左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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ふふ。まだ日は浅いけどな、上手くやっていけてるぜ(赤くなったらしい頬を隠すように両手で覆った相棒にクスッと微笑んではそれ以上は何も言わず再度ポンポンと頭を優しく撫でつつそう呟くように言い母親らしいみやびの姿と答えを聞けば数秒黙っていたがほんの少し微笑み「わかりました。護衛は先程の通り行いますので」と穏やかな声色で伝えればそろそろ第二風都タワー建設の邁進の宣伝に行くと言うので立ち上がった親子に続いて立ち上がればファングがそっと肩に来たので「フィリップを頼むな」と小さな声で頼めばファングは頷き『はい。お任せください翔太郎様』と機械的な穏やかな声で承諾しそんなファングに微笑んで頷けばみやびとあすかに続いて玄関へと足を向けて)
(親子と連れだって相棒が出掛けてから事務所は静まり返り宜しくされたファングと共に残り未だ火照る顔に両手で風を送って冷まそうとして「翔太郎が僕と…駄目だ、変に意識してしまって顔をまともに見れなくなりそうだ」話し掛けるでもなく独り言として呟きどうにもソワソワする気持ちを落ち着かせるため別の事を考えようとするのだが相棒と違って未来が分かるでもなく現段階では検索のしようもなく暇潰しに読み始めた餃子の歴史について読み耽る事にして気付けばいつも通りホワイトボードにびっしり検索結果を書き出していて)
(フィリップの護衛として残ったファングはソワソワしているらしいその様子に微笑むような雰囲気を醸し出しては『…翔太郎様はフィリップ様には自分の人生は自分で決めてほしいって思ってるんですよ。此処はあくまで"過去"だからって事で…』と当時の事を思い出しながら独り言のように穏やかな声色で呟き、親子の護衛として同行してはその前にも使われた演説をする場所へと着き同じように演説する様子を見ていたが数分して真倉の方へと走って少し横に押しやればその先程まで居た足元に何かが撃ち込まれ真倉の安否を確認してはみやびとあすかを保護して先に避難させて少し先の影に隠れれば「フィリップ」と名前を呼びWドライバーを装着し)
自分の人生を自分で…(今まで生きてきた中で一度でも自分で考えて決めた事はあっただろうかと振り返るも思い当たる節はなく翔太郎の与えた課題は大きすぎるのだが未来の自分の相棒との関係を聞いて嫌な気はせずドキドキしたり頭がふわふわする感じがしたりでこれは一体どんな感情なのだろうかと自分自身を不思議に思っていれば腰に浮かび上がったドライバーに視線を落とし「あぁ、翔太郎」呼び掛けに応じてサイクロンメモリを構え変身のポーズを取ってメモリを挿入しガレージの床に大きな音を立て倒れ込み)
(同じタイミングでジョーカーメモリを取りだしポーズをとって変身と添えればベルトの右枠にサイクロンが現れそれを射し込んで同じようにジョーカーメモリを左枠に挿し込み真ん中を開いてWの形にしてはそのままWへと変身しあの時と同じようにあすかやみやび達を守るのだが急に誰かに抱き付かれた感覚がして驚き思わず目をやればあすかが此方に抱き付いていて『パパ?パパ!来てくれたのね!』と本当に嬉しそうに言うあすかに対し数秒思考を巡らせた後口を開きかけるのだがハッと敵の攻撃に気付けば咄嗟にあすかを抱えて何とか攻撃を避けてはみやびにあすかを預けて早く安全な場所に行くようにと伝えて向き直り矢張見えないと言うのは同じなのかと感じ「姿が見えないと攻撃は出来ねえな…」と呟きつつ左をトリガーへと変えてはそこは経験の勘なのか敵の攻撃を全て風を纏った弾で撃ち落としていき)
(護衛を頼むくらいだから当たり前なのかもしれないが何者かに襲われている現場であると理解したが肝心の敵の姿が見えず何処から攻撃してくるかも分からない状態で飛んできた弾とおぼしき物を右手で受け止め「翔太郎、敵の場所が分かるまでトリガーは危け……いや、心配無用のようだね」さすがは一度経験したからなのか何発か撃った反撃が敵に当たったのか少しして大人しくなり右手を広げ歯にも見える謎の物体を相棒にも見えるようにして「これ、持って帰ってきてくれないかな」過去と同じように敵の正体に繋がるヒントを持ち帰るようお願いして)
(相棒が右手で何かを受け止めたのを感じつつつい自然とトリガーを使ったのだがふと考えてみればトリガーは力が強いのだと思い出し「あー…あはは…」と苦笑いしてそっと誤魔化しておき此方の反撃が当たったのか静かになった頃合いで相棒が右手を開いたことで見えた歯にも見える物体を見ればこれも同じかと考え相棒から持って帰ってきてきてほしいと頼まれれば「ああ、わかった」と1つ頷いて承諾し変身を解きかけたところで再び声がして振り返ればみやびとあすかの姿があり、あすかの様子に少し苦笑いすればポンとブレスレットがあるジョーカー側の手を置いてはあるおまじないをかけてそのまま風のように去って変身を解き事務所へと戻れば「一旦ただいま…と、フィリップ、これだよな?」と帰宅の挨拶をした後ガレージに居る相棒に持ち帰った謎の歯のような物体を見せながら声をかけて)
(敵の居場所が掴めない段階でトリガーを使った事への小言は後で事務所に帰ってからするとして変身が解かれ見慣れた光景が戻ってくれば身体を起こして相棒の帰りを待つのみで暫くして戻った相棒から謎の敵が発した謎の歯のような物体を受け取り「おかえり。あぁ、そうそれ…何だろう、生き物の歯みたいだね。彼女には心当たりあるのかな?」おそらく第二風都タワー建設に反対する者の仕業と考えられるが政治家は大変な仕事だと他人事だから呑気に考え飛ばされた歯を指先で持って色んな角度から眺め)
(歯のようの物体を手に取り色んな角度から眺める相棒の言葉にゆっくりと口を開き「多分、アノマロカリスドーパント…。それと恐らく彼女に心当たりは無いと思うぜ」と予想されるドーパントの名前と彼女に心当たりはないでたろうと口にしては相棒の横を通る時に人差し指でちょんちょんと肩を叩いて此方に着いてくるように促してはガレージにあるパソコンの前に座りブレスレットをフェザー目盛へと変えてはパソコンの横に置いてリンクさせ、するもそのパソコンの画面にはあの第二風都タワー建設予定地の場所とその近辺の地下にある秘密が細かく次々と映し出されて)
アノマロカリス…古代生物のドーパントか(勿論実際に目にした事はないが確か奇妙なエビが語源だったようなと敵の姿を想像していればふいに触れられた指に肩をびくっと上げ全く未来の自分達の関係を聞いてしまってから変に意識してしまって落ち着かない自分がいるのだが今は依頼だと頭を切り替えて「君のそのメモリは何でもできるんだね」ブレスレットからメモリへと変化した様に驚くがパソコン画面を見れば更に驚きが増して「地下がガイアメモリの製造場所になっているのか…」成る程それはタワーを作らせまいと邪魔するはずだと納得しては早速本棚に入り敵の正体を検索にかけて)
(肩をびくつかせた相棒に首を傾げるが此処は過去なのだから自分はあくまで普通に接しようと決め古代生物のドーパントと推測する相棒にコクリと1つ頷きパソコンをフェザーメモリの力を借りて弄りながら何でも出来るのかと驚いた様子の相棒から言われては「んー…やろうと思えばやれることは多そうだけど謎が多いからな、このメモリは」と呟いた後「それに色々とやれる変わりに代償を求められてるのも確かだ」と常々思っていたことを穏やかな声色のまま呟きガイアメモリの制作場があると言う事実を知り早速本棚へと入った相棒を見ればその様子を見守って)
(未来から来た相棒の記憶と便利なメモリがあれば万事解決に聞こえるのたが聞き捨てならないふレースが引っ掛かり「…代償?そのメモリを使う事で君に何らかの影響があるなら今すぐ使用をやめたまえ。依頼なら僕が検索すれば済むはずだ」夢の世界からなかなか目覚めなかったり頭痛に襲われたりが全てフェザーメモリのせいなら使って欲しくないと切実に訴え、集めたキーワードで検索すれば タワー建設予定地に関係のありそうな人物の名前が浮かび「…鷹村源蔵。現状最も怪しいと思われるね」ホワイトボードにその名前を書き記して)
(一通り調べ終わりパソコンとフェザーメモリのリンクを解いた所で聞こえてきた相棒の言葉に電源を落としたパソコンを閉じながらコクリと1つ頷き「ああ。代償って言っても何時もより疲れたり、ある時は察知の力で目眩が起きたり、ある時は記憶の処理のしすぎで頭痛が悪化するとか……。…そう、だな。お前が居てくれるんだし……って、え?」とスラスラと自分でも驚くほど代償についての幾つかを話しその後に言われた言葉に一瞬沈黙し後確かに相棒が居てくれるならほぼ使わなくていいかもと感じ1つ頷くのだがその数秒後、キョトンとしたようにバッと相棒の顔を見て、相棒の検索によって書かれた名前を見ては「…なるほどな、ここも同じか…」と呟いた後隣に立ち同じようにペンを手に取っては名前の下に小さく矢印を引き"鷹村の部下がプロトタイプのアノマロカリスのメモリを持っている可能性がある"と過去の記憶も踏まえて書き足して)
(一通り調べ終わりパソコンとフェザーメモリのリンクを解いた所で聞こえてきた相棒の言葉に電源を落としたパソコンを閉じながらコクリと1つ頷き「ああ。代償って言っても何時もより疲れたり、ある時は察知の力で目眩が起きたり、ある時は記憶の処理のしすぎで頭痛が悪化するとか……。…そう、だな。お前が居てくれるんだし……って、え?」とスラスラと自分でも驚くほど代償についての幾つかを話しその後に言われた言葉に一瞬沈黙し後確かに相棒が居てくれるならほぼ使わなくていいかもと感じ1つ頷くのだがその数秒後、キョトンとしたようにバッと相棒の顔を見て、相棒の検索によって書かれた名前を見ては「…なるほどな、ここも同じか…」と呟いた後隣に立ち同じようにペンを手に取っては名前の下に小さく矢印を引き"鷹村の部下がプロトタイプのアノマロカリスのメモリを持っている可能性がある"と過去の記憶も踏まえて書き足して)
…全く君は分かってない(メモリ使用の代償をスラスラと何ら問題ないとばかりに答える相棒には怒りすら覚えて「君は足で頭脳は僕だ。いいかい、いくら君が一度解決していて僕の知らないメモリを持っていたって地球の本棚には勝てっこない。僕の仕事を取らないで欲しいね」乱暴にベストを引っ付かんで一方的に話し暫くはフェザーメモリを使わせまいとして詰め寄って、相棒によって書き足された情報を音読して「知ってるなら話は早い。二人纏めて仕留めてしまおうか」敵の正体を知っているならドーパントが次に楠原親子に接触する前にメモリブレイクしに此方から出向くのもアリでないかと考えてはそれを口にして)
(急にベストを捕まれたかと思えば詰め寄るようにして言われた言葉に思わず何回か目を瞬かせるが僅かに俯きまるで観念したような様子で「…わかった」とコクリと1つ頷きふと数秒思考を巡らせては何かを決めたように俯かせていた顔を上げて相棒の顔をそっと見詰め「……あの、お前に一応話しておきたい事があるんだけど、いいか…?」と恐る恐ると言ったように相棒にそう問い掛け、情報を音読した相棒の言葉に参道するように頷き「それがいいかもしれねえな。…それと、あの親子を水際に近づけるのはよした方がいい」と最後は記憶の中のアノマロカリスドーパントの特徴を思い出しながら口にして)
(頷き同意はしてくれたが抱え込み体質の相棒はきっとまた使おうとするに違いないが自分が支えられるように努力せねばと拳を握り「…何だい?」見詰められ見詰め返して場合によっては怒るかもしれないがと思ったが恐る恐るといった顔付きを見ては出かかった言葉を飲み込んで、「水際に?成る程確かにアノマロカリスの生体を考えればそうなるか…だが、それは君の担当だよ」敵に先手を打つにしても親子の行動を制限するにしても外出できる相棒に頼むしかなく失礼ながら人差し指を向け)
(此方を見詰め返してくれた相棒の様子にこの期に及んで本当に話していいのか迷うが軽く頭を振りその迷いを消してはフェザーメモリを手に取りゆっくりと口を開き「…理由はわかんねえんだけどな、…俺が経験した過去の記憶の映像に…ヒビが入り始めてるんだ」とここ最近起こる自分の記憶に関することを小さいながらも静かな声で伝え相棒に指を指されるが特に気にした様子はなく1つ頷き「あの二人の方にはもう手は打ってある。後の問題はその二人のドーパントの居場所なんだよな…」と小さく微笑んで親子の方にはもう先手は打ってあると伝え問題はドーパントの居場所なのだと呟き、「…居場所割れるか?」と問い掛けた後1枚のキーワードが書かれた紙を差し出して)
(相棒が口を開くまで静かに待つ事にしてやがて話された内容に首を傾げ「それはつまり、君の経験した過去と内容が変わりつつあるって事だろうか」映像にヒビが入る事でどんな影響があるかは不明だが何かしら変わろうとしているならば止めなければいけないだろうかと眉間に皺寄せ、家族に対して対策済みと聞けば流石だと感心しては受け取った紙を頼りに本棚へ入り「探し物なら任せてくれ。検索を始めよう…知りたい項目は敵の居場所」相棒のくれたキーワードを入れれば"place"と書かれた本が浮かび上がり「…どうやらあのタワー建設候補地あたりに居そうだね。普段からあまり移動しないらしい」メモリ製作工場がある為か二人ともあまり派手には動き回らないとの検索結果を本を片手に伝えて)
(首を傾げる相棒の言葉に首を緩く横に振り「それはわからねえ。…けど、何故かこれだけは分かる。…この過去の記憶に全てヒビが入って割れた時、俺は…この世界には居られなくなる」と何故か分かってしまったことを小さな声だがとても静かな声で口にし相棒の検索により敵の居場所がわかり「ありがとうなフィリップ。…あまり動かないなら此方から仕掛けることも出来やすいな」と微笑んで相棒にお礼を言いつつ相棒の言う通りなら此方から仕掛けやすいと感じてそう呟き、その時丁度ベストの裏に仕舞われているトリガーメモリがチラリとほんの一瞬見えていて)
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