左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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(フィリップの答えにファングは微笑んで1つ頷き『そうですね、今フィリップ様が思い描いた通り、基本的に執事は主に仕えて身の回りの世話、雑務や主の命をこなすのが仕事です。ですが、主に何かあり、一番辛い時に側に寄り添って支えるのも、執事の努めなんですよ』と執事の基本的な仕事とその主に仕える身としての努めについて微笑んだままゆっくりとした口調で話していき、背中を軽く撫でてくれる感覚と共に何が怖いのかと聞かれれば俯いたまま泣きそうな表情は変わらずだが殆ど無意識に「………また失うのが………怖い…」とポツリとそうとても小さな声で呟くように口にしていて)
へぇ、だから何だって言うんだい?まあいいか、食後の検索は執事にしよう(翔太郎の潜入調査は思ったより大変だと言いたいのか首を傾け考え込むが相棒が帰ってくるまでの暇つぶしに検索しておこうと決めて、呟かれた言葉の意味は分からないが何かを守ろうとしているのは伝わり『…一人で抱え込みすぎると潰れてしまうかもしれないよ』更に引き寄せ抱き締めて頭を撫で他人にこんな風にされても嬉しくないかもしれないがと内心苦笑しながらも少しでも気が楽になればと静かに語り掛け頭を撫で続けて)
(考え込むフィリップの様子にファングは苦笑いをしつつ恐らく言葉の真意を理解するには時間を要するだろうと思いつつふと天井に目を向けては『ちゃんと此処に帰ってこられるといいですね、翔太郎様…』とポツリとその一言を独り言のように呟いた後、案外昔戦ったことがある霧彦と風都の事について気があっているのかもしれないなんて思いを巡らせ彼はお兄さん気質だしなんて付けたし、俯いていた所にそっと抱き締められたかと思えば頭を撫でられる感覚にそっと額を彼の肩に置き「………ごめん、なさい…」と冴子、霧彦、若菜、そして相棒の事を最後を思い出しては気付けば謝罪の言葉が出ていて)
(相手は一度倒した事のあるドーパントでありそこまで心配する程かと再度首を傾け「今回の敵はそんなに強いのかい?」ファングとはイマイチ話が噛み合わないがそもそも何故話せるかも理解不能だし大嫌いなメモリだしと考えるうちに完食して手を合わせてご馳走さまして、急にどうしたのだろうかと悩むが相手が満足するまでこうしていようと頭を撫で続けて『…困ったな。私は何故謝られているか分からない』独り言のように呟き手だけを動かしてその場から離れずにいて)
(首を傾げるフィリップの疑問の言葉に小さな頭を緩く横に振る事で否定し『ただのメモリの独り言ですので…お気になさらず』と気にしないように告げて彼が食事を終えたのを見守りつつ恐らく知っているのは未来の彼と自分だけであろう此方が園咲の姉二人と長女の夫に抱いている複雑な感情を思い出してはそっと目を伏せ、頭を撫で続けてくれる霧彦の独り言のような言葉を聞いてはハッとなり顔を上げてはそっと自分から離れ「…えっと、ごめんな、いきなり困るようなこと言ってさ。琉兵衛さん呼んでたし、広間に行こうぜ」と苦笑いしつつごめんと謝っては話を終えるように笑ってそう言ってはそっと部屋の扉を開けて広間に行こうと促して)
(首を傾げるフィリップの疑問の言葉に小さな頭を緩く横に振る事で否定し『ただのメモリの独り言ですので…お気になさらず』と気にしないように告げて彼が食事を終えたのを見守りつつ恐らく知っているのは未来の彼と自分だけであろう此方が園咲の姉二人と長女の夫に抱いている複雑な感情を思い出してはそっと目を伏せ、頭を撫で続けてくれる霧彦の独り言のような言葉を聞いてはハッとなり顔を上げてはそっと自分から離れ「…えっと、ごめんな、いきなり困るようなこと言ってさ。琉兵衛さん呼んでたし、広間に行こうぜ」と苦笑いしつつごめんと謝っては話を終えるように笑ってそう言ってはそっと部屋の扉を開けて広間に行こうと促して)
(首を傾げるフィリップの疑問の言葉に小さな頭を緩く横に振る事で否定し『ただのメモリの独り言ですので…お気になさらず』と気にしないように告げて彼が食事を終えたのを見守りつつ恐らく知っているのは未来の彼と自分だけであろう此方が園咲の姉二人と長女の夫に抱いている複雑な感情を思い出してはそっと目を伏せ、頭を撫で続けてくれる霧彦の独り言のような言葉を聞いてはハッとなり顔を上げてはそっと自分から離れ「…えっと、ごめんな、いきなり困るようなこと言ってさ。琉兵衛さん呼んでたし、広間に行こうぜ」と苦笑いしつつごめんと謝っては話を終えるように笑ってそう言ってはそっと部屋の扉を開けて広間に行こうと促して)
…ねぇ、見に行こうよ(食べ終えた食器を流し台へ運び今は珍しく自分で洗う気になり不馴れな手付きで慎重に洗いながら思い付きを口に「僕の家族と執事として働く翔太郎を、そうしよう」ファングに止められたとしても所詮意味は相手はメモリであり鞄に突っ込んでしまえば問題なしと考え洗った皿を拭き取って棚へと戻し、初対面に近い上此方はナスカメモリの所持者でミュージアムの一員となれば真相を話したがらないのも無理はないかと小さく溜め息つき『別に、私としては面白い光景が見れたらいいさ。それに自然な流れで君にハグできたしね』雰囲気を変えるべく敢えて明るい口調で冗談を言えば相手を追い越しちょうど部屋から出てきた冴子の元へ近寄り夫婦で一緒に広間へ向かい)
(フィリップの突然の思い付きのような発言にファングはそっと顔を上げ『………はあ』と数秒沈黙した後大袈裟なように1つ大きな溜め息を吐き『それならば私の力を貸しましょう』と告げてスッと立ち上がり華麗にジャンプして相手の頭の上へと乗っては意思を持ったと同時に発現した能力の1つである少しの間だけ此方以外の人間には見えなくなる力を与え『貴方の姿は少しの間翔太郎様以外に見えなくなりますから、ぶつからないように』と与えた力の説明と注意を伝え、霧彦の言葉を聞けば僅かに苦笑いを浮かべつつ出てきた冴子と一緒に歩く一組の夫婦の3歩後ろを仕えるように歩いていき少しして広間へと着いては由貴子と麻衣の姿を確認しつつ若菜の姿がまだない事に気付けばまだ来ていないのだろうかとほんの少しだけ辺りを見渡して)
(家族との関係を知らない為ファングの溜め息にムッとして初めて聞く能力に驚いてきょろきょろ見渡したり自分の手を見たりしてから「そんなのしたら家族に会えないじゃないか…」しょんぼりと下を向くがせっかくだからと恐る恐る玄関を開け外へ出て、冴子は広間へ到着するなり若菜の姿がない事に気付き『若菜ったら寝坊かしら。全くだらしのない子ね』椅子に腰掛け腕を組み朝からピリピリ様子に隣から霧彦が困ったように眉を下げまあまあと宥めていればメイドの城塚が翔太郎の元へ駆け寄り『若菜お嬢様が貴方が呼びに来ないと部屋を出たくないと仰るんです…お願いします!』困り果て耳打ちし最後はがばっと頭を下げ)
(しょんぼりした様子の相手にファングはほんの少し人間で言うなら悲しげに眉を下げつつ彼の頭の上で足を畳んでは『…申し訳ありません。ですが、どうか今はわかってください…』と此方と同じように未来を知っているからこそ言えない複雑な気持ちに無意識に悲しげな声となりそう呟き、ピリピリした様子の妻とそれを宥める夫の様子に苦笑いしつつ見守っていたがメイドの城塚が駆け寄ってきたのでどうしたのかと思っていたが耳打ちされた内容に一瞬「え?」と思わず驚くが今は驚いている場合ではないと思い直しては城塚に「わかりました」と小さく頷き返答を返してはそっと広間を出て若菜の部屋へと向かい豪華な扉がある彼女の部屋の前へと立てば3回扉をノックし「若菜様、おはようございます。琉兵衛様達が広間で御待ちかねでございますよ」と普段と変わらない穏やかな声色で中にいるであろう部屋の主にそう声をかけて)
(普段一人で出歩く事はなく外に出てみれば相棒が居ない状況が急に不安に感じられ忠告された通りぶつからないよう気を付けて歩くが園咲の屋敷の前まで来た所で中から見えない位置にしゃがみこみ、特に理由はないが朝から機嫌が悪く部屋に引きこもりベッドに座って風都タワーを眺めていれば扉をノックする音が聞こえて『鍵は開けたから勝手に入っていいわよ』ちらりと扉に視線を向けてから入室を促し『あの太ったメイドに適当に言っただけなのに本当に来るなんてね』言い付けを守る律儀な二人の使用人に驚くというか感心した態度で呟き朝食の時間であるのは分かっているが何だか動きたくない気分でまるで子供になったかのように駄々をこね座ったまま立ち上がろうとせず)
(ファングは頭に乗っている為かフィリップから不安の気持ちを感じ取り『…大丈夫ですよ』とそっと声をかけつつ相手が街中を歩く中で流れていく景色を見つつ園咲家の屋敷へと到着したことに気付けば屋敷の中からは見えない位置に隠れたのを見れば彼の頭の上から見た目の前の窓から此方の姿が見えたので『…翔太様』とポツリと此方の名前を呟き、入室の許可を得れば「失礼します」と一言断りを入れて中へと入りベッドに座ったままの若菜を見れば「おはようございます」と軽く一礼をして挨拶をしそっと静かに扉を閉め感心したらしい若菜の様子に僅かに苦笑いするがその表情から彼女の今の機嫌を何となく読み取っては若菜のそっと前に立ち目線を合わせるように肩膝を付いては「言いつけには勿論従いますが、他の方々や若菜様の様子が可笑しいと感じれば心配になるのは当たり前でございますよ」と自然な穏やかな微笑みと声色と心からの本心をそのまま彼女に言葉で伝えて)
…やっぱり帰るよ。翔太郎の邪魔になっちゃうかもしれないし(家族の顔を見るのが怖い事のように思えてしまったのが本心だがチラリと見えた執事姿の相棒を見れば潜入調査中に近付いたら迷惑だろうと判断し元来た道を事務所まで戻っていき、ぼんやり窓を眺めていれば目線を合わせる相手が自然と視界に入り『様子って言ってもあなた新入りでしょ、随分と立派な口を叩くのね。何もないけど何て言うか、こういう嫌な気分になる日は弟に会いたくのよ』小さく息を吐いてから数秒目を閉じて気分を入れ替え『…よし、お父様を待たせてはいけないし広間に行かなきゃね』立ち上がり部屋を出れば数歩先を歩いて広間へと足を向けて)
(園咲家の屋敷に来たのはいいもののやっぱり帰ると呟いたフィリップにファングは僅かに悲しげな顔をしつつも何も言わず『…わかりました』と自分は彼の気持ちと彼の相棒の意思に従うのみと事務所への帰り道も彼の頭にずっと寄り添うように乗っていて、若菜から特に理由はないがこういう嫌な日には弟に合いたくなるのだと言う言葉を聞けば一瞬驚いた表情するが直ぐにそれを隠し部屋を出る彼女の言葉に「……はい」と数秒悲しさを隠すように俯いた後また顔を上げて小さく微笑んで頷き先を歩く彼女の数歩後ろを歩きつつ広間へと着けば一礼し既に豪華な朝食がテーブルに準備されていてメイド達の間へと立てば始まった朝食の様子をじっと見守っていたが先程の若菜の言葉で"来人とフィリップ"の事を思い出しては次第に顔は俯いていきどうすれば良かったのだろうかと言う考えが頭の中に次第に渦巻いていき)
(とぼとぼ事務所まで戻り何故自分はあの立派な屋敷で一緒に住んで居ないのかと頭の中でぐるぐると考えが巡り翔太郎が戻るまで事務所で大人しくしていようとベッドに腰掛けぼんやり窓の外を眺め、若菜は先に席に着いていた琉兵衛の元へ駆け寄って『遅くなってごめんなさい、お父様』ぺこりと頭を下げてから着席しあまり食欲はないがテーブルの朝食に手を伸ばし礼儀に倣って音を立てずにスープを飲みちらりと翔太郎を視界に捉え俯く様子に何か困らせる事を言ったろうかと首を傾け)
(事務所に帰ってきてベッドに座りぼんやりと窓の外を眺めるフィリップを悲しげにしかし何も言わずに相手が腰かけている手の側にに立って見ていたが此処に来て翔太郎と話した事を思い出しふと口を開いては『…戻りたいですか?本当の家族の元に』とポツリと別段何の意図もなく問い掛けなのだが独り言ように呟き、グルグルと今考えても答えが出るはずもない悩みが頭の中を渦巻くがそっと目を伏せた後に今は依頼に集中しなければと顔を上げては再び朝食の光景を見守るが由貴子が城塚に何かを伝えて広間を出たのに気付けばそっと目で追っていて)
(事務所に帰ってきてベッドに座りぼんやりと窓の外を眺めるフィリップを悲しげにしかし何も言わずに相手が腰かけている手の側にに立って見ていたが此処に来て翔太郎と話した事を思い出しふと口を開いては『…戻りたいですか?本当の家族の元に』とポツリと別段何の意図もなく問い掛けなのだが独り言ように呟き、グルグルと今考えても答えが出るはずもない悩みが頭の中を渦巻くがそっと目を伏せた後に今は依頼に集中しなければと顔を上げては再び朝食の光景を見守るが由貴子が城塚に何かを伝えて広間を出たのに気付けばそっと目で追っていて)
…別に、記憶がないからなんとも(自分にとっての家族は紛れもなく左翔太郎だけで本当の家族の事は覚えてないから会った所でどうしたらいいか悩むのが本音だろうと問い掛けにぼんやり返答し、シェフ達が忙しそうに料理を作る横で麻衣もデザート作りに勤しんで父ほどではないが我ながら上手く出来たと完成品を眺める間に朝食は進んでいきデザートを運ぶ段階に入っていてキッチンへやってきた由貴子に気付いた麻衣はさっそく完成品したデザートを手渡して)
(ぼんやりとした返答に彼の中から家族と自身の記憶は消されているのだから当たり前かと内心で自嘲しては『…そう、ですか。…私はメモリとして生まれてからずっと貴方の護衛をするようにプログラムされていましたが……果たして私は"生きている"と言えるのでしょうか』と自分が生まれた当時の事を思い出しつつ意思を明確に持ってから感じていたことを自分に問いかけるように呟き、キッチンへと向かった由貴子は麻衣からデザートを受け取ればニヤリと笑うがその時慌てていたシェフの一人が勿論わざとではないが麻衣にぶつかってしまい麻衣は落とすことこそ免れたものの乗っていたクリームが地面へと落ちてしまいそれを見た由貴子は忽ち怒りを露にしそのままスイーツドーパントとなるが城塚に一言断ってキッチンへと来てみればドーパントとなっている由貴子を見付け暴れる前に何とか此方へと注意を引き付けては麻衣やシェフに避難するように伝えては追いかけてくるスイーツドーパントを外へと誘導して鹿毛に隠れて息を整えては「…フィリップ…」とポツリとしかしはっきり相棒の名を呼び取り出したWドライバー装着して)
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