左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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(ゆっくりとお茶を飲み干していた所に扉が勢いよく開けられたので驚いてしまいその拍子に飲み物が気管に入ってしまった為慌てて使っていたコップを置いては何回か咳き込んだ後驚いたようにソファに腰掛けた相棒の方を振り返るが確かに今の自分達は相棒の言う通り一度ちゃんと話し合うことが必要でお茶を飲んだことで幾分か頭と心も落ち着いた為表情を改めて「…ああ、わかった」と1つ頷きコップを手早く洗って手を拭き同じように隣に腰掛けて体を少し動かして相棒と向き合う形で座って)
驚かせるつもりはなかったんだけど、すまない。大丈夫かい?(咳き込む相棒におろおろして背中を擦ろうと椅子から腰を浮かせたところで復活した様子で正面に座った為もう一度着席しては自分から話し合おうと声を掛けたものの最初にどう切り出せばいいものか悩み言葉に詰まり向かいの相棒の顔も見れず床ばかり見つめてしまい「…僕の言動は謝っても許されるものじゃないし、君の心の傷はいつまでも癒えないだろうし…すまない」結局何を言うべきか分からず一瞬だけ相棒の顔を見れば直ぐに視線を床に落とし外傷とは違う胸の痛みに心臓辺りのインナーをぎゅっと掴んだまま固まり)
あ、ああ…もう大丈夫だぜ、ありがとうな…(オロオロする相棒に微笑んで大丈夫だと伝え暫くお互い何も言い出せずに黙っていたが相棒からの言葉を黙って最後まで聞けば緩く首を横に振り「あれ俺がお前の変化に着いていけなかったのもあるし、お前も俺がお前の体でファングになっても無理で焦ってただろうし……あの時はお前に捨てられても仕方ないのかなって半分諦めかけで思ってたから…お前が謝る必要はないぜ」と微笑んで謝る必要はないと伝えるがその後相棒に向けていた視線を僅かに俯かせ「…けど、けどな……言って良いのかは、わかんねえけど……ほんの少しだけ…"なんで…"って、思ったのも……確かなんだ…」と伝えて言いかわからない心の奥でずっと思っていたことを口にした後条件反射のように「ごめんな…」と僅かに俯いたまま謝り)
…待って、先に言っておくべきだった。腹を割って本音で話すんだから謝る必要はないよ。それに、こうなったのも全て僕が悪い(仕方がないと諦める反面何でだと納得できない気持ちもあると聞けば相棒の言い分はもっともだし反論の余地はなく俯き気味に謝るのに対して先ず言っておくべきだと顔を上げて謝らないで欲しいと伝えては話し合いを始めてくれた相棒に何か返さないといけない気持ちはあれど「…あの時、君を一人にすべきでなかった」変身できなくなった相棒を雨降る中置いてきぼりにした事は後悔でしかなく今更意味のない呟きをポツリと言っては膝の上に肘をついた所に額を付けて項垂れて)
………そう言ってくれるのは…ありがたいけど、けど…お前に酷いこと、言ってしまいそうでよ…(相棒の言葉にありがたいとは思うが言わなければ相棒に酷いことを言ってしまいそうなのだと俯いたまま小さな声で伝えるように呟くがポツリと呟かれた相棒の言葉を聞けば今まではこの幸せな時間が楽しくずっと忘れていたのだが今朝見た夢のせいかまたもたげてきた感情が今になって爆発しそうになってしまいぐっとズボンを握り締めるようにしてはポツリとても小さな声で「……何で、何で今…そんなこと、言うんだよ……あの日、お前が行ってしまった時………俺、昔目の前で…両親を失った事を、思い出しちまって……俺は、やっぱりどう転んでもまた独りになるのかな……って、納得させようとして…けど、胸が痛くて…結局出来なくて…一噌の事、泣けたら…楽だったのかもしれねえけど…驚くほど…泣けなくて……」と途切れ途切れに話していきポロポロと流れていく涙は止めることは出来ず「ごめん…ごめんな…お前を、責めたい、訳じゃねえのに……」と責めたい訳ではないのに出てきた言葉に俯いたまま涙声で謝り)
本音で話して欲しいんだ。何を言ってくれても構わない(こんな時ですら気を使って言葉を選ぼうとする相棒に首を緩く横に振って何でも聞きたいと訴えたが感情が爆発してしまい涙ながらに話す内容を一言一句逃さす聞こうと黙って耳を傾け「…あの時君はあの依頼から逃げずに一人で調査を続けて…僕はそんな君の強さが当たり前だと思ってしまってたんだ。言い訳にすらならないが…」優しいが故に脆い心を深く傷付けてしまった自分は許される事はなく「…君をこんなに泣かしてしまうなんて、僕は相棒失格だ。今もどうしたらいいか分からないなんて…酷すぎるだろう?」噛み締めた奥歯がギリギリ音を立て結局は謝らせてしまうしで「…最低だな」自分を責めてもどうにもならないが何も出来ない自分がもどかしく強く握り締めた拳で太股を殴り)
(涙が止まらなくポロポロと涙が流れつつ俯いたまま相棒の言葉を聞いていたがそっと涙が頬を伝ったままの顔を上げてはゆっくりと椅子から立ち上がり相棒の目の前へと立ってはゆっくりとしゃがむようにして一瞬拒絶されることを恐れる子供のように動きが止まるが数秒にはゆっくりと相棒の肩に両手を置くようにして額を肩の近くに置き「……でも、それでも、な…俺は、お前と、これからもWで、相棒で居たいし……一緒に居たい…許されるなら、さ……これからも、お前の側に居たいし……支えたいんだ……」と小さな涙ながらの声でも恐る恐るだがはっきりと自分の意思を伝え一緒に居たいし何時かちゃんと過去を乗り越えたいのだと告げ「一緒に……居させてくれ………フィリップ……」と最後はまるで懇願のようなしっかり聞かなければ聞こえにくいであろうと声で呟くように言葉にして)
…翔太郎(流れ続ける涙を止める方法があるなら知りたいが知ったところで相棒を傷付けた自分に出来るのか震える拳に視線を落としふと動いた気配を感じ顔を上げると恐る恐る話す相棒が目の前に居て「…君がそれを望むなら相棒もWも続けよう」肩に感じる相棒の重みに自分が必要とされる喜びを感じ弱々しい背中を撫で「僕からもお願いするよ…ずっと、僕の側に居てくれ…翔太郎…」人の気持ちを汲み取る事の苦手なデータ人間でも許されるなら相棒の側に居たいし居て欲しくて身体を少し離して顔が見えるようにしては両手を出して頬を包み込んで親指で涙を拭ってやりそのまま手を背中まで滑らせ強く抱き締め)
…ああ。…お前が望んでくれるなら、俺はずっと、お前の側に居るぜ…(Wも相棒も続けたいと1つ頷き背を撫でられる感覚にとても安心感を覚えずっと側に居て欲しいと言う言葉を聞けば勿論相棒が望んでくれるならずっと側に居ると伝え体が少し離れたかと思えば涙を拭われそのまま抱き締められた為ずっと心の奥で幸せな時間が楽しくて忘れていたが今になってもたげてしまった感情を話してしまったおかげか本当に少しずつ心の傷が癒えていくような気がし何だか改めて言いたいくなり「…フィリップ…あのな……大好きだぜ……相棒としても、…恋人としても、さ…」と改めて相棒に大好きだと伝えその隙間から恐らく見えるであろう頬は僅かに赤く染まっていて)
……ありがとう。ありがとう、翔太郎(此方か望めば側に居てくれようとする気持ちに感謝し何度か頭を撫でお礼を繰り返し口にして子供のおかげで話し合い仲直りできたと思うと少し恥ずかしい気もするが公園で会った不思議の少年に胸の内で礼を述べ心の底から幸せを噛み締めては顔を赤く染めて大好きと言うのが愛しくて「あぁ、僕も大好きさ。勿論"like"と"love"両方の意味でね」赤くなる頬を撫でそのまま顔を寄せ触れるだけの優しい口付けを落として)
……、こちらこそ、ありがとうな、フィリップ(頭を撫でられつつ何回かお礼を言われれば小さく微笑んでそっと優しく頭を何回か撫で後頬を撫でられつつ相棒からも両方の意味で大好きだと言われては更に頬が少し赤くなるが嬉しそうに微笑んでありがとうとお礼を言うがそのまま顔を寄せてきた為どうしたのだろうと思っていればそのまま優しい口付けを落とされた為何だか何時もよりドキッとしたと感じるが何だかとても安心感を感じその触れるだけの優しい口付けを甘んじて受け入れていて)
僕を許してくれて本当にありがとう(やっと今度こそ完璧に二人で一つになれる気がして相棒を抱き締める手を二度と離さないと口付けに誓ってゆっくりと顔を離し真っ赤な顔する相棒がとにかく可愛くて「全く君は、どうしてそんなに可愛いんだ。まるで初恋にドキドキする乙女だ」あまりの可愛さにクスリと笑ってからかったが長めの前髪から覗く目が泣いた事で腫れぼったく見えそっと立ち上がると冷凍庫から取り出した保冷剤をハンカチで包み「目、冷やしておいた方がいい」自分の瞼をとんと指で触れ保冷剤を渡し)
…いいんだよ、フィリップ。俺の方こそ、俺を相棒として認めてくれて、本当にありがとうな(相棒の言葉に微笑んで相棒の気持ちは本物だとわかるしもういいのだと伝え優しく頭を撫で自分の方こそ相棒として認めてくれてありがとうとお礼を言い顔が離れたと思えばクスッと笑って恋する乙女のようだと言われては真っ赤なまま数秒固まっていたが此方からそっと額を当てては真っ赤なまま僅かに目を逸らしつつ「…し、仕方ねえだろ…?今まで何人か好きになった人は居たけど、ここまで好きになったのは…お前が、初めて、だし…」と恥ずかしげだがここまで好きになったのは目の前の相棒が初めてなのだと暴露するように呟きそっとソファから立ったかと思えばハンカチに巻かれた保冷剤を渡された為「あ、ああ、ありがとうな」とお礼を言い受け取ってはソファに腰掛けて目元に保冷剤を当てて冷やしつつふと「…なあ、フィリップ。あのな、俺は本当にお前の言う優しい俺のままでいていいと思うか?」と先程は受け入れることを拒む自分が居たが今なら相棒の言葉を受け入れらると思いそっと相棒にそう問いかけてみて)
君と出会えて本当に良かった(相棒と引き合わせてくれた人物の愛用した白い帽子を視界に捉え自分の運命には散々振り回されたが人には恵まれたと頭を撫でて貰ってうっとりして真っ赤なまま反論するのは面白いが言われた内容に目を瞬かせ「そう、なんだ…こんな悪魔を一番好きになるなんて君も物好きだね」嬉しいやら照れ臭いやらで皮肉っぽく返したが頬の辺りから体温が上昇するのを感じてぷいと顔を反らして隠し渡した保冷剤で目を冷やすのを見守っては相棒を泣かせる事はもう二度としないようにしなくてはと感じていたが、突拍子の中ない問い掛けに首を傾け考えてみたものの「その手の問いは君の性格からして僕に言われただけじゃ納得しないだろうから…憶測が正しければ上手くいくはず…君自身で体感したまえ」ぐっと拳を握り心で謝りながら相棒の鳩尾を一発気絶させる勢いで殴り「翔太郎の意識が飛べば君が出てくるんだろう…?ジョーカー」優しい翔太郎の良さを理解して貰う為の助っ人を召喚して)
(相棒の言葉に小さく微笑んで「俺もお前に会えてよかった」と口にし物好きだと言われてはキョトンとなり「そうか?」と首を傾げるがぷいと顔を反らす相棒に小首を傾げたままだがまあいいかと思っては小さく微笑んで優しく頭を撫で続けていたが自分自身で体感したまえと言われた後鳩尾にとても強い衝撃を感じたかと思えば急激に意識が遠退き一瞬大きく顔を俯かせるが数秒後ゆっくりと顔を上げてはその瞳はあの時のように紫色に変わっており、ジョーカーは呆れたように相棒を見れば「あのな、オレを呼ぶためとはいえいきなりコイツの鳩尾を殴るな。いきなり鳩尾を殴られたってコイツ精神の中でオレの前で驚いてるぞ」と告げた後穏やか無表情に戻り「…で?どうした?オレに用があるから呼んだんだろ?」と何か自分に用があって呼んだのだろうと首を傾げて問いかけて)
あの時、迷わず相乗りしてくれてありがとう(改めて言葉にすると照れ臭いものでえへへと笑いながら相棒の目を見ては手を取りぎゅっと握って微笑ましい時間を過ごしていたのも束の間でやはり翔太郎に何かあれば彼に代わってジョーカーが登場するとの読みは当たっていて「いきなり殴ってすまないと伝え…待てよ、君の前で驚いている…つまり精神の中で君達はお互いを認識し合えるのか。それなら話が早い」相棒とジョーカーの関係性はイマイチ不明だが物は試しとやってみたものの案外上手くいくかもと口元に手を当てニヤリと笑い「僕は優しい翔太郎が好きだし、この街に必要だと思ってる。そこでだ、今日の残り君と僕とで過ごして貰う。その間に依頼が来れば尚良し、来なければ…何とかしよう。君は優しくない訳でないが考えをハッキリ言ったりと翔太郎にはない冷徹な部分を持ち合わせている。つまり見た目は同じでも中身の違う君を街の人に接しさせる事で、ハーフボイルドの優しさが如何に大切かを体感して貰うと言う訳だ」名案だとばかりに目を輝かせ捲し立てて話終えては見るのは二度目だが綺麗な色の瞳をもっと近くで見たいと両手を伸ばしいきなり頬を両手で挟んでは顔を近付けて)
(何かが上手くいった時に稀に見せるニヤリとした彼の笑いを浮かべた話にジョーカーはただ穏やか無表情で聞いてきたが最後まで聞き終わった後口を開きかけるが急に此方に手を伸ばしてきたかと思えば頬に両手を当てて顔を近づけてきたので数秒そのままで自分の目を見ていることに気づいては片手で彼の額を押して簡単に座り直らせ「近いのと、それは別に構わないが後で翔太郎自身が逆に怖がられる可能性もあるぞ、オレはコイツみたいは優しい話し方は出来ないからな。ああ、それと、たまにだが見掛けるサイクロンはお前とは正反対でクールというより明るいがな」と最初は変わらない無表情で言うが何処か今精神の中にいる自身を心配する表情でいい次にまるで余談のようにサイクロンの事も明かし「まあアイツはメモリから全然出てくるメ気配はないから問題はないだろう」と独り言のように付け足して)
(元々見た目だけは大人の色気のある翔太郎だがジョーカーになると目は紫色になるし無表情でクールな感じが容姿と相まってより一層色気が増し魅力が上がのるに触らせて貰えず額を押さえ唇尖らせ「君の身体の持ち主は僕と恋人なんだから何ら問題はないのに…確かにそのリスクはあるが僕が"優しい君が好きだよ"と言っただけでは納得しないだろうと思って」ジョーカーの指摘は間違いなく手始めに事情の説明しやすい照井夫妻でも呼ぼうかと悩み続く言葉にハッと顔を上げては「え、サイクロン?僕、自分の知らない所で今の君みたいになってたってこと?そんな興味深い経験の記憶がないなんて…」勿体なかったと盛大な溜め息をこぼし)
(触らせてもらえなかった事が不満なのか唇を尖らせた彼にジョーカーは「オレはあくまでジョーカーであって今はオレの中に居る翔太郎ではないからな」と普段通りの穏やか無表情で答えればその後に続けて言われた事に1つ大きく溜め息を吐けば「いいか、よく聞け。コイツにとっては周りの誰よりも一番お前の言葉が心にストンとくるんだ。勿論コイツの仲間の言葉もとても心に響くだろうがな。メモリから気まぐれで見た限りでは街の人間達はコイツの人柄好きなんだろうし、お前も優しいコイツが好きなんだろ?だったらそれをちゃんと伝えてやればいい」と周りの人間の声も響くだろうが一番響く相棒の言葉を伝えてやればいいのだと告げた後勿体なかったと溜め息を溢す相棒を見ればゆっくりと口を開き「アイツはお前が眠りについた時初めてメモリから幽霊のように現れるからな…たまにオレも呼び出されるんだが」と相棒が眠った時に彼の気まぐれで本当にたまにメモリから幽霊のように現れるのだと伝え最後は僅かに苦笑いして呟き)
それはそうだけど…君みたいにクールなのも素敵だなって(見た目は翔太郎なのに中身はまるで違うジョーカーにちょっぴり惹かれるのは浮気に含まれるだろうかとボソボソぼやいて溜め息を吐かれた事が心外で驚いた様なムッとした顔になるが「…僕の言葉が一番ストンと来るのか。そう、なのか…なら、優しい翔太郎が好きってちゃんと伝えなきゃ」自分にそこまでの影響力があるとは思ってなかったがメモリとして相棒の一番側にいる存在に言われると納得するものでこくりと頷き面と向かって伝える事にしては「ふーん、そうなんだ。他のメモリはどうなの?トリガーとかメタルとか」お互いに一番相性のいいメモリしか現れないのか他もそうなのかテーブルに身を乗り出して問い掛け)
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