左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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ああ、宜しくなフィリップ(手を握り握手をしてくれたかと思えばそのまま軽く上下に振られたので一瞬キョトンとなるがクスッと微笑んで此方からも改めて宜しくと伝えてはふと相手のまだ乾ききっていない髪に目をやり少し考えを巡らせれば何かを思い付いたようにそっと手を離して立ち上がりソファに座る相手の背後へと回っては「ちょっとじっとしたててな」と予め声をかけてはどっからか取り出した極力音が小さいドライヤーを持ち電源を入れては相手が熱くないように気を付けつつ暖かい風邪を当てながら優しい手付きで相手の髪をしっかりと乾かしていき)
(しっかり握り更に絆が深まった気がして"宜しく"の言葉に頷き今後どんなに強い敵が現れても絶対に2人で乗り越えられると確信しぎゅっと力を入れて握ってから手を離し、唐突にじっとしていてと言われ何だか全く分からず?マークを沢山浮かべ座ったままキョロキョロしているとドライヤー片手に戻ってきたのが見えてそういえば面倒くさくて乾かしてなかったと思い出しソファに深く腰掛け座り直して暖かい風邪と相棒の優しい手付きが遊び疲れた身体に眠気を誘いほんの少しの間だけ目をつぶり)
(それから約4~5分後、相手の髪をちゃんと整えつつ乾かし終えては相手に終わったと声をかけるが反応が薄いことに首を傾げ正面へと回って様子を見れば半分夢の中に入っているのかウトウトしていたので久々に遊び疲れたのだろうと思い少しの間寝かせてあげようと丁度お腹辺りに少し様子を小さめの毛布をかけては夜ご飯を作ろうと台所に向かいスープモ良いのだがあれを作ってみようと思い立っては早速ご飯を作り始めて)
(ドライヤーの風が気持ちよく終わったことに気付かないくらい居眠りしてしまいソファに座ってしばらく寝息を立てて、ゆっくり目を開けるとご飯を作ってくれているのだろうか美味しそうな香りがして背凭れに体重を預けてぼうっとしてまだ眠たそうに目を擦って欠伸して掛けてくれた毛布を綺麗に畳んでのそのそ起き上がっては台所へ向かい「…何か作ってくれてるのかい?」ひょっこりと顔を出してそう問い掛け)
ん?ああ、起きたか。ああ、そのままの暖かいスープも考えたんだけどな、これにしてみたんだ(声をかけられては丁度自分の真後ろに居た相手に気付き微笑んで片手で頭を優しく撫でつつそのままの暖かいスープも考えたのだがあえてこれにしたのだと言うその指差す先には良い出汁の匂いが漂う2つの丼ともう1つの鍋には今茹でているらしいうどんとその傍らには今出来たばかりらしい海老の天ぷらが油切りの器に入れられていて)
うん、起きた。いい匂いに釣られてね(相変わらすな優しい手付きに目を細めて笑いぴったりくっついて相棒の後ろから覗き込んで天ぷらの大きさに思わず声が出て食欲誘う匂いはこれだったのかと納得「わぁ、これまた美味しそうだね」もう出来上がりそうで調理に関して手伝えることはなさそうだが何かしらしようと少し考えて隣に移動してうどんなら日本茶でも淹れて待っておこうとお湯を沸かし)
はは、そっか。だろ?自分でも結構上手く出来たって思ってるんだ(いい匂いに釣られて起きたと言う相手にクスッと微笑んでは美味しそうだと言う言葉に嬉しそうに微笑みつつそう言っては横で相手が用意してくれているお茶の葉のふわっとした香りにクスッと笑っては茹で上がったうどんを出汁が跳ねないようにゆっくりと丼へと入れてネギを少量散らし、海老の天ぷらを2つの丼に1つずつ入れて「出来た」と満足そうに微笑んで口にして)
それは自画自賛かい?(そうするだけの腕は確かだが料理に関しては控えめな発言が多かった相棒が珍しく自分で褒めたものだからクスっと笑ってからかって沸きたてのお湯を少し冷ます間に茶っ葉や湯飲みを用意しておき程よい温度になってからお湯を注いで2人分テーブルに並べ、同じタイミングで出来上がって美味しそうに湯気を立てるうどんを1つ自分の分をテーブルへと運び箸やら用意して先に席に着き)
んー?…さあなあ(それは自画自賛かとからかうように微笑んで問いかけてくる相棒に此方も小さく微笑んでどちらともとれない曖昧な返事を返してはちょっとした漬け物が乗った小皿を付け合わせに置いては自分の分を持ち同じように席に着いては手を合わせていただきますと呟いては作ったうどんを火傷しないように食べ始め、そのつゆの暖かさに思わず頬を緩めつつ「久々に遊んだけど楽しかったな」と楽しげな声で呟いて)
まぁいいか(相棒の作る料理は全て美味しいからいいかと自分で言っておきながら鼻で笑って終わらせて同じく手を合わせて息を吹き掛け勢いよくすすりサクサクの天ぷらにも大きめの一口でかぶり付いては美味しさににっこりして「美味しい。あぁ、今日は本当に楽しかった。ありがとう」日中遊んだ風景を思い出してはよく遊んだとクスクス笑い出してまた気分転換したくなったら遊びに誘ってみようと考えながら食べ進め)
俺の方こそありがとうな。久々だったけどお前と遊べて楽しかったしな(クスクスと思い出し笑いをしているらしい相手のお礼のような言葉に微笑んで此方こそとお礼を言っては久々にだが相棒と遊べて楽しかったと本音を伝えては海老の天ぷらをゆっくりと食べつつ相手が淹れてくれた日本茶を一口飲んではその落ち着いた味にほっとしつつ頬を緩めて再度うどんを食べ進めて)
また行きたくなったら誘っていいよね?(イエスと返してくれると分かりきっている質問を投げ掛け初めて行った海は楽しくて夏になったら泳ぎに行くのもいいかもしれないと楽しいことを考える顔は嬉しそうで、ミュージアムから連れ出してくれた人が相棒で良かったと心の底から感謝しうどんが伸びない内にと箸を動かしサクサクに揚がった海老のしっぽまでぺろっと食べあっという間に残り少なくなった麺を一気に掬い上げ)
ああ、勿論良いぜ(相手の質問に一瞬キョトンとなるが微笑んで勿論だと頷きペロッと海老天などを食べ終える相手を見ては本当によく食べるなと内心で思いつつ僅かに微笑んでは此方も海老天を食べ終えて残りのうどんも食べ終えては小さな声で「ごちそうさま」と呟きふと目の前の相棒と初めて出会った時の事を思い出し「"悪魔と相乗りする勇気はあるか"…か…」と今となって懐かしいと感じてしまうその当時相手から咄嗟に言われた言葉を何処か懐かしむような極小さな声で呟き)
よかった(予想通りの返事な訳だが相手の口から聞けると嬉しすぎて思わず笑顔になってしまうから相棒の存在は大きいのだと歯を見せて笑い「ごちそうさま」丁寧に手を合わせ軽くお辞儀して満腹だとお腹を擦り2人分の食器を重ねて台所へ下げる際相棒が何か呟いたような「…今何か言った?ごめん、聞き取れなくて」少しばかり通り過ぎてから気になりバックして首を傾け発言内容を問い掛け)
ん?…ああ、いや、お前と初めて会った時咄嗟に"悪魔と相乗りする勇気はあるか"って聞かれた当時が何か懐かしく感じてな(バックしてわざわざ聞いてきた相手にキョトンとなりつつ答えるか一瞬迷うが苦笑いしつつ相手と初めて出会って当時咄嗟に聞かれたことが何だが懐かしく感じただけだと伝えてはひょいっと相手の手から皿を取っては誤魔化すようにそのまま台所に向かって)
ビギンズナイトの、懐かしいな(幹部に襲われ変身せざるを得なかった状況だったのだが結果的に相棒とWになり学ぶことは沢山あったしその勇気のおかげで救われたのだが「…後悔、してるかい?」元々ガイアメモリと深い関わりがあった己と違い相手はあの一件がなければメモリとは無縁の生活を送っていたかもしれない訳であの場を生き延びるためとはいえ巻き込んでしまいその場で立ち止まって軽くなった手元に視線を落とし水道の流れる音に掻き消される程の小さな声で呟き)
……フィリップ、俺は後悔なんてしてねえさ(水の音にかき消される筈だったその言葉は運良くだが自身に届き一瞬無言だったが静かなしっかりとした声で後悔なんてしていないと伝え「まあ確かに最初はどうなっちまうんだって思ったけどな…。けどあれから俺もお前から色々学ぶこともあったし勇気ももらった。…あの時はWになることで答えを返したけど今言葉で返すなら…」と話す間に皿を洗い終えては手を拭き立ち止まったままでいる相棒の丁度目の前へと来てはポンと肩に片手を置き「"お前が望むなら地獄の底まででも相乗りするぜ、相棒"」とふっと微笑んでしっかりとした口調で口にして)
………え?(本当に小さな声だったはずの問い掛けは思いもよらず相棒に届いたらしく作業の合間に返ってきた言葉に驚き台所へと視線を送り立ち尽くしたままでその言葉に耳を傾け静かに聞き、マイナスの感情をいつも消してくれる発言で鳴海荘吉は本当にいい弟子を持ったものだと出来ることなら鳴海荘吉と3人で探偵をしてみたかったなんて想いを馳せ「僕が望まないはずがないよ、相棒」肩に置かれた手に自分も重ねしっかりと視線を合わせ自分に何が起きても追ってきて救い出してくれる相棒に力強く答えて)
…うん、ありがとうな。…よし、じゃあこの話はここまでしとくか(相手の言葉を聞いては何だが安心した気持ちになり微笑んで微笑んでお礼を言ってはそっと肩から手を離してパチンと1つ手を合わせてはこの話はここまでしようと打ち切るように微笑んでそう言っては1つ大きく伸びをしはふとなんの前触れの無くきた目眩にふらつき思わず目元を覆うがが目眩は直ぐに治まったのでほっと1つ息を吐き出して)
わかった、じゃあ……(キザったらしく格好つけた動作で会話終了の宣言をする相棒に賛同し一旦言葉を区切ってベッドを指差し「今日も一緒に寝よう」ジョーカーメモリを使う相棒が度々体調が悪そうにしているのは気になっているものの信頼する相棒の身に何かあればと不安になる気持ちを否定したい我が儘で気のせいだと言い聞かせてしまい今もちょうど相棒に背を向けたタイミングで目眩に襲われてるとも知らず無邪気に提案し)
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