左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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(自分一人では何も出来ないと呟く相棒を見ては静かに口を開き「…それは俺も同じだぜ。お前とお前が与えてくれた力が無ければWになれないし早く情報も得られない」と口にした後ふっと微笑んでは「だからこそ俺達は"二人で一人"なんだ。お互いに無いものを補いあって初めて一人前の探偵で仮面ライダーになれるんだ」と自分達はだから二人で一人なのだと伝えては相棒の言葉を聞きつつ頬に当てられた相手の手にそっと片手を重ねては「…本当はな、上手くやれるか不安でもあったんだ。ファングの力を一手に引き受けることが…」とポツリと小さな声で本当は上手く出来るか不安でもあったと呟いて)
…そっか、そうだよね。僕達は二人で一人なんだから(自分だけでは何もできないのは相棒も同じなのだと言ってもらえ安心したような必要とされることが嬉しく目を細めて優しく微笑み"二人で一人"と繰り返し重なった手の温もりに一瞬驚くがそのままでいて「でもやってのけたね、君は凄いよ」弱音を吐いて貰えることも相棒としては喜ばしいことで不安を打ち砕きファングを上手く扱うことの出来た凄さを素直な言葉に乗せ、今日はこのまま平和な日で終わればいいのにとの願いは次なる依頼人により破られ『…あのすみません、人探しをして欲しいんですが』と不安に満ちた表情で事務所の扉を開ける女性の姿があり)
(相棒の様子に安心しつつ続けて自分の意識の弱音のような言葉に返された言葉にキョトンとなるがそう言ってもらえる事は素直に嬉しく感謝の気持ちを伝えようと口を開きかけるがそこに聞こえてきた依頼人らしい女性の声に開きかけた口を閉じ僅かに苦笑いするが小さく微笑んで口の形で小さくありがとうと伝えては頬に当てられていた相棒の手をそっと相手の膝に置きお前は此処に居ろよという意味も込めて優しく頭を数秒撫でては事務所の方へと向かいお客の女性を招き入れお互いにソファに向い合わせで座り改めて依頼の内容を聞けば『約一週間前から夫が妙に周りを気にして何かを怖がっている様子があり、心配になって話しかけたんですが、中々何も教えてもらえずじまいで……そしてある日夫が急に帰ってこなくなってしまって…今日で一週間も経つんです…』と話す彼女は本当に夫の事が心配なのか目に涙を溜めており話を聞いて少し考えた後「勿論ご依頼をいただければ捜索はしますが、警察などには一応相談しなくて大丈夫ですか?」と念の為に問いかければきっぱりと『構いません』と返答してきたのでわかりましたと頷いては女性に依頼を受けると話し女性は頭を下げてお礼を言っては扉の前で再度頭を下げて帰っていきそれを見送っては一息吐いてソファに深く座り直し改めて依頼書の内容を見て)
(ゆっくりした時間はそう長く続かないようで突然の訪問者に顔だけドアの方へ向け溜め息ついて話だけなら自分が聞くからと立ち上がろうとすれば膝に手を戻され心配しなくていいと優しく頭を撫でられ"分かった"とちょっぴり唇尖らせ頷き返しベッドの近くに座ったままで依頼人とのやり取りを遠巻きに眺め2人に気付かれないようバットショットで女性を撮影し、どうやら今回の依頼は失踪した夫の捜索のようだがドーパント絡みか不明であるし人探しなら警察に任せた方が良さそうなのにとキッパリ断った女性の反応を不審に思い帰ったのを見計らって相棒の正面に座り「今のどう思う?普通ならまず警察に話すと思うのに、もしかして彼女がドーパントで罠かも…とか深読みしてしまう」お人好しの相棒はきっと彼女の涙に心打たれて疑いもしないだろうが怪しんでしまうと先程隠し撮りした写真を眺めそれを相棒にも見せて)
…あんまり依頼主を疑うことはしたくねえけど……今回はお前の意見も一理あるかもしれねえって思ってる(女性が帰った後入れ替わるように正面に座った相棒の言葉に見ていた依頼書を置いては依頼主を疑うことはあんまりしたくないのだが今回は相棒の意見も一理あるかもしれないと考えていると伝え相棒から見せられたバットショット内の先程の女性の写真を見れば数秒じっと眺めた先程正面から見たときは隠れて見えなかった違和感に気づけば「「結婚指輪…してねえんだな…」と、ふと写真の相手の左手を見つつ問いかけてみて)
彼女について調べないと断言できないけどね(例えば警察に言えば殺すと脅されているとか彼女が警察に言わない理由も考えられなくないがその場合犯人の目星が付いていることになるしと考え付く理由をぶつぶつと呟き相棒の指摘に写真を見てから依頼書に記載された女性の基本情報を確認し「職業柄できない可能性もある。楽器演奏者なんかは楽器が傷付くのを恐れて指輪をしないそうだけど…彼女の職業なら問題ないね」職業"医療事務"と書かれた欄を指でトントン叩いて示し)
(相棒の言葉にそれもそうかと僅かに苦笑いし調べてみる必要がありそうだと思いつつ相棒の指の示す先に書かれていた"医療事務"と言う職業にそれならば納得できるなと1つ頷きふと彼女の夫だと言う女性から渡された写真に写る男性を見ては「………この人、どっかで見た事がある気がするんだけど…何処だったっけ……」と何処かで見たことがある気がするのだが何処で見かけたのだろうかと思い出すように考え込んで)
職業柄付けられないのでないなら指輪を付けないのは単なる好みか、金属アレルギー、本当は結婚していないか…(着用義務もなければ結婚指輪をしていないからどうこうという訳でもないかもしれないが妙に勘の鋭い相棒が着目したから気掛かりであり指を一本ずつ立てて思い付く理由を述べていき「…え、彼女の夫を見たことあるの?」まさか捜索対象を知っているとは驚き思い出す妨げにならないよう口を閉ざし相棒の記憶が甦るのを便りに探して欲しい夫の写真を眺め黙って待ち)
……。あ……そうだ、思い出した…今朝殆どの被害者が襲われている場所に行った時にドーパントにつけられる前に偶々見かけたんだ(少し考え込んだ所で今朝亜樹子からの依頼の内容を調べる為に出向いた殆ど人気ない場所で偶々見かけたことを思い出し「あの時は直ぐにドーパントにつけられたから深くは考えなかったけど…凄い顔色悪くてやけに周りを気にしてる感じだった……」と思い出しながらその時の事を呟いて)
え?それはまた凄い偶然だね…話を整理したい、移動しよう(たまたまそこに居ただけとも考えられるが周囲を気にする様子からもし2つの事件が関連しているなら彼女はコピードーパントの仲間である可能性は高く一旦情報を整理すべくホワイトボードの前へ、まずは今朝の事件について「コピードーパントだけど、照井竜を除いて襲われた人全員が同じ会社員で襲ったドーパントはその会社の清掃員だった」亜樹子の資料から分かったことを書き出し「そこに偶然なのか周囲を気にする様子で…この事件、関係あるのかないのか」相棒の目撃情報を書き足して単に偶然その場に居ただけか否かを考え)
ん?ああ、わかった(話を整理したいので移動しようと持ちかけられては1つ頷いて相棒とホワイトボードが置いてある部屋へと移動し文字が書かれたホワイトボードを見つつ相棒の話を聞いては「…もしこの彼女が見付けてほしいと頼んできた男性が仮に何か理由があって彼女かもしくは他の誰かから逃げてたのだとするなら…あんな人気が殆ど無い場所で周囲を気にしてるのは、不自然ではねえけど…」とあくまで今は1つ可能性だが考えられることを呟くようにして告げてみて)
人名は検索しやすい、二人の情報を閲覧しよう(情報が少なく憶測ばかり広がる状況では何も見えて来ないため地球の本棚へと依頼人と夫と言われた男性の名前をそれぞれ検索にかけては戻ってきて「まず、彼女は偽名を使っている。この名前で検索されたのは既に亡くなった女優の名前だよ」妻を名乗り依頼に来た女性は名前を偽っているとホワイトボードに書き出し「次に…男性はやっぱりこの会社の関係者だ。この事件、繋がってるね」夫と言われた男性はドーパントが襲った人々の会社の取引先に勤めているようでドーパントと化した人間と顔見知りの可能性が高いと口にして検索結果を次々に書き出し)
…女性の名は偽名……そして男性はドーパントが襲った人々が勤めていた会社の取引先の1つで働いている…(まるで欠けたパズルを組み合わせるように1つ1つの単語を復唱するように口にしては数秒何かを考えた後「フィリップ、その男性が勤務している会社とドーパントが襲った人々が勤めていた会社について調べておいてくれねえか?俺はちょっと調べたいことがあるから出掛けてくる」と相棒の方に向いて男性が勤めている会社とドーパントに襲われた人々が勤めていた会社について調べておいてもらえないかと頼んで)
…女性の名は偽名……そして男性はドーパントが襲った人々が勤めていた会社の取引先の1つで働いている…(まるで欠けたパズルを組み合わせるように1つ1つの単語を復唱するように口にしては数秒何かを考えた後「フィリップ、その男性が勤務している会社とドーパントが襲った人々が勤めていた会社について調べておいてくれねえか?俺はちょっと調べたいことがあるから出掛けてくる」と相棒の方に向いて男性が勤めている会社とドーパントに襲われた人々が勤めていた会社について調べておいてもらえないかと頼んで)
一応軽く報告しとくな、ドラマ半分まで見終わって今背後が今"AtoZ運命のガイアメモリ"を見てるんだけど昔背後が実家に帰った時に従弟に連れられて見に行った初めての仮面ライダーの映画らしくて凄い懐かしむように見てるんだよな(椅子に座りパソコンの画面を見つつ懐かしむような表情でそう口にして)
分かった。調べておく(単発した事件でないような徐々に繋がりが見え始め単独出掛ける相棒に頼まれたことを調べておくと返事し出掛ける相棒を横目で見送り分かったや調べるべき点を箇条書きにてホワイトボードにまとめ「彼女は何者なんだろうか…目的があるはず…」ぶつぶつ呟きキーワードとなりうる単語をぐるぐると丸で囲んで地球の本棚へと入れば"コピードーパント""襲われた人々""依頼人""依頼人の夫と言われた男性"についてそれぞれ検索していき)
了解、報告ありがとう。それ、僕の背後は友達と初めて行った映画だそうだよ。お互い思い出のある映画だなんて流石は運命のって感じだね(隣に座って画面を覗き込んでは同じく懐かしみ)
(事務所を出て依頼書に書かれていた彼女の勤め先である病院へと向かい受付のスタッフに依頼人でもある女性の写真を見せてはスタッフの話から彼女の本名が発覚し更に話を聞けば彼女は探し主である夫の男性と本当に結婚はしているらしいのだが何日か前からこの病院の裏口で度々その夫とは違う男性と会っているらしく偶々ある日裏口から帰った他のスタッフが盗み聞きした話からその男性はドーパントに襲われた人々が勤めていた会社の清掃員であることがわかり彼女は夫は勤めている会社で一番頭が良くその彼の為に夫から会社の新しい情報を奪おうとするのだがどうやったのか夫の男性はその新しい情報を1つのメモリに全て納め、それを持ち姿を消したのだと言う話をこっそりと教えてもらえば眉を潜めつつスタッフにお礼を言い病院を出れば思わず大きな溜め息を1つ吐いて「……フィリップに知らせねえとな」と呟き相棒は恐らく今は地球の本棚に入っているだろうと予想してはスタッグフォンを出してメールでスタッフの話から得た情報を打ち込んで送信しておき)
友達と初めて見に行った映画か…何か思い出になりそうでいいな。まあ確かに"運命の"って感じだな(相手の話にふっと微笑んでは運命と言うことに否定はせずクスッと微笑んで同意して)
(地球の本棚へ入りしばらくして閲覧した情報を整理し報告ようとスタッグフォンを手に取れば相棒から届いたメールを読みホワイトボードに書き足し検索結果と合わせて1つに繋がった結果を相棒へ知らせるべく素早く打ち込んでおり、依頼人女性の勤める病院は前回倒したエンジェルドーパントが金銭を受け取った病院で夫はその病院に薬を売る製薬会社に勤めており、夫との仲に冷めてしまった女性は清掃員の男と不倫関係になり夫の製薬会社がドーパントと協力し不正に利益を得たことをネタに夫を脅すべく清掃員の男へ情報を渡そうとしたが勘づいた夫に先手を打たれ逃亡されたというのが今回の事件のあらすしでありコピードーパントの被害者達は夫と同じ会社勤務で巻き込まれてしまっただけだが女性は夫を発見した際始末できるよう何らかのメモリを所持している可能性が高いとまで記したメールを送信して「思ったより厄介だな…メモリが人々を狂わせたことだけはハッキリしてる」事件の真相に迫り人間の心の乱れに触れてしまっては気分が悪くなる一方だと金網の床に寝転がり天井を仰ぎ見て)
(メールを送信してから考え事をするような表情で街中を歩いていたが数分して相棒からのメールに気付けばスタッグフォンを開いてメールを読み内容を見れば思ったより複雑で人間の心の乱れ、言うなればメモリによって増幅されたちょっとした悪意が生んだ事件の連鎖だと理解すれば再度小さく溜め息を吐くが何となく心配になっては短く『わかった、ありがとうな。…無理はするなよ』と打ち込んで送ればスタッグフォンを閉じてポケットに入れては先に男性を保護するか依頼してきた女性を止めるかにしても急がなければと再度あんまり人気が無い場所へと向かって)
(言うべきことは全て送信したから終わりとばかりにスタッグフォンを遠くに置いて寝転がっており着信音に少し驚いてやっとこさ立ち上がり中身を確認して『問題ない。それより彼女の勤め先の病院から東に500m程行った公園に行ってみたまえ』夫婦にとって思い出の場所らしい公園だが今は隣の建物が工事中のため大きな物音がしても目立たないかつ遊ぶ人が少ないと予想され運が良ければ依頼人の女性と夫がそこで合うかもとの読みで相棒にメールを送ってソファへ腰下ろしいつでも変身できるようにメモリを手元に置き)
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