左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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…街に出てみれば記憶が甦るかもしれない(もしかすれば自分も未来の人間で全てを思い出した時に何かが変わるかもとの思いで外に出ようとしたとき慌てた様子の相棒が出てきて顔色の悪さに驚き「待ちたまえ、君顔色が…!」引き留めようと声を掛けるが用件を伝えるなり飛び出してしまった背中を目で追うしかなく直ぐ後ろの扉を開けて事務所へ戻れば再びガレージへ向かい少しでも相棒の手助けが出来ればと次の依頼について検索しようと思うが体調の悪そうな様子が引っ掛かり"風邪"とか"看病"なんかのキーワードで検索する方が優先的かと一先ず本棚に入り翔太郎を治す事を先に考え検索を始めて)
(黒い例の怪物車はそのまま通り過ぎていき此方が腕を掴んだ状態のままお互い座り込んでいたがそっと腕から手を離しては其所でハッと気付いたらしい幹男は此方の顔を見るなり更に驚いた顔で『た、助かったのか……て言うか、あんた顔色が…』と言いかけた所で此方が首を横に振り言葉を止めさせ左手で幹男の片手を強く握っては「…今はそれはいい。狙われてるってわかってるなら、あんまり動き回わるな。どんな悪人だって…だから命を亡くして良いってことにはならねえ」と途切れ途切れに、しかし真の籠った声で話して一時限りのおまじないをフェザーの力で与えては力が抜けかけるが柱に手を付くことで何とか堪えて俯き額を押さえ、幹男はギャングらしくなくオロオロしていたがせめて助けてもらったお礼なのか此方に肩を貸したかと思えば聞いた情報を頼りに人目に付かないようにいようにゆっくりと此方の歩幅に合わせて歩いてくれ、数分して鳴海探偵事務所へと着いては幹男はゆっくりと扉を開けて中を見た後声を上げかけるがそれを押し留めては壁に手を着いて自分で立ち「…悪い、助かった。…お前は依頼人だ。…だから、俺にはお前を守る、義務がある…。頼むから、不用意に、動き回らないでくれ…」と走ったせいか更に頭が痛くて身体が重いが何とかそれでも幹男に此方が言いたいことを伝えて)
果たしてただの風邪なのだろうか(風邪の症状についても検索したが相棒の様子は風邪を遥かに越えた悪さを感じさせるレベルでもしも重い病気だったらどうしようかとオロオロしそうになるが相棒の性格上こちらに知られたくないだろうし直接具合はどうかと聞くわけにもいかずガレージ内をウロウロしていれば玄関の開く音がしたため顔を覗かせれば、見るからに真っ当な仕事に就いてないであろう男に肩を借りて帰って来た相棒がいて「…翔太郎!君、いい加減に無茶するのは止めたまえ!」慌てて駆け寄り相棒を支え幹男に会釈して「依頼の話なら僕でも聞ける。まだ用事が済んでなければ翔太郎を休ませてから聞きます」そのまま相棒に肩を貸してベッドに横にさせ幹男の方を振り返り)
(幹男に肩を借りて帰ってきて此方が言いたいことを伝えた後に相棒の声がぼんやりと聞こえたかと思えば此方の身体を支えてくれたので僅かに苦笑いしつつ「……ごめんな、フィリップ…、でも……こいつを、命を落とさす訳には……いかなかっ、た…」と相棒にだけ聞こえる小さな声で謝りつつそう伝えては今度は彼の肩を借りつつベッドへと連れられてはベッドに横にされた瞬間力が抜けてぐったりとベッドに沈み込み、相棒に客として問い掛けられた幹男は『いや、えっと…、実は…』と言いにくそうにしつつも口を開き、自分はギャングの一人なのだがある日黒い怪物車から命を狙われるようになって偶々この探偵事務所の噂を知って連絡し、今さっき此方に間一髪助けられたのだとギャングらしからぬ様子でそうボソボソと相棒に伝えて)
(いったい翔太郎はどうしたのかと心配になるが一先ずベッドに寝かせ「…分かったから、少し休んでいてくれ」途切れ途切れに伝えられた内容を頷いてしっかりと聞いて口を開きかけた幹男の方へと近寄りボソボソと話す様子に苛立ちを覚えるが何のきっかけで怪物車に狙われるようになったのか気になれどギャングと言うからには相当な理由があるだろうし場合によっては助ける必要があるのか疑問に感じるだろうと複雑な感情を抱きながら聞いて「…分かりました。とりあえず1人になったり無闇に出歩いたりしないで下さい」幹男に忠告すれば今はそれより相棒の容態が気になるのだと台所へ向かってタオルを冷水で濡らしてきつく絞ったものを用意してはベッドの近くに腰下ろし「翔太郎、君は一体どうしたんだい?」熱っぽい額にタオルを乗せてやり)
(幹男は今の複雑な感情を抱く相棒の纏う雰囲気が怖いのか言われた忠告に直ぐに頷き自分の家に暫く居ようと決めてせめてもの礼儀なのか1度頭を下げては事務所を出て帰っていき、それをぐったりとしつつも横目で見送っては頭痛と身体の怠さと節々の痛みにぎゅっと目を閉じるが額に乗ったタオルの心地よい冷たさにゆっくりと目を開け一体どうしたのかと聞かれては力ない苦笑いを浮かべ「…大丈夫。ただ体調を崩しちまっただけだぜ…。……フィリップ………一応の結論だけ言うとな……あの怪物車には……バイラスドーパントの、怒りや…憎しみにの力が、宿ってる…」とただの体調不良なので大丈夫だと伝えた後、熱で苦しそうにしつつも相棒にあの怪物車の秘密を小さな声で伝えて)
(幹男が去っていき事務所が静かになったところで相棒を心配する気持ちで落ち着かず「少しも大丈夫に見えないんだが…今回の依頼、僕が動くよ。大丈夫、君は休んでいてくれ」置いたばかりのタオルが直ぐに温まってしまい余程熱が高いのだと泣きそうな顔になるのを抑えもう一度タオルを冷やして置きなおしガレージへ向かえば今回の依頼人となる青木幹男や怪物車について調べあげ山村姉弟にたどり着きやはり初めての依頼でない気がするのだが「…青木を、黒須の一派を助ける必要はあるんだろうか。彼らは轢き逃げ犯じゃないか」苛立ちが滲んだ独り言を呟きある程度調べた段階で相棒の様子を見ようとベッドに近寄り)
(幹男が事務所を後にし心配なのか落ち着かない様子の相棒に思わず苦笑いを溢しつつ安心させたいの手を伸ばそうとして思うように動いてくれない自身の手に内心溜め息を吐きもう一度タオルを置き直しながら言われた言葉に苦笑いを浮かべ「…ごめんな、ありがとう」と迷惑をかけて申し訳ない気持ちと感謝の気持ちを伝えて相棒がガレージへと入ったのを見送ってはそっと乗せられたタオルを額の上で握りこの熱のせいかはわからないが何だか心細い気持ちになり相棒を困らせたくないのにと思うのに心は相棒に側に居てほしいと訴えていて、それを押さえ込むように怠い身体を何とか動かして壁の方へと向いては毛布を肩まで被り頭痛を堪えるようにキツく目を閉じては気だるさと節々の痛みと頭痛、そして心細いを気持ちを押さえてただひたすらジッと耐えていて)
…翔太郎、聞こえるかい?僕は今から黒須のアジトに向かおうと思うんだ。大丈夫、僕一人でもきっと何とかなるさ(眠る相棒の元へと近寄り静かな声で話し掛け正直一人で行動するのは不安ではあるが今の相棒に無理をさせられず自分自身も安心させる為に大丈夫と口にしてそっと相棒の頭を撫で外国で親が子供にするように髪の毛に口付けして、検索用の本とスタッグフォンを詰め込んだ鞄を斜めに下げて黒い車の正体を探るべく検索し割り出したアジトの住所を目指して事務所を出て)
(じっと堪えている内に気付けば自然と眠りについていて撫でられる感覚と共に相棒の声が聞こえたか気がして黒須のアジトに向かうと言う言葉を聞けば彼は元々の身体能力は高いが狙われている身でもある為大丈夫だろうかと凄く心配になり、その事務所内ではスッと幽霊の様ににあの夢のフィリップがベッドの前に現れ『…君は本当にお人好しだね、あの依頼人すらその状態で守ろうとするなんて…。僕の力で一時的にその熱治してあげるよ。…まあ、後で無茶した分のダメージは跳ね返ってくるけどね』と口角を少し上げて独り言のようにそう言えば此方の肩を自分の方へと引いて仰向けにさせては此方の額に手を当て何かをしだし、その相棒が向かった黒須のアジトでは幹男が姿を現さない事に苛立っている雰囲気が漂っていて)
(人目に付かないようアジトまで辿り着きいかにもなギャングの巣窟といった雰囲気の場所だが臆する事なく入っていけば幹男が帰って来たのかと勘違いした何人かの男に一斉に振り返られたが「残念、僕は青木幹男ではない。あぁ彼なら無事さ、今のところはね。僕が知りたいのは黒い車について…まぁ調べれば何が起きたか分かるけど、君たちの口からも聞いておこうと思ってね」黒須の部下達がいきなり入ってきて何事かと喧嘩腰に迫り来るのも気に止めず一気に話した後はそちらの番だと掌をギャング達に向けて適当に空いてる席へと腰を下ろし)
(夢のフィリップは自分の力を与えた後ふっと面白そうに口角を上げてまたふっと姿を消し、朧気な意識の中フィリップに似た声を聞いた気がすると思いつつゆっくりと目を覚ませば上半身を起こしては怠さや痛みが消えていると感じ相棒が心配になるがベッドから出てガレージへと向かえばパソコンへと腰掛け相棒の為にも今は自分が出来ることをやろうと山村幸とその弟、そして湯島の今をフェザーメモリの力を使い調べ始め、ギャング達は突然現れた相棒の纏う雰囲気と戸惑っていたがその後の言葉を聞けば苛立ったように口々に何故車の事を知っていて教えなければならないのか、そもそも何故幹男の事を知っていて何の関係があるのかなどと口々に言い出して)
(夢のフィリップは自分の力を与えた後ふっと面白そうに口角を上げてまたふっと姿を消し、朧気な意識の中フィリップに似た声を聞いた気がすると思いつつゆっくりと目を覚ませば上半身を起こしては怠さや痛みが消えていると感じ相棒が心配になるがベッドから出てガレージへと向かえばパソコンへと腰掛け相棒の為にも今は自分が出来ることをやろうと山村幸とその弟、そして湯島の今をフェザーメモリの力を使い調べ始め、ギャング達は突然現れた相棒の纏う雰囲気と戸惑っていたがその後の言葉を聞けば苛立ったように口々に何故車の事を知っていて教えなければならないのか、そもそも何故幹男の事を知っていて何の関係があるのかなどと口々に言い出して)
まあ落ち着きたまえ。弱い犬ほどよく吠える、君達うるさいよ(どう考えても助ける価値のない男達を此方は相棒の為を思って渋々助けに来てやってると言うのにと機嫌が悪くなり嫌味ったらしい言葉を投げ掛け両耳に指を突っ込んでうるさいアピールをしてもギャング達は黙る気配がなく黒須の部下の一人が今にも殴り掛かる勢いで胸ぐらを掴んで来ても気にせず嫌味な口調のまま「僕は君達を助けたいとは思えない。だが相棒のハーフホドイルド君は、この街の人間なら誰であっても助けるって言いそうだからね。車の事を聞くのは君達を助けるためさ」これで満足かと首を傾け奥で様子を伺う黒須へと視線を向け)
(フェザーメモリの力を使ってこの3人について現段階でわかることを調べれば湯島と幸が婚約者同士なのは変わらず彼女は昏睡状態だと判れば1つ溜め息を吐き次に何かを決めた表情をしてはガレージへを出て一応の為に事務所の机に相棒への書き置きを残しそっと外へと出てある場所へと向かい、一人の部下が相棒の胸ぐらを掴むが此方が前に与えたおまじない、祈りの力なのかその手は弾かれ周りの男達が驚くなか様子を見ていた黒須は相棒に視線を向けられれば『………あの黒い車に轢かれるとまるで何かにかかったように身体全体が変色してそのまま命を落とす』と静かな声で白状するように相棒にそう呟き)
バイラスドーパントの仕業か…分かった。知り合い事は聞けたから君達にもう用はない(黒須の白状した内容を聞けば事務所で相棒から聞いた通りだしやはり知っている気がして次は幸さんの眠る病院だと背中を向ければ守ってくれるんじゃないのかと文句を言われるのも無視してさっさとアジトを後にしてスタッグフォンを取り出せば『黒須に話を聞いたよ。車に轢かれるとウィルスで全身が変色し命を落とすと言っていた。今から山村幸さんに会ってくる』相棒に現状報告をメールで送信しておいて病院へ向かうがふと背後から誰かに見られているような視線を感じても気のせいという事にして早足で歩き始め)
(事務所を出てある場所へと向かっていればスタッグフォンにメールを受信した振動がきて取り出して内容を見れば大丈夫だったかと安心ししやはり過去と同じかと考え『わかった。…ちょっと心配だったけど無事でよかったぜ。…フィリップ、今昏睡状態の彼女に会ったら、手を握って本棚に入るイメージをしてみろ、お前ならきっと何か判るはずだ。俺はちょっと山村幸さんの弟に会ってくる』と安心の気持ちとこの事件の鍵を掴めるであろう助言とさらりと人に会いに行くと言う文字を打ってはそれを送信し、因みに相棒のかなり離れた場所には霧彦が居たのだかまだ動くべきではないと感じたのかスッと去っていき)
(病院に着いた頃に相棒からの返信がありそれを読めば事件解決のヒントが書かれており『分かった。ありがとう』いたってシンプルな返事をして受付で弟の康平の友人だと伝え幸の部屋を聞き出せば部屋の前で深呼吸してから室内へ入り昏睡状態の幸へと近寄ってメールに書いてあった通り手を握り本棚へ入るイメージをすれば真っ白な世界が広がりやがて雨に濡れて血と泥で汚れた女性が現れ「貴女が幸さんですね。僕は、貴女の事を本気で救おうとしている男の代理で会いに来ました」その女性こと幸に怖がらせないよう静かな口調で語り掛け警戒心の強い幸は距離を保ちながら此方の話を聞いてくれるかどうかピリピリした雰囲気を放っていて)
(目的の場所へと向かい歩いていれば相棒からの返信に気付き内容を見れば書かれていたシンプルな内容に相棒と幸が無事でありますようにと祈りその時ブレスレットが白い光を放った事には気付かずふと目の前を見れば探していた康平と何故か湯島の姿があり何かを言い争っている様子に咄嗟に二人の間に入って一旦言い争いを止めさせ、幸は突然現れた相棒の静かな言葉にピリピリとした雰囲気はそのままに『…なんなの、貴方誰なのよ……!それに、私を本気で救おうとしている男の、代理?そんなの、信じられるわけないじゃない!』と悲痛な声で叫び、その叫びがこの白い空間に響いたその数秒後、ふわりと彼女と相棒の前にとても暖かな薄い紫を帯びた、相棒には覚えがあるであろう白い光が現れて)
(幸の悲しみと憎しみに満ちた感情に飲まれそうになるのを堪え「信じられなくてもいい。でも…これ以上貴女に罪を重ねて欲しくないんです…!」拒絶され現実世界へ引き戻されるかと思いきや暖かい光に包まれ何とか堪え今はこれ以上幸に話し掛けても余計に混乱させるだけだろうと無理矢理にだが優しく微笑み掛け「また、会いに来ますね」一礼すれば現実世界へと戻ってきて幸のマイナスのオーラに触れて随分と疲れてしまったと病室の床に座り込んで呼吸を整えてから静かに病室を出て事務所へ向かい)
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