左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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さぁね、君の好きに思えばいいんじゃない?(他のメモリと違ってピンチの時に登場するといった具合に自分の意思はあれど生き物ではなく物体である事に変わりはないのだが今は深く考える気分でなく例えるなら犬を追い払うみたく手をしっしと動かし、ぶつかられたシェフがあまりに申し訳なさそうに謝るものだから麻衣もつられてペコペコすれば受け取りに来た由貴子の姿が何とも言えない不気味な物へ変わり驚いて腰が抜けそうになるのを堪えシェフと共に避難して、相棒は今頃どうしているかと考えていればドライバーが浮かび呼び掛けられ「…仕方ないなぁ」渋々サイクロンメモリを手に取り変身の一言と共に射し込めばいつも通り意識が相棒の方へと飛び身体はそのままベッドに倒れ込んで)
(此方の自分のへの独り言のような呟きに返ってきた如何にもフィリップらしい返答に何だか逆に安心してふっと微笑んでは『…そうですね』と呟くように言葉にしてはしっしとまるで犬を追い払うような動作をしている事に気付きほんの少し苦笑いを滲ませつつ軽く小さな頭を下げ『では』と一言を告げては相変わらずの風のように窓から去っていき、ドライバーを装着した流れでジョーカーメモリを取り出した所でsoul側にサイクロンが来たことで相棒の言葉が伝わり苦笑いしつつ「…ごめんな。…頼む、フィリップ」とそっと声をかければ変身と同じタイミングで一言添えサイクロンを射した後ジョーカーを同じようにbody側に射し同じ要領で変身をしては此方に来たスイーツドーパントのクリームのような攻撃に気付き慌てつつもしっかりと避けていき「あのクリームみたいなのに当たると身動きとれなくなるんだよな…」と昔の出来事を思い出しつつ口にしては当たりそうになる寸前で何とか攻撃を避けて反撃をしていき)
(ファングが何処かへ飛んで行き完全に1人になれば益々もって事務所ががらりと広く感じられるなんて考えていたのも束の間で目の前に現れたドーパントに変な見た目だと思ったままを口にして「スイーツという割りには可愛くない…それならヒートにするかい?厄介なクリームは焼いてしまおう」相棒の助言を聞けば一度解決した事のある依頼を良く覚えていると相棒の記憶力を見直しメモリチェンジを提案しては攻撃を避けられ悔しいのか先程より怒った感じのするドーパントからの猛攻撃を避け)
(クリームのような攻撃を避けている間に聞こえた相棒の声に苦笑いしつつ「大丈夫、俺も初めて見た時全くお前と同じこと思ったからさ。ヒート、か…よし、じゃあそうするか」と口にしつつ木の1つに隠れては相棒が与えてくれた助言に従いサイクロンを抜いて熱さの象徴であるヒートメモリへと変えてはヒートジョーカーとなり猛攻を避けて時にクリームを炎で燃やしつつ懐へと入り込んでは相棒と息を合わせて炎を纏った拳を食らわせつつ回し蹴り等もお見舞いしていき攻撃を受けてよろけつつもドーパント、由貴子が怒りのままに告げた言葉を聞けば少し俯きつつ直ぐに顔を上げ「…スイーツも料理も、心を込めて作るからこそ、美味しいんだ…それを、忘れてどうするんだよ…」と思ったことをそのまま口にしていればドーパントが1回躊躇うように動きを止めたが直ぐに襲いかかってき、それみ見てはハッとなりつつ「これで決めるぜ、フィリップ」と相棒に声をかければジョーカーをマキシマムスロットに挿して叩けばマキシマムドライブにし右手に赤、左手に紫の炎を纏ってジャンプし「ジョーカーグレネイド!」と相棒と息を合わせて炎の必殺技を食らわせてはケーキが焼けたような匂いを感じつつ排出されたメモリが壊れたのを見れば変身したまま近くの影になる木へと背中から凭れかかり)
(攻撃を避けつつ相棒がドーパントへ言った言葉に耳を傾け息を合わせて必殺技をくらわせメモリブレイクに成功して人の屋敷で暴れたから直ぐに変身を解くかと思えば相棒は木に凭れ小休止を取り出したから「君は毎日のご飯に心を込めて作ってくれているのかい?そもそも心を込めるとは?心なんて感覚的なものが味に影響を及ぼす関係性が分からない」騒ぎを聞き付けやってくる人の気配も今のとのろ感じられずドーパントへと語りかけた時気になったデータ人間らしい疑問を口にして)
(ちょっと間だけ木に凭れかかり何だか身体より色々と精神が参ってしまうと思いつつ1つ小さく息を吐き出せばもっと気を強く持たなければと決意した所で聞こえてきた相棒の疑問の言葉に目を瞬かせるが「そうだなあ…簡単に言えば心を込めるって言うのは愛情や祈りなんかを物や食物なんかに含ませるときに使う言葉だ。いい例が折り鶴とかだな、折り鶴は江戸時代から幸福祈願とかを祈って昔から作られてた。…不思議なもんでな、昔から祈りや願いが籠った物に魂が宿るってされてたんだ」と裏口の方へと向かって歩きながらゆっくりとした口調で思い出すように話していき)
愛情や祈り…へぇ、物に魂が宿るというのも初めて聞いた(折り鶴の話を聞き昔からそんな風習があったとは益々不思議だと"心を込める"とは検索すれば奥が深そうだなと耳を傾け相棒の作る料理が美味しいのは愛情や祈りが隠し味とか考えれば理解に苦しむがそういう事にしておき「そういえば、ドーパントは倒したけど依頼人の父親や失踪した他のパティシエを探さないと」裏口に向かう相棒が本来の依頼を忘れたはずないが姿の見えないパティシエ達は一体どこに居るのかと辺りを見渡し)
ふふ…。それとな、遠い昔からとても大切にされてきた木とか神社にある御神木にはとても古い先祖の魂が宿ってるんだってよ(どうやら"心を込める"と言うことに関して感心をもったらしい相棒に小さく微笑んで付け足すように昔母親から教えてもらった事を口にし相棒から言われた言葉に勿論忘れてはおらず大丈夫だと首を横に振り「大丈夫だぜ。ほら…」と微笑んで丁度此方から見える窓をヒート側の手でそっと指差し、そこにはメモリが壊れたことで解放された失踪していたパティシエ達や父親と再会を果たした麻衣の姿があり、良かったと安心して微笑んで見ていれば麻衣と目が合い一瞬固まるが麻衣が深く頭を下げた後笑って此方を見てきた為此方もペコリと軽く頭を下げては偶々近くに居た住み着いているらしい黒猫にジョーカーの手を乗せてある願いを託しては「…頼むな」と声をかけ言葉が届いたのか僅かに頷いて去っていく黒猫を見送ってはそっと裏口から園咲家を出て後にし何を思ったのか直ぐ近くにある隠された大きな森へと入っていき)
…じゃあファングにも魂があるのかな(生きているかどうか問われた事を思い出し神社の木に魂が宿るならファングにだって魂が宿っていておかしくないとポツリと呟き指差された方向を見れば麻衣と父親が感動の再開を果たしており「みんな無事だったんだね。良かった…ちゃんと家族がひとつに戻れて」依頼のため短期間と言えど家族である翔太郎と離れる寂しさを学び少しは家族に対する考え方が成長した気がしてヒート側の手をぎゅっと拳を握り、なにやら猫と会話したらしい様子にキョトンとなるが聞いてみても教えてくれないだろうと敢えて触れないでおいて「…変身、解かないのかい?園咲の屋敷も近いしあまりそのままは…」いつもと違う様子にどうしたのか声を掛けるが変身した状態では主導権は翔太郎の方にあり従うだけだと木々を眺め)
…そうだなあ、どんなものにだって魂は宿るって言うしな(未来である日突然喋れるようになり意思を持ったファングの事を思い出してはそっと目を閉じつつ「メモリだとしても、ファングにもちゃんと意思や気持ちはあるからな」と付け足すようにゆっくりとした口調で呟き相棒の言葉に同意するように安心したように微笑んで頷き、出入り口を隠すような森を歩く中かけられた言葉に申し訳なさそうに苦笑いしつつ「ああ、うん…。ごめんな、ちょっとだけ…ちょっとだけで、いいからさ、我が儘に、付き合ってくれねえ、か…」と小さな声で何処か懇願するように声をかけてはそっとsoulをヒートからサイクロンへと変え開けた場所へと着いては目の前にはとても立派な生命力溢れる千年樹のような神木が立っており、そっとその神木に近付けばジョーカーとサイクロンの手を幹へと置きWのスーツの額をコツンと何処か弱々しく幹へと当てて)
元から意思のあるメモリとして急に現れるし、不思議な存在だよ(だから何という事はないし相変わらずファングの事は存在そのものが嫌いだがガイアメモリはまだまだ奥が深いとしみじみ考えどこまでも続きそうな森の景色を眺めながら申し訳ない態度を取る相棒に疑問を感じ「君は何をそんなに小声で申し訳なさそうにするんだい?外で変身したままでいるリスクがあるとすればボディサイドの君の方だし、僕は別に構わない」例えば霧彦だったり他の人でも気の効くタイプなら相棒の変化を察し優しく声を掛けたりするだろうが生憎そういった類いの事は出来ず何を言ってるんだかと半ば呆れた声で答えるだけで幹から伝わるパワーのような何だか暖かな感覚に先程の相棒との会話を思い出して)
…ああ、そうだな(元より自分がファングの存在を知ったのはビギンズナイトの出来事での一件があったからなのだが、何時からか普通に喋ることのないファングの言いたい事が何となくだが汲み取れるようになっていたものだと過去の事を思い出すようにそっと目を伏せ、呆れ半分に言われた言葉には確かに困るのは自分かと思い返しては苦笑いのまま「…言われてみればそうだな」と一言わざと明るめの声で呟き小さい頃は何回か来たことはあるがこの年になってから何時からか行くことは無くなっていたこの隠された神木の森には何年ぶりかに訪れ不思議な女性だった母の血が流れているからか朧気だが神木からの意思を感じとることが出来スッと顔を上げては「…ああ。ありがとう…やれるだけ、全部頑張る」と相棒にと言うより神木にお礼を口にしてはジョーカーの手でそっと幹を撫でた後踵を返して出入り口の方へと歩きながら「…帰るか、フィリップ」と声をかければ変身を解いて森を出て事務所への帰路を歩き)
(ビギンズナイトの日に何とか脱出し二度とファングには変身したくないと相棒に伝えた日を思い返し「…いつか、来るのかな」暴走に飲まれずファングに変身できる日が来るだろうかとポツリと呟き、神木に向かって動かなくなった相棒に全て任せるとして変身した状態だがぼんやりと景色を眺め相棒が何か言ってはいるが何だろうかと聞いてるような聞いていないような具合でただ黙っていれば帰るとの発言があり「…あぁ、早く帰って来たまえ」返事した後は見慣れた事務所の光景が広がっていてベッドの上で意識が戻ってくればゆっくりと起き上がり台所へ向かい調査で疲れているだろうからと相棒を労うため珈琲を淹れて戻ってくるのを待ち)
(相棒の呟きにかつてファングに此方の失態で変身せざるおえなくなり変身したのだがやはり暴走してしまい必死に声をかける中で見付けた燃える本棚の中に居た相棒の事を思い出しては「…来るさ、必ず。一人では無理でも…"二人"なら」とその当時の事を思い返しつつ一人では無理でも二人なら出来ると真の籠った、だが優しい静かな声で口にし、ゆっくりとした足取りで歩いていく中園咲家の面々の事、そしてミーナとネバーの事を思い返し、こんな普通の人間の自分が助けれるならば…。と改めて決意し気付けば1日ぶりの見慣れた事務所に着いておりゆっくりと扉を開いて「ただいま」と呟き普段着の服にケープを羽織ったいつものような格好で中へと入り扉を閉めては相棒の姿を見付け「ただいま、とお疲れさん、フィリップ」と微笑んで声をかければポンポンと優しく頭を撫で淹れてくれたらしい珈琲に気付けば小さく微笑み「珈琲、ありがとうな」とお礼を伝えてはカップを持って相棒とは反対側のソファに座りゆっくりと飲み始めて)
二人なら、か…そうだね、二人ならきっと大丈夫だ(二人でやっと一人なのだから一緒にならきっと乗り越えられるとし何があっても相棒は支えてくれるに違いないのだとゆっくりと落ち着いた声色で返し、珈琲を用意しテーブルへ置けばナイスタイミングで事務所の扉が開く音がして「おかえり、翔太郎」ソファに座った状態で顔だけそちらに向けて挨拶しカップを傾け珈琲を飲み「やっぱりこの事務所は一人で過ごすと広すぎる」自分なりの寂しかった気持ちを伝え不器用ながら素直に気持ちを伝えた照れ臭さを珈琲の苦味で流し込んで)
(此方の言葉に対して返答されたゆっくりと紡がれた言葉に安心したように微笑んで同意するような「ああ」と1つ頷き、ソファに座って珈琲を飲んでいれば目の前の彼から言われた言葉にカップから顔を上げてキョトンとなり目を瞬かせるがその言葉の裏に秘められた気持ちを汲み取ってはふっと苦笑いにも似た笑みを浮かべ「そうだな。この事務所、案外広いから一人で使うのはちょっと持て余すかもな」と直接言葉にはせずそう伝えてはゆっくりと珈琲を飲んでいき気付けばぼんやりと天井を見詰めていて)
広いし静かだし…前はずっと一人で居たのに気付けば二人で居る事に慣れてたんだね(組織にいた頃は誰とも関わらず一人でガイアメモリを研究する日々が当たり前で寂しいとか不安なんた気持ちは抱いた試しがないのに鳴海荘吉と相棒に助けられてからは事務所で相棒と過ごすのが当たり前になってなんて物思いに耽って珈琲を飲んで、ふと頭の中に記憶とも感じられる黒い車に襲われるチンピラ風な男達のビジョンが過り「…もしかしたら、そうなのかもしれない」話し掛けるでもなくぶつくさと独り言を呟きながらガレージへと向かい)
(相棒の言葉をぼんやりとしながらも静かに耳を傾けつつ最後の独り言のような言葉には僅かに苦笑いしつつ「…どうなんだろうな」と呟くように言葉にしてはガレージへと向かう相棒を見送り珈琲を飲みきってはそっと自分の額に手を当て何だか何時もより熱っぽくて寒気がし身体が重くて怠いと感じては1つ小さく溜め息を吐き今完全に熱が出てはいけなと感じゆっくりとソファから立っては台所に向かい慎重にカップを洗ってザルへと置いては事務机に向かい引き出しから1つの錠剤が入った袋を取り出しては白い錠剤を2錠口に含んで水で流し込み使ったコップを机へと置きゆっくりと仮眠用のベッドへと向かっては横になり毛布を肩まで被っては壁の方に寝返りを打ちきつく目を閉じて)
(突然脳裏に浮かんだビジョンを元に仮説を立てガレージへこもれば早速地球の本棚へ入り「…検索を始めよう。キーワードは"左飛太郎""依頼""記憶"」断りなしに相棒の頭の中を覗くようで申し訳ないが検索結果を元に相棒にとっては二度目となる過去の依頼を調べページを捲るとやはり次に起こるとされる内容は黒い車が関係するバイラスドーパントだと分かり「ひょっとすると僕も未来から来たのかもしれない…僕が記憶を取り戻せば翔太郎は消えずに済むのかも…」ぶつくさと独り言を呟きながらホワイトボードを埋めていき相棒に話そうかと事務所スペースに戻ってみればベッドに横になっているのが見えて今は休ませておくべきだろうと判断しては起こさないよう気を付けてそっと事務所の外に出て)
(相棒がガレージへと籠ってから数分気付けば眠っていたが相棒がそっと外へ出たと同時にふと頭が痛い、身体が怠くて節々が何だか痛くて重いと感じてゆっくりと目を覚ましては痛む額を押さえた所で次の依頼の事がハッと頭に急速に脳裏に浮かびまた大きくヒビが入った記憶に痛みも相まって頭を押さえるが無理矢理身体を起こしてはスタッグフォンを掴んで慌てて事務所を出た所で丁度今出た所らしい相棒が目の前に居たので目を瞬かせるが直ぐに慌てたように「…フィリップ、悪いけどちょっと出掛けてくる…!」と早口で相棒に伝えては怠くて重い身体を何とか動かしてあの場所へと走り出し途中で来た電話に気付いて出ればやはり次の依頼人である青木幹男からの電話で過去と同じように命を狙われているので助けてほしいと言う電話で、わかりました!と伝えては電話を切って懐へと仕舞い何とか走っている内に依頼人である幹男の姿を見付け前方にあの黒い怪物車を見付けては思いっきり何とか幹男の手を此方へと引っ張り間一髪轢かれるのを阻止して)
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