左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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(一旦二人の争いを止めてまず幸の弟である康平から話を聞けばどういう経緯で知ったのかは不明だが姉の幸がそもそもガイアメモリを入手した原因が今目の前の湯島則之にあることを知りそれを問い詰めていたのだと怒りのままに口にし、だがそれを聞いた湯島は悪びれもせず開き直ったように幸に結婚詐欺を働こうとしたと白状し挙げ句に自分は悪くないとあの過去と同じように告げそれを聞いた康平は怒りのままに湯島に殴りかかろうとするがそれを片手で押し留めては「…手を出したら駄目だ。貴方が悪いことになるし、そして貴方がやってることは姉の為の復讐だとしても、その姉を轢い黒須達と同じになりますし、それでは復讐の連鎖は止まらなくなりす」とそのまま流れるように湯島に殴るのではなく思い切り平手打ちをすれば康平は思わず驚き、一方の事務所内には誰もおらず、ベッドも藻抜けの空になっておりテーブルには1枚の伝言の紙が置いてあり)
(事務所に戻ればまだ動けないはずの相棒の姿がなく相変わらず無茶をして心配掛けさせると怒りなのか悲しみなのかやるせない感情をどうする事もできず伝言の書かれた紙を内容も確認しないままに握り締めて床に放り投げ、ガレージに行けば黒須から聞き出した情報をホワイトボードに書き記しこれ以上の犠牲者を出さない為には幸を止めるしかないが怒りに満ちている今の状態ではとてもでないが話を聞いてくれないだろうと溜め息ついてもう一人の自分が今だけ相棒を治したとは知る由もなく体調が心配で早く帰って来てくれないかと再度深い溜め息が出て)
……貴方がそういうやり口でそう言う考えを持っている限り…貴方は永遠に"独り"だ(平手打ちされた事に驚愕しているらしい湯島に静かな声で一言だけそう告げては康平へと向き直り頭を下げてはゆっくりとした足取りで事務所へと帰っていき、康平は何かを思ったのか1つ頷いた後湯島を残して姉がいる病院へと向かい、相棒が深い溜め息を吐いたと同時に再び夢のフィリップが現れ相変わらず面白そうに『駄目じゃないか、メモを読まずに捨てちゃ。大事なことが書いてあったらどうするんだい?』と相棒が捨てた紙を差し出しながらクスクスと笑ってそう言い『翔太郎が居ないのは僕が一時的に治してあげたからさ…いや、正確には誤魔化してるってところか。……まあ、後で無茶した分のダメージは跳ね返ってくるけど。…翔太郎自身は僕が一時的に治した事には気付いてないみたいだけどね』とニヤリと口角を上げて相変わらずの楽しそうな様子のまま此方が居ない理由をスラスラと話していき)
(翔太郎が居ない事への苛立ちや心配で落ち着かない気持ちをどうする事もできずガレージにいると目の前に自分と同じ顔した別のものが現れ睨み付ければクスクス笑って投げ捨てた紙を差し出されれば引ったくり手元に置いておき聞きもしない事をペラペラ喋る様子には嫌悪感しかなく「…言いたい事はそれだけかい?」強がってみるものの一時的に治ったダメージは跳ね返ると聞けば普段は冷静沈着であるのに焦りと心配の気持ちが止まらず表情にも滲み出てしまうのを見て更に楽しげに表情を歪める夢の自分に対し「翔太郎の邪魔をしたいなら止めておきたまえ。僕が相棒である限り君に勝ち目はない」正面からしっかりと睨み付け拳を強く握り声を絞り出して)
(此方が話した事に対し言葉とは裏腹に焦りなどを隠せないでいる普段の冷静沈着とは違う相棒の様子に夢のフィリップはますます面白そうに笑いその後に言われた言葉には目を瞬かせるがまた楽しげな表情に戻り『別に僕は君に勝とうなんて思ってないさ。ただね…翔太郎をからかうのが楽しいだけさ』とまるで子供のようにクスクスと笑ってそう言ってはスッと姿を消し、一方で数分して事務所へと帰ってくれば事務所には誰も居ないが何やらガレージへの方が騒がしい様子に首を傾げるがそっとガレージへの扉を開けて中を見れば帰ってきていた相棒の姿があり「フィリップ…」と安心したような表情と声色で相棒の名を呟き)
翔太郎をからかうのが…(何が目的なのか不明だし一体何者でどうやって現れるのかとか疑問点は多くあれど1つだけ分かった事とすれば相棒を惑わせ楽しんでいる事でと考えていれば玄関の開いた音にも気付かずガレージの扉を開けて相棒に名前を呼ばれやっと帰って来た事を認識し「…翔太郎!君、大丈夫なのかい?」出掛ける前とは明らかに様子が違い元気そうといえばそうだが駆け寄り額に手を当て熱を測ってみたり顔色を覗き込んだりと様子を伺い)
あ、ああ…。あの、寝ててお前に似た声を聞いたなあって思ったら怠さとかが消えてたからさ…(大丈夫なのかと問われつつ熱を測られたりとされるがままになりつつキョトンとしていたが大丈夫と言う意味合いで1つ頷き自然と次に目を覚ました時の事を話していたがふと眉を潜めては「…んー……でも夜には振り返しそうと言うか……」と何となくの直感で感じたことを呟きつつそのままホワイトボードに目をやり最後に書かれていた無いように眉を下げ「…今は幸さんと話すのは難しかったか…」と小さな声で呟くが最後はそっと労りの意味を込めて優しく相棒の頭を撫でて)
…その声は僕であって僕じゃない(同じ声で相棒を困惑させるもう一人の自分の声に耳を傾けて欲しくないと首を振り一時的に回復するだけで跳ね返るのだと聞いた事を思い出してはハッとして「まだ事件解決には遠い。今は寝ていないと!」相棒を休ませるべくベッドまで連れて行こうとぐいぐいと身体を押して寝かせようとするが此方の力不足で幸と会話が出来なかったのに優しくされては居心地が悪く俯いて「…ガイアメモリに完全に飲まれる前に止めなきゃいけないのに…僕じゃ彼女を説得できなかった」ガレージの床をぼんやり見つめ普段よりも弱々しい声で呟き)
…ああ、大丈夫。お前に似た声だなって思ったけど、俺の"相棒"のお前じゃないって言うのは直ぐ判ったからさ(首を振る相棒の言葉に一瞬キョトンとなるが小さく微笑んで大丈夫だと頷き相棒から寝ていないとと言われ身体をぐいぐいと押されては驚いた表情をするが「あ、ああ」と頷きつつ抵抗することなく押されていたがふとガレージへの扉前で止まったかと思えば俯いてヨワヨワシク言われた言葉に思わず眉を下げるが1つ頷いてはそっと相棒の身体を抱き締め「大丈夫…お前の声はきっと幸さんに届く。…根拠はねえんだけど、そんな気がするんだ」とそっと自然の優しい声で語りかけるようにそう口にし、しかし目が覚めてからそうそう外に出たからか体温は少し熱っぽくなってきていて)
…あぁ、それなら良かった(本人が見ても瓜二つだが相棒はちゃんと区別してくれるのだと安心して頷いてベッドまで押して行こうと思ったが途中で止まってしまい俯けば抱き締められた温もりを感じて「…ありがとう。彼女に心を開いて貰えるよう頑張る」ぎゅっとしがみつくと安心するが熱っぽいのか体温がやけに温かくて「立ち話はここまでだ」くっついた勢いで手を握りそのままベッドまで引っ張っていけば寝るまで側を離れないと決め込んでベッドをぽんと叩いて横になるよう促して)
(安心した様子の相棒に此方も安心して微笑みつつお礼の言葉と共に頑張ると言う発言を聞けば小さく微笑んで1つ頷き「…ああ。大丈夫、お前の声は必ず届くさ。…けど、無理は絶対するなよ」と優しい声で言いつつ最後はポンと相棒の頭に手を置いて無理はしないようにと伝えそのまま手を握られたかと思えば引っ張られたので引っ張られるままについて行きベッドを叩いて横になれと言う仕草に数秒ぼんやりと少し考えた後1つ頷きベッドへと横になっては仰向けでぼんやりと天井を数秒見詰め何時もより体調が悪いからか心細さが強くなり泣きそうになるも相棒には迷惑をかけたくない為自然と壁の方へと身体を向けて横になり心細さと泣きそうになる気持ちを押さえてぎゅっと目を閉じ毛布を肩まで被って)
(安心した様子の相棒に此方も安心して微笑みつつお礼の言葉と共に頑張ると言う発言を聞けば小さく微笑んで1つ頷き「…ああ。大丈夫、お前の声は必ず届くさ。…けど、無理は絶対するなよ」と優しい声で言いつつ最後はポンと相棒の頭に手を置いて無理はしないようにと伝えそのまま手を握られたかと思えば引っ張られたので引っ張られるままについて行きベッドを叩いて横になれと言う仕草に数秒ぼんやりと少し考えた後1つ頷きベッドへと横になっては仰向けでぼんやりと天井を数秒見詰め何時もより体調が悪いからか心細さが強くなり泣きそうになるも相棒には迷惑をかけたくない為自然と壁の方へと身体を向けて横になり心細さと泣きそうになる気持ちを押さえてぎゅっと目を閉じ毛布を肩まで被って)
無理をしがちなのは君の方さ(心配してくれるのは有り難いが少しは自分の身も可愛がって欲しいものだと小さな溜め息ついて横になったのを暫く眺めていたが何だか相棒の背中がいつもより弱々しく見えてどうにかできないかと考えふと思い出して「君は知っているかい?一肌で温めるのがいいそうだよ」風邪についての検索をした際入手した情報を口にしながらベッドにそっと入って相棒の隣に寝転がっては暖めるようにして背中にぴったりとくっついて)
え…?…あー……あはは……(溜め息を吐いて言われた相棒の言葉に一瞬キョトンとなるがその後に苦笑いを浮かべつつまるで誤魔化すようにして笑いじっと胸元の服を握ってぎゅっと目を閉じ出てきた頭の痛みと心細さに堪えていれば相棒が入ってきた感覚と共に検索結果らしい言葉をぼんやりと聞いていれば背にピッタリとくっつかれて広がった暖かさに昔気質母にこうして心細かった時に抱き締められた事と未来の相棒の事を思い出し今は返事を返すことは出来ず自然と涙が流れてくるのを止められずぎゅっと毛布を握って静かに泣き続けて)
(どれくらいくっついていたか分からないが相棒の背中にひっつけば此方も全身がじんわり温まりセットなのか癖っ毛なのか分からない相棒の髪を優しく撫でて安心させようと毛布を握る手を上から握り暫くじっとしてから起こさないようそっとベッドを出て台所に向かえばすっかり温くなってしまったタオルを冷やして相棒の頭に乗せなおし、今回の依頼は自分が中心となって何とか解決せねばとガレージへ向かいホワイトボートに書き記した検索した結果をもう一度読み返し)
……(それからどれだけ時間が経ったかはわからないが頭を撫でられる感覚と毛布を握っていた手に上から握られる暖かい感覚に安心し気付けば自然と眠りについていて不思議な夢を見ていたがふと頭がぼんやりすると言う感覚のまま目を覚ましてはスタッグフォンが鳴っている事に気付き乗せられていたタオルを握り何とか起き上がって出てみればそれは幹男からの電話で、言いにくそうに自分の仲間が狙われるかもしれないと言われ数秒沈黙した後そっと目を伏せて対策をしておくことを伝え電話を切ってはゆっくりとベッドから立ち上がって頭を押さえつつ事務机の方へと向かっては机の上にあったバッドショットとスパイダーショックを手に取り2つのメモリをそれぞれ入れてライブモードにしては任務を伝えた後「…頼むな」と2体の頭を撫でて承諾した2体が外に向かっていくのを見送ってはゆっくりと冷蔵庫に向かいお茶を注いでゆっくりと飲み干して)
(バイラスドーパントのメモリは幸が持っているとして昏睡状態の身でどうやって戦っているのかが引っ掛かる所だがもう一度接触してみる他ないかと考えるが幸の拒絶する態度を思い出せば上手くいくかと不安になるがふと事務所の方で物音がした気がしてガレージから出てみればベッドに相棒の姿はなく台所を覗いて姿を発見し「もう起き上がって大丈夫なのかい?」短時間で完治は有り得ないから無理だけはさせてはいけないと近寄り顔色を見て額に手を当てれば休む前よりはマシになっていてほっと安心して「少しは元気になったみたいだね。でも無理はしないでくれ」少しだけ肩の力を抜くが無理は禁物と忠告しておき)
(台所でお茶を飲んで一息吐いた所に相棒の声がしてそっと振り返れば小さく微笑み「ああ、寝る前よりは楽になったからさ」と穏やか声色で寝る前よりは良くなったと伝え此方に来て額に手を当てられつつされるがままになっていれば少し肩の力が抜けた様子に僅かに苦笑いしつつポンと優しく相棒の頭に手を置き「…わかったよ。お前には、心配かけれねえしな」と素直に頷いて無理はしないと伝えその相棒の表情から何となくの悩みを読み取っては頭から手を離し「…俺もわかったことを伝えておく。…幸さんな、事故に合う前に、気付いたんだよ…もうすぐ結婚する予定の婚約者が結婚詐欺師だって事にな…」と何時もより静かな声で自分が得た情報を相棒に伝えて)
そうか、良かった。君が倒れたら僕は自分の面倒を自分でみなきゃいけなくなる(顔色も普段通りまではいかずとも良くなったし無茶をしなければ自然に完治するだろうと安心して此方も嫌味っぽい発言ができる余裕も出てきてクスッと笑い「絶対に、約束を破ったらどうなるか分かるよね?」無理しないと約束させるがいつも一人で抱え込む相棒の事だから心配になる気持ちは止まらず目の前で拳を握って無理したら殴ると脅しておいて真剣な話題へと移り変わると同時に手を下ろし「湯島則之…だよね。じゃあ幸さんはその湯島って男も狙うのか」幸について検索した際に知った名前を口にして元は優しい性格だったに違いない彼女が復習と怒りに満ちた姿を思い出して何とも言えない悲しい感情が沸き起こり俯いたまま顔を上げられずにいて)
んー……、まあに俺が何かで倒れたら実質そうなるな。……っ!?(何時もの嫌みっぽい言い方に苦笑いしつつ何だか安心してそう言うがふときた強い寒気に咄嗟に自分の腕で身体を抱き締めるようにし(な、何なんだ…この寒気…まるで、もう少し先にある事に対しての嫌な予感がすると言うか…)とほんの僅かに顔色が青くなりつつ内心でそんな独り言のような事を口にし、目の前で拳を作られ脅すように言われた言葉に僅かにビクッと肩を揺らしつつ「…はい。わかってます」とコクコクと頷いて小さな声でわかっていると伝え悲しげな相棒に1つ頷き「…ああ。狙う、だろうな…幸さんは湯島に対して復讐心と怒りを抱いてるからな…」と静かだな悲しげな声で肯定の言葉を呟き俯いてしまった相棒の肩にそっと手を置いては「…人を呪わば穴2つ…だ、フィリップ」と静かだが何時もの穏やかな声で1つの言葉を口にして)
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