左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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(何か久しぶりに聞いた気がする当時は聞いたことが多いであろう嫌味のような言葉に目を瞬かせるがガレージに行くのを見送り何だか笑いが浮かんで相棒が使った皿を洗いつつクスッと笑っては心の中にあった寂しさが少し紛れたような気がして食器の片付けを全て済ませ時計を見ればもうそろそろ良い時間かと戸川陽介が現れるであろう支店に向かおうと玄関の方へと向かうがふと急に強い寒気を感じ反射的に自身を守るように両手で腕を抱き締め「…何だ、さっき感じた寒気は…」と思わず小さな声で呟くが何とかその気持ちを沈めては改めて今日狙われるであろう支店へと向かっていき)
検索を始めよう、キーワードは左翔太…やっぱり止めた(具体的に何がと聞かれると困るのだが何処となく違和感のある相棒について調べようとして本棚にキーワードを入れたのだが依頼人とか事件に関する時は別として個人を調べるのは良くないと名前を途中まで言って中止して、一方でマグマの正体である戸川は此方の検索通り相棒の向かう店舗に既に到着しておりリストラされた恨みを晴らすべくメモリに毒された独特の生気の失せた顔つきでビルの辺りをうろうろしており)
(街の方への向かいあの時と同じ相棒の検索結果として出たビルへと向かえば既に戸川が顔色悪くビルの辺りをウロウロとしていたのを見つけ後ろから声をかければ此方を振り返ってたのであの時と同じように話をし戸川がマグマメモリを取り出したのを見れば何故か本当に無意識にそのメモリを持つ手を掴みスラスラと言葉が出てふと気付けば戸川が驚いた表情で此方を見ていたのだが次に表情を歪めれば『もう止まれねえんだよ!』叫んだかと思えば無理矢理メモリを左手首のコネクタに突き刺した為その衝撃で思わず距離を取るが「止めてやるよ…絶対…」と口にすればWドライバーを懐から取り出して装着し「…フィリップ」とポツリと静かに相棒の名を呟き)
…あぁ、翔太郎(相棒元気がないのは気掛かりだが腰に浮かんだドライバーに目をやれば今はそんな事考えている場合でなさそうで「全く、僕はそれどころじゃないのに仕方ない」物思いに耽る暇も与えて貰えないのかとまだ見ぬマグマのドーパントに対してイライラしてはサイクロンメモリを取り出し変身して金網の床に大きな音立て倒れ込んで意識を相棒のドライバーへと飛ばして)
…そうイライラするな、フィリップ(此方もジョーカーメモリを構えて変身と口にすればsoul側に来たサイクロンメモリを差し込んで同じようにジョーカーメモリをbody側に差し込めばそのままWの形に開いて変身しドライバーを通して流れ込む相棒の感情を察しては戦闘前に穏やかな声色で宥めるようにそう声をかけ、ふとドーパントが高熱の炎の球を打ってきている事に気付けば何とか回避していきながら確実にマグマドーパントの方へと接近していき)
だって、今はマグマドーパントより気になる事があるんだ(目の前の興味に食いついてしまう性格を直す気もなくドーパントより相棒について考えたいのだが宥められて渋々だが戦闘に集中するとしてビルを簡単に溶かせる程の威力を持った球を避けるが次々に飛んできて避けきれそうになくsoul側のメモリをルナに変えて弾き飛ばして形勢逆転し「早く終わらせよう」どこかまだイライラしながらメモリブレイクを促し)
そうなのか?…まあ、でも今は戦闘に集中してくれ。…な?(相棒の言葉に思わずキョトンとした声で呟くが最後は苦笑いして相棒に頼むように口にし相棒がsoul側をルナメモリに変えた事で息を合わせて弾き飛ばす事で一気に形成が逆転し何処かまだイライラした様子の相棒にメモリブレイクを促されては苦笑いしつつ「ああ」と頷き落ち着かせるようにポンポンと2回ほどサイクロン側の腕を優しく叩けばジョーカーメモリをベルト横のスロットへと入れて叩くように押せばマキシマムドライブを発動させ「ジョーカーエクストリーム!」と風を纏いながら相棒と息を合わせて必殺技を食らわせては体内からメモリは排出されて壊れたのを黙認し過去の事を知っている身としては恐らくこの後に起こるであろう事を踏まえて倒れるもまだ意識がある戸川の方へと足を踏み出したその瞬間その戸川の後ろから新たに恐竜のドーパントが現れたのを見れば咄嗟に戸川をジョーカー側の腕で抱えて攻撃を避け続け、暫くして埒があかないと判断したのか逃げていった恐竜を見れば追いたくなるのを押さえて抱えていた戸川を下ろして)
…わかった(戦闘中にも関わらず別の事を考え宥められて漸く集中して戦って今まで通り息を合わせてメモリブレイクして後は警察の仕事だとして立ち去るかと思いきや何故か倒れた戸川の側に行き守るように抱えた所にT-REXが現れ、まるで最初から襲われる事を知っていたかのタイミングに驚きを隠せず「翔太郎、君…あの恐竜のドーパントが来る事を知っていたのかい?」まさか余地能力がある訳でなかろうし有り得ないと思うのだが立ち去る恐竜を目で追いつつ変身したままの相棒に問い掛け)
ん?そんな訳ねえだろ?俺は予知能力者でも何でもねえんだからさ。偶々だぜ、偶々(どうやら気絶したらしい戸川を地面に下ろした此方の行動に驚いた様子で問いかけてくる相棒に本当は知っているからなのだと心の奥で思いつつ自然と小さく微笑んで本当に偶々だと伝えては「…一旦帰るか、フィリップ。戸川に関しては後は警察の管外だしな」と相棒に労りの意味も込めてそう声をかけては変身を解いて帰路を歩いていくのだがその影で一人の女性ー後の園咲冴子が今の自身の行動の一部を見ていたとは知らずにそのまま事務所に向かって歩いて)
たまたま…ねぇ(納得できるようなできないような丸め込まれている感は否めないが帰ると言い変身が解かれ見慣れたガレージの景色が目の前に広がればゆっくりと起き上がり「あのドーパントの正体を翔太郎は知っているんだろうか」戸川を襲おうとした恐竜とその存在を初めから知っていたかの反応を取った相棒と色々気になる点はあれど考えても分かるはずもなくソファに腰掛けた状態で相棒が戻ってくるのを待ち)
(相棒に嘘を吐くと言うのはこんなに辛いものなのかと理由が理由の為今は仕方ないとしても相棒である彼に嘘を吐くと言う罪悪感に心が痛くなり少し俯きながら事務所への帰り道を歩いていくなか誰かにぶつかってしまい「あ、すいませ………」とハッとなり慌てて目の前のぶつかったであろう相手を見て謝るのだがそのぶつかった相手、冴子の姿を見れば数秒固まるが彼女が何かを言う前に今は会ってしまうのは駄目だと彼女の家族は相棒を狙っていると言うのもあり強く感じた寒気に従いスッと横を通りすぎてその場を去り何とか事務所へと着いては中へと入り扉を閉めてそのままガレージへと入っては扉を背に座り込んで走ったことで荒くなった呼吸を整えて)
(ガレージのソファに座って帰りを待っていれば慌てて戻って来るなり床に座り込んで呼吸を整える様子に異変を感じ駆け寄り「大丈夫かい?顔色が良くない…何か悪い事があったとか…?」何事かと顔を覗き込めば走ったのか額に汗が浮かんでおり数秒固まって考えてからガレージを出て台所へ向かい冷蔵庫から冷たいお茶を取り出しコップに注いで洗面所からタオルを引っ付かんでガレージへ戻って相棒に差し出し「とりあえず落ち着きなよ。汗も酷いし」何があったかは分からないが隣に腰を下ろして見守ることにして)
(ガレージの床に座り込んで荒くなった呼吸を整えていれば相棒から声をかけられれば顔を上げて僅かに苦笑いし「…ただいま、フィリップ…。ああ、まあ、ちょっと、な…」と帰宅の挨拶をしつつその後の言葉には苦笑いしたまま呟くように答えて相棒が何処かに行ったかと思えばお茶が入ったコップとタオルを手に戻ってきたので差し出されたのを受け取りつつ僅かに苦笑いして「ありがとうな…」とお礼を口にしゆっくりとお茶を飲んだ後コップと自分の横に置いてはタオルは片手に持ったまま小さく微笑んで「…もう大丈夫。悪いな帰ってから早々騒がしくて」と再度お礼を言いつつ苦笑いして小さな声で謝り)
…おかえり。深く追求しないから(そう言えば帰って来た挨拶がまだだったと返して明らかに誤魔化されていそうだが言わないと決めた事はとことん隠し一人で抱え込んでしまうタイプの相棒に無理に聞き出すのも悪いしとそっとしておこうと肩をポンと叩いてから立ち上がりホワイトボードの前に立ち"恐竜のドーパントの正体と目的は?"と書い「申し訳ないが落ち着いたら検索したい」顔だけそちらに向け恐らく既に目星が立ってるであろうT-REXの正体を探るべくキーワードをお願いしたいのだとペン片手に伝えて)
……、ごめんな(当時の相棒に気を使わせてしまう自分にも、そして相棒に理由が理由とは言え大きな嘘を吐いている事に更に罪悪感が増し聞き取れるか聞き取れないかぐらいの小さな声で謝り相棒が立ち上がったのを感じつつ相棒の言葉に思考を止めて顔を上げればホワイトボードの文字が目に入り言葉の意図を理解しては同じかは分からないがもう言っても構わないかと決めて1つ頷き「ああ、いいぜ」と口にしてはゆっくりと立ち上がって相棒の隣に立ちペンを手に取っては『1つ目、WINDSCALE、2つ目、羽、3つ目、女』と矢張最後はどうしても書くのに一瞬戸惑うが最後のキーワードを書いてはペンを置き「…この3つのキーワードで、…正体がわかるかもしれねえ」と相棒の方を見てゆっくりとした口調で伝えて)
(謝罪の言葉が聞こえた気がしたが別段謝られる事をされた覚えはないが相棒の元気のなさには困ったように肩を竦めるが探偵らしさは失わず呼び掛けに応じ書き連ねられたキーワードを見て少しだけ安心しては本棚に入り過去同様に津村真里奈の名前をローマ字で書き「これって君の幼馴染みの…つまり今回の依頼人」相棒の言った通りドーパントの正体は分かったがさてどうするか「君の考えを当てるなら、君は津村真里奈に甘い顔して頃されかけるだろうね」嫌味な口調で告げこの後どうするのか視線で問い掛け)
……ああ、そうだな。俺はまた頃されかけるんだろうな(相棒がローマ字で書いた幼馴染みの名前に矢張り前と同様に正体は彼女かと思いつつ相棒の嫌味な口調の言葉にはホワイトボードに書かれたローマ字を見つつ別段否定するわけでもなく実際今回も相棒の言う通り頃されかけるのであろうと思いながら普段の声色のままそう口にし視線を感じれば困ったような微笑みを浮かべ昔母から預かった男性するこの格好で着ても違和感が無いと言うちょっと不思議な今は何故か安心する黒いシンプルな手首まで隠れるケープを羽織っては「一応検討がつく場所はあるから…行ってみることにする」と伝えた後踵を返してガレージの扉の方へと歩いていき)
……え?てっきり殴られるかと思った(嫌味な物言いに対して言い返さず肯定されてしまい目をぱちくり瞬きを何回もしてやはり調子が悪いだろうかとか言い過ぎたろうかとか悩み数秒固まっている間に相棒はガレージから出てしまって、自分は組織から身を隠す為に無闇に外出する訳にいかず相棒ひとりで調査に行くのは日常茶飯事だというのに此方が落ち着かず1人がらんとしたガレージに立ち尽くしてはホワイトボードに書いた依頼人の名前を見詰め幼馴染みの知っている相棒もこんな感じだろうかとか柄にもなく静かに人の気持ちだとかを考えその場にしゃがみこんで)
(相棒が此方の様子に落ち着かないでいるとは知らずガレージを出て事務所を出ては羽織った黒いケープの内側を握り締めながら過去に幼馴染みの真理奈と戦う場所となった場所へと向かい到着すれば既に真理奈が居て彼女がT-rexのガイアメモリを持っているのを見ればあの時と同じように声をかけてT-rexの正体は真理奈だと彼女自身に告げれば彼女はあの服は自分がデザインしたものだと伝え自分はただ服を作りたかっただけなのにと言う言葉に僅かに顔を伏せていれば過去と同じように"翔ちゃん"と名前を呼ばれ抱き付かれたので驚きで目を瞬かせるが僅かに顔を俯かせたまま片手で2回ほど優しく彼女の頭を撫でた後此方から体を離さしては「真理奈、そのT-rexのメモリは捨ててくれ」と彼女にそのメモリは捨ててほしいと何処かに悲しげにしかし必死な表情で頼んで)
(相棒の行動の変化が影響したのか少しだけ過去が変わろうとしており以前なら自首を促す相棒の発言に対し笑いながらメモリを取り出した真理奈だったが悲しげな願いを聞き一瞬だけ迷いを見せた真理奈はもう手遅れだと首を振り否定してメモリをコネクタへ差し込みT-rexのドーパントとなり、物音のないガレージでいつドライバーが浮き出ても対応できるように珍しく本を読まずに待機していて「…翔太郎、大丈夫かな」並大抵のドーパントに倒されない事は分かっていても嫌味に言い返さなかったり寂しそうだったり心配な点が多く人気のないガレージに溜め息の音が響き)
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