暴食の怪物 2020-04-01 00:55:01 |
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おや、残念…さっさと口付けてしまえば良かった…ふふ、今のはお忘れ下さい。おはようございます、お嬢様。御気分はいかがですか?(掛けられた言葉ににこりと満面の笑顔で返せば未だ閉じられたままだったカーテンを開くために窓へ向かい。カーテンを開けば柔らかな朝の光が部屋に差し込み、改めて彼女へ向き直れば)
>ジュリウス
ふぁ~……気分は良いよ……ジュリウスに…起こされたから………
(小さくあくびをしながら起き上がると、朝の光が少女の美しい姿を照らし、少女はジュリウスの言葉に返事を返すが、最後の方は小声で言って)
そうですか!私も今日はとても気分良く過ごせそうです。さぁ、今日のお召し物はどうなさいますか?こちらのシンプルな黒のドレス?それとも、あちらのリボンが付いたものにいたしますか?(陽光に煌めく白磁の肌と髪、まるで絵画のような美しさに感嘆の息を溢し、更に耳に届いた彼女の言葉に表情をこれでもかと崩すと上機嫌に着替えや顔を拭くためのタオル、ブラシ等をベッドサイドに並べ)
>ジュリウス
…ありがとう……ジュリウス…着替えはこっちの黒いドレスで良いよ…
(まだ、眠たそうな目を指で擦りながら、着替えなどを並べてくれた彼にお礼を言うと、シンプルな黒いドレスを指さして)
かしこまりました…おや、そんなに擦ると赤くなってしまいますよ。(選ばれたドレスはベッドサイドへそのまま残し、他のドレスは部屋の隅に置かれた銀製のワゴンへ乗せ。次いで眠たげな様子で目を擦る相手の手をやんわりと自らの手にとると指先へ口付け)さぁ、お着替えが済んだら朝食にいたしましょう?
>ジュリウス
うん…
(ベットから降りると、自分が寝るときに着ているネグリジェを脱ごうとするが、その前にジュリウスが部屋に居たのを思い出す)
ジュリウス……あっち…向いてて
お断りします、と言いたいところですが…今日は素直に従うといたしましょう。その代わり、後でご褒美下さいね?(彼女の細い首筋へ視線を向けながらペロリと舌で唇を舐め、次いで執事らしく丁寧なお辞儀をすると身を翻し)さて、私は一旦失礼します。準備ができましたら、このベルでお呼び下さい。出来立てのお食事を直ぐにお持ちしますから。
>ジュリウス
分かった……食事が終わったら…あなたにご褒美あげるね…
(首筋への視線に気付きつつも表情はいつもの無表情のままで、食事が終われば彼に褒美を与えようと思いながらネグリジェに手をかけて)
そのお言葉、忘れないで下さいね?つまみ食いせずに、いい子で待ってます。(部屋を出る前に一度振りにこりと笑顔を向ければ居室を後にし。食後のご褒美を想像しながら軽やかな動作で朝食を準備するために厨房へ向かい、合図のベルが鳴るのを耳を澄ませ待ち)
>ジュリウス
………。
(ネグリジェを脱いで、黒いドレスに着替え
彼がベッドサイドに並べてくれた顔を拭くためのタオルで顔を拭いたり、少しボサッとなっていた髪をブラシでといたりして、あっという間に数分が経って、準備は万端となった)
うん…完璧……
(ポツリと呟くと、ゆっくりと合図であるベルを鳴らした)
(ベルの音が耳に届くと準備をしていた食事をワゴンに乗せ、身支度を整え終えたであろう主の部屋へ再び向かい)お嬢様、お食事をお持ちしました。本日は焼きたてのクロワッサンとジャムを数種、卵のスープをご用意しました。庭のアスパラが食べ頃でしたので、そちらもお出ししますね。ドレッシングはお掛けしますか?(居室内に設けられた食事用のテーブルの上へパンや色とりどりのジャム、湯気をたてるスープの深皿を並べながら問いかけ)
>ジュリウス
…かける
(テーブルに並べられた美味しそうな食事に内心少し喜んでおり、ドレッシングをかけるかという問いに少し悩んだが、かけた方が美味しいだろうと思いかけることにし)
かしこまりました。それでは僭越ながら私のお勧めのドレッシングをお掛けしますね。本日のドレッシングは…私の愛情と鉄分がたっぷりドレッシングでーす。掛けた分は後で還元して下さいね?(サラダの上へ自らの左手を翳し右手には銀色に光るナイフ。明るい調子で言ってのけた後に迷うことなくナイフを滑らせれば緑色の上に深紅の鮮血を滴らせ)
>ジュリウス
ジュリウス………大丈夫…なの…?
(血がポタポタと滴っているところを見れば、何の迷いもなくナイフを滑らせた彼のことが心配になって)
私の心配をして下さるなんて…本当にお嬢様はお優しい方ですね。(自らの血が彼女の食事を彩るための調味料になれたこと、そして其れが主の口を通り身体の中へと入り、彼女の血肉の一部へと変わるのだろう。そう想像してしまうだけで歓喜に身震いし)お嬢様もご存知でしょう?私の願いを…私のたった一つの願い、それは貴女と一つになること。ですから…どうぞ召し上がれ?
>ジュリウス
……いただきます
(そう言うと、ナイフとフォークを器用に使って、まずは彼の血がかかったサラダを食べて)
美味しい…
でしょう?愛は最高のスパイスだ、と誰だかが言ってましたから。(彼女の言葉に満足げに笑顔を浮かべれば胸元からナプキンを出し、止血のためきつく手首に巻き。次いで紅茶を淹れるための準備を行いながら)今日は何をして過ごされますか?
>ジュリウス
…部屋で……遊んで…過ごしてるよ……
(サラダを食べながら、彼の問い掛けに答える
普段、なぜか外にはあまり出ず部屋で一日を過ごしている事が多く、少し運動不足気味)
………。
(ナイフとフォークを一旦置き、サラダばかり食べてはダメなので、焼き立てのクロワッサンを手に持つとそれをちぎって、ジャムにつけて食べて)
……(外へ出ることに積極的ではない主の言葉を尊重したいと思いつつも、彼女の運動量が最近は減っていること、外へ出る回数も最近はめっきり減ったことを思い出し。やや思案するように視線を外へ向ければ)…庭の、庭のミモザがちょうど良く咲いたんです。お嬢様は本がお好きですので、そちらで押し花を作りませんか?
>ジュリウス
押し花…?…………上手く作れるかな…
(何度が作ったことはあったが、今ではそんなに作っていなかったので、口元に少しジャムが付いてることに気づかないほど、上手く作れるか不安になっていて
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