吸血鬼と同居人(〆)

カーディス「ここが脱衣所で、こっちが浴室だ」
(一階を少し歩いた後、一つの部屋に着く。部屋に入ると脱衣所になっており、そこから繋がっていた部屋は広い浴室になっていて。シャンプーや石鹸なども置かれていて)

カーディス「魔石を使えば水とお湯が出る。何か分からないことはあるか？」
(魔石に触れ実践して見せて)

いえ…あ、その奴隷として出来る限りのお手伝いをさせて頂きたいのですが、掃除や洗濯、空気の入れ換えや日差しの取り入れ等何でも仰ってください(相手から教えて貰えばなんとか出来そうではあったが、ふと思い出したように相手に自分の出来ることがあるのならなんでもする、と伝え)

カーディス「手伝いか……」
(おかしなものは置いていないはずだが、何が原因で吸血鬼だとバレるかわからないため部屋の掃除は自分で行いたい。汗はかかないため服もあまり汚れないので洗濯もあまりしない。空気の入れ替えも特に必要だと思わない。日差しの取入れは絶対にやめてほしい)

カーディス「今は特にないな。風呂に入ってしまってもいいぞ。着替えもこれに入っている」
(脱衣所に置かれている収納を開いて。中に浴衣が入っており)

何も有りません、か…畏まりました(相手から今は手伝ってほしいことは何もない、と言われてしまえば何故か居るだけでしかなく何も主の補佐が出来ない存在だと思ってしまい、何処か寂しげに小さくポツリと了承の旨を告げ。しかし、主を困らせてはいけないと感じたのか慌てて笑顔を作り「そ、それじゃあ、お風呂の時間を有り難く頂戴させて頂きます」一度礼をしてそのままクルリと背を向け、どうやら下着を身に付ける生活すら奴隷商人の元では許されなかったらしく、ボロ布で出来たワンピース風の服を脱ぐだけで全裸となり、そのまま浴室へと向かい。しかしその裸体には背後だけでもわかる無数の完治していないと思われる様々な種類の傷痕と幾つもの痣がのこっていて、身体全体に傷痕や痣はあるのではと推察も容易に出来るほどであり。また、一瞬見えた左肩口には番号のようなものが焼印の要領で印されていて、番号付近の体毛は焼け焦げてる部分もあり。そしてその番号は、ジェイスが奴隷商人から呼ばれていた番号とも一致する事すらも、やはり容易に想像可能で)

(/背後より失礼します、衣服を借りるという展開な様子ですので、一番小さな浴衣でもジェイスより大きくて萌袖っぽくなったり胸元が開いてて裸体が見える……というのはいかがでしょうか？)

カーディス「今はないが、入浴が終わって着替えが終わったら一緒に朝食を作ろう。ゆっくり入るといい」
(手伝って欲しいことはないと言った後、寂しげに答えたジェイスに気付き。どうしたものかと考え、朝食作りを提案し)

カーディス「……ふむ」
(服を脱ぎ裸体となったジェイスの身体にある傷跡や焼印を見て、薬草を用意するかとローブを羽織りフードも被り顔に仮面を付け手袋を付け、太陽光を完全防備の状態にしてから屋敷を出て畑に向かうと怪我の手当に使う薬草を摘み取りに行って)

(/どうもです。素敵な展開ですね！　カーディスとカーディスの友人に合わせた衣服になっていると思うので不自然さもないように思います)

っ…やっぱり、痛むよなぁ…(浴室に入る前、相手から一緒に朝食を作ろうと提案を受けては相手の方を少し振り返り嬉しげに頷き返してそのまま浴室に入り。相手から教わった通りにお湯を使って身体を汚れを流し落とそうとするも様々な傷痕に染みて眉をしかめ。昨日はたまたま別の奴隷の調教の日で一日休めていたから痛みに耐え凌げたものの、普段からズキズキと痛む身体は傷痕にお湯が掛かるだけで痛みが身体を走る。少し自虐的に笑うも早く洗い終わらねばと石鹸で身体を(初めて使う)シャンプーで髪を洗い、身体の泡をお湯で再び流していて)

(/ですです！やはり彼服(主服？)は外せないですよね！着替えるタイミングでやらせたかったので……ありがとうございます！)

カーディス「こんなものか」
(必要そうな薬草を手早く摘んで屋敷へ戻り、先ほどまでの服装に戻り、道具を用意して脱衣所に戻ると薬草として使えるよう処理などを行って準備をし)

(/こちらこそありがとうございます。楽しみです！)

あ、主様。お風呂ありがとうございました(流石に傷がまだ痛むからこそ今後主が入るかもしれない湯槽に浸かるつもりにはなれずそのまま濡れた身体のまま脱衣場に戻れば、丁度相手がおり会釈と共に風呂を利用したことへのお礼を述べて)

カーディス「さっぱり出来たか？」
(濡れた体のまま出てきたジェイスを見るとタオル入れからタオルを取り出しジェイスの頭を拭き)

カーディス「傷を見せてみなさい」
(ジェイスの頭を拭いた後、傷の手当てをしようとそう言って)

はいっ、ありがとうございます(相手に頭を拭かれればされるがままにしており、その優しい拭き方に目を細めて回りを濡らさぬよう緩く尻尾を揺らしていれば、相手からの傷を見せてみろ、と命令を受ければどうするんだろうと思いつつも「分かりました」と素直に応じて自分の裸体をそのまま見せて)

カーディス「ふむ……沁みるかもしれないが我慢してくれ」
(ジェイスの傷の手当を行い)

カーディス「終わりだ」
(しばらくして手当が終わると衣類入れから下着や浴衣をジェイスに渡してやり)

は、はい…っ(相手により傷の手当てを受ければたまに沁みたのかピクッと肩が揺れながらも相手の手を煩わせたくないと歯を食い縛りながら耐え凌いで。手当てが終われば相手から新しい服を受け取り「ありがとうございます…！」と感謝の言葉を述べては下着と浴衣を着始めて。何とか着終えて相手の方を見上げながら「綺麗な服まで…ありがとうございます」笑顔で相手に感謝を述べるも、ジェイスには大きかったのか胸元が空いておりそこから下着や身体が見えており、更に袖も掌に掛かる萌え袖になっていて、丈もどこかストンと落ちるワンピースのように見え、裾が丁度太腿の辺りまででちょっとしたことでパンツすら見えるのではと思える丈になっていて)

カーディス「よく我慢してくれた。手当がしやすかった」
(治療の途中、時折肩が揺れ痛みに耐えていることに気付き、服を着替えたジェイスの頭を撫でて)

カーディス「有り合わせのものですまないな。サイズが合っていないな。悪いが新しい服を買うまでは我慢してくれ」
(ぶかぶかとしか言えないような恰好になってしまったジェイスに申し訳なさを感じつつ、それまで着ていた服を着させるよりはマシだろうと自分を納得させて)

い、いえ！流石にそこ迄していただかなくてもこれで十分なので買っていただくなんてそこまでしていただくなんて結構で…い"っ！(相手から褒められつつ頭を撫でられては嬉しげに尻尾が揺れていて。そして相手からの提案ともとれる指示に慌てたようにフルフルと首を横に振りつつ早口で【主の指示に背く言葉を口にして】しまうと腰についていた所有者の名が刻まれた魔法陣が制裁としての紅い光を放ちジェイスの身体に激しい痛みをもたらす。ただでさえ獣人の身体は痛みに弱いのだが、そこに激しい痛みがかかればビクンと身体が痙攣してはその場に蹲り「いだい…いだいよっ…ごめんなさっ、ごめっ、許しっ…っ、もう2度…逆らいまっ…」痛みから表情も醜く歪み、涙が顔を濡らし顎に伝ったその雫は床にポタリポタリと落ちて行く。痛みから逃れるには主からの許しが必要。だからこそただひたすらに謝罪の言葉を述べるも痛みから時折言葉に詰まってて)

カーディス「そう遠慮するな。それくらいなら……なっ、どうした？」
(服は買わなくて十分だと言う相手に対して大丈夫だと言っている時、突然相手が苦しみ始め、蹲った相手を見て慌ててしゃがみんで)

カーディス「大丈夫だ！　気にしていない！　許す！」
(どうすれば助けられるのかと困惑しながら声をかけて)

っ…あ、あ…す、すみません…ごめんなさい…(痛みから意識が飛ぶことすらも許されない地獄の状態だったが、相手からの許す、の言葉に魔法陣が反応し紅い光は少しずつ収まりを見せ、淡い光となり。痛みが収まれば、恐怖に怯えた表情となったままただ謝罪の言葉を述べ「もうご主人様の御言葉に逆らう発言は2度と致しません…御詫びと致しましてこの俺の身体全てをご主人様のお身体の慰めの道具として使ってください…はしたない惨めな奴隷の分際で、願いをご主人様に告げることが愚かで有ることは重々承知ですがどうか、お願い致します…っ！」やや瞳は虚ろになりつつ相手からの躾や仕置きが来るのではとこれまでの優しい相手の記憶が埋まる程の痛みからの恐怖でただただ奴隷商の男から教え込まれた詫びの言葉を必死に告げて)

カーディス「……すまなかった。何もしないからお……」
(自分の安易な言葉がジェイスを苦しめることになってしまい罪悪感を抱いて。何もしないから落ち着けと言いたかったが、それも命令になってしまうのではと考えると言えなくなってしまい)

カーディス「屋敷の中でなら自由にしてくれていい。私は朝食を作ってくる」
(ゆっくりしてくれ。と言いたかったが、それも命令になるのではと思うと言えず。脱衣所を出て行こうとし)

っぁ…(相手の屋敷の中で自由にしていいと言われ、そのまま自分から離れていく相手の姿に小さく声が出そうで出なかったが、置いていかれる、それだけがただ心細く、相手の服の裾を何とか指で掴んで、せめて相手と共にいたい、すっかり相手が居ないと不安で仕方ない程に相手に依存してる事に気付かぬまま相手の方を見上げていて)

カーディス「ん？　どうした？　無理はしなくていいぞ」
(服の裾を掴まれ、行動に引っ掛かりを覚えれば振り返り相手が自分の服を掴んでいるのを見て。先ほどの恐怖に怯えた表情を見ているため、自分が近くにいない方が落ち着くのではと考えており。それでも相手の手を離そうとはせず、様子を見て)

ひ、とり…や、です…主、さま…と一緒、が…(相手に無理はしなくていいとは言われどもただすっかり相手が居ないと不安で仕方ない。相手からの指示がないと不要になってるんじゃないかと思ってしまう。その想いが不安な表情に乗り必死に声を絞り出して)