いしてない?」と何故かわからないが彼が自分と同じように寂しい思いをしていないか気になり気付けば心配そうにそう聞いていて)
(何故こうなったか夢なのか現実なのか分からない事だらけだが初めて訪れた知識が溢れる場所に興奮したらしい様子の少年をただ黙って見つめ「あぁ、知りたい事が何でも分かるから便利だよ」淡々と本棚について説明し目が合ったかと思えば小さな手が伸びて握られて「え…?」唐突な問いかけに目を見開き数秒固まってしまうが心配する少年が酷く悲しそうに見えたから「…僕は、本当の家族の記憶がない。でも家族の代わりが居るから寂しくないよ。大切なのは血の繋がりでなく絆の強さなんだって教えて貰ったから」ゆっくりはっきり頭の中に相棒である成長した少年の姿を思い浮かべながら伝えていつも翔太郎がしてくれるみたいに優しく頭を撫でて)
(何故かとても目の前の彼が心配になり気付けば寂しい思いをしていないか聞いていたが彼からの返答を聞き頭を優しく撫でられては目を丸くしてキョトンとなっていたが寂しくないと言う言葉を聞けてはとても安心したようなそして嬉しそうな子供のような笑顔を浮かべ「そっか、お兄ちゃんがおれと同じように寂しい思いをしてないなら、おれ安心した」と自分と同じように寂しい思いをしていないなら良かったと口にして小さな手で握っていた手をそっと放しては「じゃあな、フィリッ、プ」と子供のような笑顔で笑いじゃあなと大きく小さな手を振ってはそのまま本棚の中へと身を紛れ込まそうとして)
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