左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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(何だかとても優しい夢を見た気がしたが悪い夢を見るでもなくぐっすりと眠りまだ少し朝早い時間帯だが目を覚ましてはゆっくりと目を開け感じる暖かみにそういえば昨日は相棒に寄りかかったまま寝たのだと思い返しまだ眠っているらしい相棒を見ればクスッと微笑んで頭を撫で少し外の空気を吸いに屋上に行こうかと思い立っては起こさないように慎重に相棒の身体をベッドに寄りかかるように寝かせてはそっと部屋を出て屋上へと向かい途中で会った昨日の看護婦に挨拶をして屋上に行くと伝えてはそのまま屋上へと向かい外へと出れば朝の気持ちい風に思わず頬を緩めて柵に両手を置いて)
(本気で心配し泣いたからなのか疲れが出て相棒が起きたのも知らず眠り続け夢の中で入った本棚に鳴海荘吉やらシュラウドが出て来て皆口々に翔太郎を宜しくと言うから胸元をどんと叩いて僕に任せてくれと宣言すれば安心したように微笑み最後にはよく頑張ったと若菜姉さんに抱き締めて貰って、そんな幸せな暖かい夢を見てふと目が覚めた時には相棒の姿がなく半分寝惚けた状態で目を擦りながら廊下に出るとお世話になった看護婦とすれ違い屋上に居るのだと聞いて念のための入院ではあるが随分と元気になったと欠伸しながら屋上まで登り)
(屋上から心地よい朝の風に当たりつつ風都の街を眺め改めて自分はこの街が大好きなのだと感じては出来れば相棒とこれからもこの街を仮面ライダーとして守っていきたいと感じていたがふと昨日の相棒から告げられたブレスレットが助けてくれたと言う話を思い出してはふと自分の左手にあるフェザーメモリにやり「…父さん、母さん……会えるなら…もう一度会って、お礼を言いたいな…」と白く輝く宝石を撫でながらずっと思っていたことを吐き出すように口にして)
(屋上に続く扉を開けると風に当たる相棒の姿がありすっかり体調は良さそうだが儚げに見えこのまま風に乗って何処かへ飛んで行ってしまいそうな感覚がして相棒の独り言が聞こえる距離まで近付いては後ろからぎゅっと抱き付き「…おはよう、翔太郎」お互いに家族とはもう会えないがきっと側で見守ってくれているはずと思えば「大丈夫、いつでも君を見守ってくれてる。そんな風に感じるんだ」不思議と右手首が温かくなった気がして見るとブレスレットの緑の宝石が綺麗に輝いていて)
…!おはようフィリップ、よく寝れたか?(ブレスレットの宝石を指で撫でながら会えるならもう一度両親に会いたいなんて考えていれば後ろから急に誰かに抱き付かれ一瞬驚くが声を聞けば小さく微笑んで挨拶を返し片手で背後にある頭を優しく撫でながらよく寝れたかと問い掛けつつ次に相棒から言われた言葉に目を瞬かせるが相棒の視線を追うように腹部の方に回されている相棒の右手を見れば綺麗に輝いている気がして僅かに微笑み「そういうもんなのかな?…見守ってもらえてるなら、嬉しいもんだな」と穏やかだが小さな声でそう口にしてはそっと相棒の右手首ににある自分が譲ったブレスレットへとそっと触れて)
あぁ、ぐっすりさ(起きた瞬間に相棒の姿がなかったのは誤算だが慣れない場所にも関わらず案外眠れたが何だかまだ眠たくて相棒の背中に顔を埋めたまま寝そうになるのだが「そういうものだよ。君が復活したのがいい例だ」顔をずらしてひょっこり後ろから覗き込んで綺麗に輝く宝石がまるで返事をしているように感じては相棒が触れた場所が更にきらっと光った気がして左腕は腹部に回したまま右腕だけ伸ばして太陽の光を集めるようにしてキラキラ反射させ)
なら良かった。…でもまだ眠そうだな?(具っすれ寝れたと言う相棒に安心したように微笑むが眠いのか背に顔を埋めたままの相棒にふふっと微笑んでは頭を撫でつつそう問いかけるように呟きその後の言葉に確かにも思うが「復活……そうか、俺は復活したのか…。何か三途の川って言うの渡りかけてたみたいだし強ち間違ってねえのか…」とその時の事を思い出しては物騒とも言える事を暴露するように呟き伸ばされた相棒の右手を自然と追ってキラキラ輝く相棒の右手のブレスレットに頬を緩めるがそのブレスレットからの淡くも強い光が漏れたのを見れば何故か目が離せなくなりじっと見ていたがその瞬間ある記憶が流れ込んできてその記憶からあることに気付いては自然と涙が溢れてポロポロと落ち相棒の左腕の服を濡らしてしてしまい)
んー、ちょっとだけね(よく眠れたのは事実だが相棒のいつも通りな姿を見て安心したせいなのか眠気がまだあり背中に額をくっつけぐりぐり左右に動かし子供っぽく駄々こねて「そんなに危なかったのか…」呟きで暴露された内容に驚きよく帰って来れたと口をポカンと開けて言葉に詰まったが袖の濡れる感覚にどうしたものかと首を傾け両腕を引き抜いて隣に立ち直り「…翔太郎?どこか痛むの?」相棒の涙だと分かれば横から頭をポンポン撫で何があったのかおろおろして)
そうかそうか(まるで子供が駄々をこねるように背に額をくっつけてグリグリしてくる相棒に小さく微笑んでは優しく宥めるように頭をそっと撫で続けその後にポカンとなった相棒にふっと微笑んでは「でも、そのブレスレットの力なのか、ここは俺がまだ来るべきじゃないって押し返してくれて、それで、お前の声が聞こえた気がして…そしたら戻れてたな」と思い返しつつ穏やかな口調でそう口にし此方が泣いてしまった事により痛むのかと聞かれれば首を横に振って否定し強引に涙を拭っては「…母さんと父さんな…ブレスレットを通して、俺をずっと見守っててくれてたんだ…どんな時でも…。ああ、ただ…母さんはな…あ、今は俺達の事ちゃんと良い相棒だって認めてくれてるぜ?その………あの、ほら、俺がお前の変化についていけなくて変身できなくなった時…当時の母さんな、"何であんな状態の翔太郎を酷い雨の中置いてきぼりにするのかしら!"…って凄く怒ってたみてえなんだよ…」と記憶を通して見えてしまったその当時の母の気持ちを苦笑いで話して「まあ俺はそこまで怒らなくても…って思うけどな」と僅かに苦笑いしたまま付け足して)
…あの時、僕は気が動転して君を病院に連れて行くとか救急車を呼ぶとか正常な判断が出来なかった(あの場に照井が居なければどうなっていたかと考えたら泣いて呆然としていた自分の行動が恥ずかしくて深い溜め息ついて相棒が戻って来なければどうなっていたかと想像もしたくなくて肩を竦めて苦笑いし、やはり過去の自分の行いは相当なものだったと反省しては「こんな相棒でごめんなさいって、色々あって今は何より相棒を大切に思ってますってちゃんと誤らなきゃ駄目かもね」しゅんとして肩も視線も落として周りが見えなくなった自分の行動がいかに愚かだったか思い知らされてブレスレットに向かってごめんなさいと呟き)
もう気にするなってフィリップ。俺は今ちゃんと復活して此処に居るんだからさ(相棒の言葉にもう気にすることはないと首を軽く横に振って伝え優しく頭を撫でその後にしゅんとして肩と視線を落とした相棒を見ればそっと抱き締め「フィリップ、前も言ったけどな、俺は…今こうやってお前と相棒で…恋人で居れることが何より嬉しいんだ。だから…これからも、俺はお前の側に居たいし、Wで相棒で居たい」と自分の今の本音の気持ちをゆっくりとそのまま言葉にして伝え「大丈夫…母さんにお前の気持ちはちゃんと伝わってるさ。えっと、お前に母さんからのメッセージが記憶の中に残ってたんだけどな『これからも翔太郎を宜しくね。でも、今度また翔太郎を泣かせたら…悪いけど母親として許さないわよ?』…って最後凄く怖くてよ、母さん怖っ!って思わず思っちまった」と最初は微笑んで伝えるが最後は苦笑いして呟くように付け足して)
本当に君が大切で大好きで、君が居ないと何も出来ないって事がよく分かったよ(自分が自分で居られるのは常に寄り添ってくれる相棒が居るからで相棒が大好きとは常々抱く感情だがより一層強く感じる一件だったと此方からも腕を回してしがみつき「うん…ありがとう…何度聞いても嬉しいよ」気持ちを伝えてくれて数回頷きながら聞いて散々な人生でも今凄く幸せだから結果オーライとか考えて相棒のお母さんからの伝言の前半は温かく有難い言葉だったのだが続く母強しな脅しには「翔太郎、背筋がゾクっとした…」と萎縮し涙目をパチクリさせたが「で、でも!今度もまたもない。もう二度と相棒を泣かせたりしないから!」首をぶんぶん振って目の前の相棒に訴えつつ空に向かって力強く言い放ち)
…ありがとうな。…俺もさ、やっぱりお前の側に居て、お前をずっと支え続けたいって思ったんだ(相棒の最初の言葉に何だか照れ臭そうに微笑んでお礼を言い自分も相棒の側に居て支え続けたいと強く思ったのだと伝え何処か涙目でゾクッとしたと言われては苦笑いして優しく頭を撫で「心配するなフィリップ。俺もゾクッとして恐怖したから」と自分に言われてる訳ではないのに自分も恐怖したと口にしその後に訴えるように言われた言葉にキョトンとなるがその相棒の言葉が何処かへと届くのを感じつつ優しく微笑んで「…ありがとうな。俺も、あんまりお前に心配かけないようにする」と自分もあんまり心配かけないようにすると伝えては暫くこの時間を甘んじていたがもう時間なのを感じ、行くか。と声をかければ相棒を伴って一緒に病院内へと戻り最終の軽い検査を受けては問題無しだった為退院の手続きを済ませてはロビーで待ってもらっている相棒の元へと行き「検査の結果問題なしだから退院しても大丈夫、だってよ」と微笑んで検査結果を伝えて退院することを伝えて)
…うん、ありがとう(この類いの会話はもう何回もしたのだが何回好きと言っても言って貰っても足りないし嬉しいしでえへへと照れ笑いして自分が言われた訳でないのにゾクっとしたとは面白くて「あんまり僕に心配かけたら僕の母さんに怒られるよ?」包帯に隠された顔が怒るのを想像して脇腹を突っついてやり相棒の声で後をついて歩いてロビーの椅子で検査中ぼうっと待っていれば無事退院できるとの発言にパッと顔を明るくして「何事もなくて良かった。退院のお祝いをしなきゃね」たった1日なのにと言われるかもしれないが大事ないことが嬉しくてシャツの袖を掴んで早く帰ろうと歩きだし)
あー……本当にシュラウドに怒られそうだか何とも言えねえな(脇腹をつつかれて言われた言葉に苦笑いしつつ彼の母親であるシュラウドならば怒ってくるかもしれないと思いそう呟きパッと顔を明るくして此方に来た相棒の言葉にクスッと微笑み「1日だけだしそこまでする必要はねえと思うけど…でも何事もなかったのは俺も安心した」と穏やか声色で口にしつつ相棒に自身のシャツの袖を引かれるまま病院を出て帰り道を歩いていきふと「照井と亜樹子にも連絡しとかねえとな」と呟きつつスタッグフォンを取り出して二人に退院したことと感謝のメールを送っては再度懐に仕舞い相棒と他愛のない楽しい雑談をしながら事務所への道を歩き数分して事務所へと着けば相棒と一緒に中へと入り1日ぶりになる事務所を見ては「ただいま」と帰宅の挨拶を口にして)
(お互い母親に怒られそうで冷や冷やするのがおかしくて腹を抱えて暫く笑ってから「1日だけでも入院なんて大事すぎて、とにかく今元気なのが嬉しいんだ」爽やかな風に背中を押されながら足取り軽く歩きながらシャツを持った手を滑らせ手を繋いでメールを打つのを見ていれば後日改めて2人にお礼を言わなければと思いつつ亜樹子の電話を受けて事務所を飛び出したままだったなんて昨日の記憶を手繰って「おかえり、翔太郎」今日は我が儘言ってたっぷり甘えていい日だったはずと帰宅の挨拶した口を一瞬だけ唇で塞いで)
(相棒の軽快な足取りでの言葉に一緒キョトンなるがクスッと笑い「そうだな、元気なのがやっぱり一番だな」と同意するように呟き袖から滑るように手を繋がれては思わず一瞬だけ驚くがふっと微笑んで此方からも手を繋ぎ返して事務所へと帰宅し自分が帰宅の挨拶をした後にお帰りと言われたので微笑んで「ああ、ただいま、フィリップ」と挨拶を返すのだがその後に一瞬唇を塞がれた為目を瞬かせるが徐々に頬がほんの少し赤くなるも照れ臭そうに微笑んで手を伸ばして相棒の髪を優しくとくようにして頭を撫でて)
あんなに心配掛けさせてと説教したいところだけど、君のおかけであの少年も元気になったのだから仕方ない(誰にとっても元気が一番だからフェザーメモリの活躍はWとして誇れるものだと左手のメモリに触れて「…何か飲み物を淹れてくるから君は座ってゆっくりしていなよ」ほんの一瞬の口付けなのに相変わらず顔が赤くなって可愛いと頬を指で突っついてソファの背をポンポン叩いて座っておくよく促しては台所へ向かい戸棚を焦ってみてたまには悪くないと茶葉を手に沸かした湯でポットとカップを温め紅茶を淹れて)
(相棒の言葉に苦笑いしつつ「あんな小さな子供のこれからの未来が失われる訳にはいかなかったからな」とまだまたま可能性の塊であるあの小さな少年の未来がこんなところで奪われるのはダメだと思ったのだと呟きまだ少し頬は赤いままだが相棒にソファの背を叩いてゆっくりしていろと言われてはコクリと1つ頷きソファへと腰掛け準備をしていきどうやら紅茶を淹れるらしいと思いつつ作業をする相棒をぼんやりと見守っていて)
君だってまだまだ若いんだからね(未来ある子供を助けたい気持ちは分かるし同時に母親も救えて良かったが少年に比べれば歳をとっているけど自分だって未来ある若者だという自覚を持って無茶しすぎないようにと釘をさしておいて、視線を感じて見守られている感に安心しながら作業してきっちり時間計って丁寧に淹れた紅茶をふたつカップに注いで溢さないよう気を付けテーブルまで運び1つを相棒の前に置いて席につき)
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