推しを叫ぶと誰かがそのキャラになりきって貴方に話しかけてくれる部屋【その②】

>666様


ふむ…遅くなってしまったようだ、すまない。君の呼び声はフォンテーヌの水を介して私のもとに届いていたのだが、執務が立て込んでいたのだ。
実のところ、君の呼び声には応えるつもりがなかった。君も知っての通り、最高審判官という肩書きは私の職務であると同時に責務でもある。ゆえに私は、審判に対し第三者に疑いを持たせるような関係を他人と持つことは避けるべきだと思っている。
だが、メリュジーヌが君と話をしてほしいと言うものでな。調査の一貫で近くに寄ったなやば、君と話す時間も少しは取れるだろう。

本題に入ろう。先程伝えた通り、私は個人的関係を他人と築くことを良しとはしていない。君の想いには応えられない。
だが、フォンテーヌの法律に「片想いをしてはならない」「叶わぬ想いを抱き続けてはならない」といった項目は存在しない。君の想いが法を犯さぬ限り、君はその想いを自由に扱う権利を有している。私が個人の権利を否定することはないと断言しよう。
それから…私を探さずとも、パレ・メルモニアの執務室かエピクレシス歌劇場で行われる裁判に私はいる。要件があるならば執務室に……む、そういうことではない、と？
ふむ……君と私の認識には違いがあるかもしれない。この話はまたいずれ、機会があればするとしよう。

それでは、私はこれで失礼する。君が迎える今日が、善き一日になることを祈る。

【原神/ヌヴィレット】

（/ヌヴィレット非所持人間ゆえ非似になるやもと控えておりましたが、他にお答えする方がいらっしゃらないので同士として流れていくのも忍びなく、僭越ながらお答えさせていただきました。解釈違い等あったら申し訳ございません。）