左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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…マフィンって本来はイギリスの方で朝によく食べられてるんだってよ(ハムを焼きつつしゃがみこんで何かを思い詰めている様子の相手を横目で見ては再度ハムに視線を戻し何事もないように何気なくマフィンのちょっとした知識について普段通りの声色で口にしては焼けたハムを一旦別の皿に移しつつ次はマフィンに使う卵を焼きながらポツリと「……お前も嫌な予感、するか…」と聞こえるか聞こえないかの声で呟き)
なら気分は英国紳士だね(あまりに様子が変では心配掛けてしまうと努めて平常通りに動こうとしてレタスをちぎりトマトを乗せた簡単なサラダを作り、いつも調理しながら相棒が語る豆知識は検索してもっと知りたくなる刺激を与えるもので気持ちが落ち着いたらマフィンの由来や他の食べ方について調べてみようかと考えてテーブルの用意も整え先に腰掛けテーブルに肘をついて嫌な予感が何なのか判明しないうちはモヤモヤとして眉間に皺寄せ厳しい表情になり)
……風都の街の方で何かが起こるかもしれねえ……そんな気がする(席につくもモヤモヤがあるせいか眉間に皺を寄せている相棒をちらっと見ては少しオーブンで焼いたマフィンのパンにバターを塗り最初に焼いたハムを乗せその上にスライスチーズを乗せてケチャップとマヨネーズをつけその上に卵マフィンのパンズの順番で置いては出来たマフィンが乗った皿を置きつつ苦笑いしてそう呟きその表情は風都も心配だが相手の方も心配と言う表情をしており相手の向かい側の席へと着いて)
…美味しそうだね、ありがとう。いただきます(考え事に夢中になっていると既に美味しそうな朝食が目の前に置かれていて鈍い反応したが今は考えず食べようと頭を小さく振って気持ちを切り替え両手を合わせて相棒の手元を見てパンズに挟み込み贅沢な具材で分厚くなったマフィンを大きく口を開けて頬張り「まだ嫌な予感がするってだけなんだし後で考えることにする」皺の寄った眉間から力を抜いて美味しいものを食べれば自然と表情が柔らかくなりお揃いのカップに淹れたコーヒーを飲み)
(マフィンを食べて自然と表情が柔らかくなった相手を見てはほっと安心したように微笑み相手が淹れてくれた御揃いのカップに入っているコーヒーを一口飲んでは何だが安心する味にほっとするがまだ日が登っていない時間帯に来ていたファングから向けられた意味ありげな視線を思い出しては、一体何だったのだろうかと内心で首を傾げつつマフィンを食べ進めていき)
このカップやっぱり買って良かった(飾りがあまりなくシンプルなデザインが翔太郎によく合ってると満足げに眺めマフィンにかぶり付こうと口を開いたところで後方の事務所入り口が慌ただしい音を立てて開けられ『早い時間にごめん。翔太郎君もフィリップ君も依頼よ』朝から騒がしく事務所に入ってきたのはここの所長であり照井竜の妻である亜樹子で、慣れた足取りで事務所内にどんどん入ってきては『朝から贅沢なもの食べてるわね』相棒の皿から食べかけのマフィンを取り大きく一口かじるという相変わらずな大騒ぎっぷりで相棒の隣のソファに腰掛け)
お前がそう思えたならよかったな。俺も気に入ったし(相手の様子に微笑んでそう口にしてはコーヒーを飲もうとした所でこの事務所の所長である亜樹子が慌ただしく入ってきたので驚いて思わず珈琲を飲む手を止めるが依頼だと聞いてカップを置いた所で食べていたマフィンを取られたかと思えば一口食べられ、あっ!となるが怒る気にもなれず1つ溜め息を吐いては気を取り直して隣のソファに座った彼女に「何の依頼なんだ?亜樹子」と問いかけて)
あぁ、それは僕のコーヒー…(相棒のマフィンをかじった次は喋り始める前に喉を潤わそうと向かいにあるコーヒーを飲んで一息ついてから翔太郎と目を合わせ『実は…竜君が追ってるんだけどね。ドッペルなんとかって、自分そっくりさんが現れて襲われるって事件が多発してるの』神妙な口調で話終えると被害者の情報をまとめた資料の入った茶封筒をテーブルに置きどう思うかと視線を二人に向け、人間業と思えない事件の内容にドーパント絡みでないかと疑い「翔太郎、どう思う?」調べる価値がありそうだと判断しては残りの朝食を一気に食べ終え本を手に取り)
ドッペルゲンガー…所謂自分のそっくりさんだな。世界には2~3人は自分のそっくりな人が居るって言うが…(彼女の話を聞いてはなるほどと思いつつ残りのマフィンを食べて飲み込みそう言いながら茶封筒を手に取り中に入っていた被害者の情報を見れば40代の人もいればまだ若い人も居て男女関係なく襲われていると推察し昨日感じた嫌な予感はこれかと眉をしかめつつ内心で呟くが本を持った相棒の問いかけに「ドーパントの可能性は大だが、もう少し調べてみねえとまだ何とも言えねえな」と答えて書類を机へと置いては相棒と自分の皿を下げてシンクに向かい手早く皿を洗いながら「今までの被害者は代々何時頃に襲われたんだ?」と書類には無かったことを亜樹子に問いかけて)
自分そっくりな敵…これは面白い、ムラムラするね(非科学的な事柄もガイアメモリがあれば実現可能となってしまう訳だが有り得ないことが起こる程わくわくしてしまう性格で席を立った相棒の席に座り身を乗り出して亜樹子の話を聞き『何時頃…えっと確か、そう10時とかお昼前だった気がする。竜君もね、その犯人に会って自分の姿をした敵に襲われちゃったの…資料の一番後ろにあるわ』家に仕事を持ち帰った照井と刑事のやり取りをこっそり盗み聞きしただけで正確な情報でないかもと付け加え深い怪我をした夫が心配で事務所に来たのだと俯き話す瞳に涙が浮かび『お願い仮面ライダー、やつをやっつけて!』顔を上げ涙ながらに声を上げ台所で作業する相棒に頭を下げ)
…………。わかった、この件は俺達で何とかする。お前は今は照井を側で支えてやれ(皿洗いが終わった所で亜樹子の涙ながらお願いし頭を下げる彼女の元に行けば相棒のフィリップにする時然程変わらない手付きでポンとその頭に手を置けば承諾の言葉と今は自分の夫を側で支えてやることを優先すべきだと伝えては彼女に涙を拭かせてから事務所から家へと返しその背中を見送っては机に置いておいた資料の一番後ろからその彼女が言っていた資料を手に取れば目を通し怪我をした照井は大丈夫なのだろうかと少し心配になるが「…フィリップ、お前はドーパントの可能性が高いと思うか?」と資料を見つつ相棒の意見も聞いてみようと問いかけてみて)
(相棒に慰めてもらい涙を拭い『ありがとう…じゃあ私は竜君の側にいるね。絶対に負けないで』2人の仮面ライダーに任せるとして亜樹子は照井の元へと帰って行き、ドーパントかどうか彼女の置いていった資料を元にヒントを得ようと相棒の手元を覗き「翔太郎、これ…左右逆になってるね。鏡写しかな」照井に化けた敵の写真を見ては妹から貰ったお守りのネックレスを指差しそれが敵に繋がるキーワードとなるかは分からないが仮に鏡写しとすれば敵の見分けがつくと指摘して)
ん?……確かに逆になってるな…鏡写し…ありえるかもな(相棒に指摘された敵が化けている照井の写真をよく見れば確かに彼がしているネックレスがまる鏡写しのように逆になっていたので相棒の言う通りその可能性もあるかもしれないと思いふと時計を見れば亜樹子が言っていた今までの被害者が襲われた大体の時間である朝の10時を過ぎていたので少し考えては「調べてみるか…」と実際に自分で確かめてみようと考えればそう呟き持っていた資料を机に置き直し)
これでもし僕らのどちらかがコピーされても見分けられるから安心だね(もし仮に捜査に出掛けた相棒そっくりな敵が事務所を襲ったとしても前髪の流れや帽子のロゴなど犯人だと見破る方法はあると伝え、被害が出る時間帯が決まっているなら怨恨や何かしらの理由がある可能性が高く被害者リストを手に取り「分かった。僕は亜樹ちゃんの資料から被害者の共通点を探してみる」ホワイトボードのある部屋へと向かい閉めかけたドアからひょっこり顔を出し「いいかい、敵の正体が分かるまでは大人しくしていてくれ」仲間が傷付いたとあって焦っているであろう相棒に釘を差し部屋にこもり)
(部屋にこもる前に顔を出した相棒から釘を刺されるように言われた言葉に目をぱちくりとさせるがそういうところは相棒には敵わないと僅かに苦笑いして思いつつ事務所を出て殆どの被害者が襲われている場所である風都の街中より少し外れの場所に向かっては何人か歩いている人々を何となしに観察しつつその犯人が出る可能性もあるので警戒してはゆったりとした歩調で歩みを進めていたが数分してふと背後に誰かが近づいてきている気配を感じては振り向くことはせずそのままどう出るかもかねて歩みを進めていき)
さぁ検索を始めよう。キーワードは…(5人ほど資料にあった名前を一人ずつ検索に掛け被害者の共通点を探すとある会社が浮かび上がり犯人はその会社の清掃員であることが判明、次にその犯人の名前に加え"ドッペルゲンガー""鏡写し"とドーパントを思わせるキーワードを追加すれば"copy"と書かれた本があり手に取った所どうやら敵のドーパントは触れた人間をコピーし更にコピーした人間の情報を得ることが可能と分かればスタッグフォンで相棒を呼び出し「翔太郎、敵の正体が分かった。その前にひとつ、君誰かに触られたり…してないよね?君は照井竜を通じて敵に顔がバレている」相棒が電話に応答するなり早口で問い掛け)
……フィリップ、か?いや、誰かにしてはねえんだけど…さっきから誰かにつけられてる…(一応念の為にとマナーモードにしておいたスタッグフォンから鳴る振動に気付いては先程からつけてきている何者かに気付かれないように手に取って通話に出ればその瞬間に電話の向こうの相棒から早口で言われた言葉に一瞬驚きつつ小声で誰にも触れられてはいないが誰かにつけられていると伝えふと見えた横の曲がり角を曲がっては「もしかして犯人と関係があるのか?」と小声で犯人と関係があるのかと相棒に問いかけて)
…それが犯人である可能性は高いね。あぁ、敵のドーパントは自分の身体に相手を反射させ触れた相手に成り済ますんだ(鏡のように風景が映る見た目で被害者をコピーするから鏡写しなのではと推理し相棒の問い掛けに触れられたらコピーされると忠告を返し、相棒を尾行する人間が敵のドーパントだとすれば相手に成りすまし事務所を襲うとも考えられ「…それと、さっきからファングがいる」検索が終わり意識がもどるといつの間にやら少し離れた場所に恐竜の形をしたそれがいて、自分を守るファングがいるとなれば危険が迫っているのかもしれないと手短に伝え)
なるほどな…だから逆なのか…。…ファング、が…(相手の説明に納得しつつその曲がり角を少し走った所でファングが居ると言われれば曲がり角から少し離れた場所で足を止めて数秒、いや今の周りから1~2分には感じられるほど一瞬沈黙してはある1つの作戦が頭に浮かぶがはっきり言ってこれは危険とも言える賭けな為一瞬迷うが今は時間がないと感じ口を開いては「……フィリップ、危険な賭けだし上手くいく保障はねえけど……1つ作戦がある」と静かな声で相棒に告げた後「ただこれさっきもいった通りはっきり言って上手くいくかわかんねえから、断ってくれてもいい」と付け足すように口にしては背後からゆっくりと近付いてくる足音を聞きつつ再度歩みを進めて)
(情報共有も必要だが何者かにつけられているなら通話に気を取られ注意散漫になっては危険であり手短に済ませるべきと思えば持ち掛けられた話に迷う暇もなく「…乗るよ。君が提案するなら危険でも構わない」作戦があるなら賭けだろうが危なかろうが一緒にやると宣言し、事務所にいる自分に何か出来ることがあるなら何でもするつもりでいて足元を行ったり来たりする白い恐竜の存在を感じつつ検索結果を書き連ねたホワイトボードを眺め)
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