左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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ブランドの物のジュースは結構高いけどな。美味しい分は本当に美味しいぜ(相手の様子と言葉にタイプライターを打つ手はそのままに小さく微笑んでそう口にし隣で相棒が地球の本棚から持ってきた本をぶつぶつと音読している声を聞きつつ作業をしていたが此方の机の端に置かれた缶とその後の言葉に目を瞬かせるが、…ありがとうなフィリップ。とふっと笑ってお礼を云っては一旦作業の手を止めて缶を手に取り半分残っているジュースをゆっくりと飲んで)
値段は関係ないよ、高くても気になるものは仕方ない。すごい、果実の入ったつぶつぶ食感を味わえるものもあるのか…(果肉や果汁の割合といった違いで商品ごとに味が変わるらしいとか何とか次次にページをめくり音読したまま事務所内をうろついて回り「…待てよ、君が何かを買ってくるなんて珍しい。さてはあの助けた人妻に一目惚れした寂しさを紛らす為とか?」ひとしきり読み終わり満足げに本を閉じジュースを飲む相棒へ身を乗り出して突然のお土産の理由を問いつめ)
…?いや、たまたま帰り道で見付けた自販機にあったそのジュースが目に止まってな(本に夢中の様子の相手にこうなった相棒は暫く本を読みふけるだろうとそっと僅かに苦笑いして思いつつ飲み終わった缶を机に置いた瞬間に此方に身を乗り出して言われた言葉に思わずポカンとなるが表情を普段の表情に戻しそう告げては「普段なら気にしねえんだけど、お前には色々助けられてるし、たまには土産を買うのも良いかと思ってな」と言い僅かに首を傾げては「ひょっとして嫌だったか?」とほんの僅か眉を下げて聞いてみて)
まさか違うけど、そんな風に言われるとちょっと恥ずかしいね(助けるもなにも二人で一人なわけで相棒としてお互い支え合うのは当然であるが感謝されると照れ臭くそっぽ向いて片側だけ跳ねた髪をわしゃっと束で掴み「さっきのは冗談でからかっただけだよ。だから嫌じゃない」特に理由のない質問だったが変なことを聞いてしまっただろうか申し訳なさそうに訪ねる相手の表情をちらりと盗み見て、先程までの興奮したテンションはなくなり再び本に視線を戻し来客用のソファに腰掛け)
……??そうか、なら良かった(相手の様子に小首を傾げるが言われた言葉に僅かに微笑んで良かったと呟き再びタイプライターに手を置いて作業をしつつ、うんと昔に誰かから言われた"感謝を忘れてはいけないと"と言う言葉を改めて思い返し、相棒の本のページを捲る音を聞きながら進めていたが約数分後報告書が出来上がっては「よし、出来た」と呟いてから座ったまま軽く伸びをして)
(気まぐれのお土産は内心かなり嬉しく貰ったからには今度はこちらが礼をする番となるが勝手に外出すると怒られるかもしれないしと悶々と考えを巡らせ、しばらく響いたタイプライター音が止まり出来たとの言葉に感謝の気持ちはまた今度考えれば良いと読書を止めて顔を上げ「終わったのかい?そうだ、次の依頼はまだ来ないしこれで遊ぼう」思い付きで時折相手が使う的の前に立ちダーツを手に投げ方を教えてくれと首を傾け)
ん?ああ、良いけどはっきり言ってダーツみたいなのは慣れだからな(遊ぼうと言い自分がたまに使うダーツの前に立った相手の言葉に一瞬キョトンとなるが賛成しつつそう言いながらソファから立って相手の横に立ちダーツを手に取っては相手にも分かりやすいように基本となる投げ方のコツを手本のように教えた後、的に向かってダーツを投げその投げたダーツが丁度真ん中辺りに刺さったのを見れば「まあ俺から教えられるのはこれぐらいだな、後は慣れだぜ」と心なしか楽しげな表情で口にして)
慣れとは随分と適当な指導だね(ダーツのうまい投げ方なんてものは検索すれば簡単に分かるが今の気分で敢えて相手に聞いてみたというに全く参考にならない回答に首を振ったが手本となる投げ方を見れば何となくコツは掴めたような「真ん中、すごいな。次は僕の番だね」負けず嫌いな性格が働き先程の動作を分析し中心に刺さりやすい角度を計算して投げれば見事に成功、初めて投げたとは思えない的確な狙いにどや顔を向け)
お前はどっちかと言うとこういうことに関しては口での説明より誰かのを見て覚える方だと俺は思ってるからな(見事に投げたダーツが真ん中に刺さりどや顔を向けてきた相手に凄いなと素直に感心してはふっと微笑んで「凄いな」と思ったことを口にしてはもう一本ダーツを手に取りつつそう告げて再び投げればまるで競うようにまた真ん中辺りへと刺さり満足げな微笑みを浮かべて)
それはそうかもしれない。それに翔太郎の動きは無駄がなくて分かりやすい(単なる見よう見まねでなく即座に分析し吸収するには相手のやって見せた方法が一番であり流石は長年の付き合いになる良き理解者だと感心し「的確だね。勝負しようかと思ったけど、これじゃ同点になりそうだ」投げる様が絵になる上に二度目も見事な結果を出した相棒に小さな拍手を送りこれは負けていられないと次なる一本を取りこちらも真ん中を貫き)
…それはどうも、ありがとな。いや、案外そうとも限らねえぜ(まるで感心したような相手の言葉に小さく微笑んでありがとなと言っては同点になるかもしれないと言ったその言葉に何処か楽しげに笑ってそう告げては再び見事に真ん中に刺さった相手が投げたダーツに感心しては此方ももう一本ダーツを手に取り投げるが惜しいことに真ん中から少しズレており「あー…外した」と僅かに肩を落とすが顔を上げて苦笑いして)
たまに投げるのは知っていたけど、正直思ってたより上手くて驚いたって言ったら嫌味に聞こえちゃうかな(どことなく残念さが抜けない相手がこうも見事に決めるとは予想外だったと失礼な感想を述べたところで外してしまい、やはり調子に乗ってくると滑るのが相手の憎めない部分だとくすくす笑い落胆する肩をぽんと叩き「残念だったね、でも僕は手を抜かないよ」余程動揺しない限り失敗しないのだと容赦なく狙った通りに真ん中に刺さりガッツポーズ)
んー…いや?たまにしかダーツ投げてないのは間違ってないからな(相手の嫌みに聞こえてしまうかという言葉に少し考えた後首を横に振ってはたまにしか投げてないのは事実だと呟くと外したと少し落胆していたが相手が再びダーツを投げて見事真ん中に当ててガッツポーズをしているのを見れば悔しさよりも微笑ましさが勝ち苦笑いしつつ僅かに微笑んでいたが何となく此方に最後に残っていたダーツを手に取って投げてみれば今度は見事真ん中に刺さり思わず何処か嬉しそうな表情をして「よし」と呟き)
たまでこれだけ刺さるのはかなり上手い方なんだろうね(外してしまった後のガッツポーズが悔しかったらしく無駄のない動きで決める相棒にすごいの一言と拍手を送り計算通りの動きで最後の一本も命中させ子供みたく無邪気な笑顔を見せ「僕の勝ちだねって言っても、さっき前金を受け取ってるから景品はなしだ」買ったから何か欲しいとねだることも考えたが新たな知識となったオレンジジュースを今は気に入ったため事務机に置かれたままの空き缶を指差し)
そうか?まあでも上手い人は本当に上手いからな、けど…ありがとうな(上手い方だと言う相手に首を傾げるがそう口にしてからそれでもそう言ってもらえるのは嫌ではないため微笑んでお礼を言い最後のダーツも見事真ん中に当てて子供のように喜ぶ相手に対し僅かに苦笑するが微笑んで「お前も凄く上手いな」と呟き前金なのかは不明だがジュースを渡したことから景品は無しだと言われては一瞬驚くが「フィリップ、お前相当オレンジジュースに興味持ったんだな」とクスッと笑って楽しげな声で口にしてはまるで親が子にするような優しい手つきで1回だけポンと頭でてクスクスと楽しげに笑いつつ再びソファに腰掛けて今は依頼が無いため普段愛読している小説を読み始めて)
何かと調子に乗る君が謙遜するなんて、もっと上手い人の技を拝見してみたい(ナルシストっぽく決めたりどや顔を返されると思いきや予想外の反応に一瞬だけポカンと開けた口をにっと笑ってみせ「ありがとう。君のお手本が良かったからだよ」お世辞でもなく本当に分かりやすかったのだとダーツは持たずにエアーで投げる動作をしながら述べたが景品なしの言葉に驚く反応を見てしまい何か貰うべきだったかと少しの後悔があったり「だが今はもうどうでも良い。今度はダーツについて検索するんだ」何かあれば呼んで欲しいと付け加え的に刺さったままの矢を一本抜き取り片手に持ったまま隣の部屋へ篭り)
…ああ、わかった。…ほんとにころころ興味が変わるなあ、相棒は(相手の様子と言葉に目を瞬かせつつ頷き相棒が隣の部屋に入っていくのを見送れば読んでいた本へと視線を戻して僅かに苦笑いし小さな声でそう小さな声で口にしつつ最後は僅かに微笑んで再び本を読み始め本に没頭していればあっという間に時間は過ぎ夕方近くとなって)
一つのものに執着しすぎると沢山のことを知れないからね(ダーツについてゲームの種類やダーツの置いてあるバーなど様々な知識を習得しホワイトボードに書ききりすっかり満足した頃合いで本に夢中になっている間は時間感覚もなく気に止めなかったのだが「…翔太郎、お腹が空いた」お腹を擦りながら少しだけ開けたドアからひょっこり顔だけ覗かせ)
…ん?ああ、もう夕方か……よし、飯にするか。お前は何が食べたいんだ?(読むのに没頭していた本を丁度読みきった所で声をかけられ扉からひょっこりと顔を覗かせている相手の言葉を聞けば夕暮れの空に気づきもうそんな時間かと納得しては相手に何が食べたいのか問いかけつつ本をテーブルの上に置いて座っていたソファから立ち上がり)
空腹を感じているのに何と聞かれたら思い付かない…(食べ物について検索した時は決まってそれが食べたくなるが生憎今はダーツのことしか考えておらず首を捻って考えてみても直ぐに思い付かなくて、とりあえず相棒のいる部屋へと移動し何となしに先程まで相棒が読んでいた詳説を手に取り「そうだ、定番の夕食メニューでも検索してみようか」なんて何事に関しても検索したくなる癖で両腕を広げ星の本棚へ行くポーズを取り)
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