左翔太郎 2020-04-13 07:59:31 |
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さあなあ…祖母に料理教えてもらって人並みには出来るってだけで特別料理人に向いてるわけではねえしな(相手のちょっとしたからかいの言葉に料理の手は動かしつつ怒ることなく何処か他人事のようにそう口にしては鍋に落し蓋をして暫く煮込んだ後落し蓋を取り鍋野中の肉じゃがの出来栄えを見ればふっと微笑み何処か嬉しそうな声色でそう食器の準備をしてくれていた相棒に声をかけて)
人並み以上だと思うけどなぁ(勿論冗談であるし相棒の探偵をする姿は大好きなのだが本人が思う以上に料理は上手いと思うのだが自分の知らない世界であるし相棒がそう言うのだからそうなのかと「…もっと自信持たなきゃ勿体ないよ」話し掛けるでもなくぼそっと呟きいい匂いが漂ってきてあとどれくらいで出来るのだろうか気になり相手の背後からひょっこり鍋を覗き込み)
…そんなこと言われたのはお前が始めてだな(人並み以上だと思うと呟いた相手にキョトンとなるが少し口元を緩めては嬉しいようなちょっと恥ずかしいような気持ちでそう呟き鍋の中の野菜などは綺麗に出汁の色に程よく色付き良い香りが漂っていて相棒が自身の後ろから鍋の中身を見ていることに気付けば小さな小皿に少し鍋の中の出汁を入れて顔だけを相手に向け後ろ手で小皿を差し出しては「ほら、飲んでみろ」と小さく微笑んで告げて)
へぇ、じゃあちょっと特別って思ってて(他と比べる程手料理を知らないがそれでも美味しいと思うのだがと首を傾げては"特別"と相手が過去に関わってきた人達と比較して自分の存在価値を上げておき、渡された小皿に息を吹き掛け冷ましてから味見して「…美味しい」素朴な優しさ溢れる味わいに首をこっくり美味しいと伝え「あとどれくらいで出来るの?」後ろにピッタリくっついたままぐつぐつ煮える鍋を眺め)
ん…?…ああ、わかった。…と言うか祖母を抜けば誰かに料理を振る舞うのって実はお前が初めてなんだよな(相手の言葉に小首を傾げるがコクリと頷き実は祖母以外で料理を振る舞ったのは相手が初めてなのだと僅かに微笑んで呟き後どれぐらいで出きるのかと聞かれれば「もうすぐで出来るぜ」と微笑んで口にし約7分後しっかりと煮えたのを確認すればコンロの火を消して、出来た。と小さく笑えば台所に相棒が用意してくれていた皿を手に取れば野菜と肉、こんにゃくを均等に入れて後ろの相手に差し出しては「はい、これはお前のな」と優しげな表情で笑って告げて)
ふーん、そうなんだ(身内以外は自分だけとは嬉しいようなニヤけてしまうのを隠せずにいて、もうすぐの声に益々もって空腹が強まり出来たの一言に小さく拍手してよそってもらった皿を受け取り「ありがとう。早く食べよう」テーブルへと置いては相棒が席に着くのを待ち二人揃ってから頂きますと両手を合わせさっそく一口食べれば昼食を食べ損ねたこともあって出汁の染み込んだ野菜と肉の美味しさに更に一口と喋る間もなく食べ進め)
まあそもそも作る人居なかったんだけどな。………(相手と同じように自分の分も皿に盛り付けて僅かに苦笑いしてそう呟き鍋に蓋をすれば相手の向かいの席に同じように着きり手を合わせて食べ始めるがとうやら余程お腹が空いていたらしく無言で食べ進める相手を見てはふっと微笑んで「お腹空いててもちゃんとゆっくり噛んで食べろよ」と呟いてはそっと白米がはいった相手の側へと置いておき)
これからは毎日僕がリクエストする料理を作ってもらうんだから頑張って(苦笑いする表情に踏み込んではいけない領域がある気がして過去でなく未来の話に方向を変え、がっついた食べ方を注意されては「はーい」不貞腐れた子供みたいに返事しては湯気を立てる白米を口へ運び自分が頼んで作ってもらった美味しい料理を一気に食べては勿体ないしゆっくり味わって食べようとペースを落とし)
へ?毎日?……まあいいけど、俺も作りがいがあるしな(相手から出た発言に思わずちょっと驚いたような表情でそう言うがそれはそれで作りがいがあると感じ口元を緩めてそう言いペースを落としてゆっくりと食べ進める相手を見ては一旦箸を置いてその食べる様子を見守り「何かお前に美味しそうに食べてもらえると嬉しいな」と小さく笑みを浮かべて思ったことをそのまま口にして)
嫌だなんて言わせないけどね(作りがいがあると言って貰えるのは嬉しくにっこりスマイルで拒否権は与えない雰囲気を醸し出し食べている姿を見守られては恥ずかしかったりもするがお世辞の言えない感じたことを率直に発言する性格なのは長年一緒にいる相棒なら知ってるはずで「美味しいのは事実だからさ」さらりと述べては自分の皿にほとんど残っていないことに気付き「食べないなら貰っちゃうよ」箸を置いた相手の皿からじゃがいもを一つ取って食べ)
(どうやら自分には拒否権は無いらしいと相手の醸し出す雰囲気から感じ取っては僅かに肩を竦めつつ、しかし作るのは構わないため小さく微笑むが相手が此方の皿から残っていたじゃがいもを1つ取って食べたのを見れば「…こら、フィリップ…」と僅かに眉を潜めて少し怒ったような声色になるが僅かに苦笑いしてまあ仕方ないと思えば再度置いていた箸を手にとって食事を食べ始めて)
(これから毎日とお願いしてしまっては何をリクエストするか考えるのも大変だとか内心ワクワクしては微笑む相手にこちらも笑顔になり「箸が止まっていたからいらないのかと思って」軽く怒られても気にすることなかれで悪びれもせず相手の箸を指差して自分の皿にまだ少し残ってた分を食べ終わり満腹に満足した腹を擦っては両手を合わせ)
お粗末様、お腹一杯になったって顔だな(此方も食べ終わり手を合わせればそう口にしふっと微笑んでは相手の皿と一緒にシンクに持っていってはふと思い出したように「あ、そうだフィリップ、これやるよ」と上半身だけ相手に向けてはひょいっと相手に向かってミルクキャンディーが包まれた小さな包みを1つ投げて微笑んでそう言っては皿洗いを始めて)
ご馳走さま。あぁ、すごく美味しかった(すっかり満足しては相手の発言に頷き片付けを手伝おうと続いて席を立ちシンクに向かおうとすれば投げられた何かをキャッチして「何だいこれ?ありがとう」首を傾げ掴んだ手を広げ"ミルクキャンディー"と書かれた包みを音読しては食後の小さなおやつを口に放り込んで右頬に入れたり左頬に入れたりして口に広がる甘みを楽しみ)
はは、そうか、なら良かった(相手の様子と言葉に安心したように微笑み洗い物をしつつどうやら渡したミルクキャンディーを食べているらしいと何となく感じては「ミルク味の所謂飴玉に近いお菓子だな。甘いものは体とか脳の疲れを取りやすくするっていうからお前は休んどけよ」とファングを使ったりして休んだとはいえまだ疲れが残っているであろう相手を気にかけつつ優しげな声でそう言い)
(食いしん坊キャラではないが何でも作れる相手に次は何をお願いしようか食べた側から次回の食事が楽しみであり「ありがとう。でももう十分に疲れは取れたから心配しないで大丈夫」飴をくれた理由が自分を気遣ってと聞いは元は相棒の方が疲れていたのに随分と心配掛けてしまったと申し訳なく感じつつ少しの間寝かせて貰いかなり元気になったのだと伝えただお言葉に甘えてとソファに座って洗い物が終わるのを待ち)
そう、か…?ならいいけど…後もう少しすれば星が綺麗に見えるぜ(相手の言葉に洗った皿を拭きつつ小首を傾げまだ心配そうな表情をするが相手がそう言うならと納得し全部拭き終わり台所を綺麗に片付けては再び相手の向かいの椅子に座りつつもう少しすれば星が綺麗に見えるだろうと微笑んで伝えて)
そんなに心配なら今日は一緒に寝るかい?(フル充電とは言わないが復活したのは見てとれるはずだと考え込み心配性の相手もずっと近くで見ていれば安心するかと自身のベッドを指さして冗談半分の提案をしては家事してくれる姿を見て「星、楽しみだね」帰り道に見た綺麗な夕日を思い出して景色をじっくり見るのも悪くないなと椅子の上に膝を抱えて三角座りしてもう少しはまだかと心なしかそわそわして)
へ……?んー…………お前は嫌じゃねえのか?(相手の冗談半分のような提案にキョトンとなるが少し考えた後そもそも相手は嫌ではないのかと小首を傾げて問い掛け星が楽しみだと言う相手にクスッと微笑んで頷いては時間は少し過ぎ外が完全に暗くなったのを見れば椅子から立ち上がり「屋上に星見に行くかフィリップ」と声をかけ何かを持ちゆっくりとした足取りで屋上へと向かって)
えっと…そう返ってくるとは予想外だけど嫌なら提案しない(流石にそこまではしないとか断られると思ったらこちらが嫌でなければ自分はいいとも取れる返事に目をパチクリ数回瞬きさせて嫌な事は最初から言わないと伝え「屋上、いいね。行こう」立ち上がった相棒に続いて早く星が見たいと歩い足取りで屋上へと着いて行けば雲一つない空に点々と輝く星に驚き「…すごい、こんなに綺麗だとは思わなかった」呟いてはこの季節に見える星座を検索しておくべきだったと少しの後悔もあるが夜空を見上げ感動して)
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