左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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…、……わかった、お前がそう言うなら、もう気にしないでおくな…(謝る必要はないと言ってくれる相棒に思わずまた何かをいいかけるが寸前で飲み込んでは僅かに微笑んで相棒がそう言うなら気にしないことにすると呟き、腰に両手を当てて問題ないと鼻を鳴らす相手に本当に大丈夫なのかと心配になるが台所へとむかった相棒を見送りガレージで再度一人になっては文字が消されて今は真っ白なホワイトボードを見ればゆっくとソファから立ち上がり1個の黒のマジックを出してはホワイトボードの丁度はしっ子あたりにゆっくりと何かを書きはじめて)
(どんな食材があるのか冷蔵庫を開ければ此方のリクエストに答えるためか予想以上に豊富で流石だなと感じては水を張った鍋に卵を入れ湯で上がるまでの間に手を切らないよう慎重にきゅうりを刻みパンの耳も切り落としてと着々と準備をしていき茹で玉子が出来上がればそれを潰してマヨネーズをあえきゅうりと一緒にパンに挟み完成すれば扉から顔を覗かせ「出来たよ。君は知っているかい?サンドイッチというものを」にんまり笑顔を浮かべては何かを書く様子にハテナを浮かべて首を傾げ)
…!ん?サンドイッチ?ああ、知ってるけど…(ゆっくりと何かを書いていた所に扉の方から声をかけられれば顔を相棒の方へと向け同じように首を傾げつつサンドイッチの事は知っている為コクリと1つ頷いて知っていると答えるがその問い掛けから何となく相棒がお昼用に作った昼御飯が何かを察しては持っていた黒のマジックに蓋をして書いていたものを然り気無く消しつつ小さく微笑んで「その問い掛けからしてサンドイッチを作ったのか?」と普段と変わらない穏やかな声色でそう小首を傾げて問いかけつつ「ありがとうな」とゆっくりと相棒の近くへと来てはふっと笑ってお礼を言い)
パンに具材を挟んで食べる文化の歴史を遡ると古代ローマにまで及ぶんだ。そんなに古くから親しまれたなんて奥が深いと思わないかい?(知ってるとの返答に目を輝かせ興奮気味にサンドイッチについて述べてからふと書いた文字を消す動作が見え何を書いたか気になるが追及しても教えてくれないかと触れずにいて「その通り。翔太郎の分は君の大好きな固茹で玉子で、僕は半熟が好きだから時間差で茹でておいた」卵の拘りを説いては"ハーフボイルドな相棒"が好きとの意味も込めておきサンドイッチに夢中で飲み物を忘れたことに気付いては急ぎコーヒーの用意をして)
へぇー…そんな昔にまで遡るのか…(相棒の豆知識のような解説にサンドイッチの歴史はそんな昔にまで遡るのかと感心しやはり料理と言うものは奥が深いものだと改めて感じては「料理はやっぱり奥が深いな」と微笑んで呟き茹で卵の事について話されれば思わずキョトンとなり「…お前、覚えてたのか…」と約1年経っていたのにと思わずキョトンとした表情のままそう呟くように口にするがどうやら飲み物を淹れるのを忘れたらしく少し慌てたように珈琲を淹れている相棒を見れば僅かに苦笑いし「火傷しないように気を付けろよ」と一応伝えておきゆっくりと席についておき)
更には……いや、後にしよう(関心して聞く様子に更なる知識を語ろうとしたタイミングで腹の虫が主張したため開きかけた口を閉ざし「君の好みを忘れるとでも?」茹で玉子の好みだとか些細なことも忘れるはずなく癖である口元を触るポーズで笑い事務所内に広がるコーヒーの香りがまた食欲をそそりお腹をポンと叩き「君はまるで保護者だな。これくらい問題ない」淹れたてのコーヒーとサンドイッチをテーブルに並べ先に座っていた相棒の正面へ腰掛けては両手を合わせ頂きますをして)
(更に解説を言おうとしたタイミングで腹の虫が鳴った様子に思わずクスッと笑い忘れるはずかないと言うような言葉に何だか気持ちが暖かくなるような感覚を覚えては「…些細な事でも覚えてもらえてると嬉しいもんだな」と少し頬を緩めて口にしまるで保護者のようだと言われれば数秒目を瞬かせていたが「…あー……これでもお前の事頼まれてるから…つい、な…」と約1年前に彼の母親であるシュラウドからフィリップを頼むと言われたときの事を思い出しつつ僅かに苦笑いしてそう呟き同じようにいただきますと手を合わせては目の前にあるサンドイッチを手に取りゆっくりと一口食べて)
(戦いが終わった後の安堵感やいい匂いに反応して急にお腹が空いたのだと自覚しては音を聞かれてしまい恥ずかしさに頬を染め空腹を満たそうと自作サンドイッチを口に運び「大好きな相棒のこととなれば当然だよ」記憶力は良く努力して覚えたのではないが相棒の些細な情報を忘れずにいて喜んで貰えるとこっちまで嬉しくなるもので緩い微笑みを浮かべ「え、頼まれてるって?僕はそんなに子供っぽいかな」自分のことを頼むとは保護者らしい人間が複数いるのだと鳴海荘吉やシュラウドといった思い当たる人を思い浮かべては子供扱いされることに疑問を感じ首を傾げ)
(恥ずかしいのか頬を染める相棒を見ては何だか微笑ましいと言うか可愛いと言う気持ちが溢れ優しく見守るように微笑んではその後に言われた言葉に嬉しいのだが同時に何だか照れ臭くなりついさっきの相棒と同じように少し頬を染めつつ「…ありがとう。…お前のくれたあの言葉には結構気力を与えられたけどな」とお礼を言いつつ最後は聞こえるか聞こえないぐらいの声で呟き子供扱いされていると思っているらしいその疑問に小さく微笑んでは「いや、ただお前には普通に幸せになってほしいだけだと思うぜ」と相棒が作ったサンドイッチを美味しいそうにゆっくりと食べつつそう口にしては珈琲を飲んで)
(我ながら上出来のサンドイッチを頬張り照井竜には及ばないがコーヒーも上手く淹れられて出来上がりに満足すれば恥ずかしさも飛んでいき「僕が好きで覚えてるだけさ」礼を言われるものでなく続く言葉は聞き取れなかったがいいかと置いておき「普通に幸せに、か。僕にとっての幸せは翔太郎や亜樹ちゃん達"家族"と暮らすことかな」血の繋がりはなくとも家族同然の関係が長く続きずっと一緒に居られることが一番の幸せで自分を見守り幸せを願ってくれる存在に感謝し窓の外を眺め)
(相棒らしい言葉に思わず小さく微笑んでは自分にとっての幸せは自分達"家族"と暮らすことだと言う言葉にその願いは自分や亜樹子、照井が何事もなく生活している限り叶えられるだろうと思いつつ僅かに口許を緩めふと自分の交通事故で死んでしまった両親の事を思い返しては今度休みがとれた日に久しぶりにお墓参りに行こうかと頭の片隅でいつかの予定を決めては窓の外を眺めてる相棒には何も言わずただ優しく微笑んで見守りサンドイッチを食べ終わっては手を合わせて「ごちそうさま」と呟き皿の上にカップを乗せて席を立っては台所へ行く擦れ違いにポンポンと優しく相手の頭を撫でて台所へと行き皿洗いを始めて)
みんな、家族が何か分からなかった僕に教えてくれたんだ(血の繋がりがなくても本当にはそうでなくても家族と思える人が居れば幸せなのだと気付かせてくれた相棒やみんなにいつか恩返しが出来ればと微笑む華族に此方も笑みを返し優しい風の吹く景色を眺め頭に感じた感覚にほっこりした間に完食したらしい相棒が食器を洗う音を聞きつけ急ぎ残りを食べきっては台所へ向かい「ちょっと翔太郎!僕がやるから君は大人しくしていたまえ!」怪我に慣れているのか怪我人の自覚がないのか慌てて蛇口を捻って水を止めソファを指差し休んでおくように強めの口調で伝え)
ふふ、そうか(血の繋がりはなくとも家族と一緒に居る幸せを実感できているらしい相棒の様子に安心したように小さく微笑みスポンジに洗剤をつけて洗おうとしていたところに慌てたように此方に来た相棒に水を止められキョトンとなり強い口調でソファを指されて言われた言葉に何回か目を瞬かせるが困ったように苦笑いしては「いや、昔からこうしてたし、慣れたというか…」と相棒と出会う前からこうだったので慣れてしまっているのだと呟くように口にして)
…みんな僕の家族だ(思えば本当の家族を失った者ばかりが集まる環境だからこそ失う悲しさを知っていてより大切に出来るのかもしれないと静かに述べ、止めに来た行動を不思議がられると困ってしまい「鳴海荘吉とでも君が家事をしていたのだろうけど…傷がある人を働かせるというは…」作るのはあっさり引いたのに洗い物はすると言われては困るが不慣れな自分が洗うのをハラハラ見守る方が大変なのかと歯切れが悪くなり「…動いて痛くないのかい?」傷の辺りを指差し心配だと眉をひそめ)
…俺にとっても、お前や亜樹子や照井は皆家族だぜ(静かに告げられたその言葉を聞いては小さく微笑み自分も皆を大切な家族だと思っていると告げ心配そうに傷は痛くないのかと聞かれれば一瞬制止した後にスポンジを置いてそっと自分の胸元に手を当てては数秒沈黙した後僅かに苦笑いし「……痛くないっていったら、嘘になるな」と正直に痛みはあると伝えて)
…ありがとう。大家族、素敵だね(家族と伝えた相手に自分もそうだと答えて貰うと嬉しさが増し緩い笑顔を浮かべ思わず正面から抱き付きたくなる気を抑え傷に響かないよう腕にぎゅっとひっつき、素直に答えてくれた相手に無理をさせたくないが全部引き受けると言うには自信がなく「…じゃあ僕が洗うから君は側で見ていてくれ。動かなければまだ痛くないかい?」両手を差し出し作業を変わると申し出て)
…え?あ、ああ、無理に動かなければまだ痛みはねえから…。…わかった(頬を緩めた相棒の言葉に此方も釣られるように頬を緩めて微笑み腕に抱き付かれては一瞬驚くがその後に自分が変わるので側で見ていて欲しいと言われればキョトンとなりつつ無理に動かなければ痛みはないと正直に伝え差し出された両手に少し考えた後わかったと1つ頷いてはその手にスポンジを渡して)
これくらい僕にも出来るさ(指を通すタイプの袖から親指を抜き両腕ぐいっと上げ濡れないようにして既に若干泡立ったスポンジを受け取り更に泡を作っては割らないよう慎重に洗っていき皿を回転させて綺麗に洗い流したのが確認できたら水気を拭き取り収納して完了すれば相棒の方へと向き直り「お手伝いできたから誉めて欲しい」自分からやらせろと言ったのだが細かいことは気にしないでもらおうと棚に上げておき横にぴったりと立ち)
……。うん、よく出来たなフィリップ、手伝いありがとうな(相棒の言葉に苦笑いしつつ皿を洗う様子を側でじっと見守り洗い終わった皿を収納するのを確認すれば小さく微笑んで頷きその後に相棒に誉めて欲しいと言われれば思わず目を瞬かせるがふっと微笑んではコツンとそっと額同士を合わせてはとても優しい微笑みを浮かべ例えるならまるで母親のような口調で良くできましたと相棒を誉めて)
あのはフィリップ、何か背後がこのままやってみたいシチュエーション?イベント?があるみたいなんだけど…えっと、どうしようか?(遠慮がちに声をかけては小首を傾げて)
えへへ、たまには僕だって頑張らなきゃね(家事や身の回りの世話をいつもしてくれる相棒の手伝いが出来たのは嬉しく合わさった額から伝わる優しさにくっつく間目を閉じて甘えて「ありがとう」ぱっと離れた時には満面の笑みで子供みたく明るくお礼を言えば立ちっぱなしでは疲れるからと相棒の袖を引っ張りながらベッドの方へと誘導しては先に腰下ろし隣のスペースをぽんぽん叩いて横に座るよう促し)
やりたいことがあるなら是非そうしよう。先に聞いて打ち合わせした方が良ければそうするし、君の背後さんがやりたいことは僕もしたい(首を縦に数回振っては実践しようと乗り気でいて)
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