左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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(何時もより相棒の動きが多いと思いつつ怪我人ながらも息を合わせてドーパントに攻撃していき右半身側で敵を指差して必殺技を促されればそれは同意のため「ああ」と1つ頷くがそっとジョーカー側の手でサイクロン側の指差している手を下ろさしては1回落ち着かせるようにポンポンと緑色の腕を優しく数回軽く叩いた後ジョーカーメモリをドライバーから抜いてベルトの横にあるマキシマムスロットへと入れては叩くように押してマキシマムドライブを発動させ自身と相棒の気持ちの繋がりが前より強くなったからか本当に翼のような風を纏っては「ジョーカーエクストリーム!」と相棒と声を合わせて敵に威力が上がった必殺技を食らわせて彼女の体からメモリが排出され壊れたのを黙認すれば今ここで倒れそうになるわけにはいかない為せめてと相棒の側へと来ては変身を解いた瞬間その場へと片膝をついてズキズキと痛む胸元の服握っては僅かに呼吸を荒くしていて)
(相棒の愛する街の人間全てを好きになろうと努力したこともあったが彼女だけは許せないと自分の中に黒いオーラが渦巻くがジョーカーに宥められすっと消え冷静さを取り戻し「…すまない翔太郎。取り乱しすぎた」反省しては相棒と息を合わせ風を背負った必殺技を決め、戦闘前にファングによって安全な場所へと避難していた身体に意識が戻り美優のメモリが破壊されたのを一瞥しては此方へ来る相棒の元へ駆け寄り崩れる体勢を受け止めようとし失敗した手が宙を舞い「…翔太郎、早く事務所へ戻らないと。今リボルギャリーを呼ぶからもう少し頑張ってくれ」スタッグフォンを素早く操作し胸元を押さえる手に血が付着するのを見ては胸が痛み相棒の額に浮かぶ汗を服の袖で拭い)
…ああ、まだ平気だから気にするな(額の汗を拭ってくれる相棒の様子にズキズキと胸の傷が痛みながらも小さく微笑んでまだ平気なのは本当の為頭のポンポンと撫でてそう言い少しして相棒がスタッグフォンで呼んだリボルギャリーが来たのを見れば相棒の手を借りて乗り込みそのまま事務所への帰り道を走っていき、その帰り道のリボルギャリーの中で何故かあのまま去らずに自分と相棒の間に居るファングに改めて「ありがとうな」と僅かに微笑み小さな声でお礼を言ってはあの罪悪感はまだ心を染めており「…ごめんな、フィリップ」と自分の変なところでの甘さが招いた失態に俯いて申し訳なさそうに小さな声で謝り)
…そう(平気と言われても実際どの程度の平気かは本人にしか分からないため心配する気持ちが止まず優しく頭を撫でられては泣きそうになるのを必死に止め「僕がもっと早く検索していれば…」後悔を口に唇噛み締め事務所に着くのを待ち、すぐにガレージへ到着すれば肩を貸して支えながらソファに座らせて「君は彼女が可哀想だと持ち前の優しさを発揮したまで、そんなのもう慣れてるよ」彼女が口付けたシーンがフラッシュバックすれば頭を振って打ち消して救急セットを取りに事務所に移動し)
…。フィリップ、もう過ぎたことを後悔しても仕方ねえ。それにお前は何も悪くねえんだし、気にするな(リボルギャリーがガレージに着いた所で相棒に支えられつつソファへとされるがままに座らされては小さく微笑んでゆっくりとした口調でそう話しては再度優しく頭を撫でもう慣れているよと言われては僅かに苦笑いを返し恐らく救急箱を取りに行った相棒とその後を少し間を空けて付いていったファングを見送ってはそっと天井に目をやり本当に福島の事が片想いだとしても本当に好きなら待っててあげればよかったのにと思うが自分が言えた立場ではないかと僅かに自嘲して)
…そうだね。今はうじうじ考えるより君の手当てが先だ(後を付いてくるファングにちらりと視線を送り優しく目を細め言葉にはせずとも心の中で感謝して直ぐに救急箱と相棒のシャツを手に戻ってきてはソファの前に膝をついて座り「いつもは亜樹ちゃんがやってくれてるから僕は不慣れなんだけど…」ソファの空いてるスペースに包帯やら薬を広げまず怪我の状態を見なくてはと怒りや悲しみといった複数の感情が渦巻き震える指先でシャツのボタンを外そうと手を伸ばし)
(ファングは相棒の安全を確認したのかちらっと此方の方を見た後何時もように何処かへと去っていき相棒が帰ってきたことに気付けば天井からそちらに目を向け自分の前に膝をついて座り薬などを広げて言われた言葉に僅かに苦笑いしては「何時もはだいたい亜樹子がやってくれてたからな」と呟くように口にして此方に伸ばされた相棒の指先が僅かに震えている事に気付きそっと片手でその手を軽く握るようにして止めては少し眉を下げて「…大丈夫なのか?」と相棒を気遣うように呟き、そのシャツの下の胸元辺りには例えるなら猫に大きく引っ掛かれた傷がもう少し深くなっているような血が大きく滲んだ傷が出来ていて)
…大丈夫。君こそ、染みるし痛いと思うけど丁寧にやるから我慢してね(怪我をした本人が一番辛いだろうに気遣う優しが心に染みて短く息を吐き落ち着きを取り戻しては出血は止まりかけているものの痛々しい状態に眉間に皺を刻み血を拭き取り傷口が見えるようにしては細心の注意を払って消毒液で傷を綺麗にして薬を塗りガーゼで押さえ最後に包帯を巻いてと亜樹子の手当てを見よう見まねで施し汚れたシャツのままでは不衛生だからと新しいシャツを手渡し「多分これで出来たと思う。傷口が開かないように安静にしていて」メモリによる外傷は本人の気力に関わるとかで相棒が少しでも早く復活できるよう普段通りの表情を心掛け)
……ああ、ありがとうな、フィリップ(相棒の言葉に僅かに微笑んでコクリと頷き傷の手当てをされればやはり傷口に消毒液は染みてほんの少し表情を歪めるが終わるまで我慢してじっとしていて相棒による手当てが終われば安静にしていてと言う言葉に再度コクリと頷き渡された新しいシャツに腕を通してボタンを止めて着終わればそっと手を伸ばして彼女に見せていた笑顔よりとても優しげな微笑みを浮かべてありがとうとお礼を言い優しく頭を撫で、その瞳には本当にしっかりと見なければわからないがほんの僅かに悲しみとまだある小さな罪悪感にに揺らいでいて)
これくらい構わないよ(後は相棒の回復を待つのみだが体力のある彼ならきっと直ぐに治ると信じるとして優しい微笑み浮かべ頭を撫でて貰えばどっと疲れが出るが怪我人に気を遣わせる訳に行かず何より悲しみや自分を責める感情が現れる瞳を見てしまうと心が痛み平気な顔して救急箱を元あった場所へしまおうと部屋を移動して、帽子の掛かったドアへ寄り掛かっては「…僕はどうしたら。人を慰めることは苦手で翔太郎のように優しい言動は僕には難しい」人の気持ちを汲むことが苦手であり今の相棒に何と声を掛けるべきか分からずガレージには戻らないで相棒専用席である事務机の椅子に腰掛け)
(救急箱を直しにいくためか事務所の方へと戻っていった相棒を見送れば正面を向いて少し俯きふと彼女に口づけをされた瞬間を思い出してしまってはハッとなり軽く頭を振ってそのイメージを追い出しては恐らく気を使わせてしまい疲れているだろう相棒に何か淹れようかと思い立ち上がろうとするが今更ながらに走った鋭い痛みに直ぐに立つことは叶わずまたソファへと座っては何だか自分が情けなくなり気づけば膝に置いていた自分の手に涙が落ちたことに気付き(ああ、俺は泣いているのか…)と他人事のように思ってはただ涙の流れるまま静かに泣き、相棒が座った机の上にはまるで贈り物のようにはしっ子に緑のリボンが付けられた1冊の少し厚い本が置いてあり)
(相棒の席に座りいつも相棒が見る景色を眺めながら傷口を思い出しあれだけの傷が出来たのは罪悪感を抱き心に傷を負ったということとは分かっても何をどう話し掛けるべきかは分からず背凭れに体重預け窓の外を見て変わらず穏やかな風が吹き続けるのだと頬を緩め、椅子の向きを変え正面を向いたところにラッピングされた本を見つけリボンの色から判断して恐らく自分へのプレゼントだろうと本を手にガレージの扉を開け「…ねぇ、翔太郎。これは僕への贈り物かい?」といつもの調子で話し掛けてはソファ近くの金網に腰下ろし)
(少しの間ただただ泣いてしまえば全部が晴れるとまではいかずとも案外スッキリしてしまうもので涙が乾くまでにはそう時間はかからずこれなら相棒と顔を合わせても大丈夫かと思いつつボーッと何をするでもなく天井を暫く眺めていればガレージの扉が開く音がしソファ近くの金網へと座った相棒の問い掛けに一瞬目を瞬かせるが小さく微笑んで「ああ、ちょっと長い小説だけどお前に読んでもらいたいって思ってな」と相棒が気に入るジャンルかはちょっとわからないのだが読んでみて欲しいと思い贈ったのだと口にして)
ありがとう。小説はあまり読まないから新しい世界が広がりそうだ(プレゼントを用意してくれた人が渡す前に貰ってしまったのは申し訳ない気もするが中身が気になったから仕方ないとしてリボンをとり中身をパラパラと捲り読み応えのある分厚さと検索結果とは異なるジャンルの書物に興味津々で、相棒の方へと向き直っては少しばかりマシになった顔付きに気付き「…僕は彼女には怒りを覚えたけど君を攻めるつもりはない。それに、敵に甘い顔を見せて殺されかけるのはハーフボイルドの君らしい。強いて言うなら約束通り今からたっぷり可愛がってくれたらいいさ」結局慰める言葉は見付からなかったが罪悪感を抱く必要ないのだと伝えたくて口調は普段通り嫌味っぽいが表情を柔らかくしてそっと相棒の手に触れて)
ふふ、そっか。案外面白いから色んな小説を読んでみるのもいいかもしれないぜ(どうやら興味津々らしい相棒に安心した表情で小さく微笑んでさそう告げて自身の手に触れられつつ紡がれた言葉をじっと聞き少し苦笑いするが最後の言葉には小さく微笑み「それは勿論構わねえけど、…可愛がるっていっても俺が思い付くのはこれぐらいだなあ…」と僅かに苦笑を含ませるが微笑んだままそう呟くように口にしてはゆっくりとソファから立ち上がりそっと横に居る相棒を抱き締めては優しく頭を撫でつつ時折ポンポンと背を優しく撫でて)
新しい知識の探求は一度休みにして小説を漁るのもいいかもしれない(最初のページを読みさっそく引き込まれそうな内容につい夢中になって読み耽そうになり続きは1人の時間が出来たときにしようと本を捲る手を止め表紙を閉じ「ハラハラさせた腹いせにちょっと我が儘言いたくなってね」困りながらも対応してくれるだろうと思えば予想通りで起き上がったことで出来たスペースに腰下ろし相棒の側にいる時が一番落ち着く大好きな時間でして欲しいことが浮かび要求するか数秒悩み視線を落とすが顔を上げ思いきって自分の唇を指でトンと叩いては目を閉じてみて)
(相棒の様子によかったと思いつつ微笑んで見守ることにしハライセダト言う言葉に「はは…」と苦笑いを溢し横に腰を降ろした相棒が自分の唇を1回トンと叩いてしてきた恐らくして欲しいと言う要求に目を瞬かせ少し視線を下に向けて果たしてその要求には答えていいものなのだろうかと数秒悩むが朝に事務所を出る前に相棒と約束したので悩んでも意味ないかと決めては待っている様子の相棒にそっと顔を近付けてはほんの数秒の間だけだが相手の唇に優しい口づけをしてはゆっくりと顔を放してポンポンと優しく相棒の頭を撫でて何処から照れ臭そうな小さな笑みを浮かべて見守り)
(目を閉じる間二人とも口を閉ざしているはずが何か煩く感じるのは自分の心臓かと乙女よろしくドキドキしやがて唇への温かな感触に心拍数が更に上昇するのを感じてはゆっくりと目を開けて「…これで彼女との口付けを上書きできたね」唇の間から舌をちらっと見せえへへとお茶目な雰囲気で笑う頬は体温が上昇し赤く染まっており「そうだ、お昼どうにかしなきゃ。あぁ、君は休んでいたまえ」はっとして時計を見れば既に14時近くを差し相棒が事務所を出てからそんなに経ったのかと驚いて何か用意をしなきゃいけないが怪我をした相棒はそこに居るようにと先手必勝で掌を前にストップをかけ)
(相棒の言葉とお茶目な雰囲気にまるでこちらが呑まれてしまうような感覚がして頬が相棒と同じように赤く染まっては僅かに苦笑いしつつ「…ごめんな」と小さな声でポツリと謝り恥ずかしそうだが小さく微笑み釣られるように時計を見れば確かにもう昼の14時を指していた為何か作ろうかと考えるがそれよりも先に相棒にストップをかけられたのでキョトンとなるが「…本当に大丈夫か?」とちょっと心配になり眉を下げ本当に大丈夫なのかと思いそう呟くように口にして)
謝る必要はないよ。それにあまり気に病むと身体に悪い(あれは彼女が強引にしたことで言わば事故であり相棒が謝ることでないと首を横に振り早く元気になって貰うためにも大丈夫だと肩にポンと触れて、心配そうに問われると確かに普段料理をしないし腕に自信はないが「問題ない。僕には検索の力がある」ふんと鼻鳴らし両腕を腰に当てて簡単に作れるものなら何とかなると以前検索したサンドイッチとやらを頭に浮かべればさっそく作ろうと台所へ向かい)
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