引きこもりがちな吸血鬼 2020-03-25 19:31:32 |
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(今は結論を出さない、そんな相手の選択に自分が口を出すつもりは毛頭なく、そのまままた美味しそうにモグモグしだして)
「す、すみません…」(結局相手やクリストフら2人を困らせてしまっただけだと感じ取ったのか申し訳なさげに呟いて)
カーディス「構わないとも。せっかくの機会だからもっと色々と話したいと思った私のワガママなのだから」
(申し訳なさそうなカノスに微笑んで)
クリストフ「気にするな。意見を口にするのは大切だからな」
(肩を竦めて)
(モグモグとしながらも相手との二人きりの時間が短くなるのは理解してるのか特に口を挟む事はしないが表情が明るくなってる訳ではなく)
「は、はい」(相手とクリストフからそう言われれば少し安堵したように笑い)
クリストフ「カノスと一緒に屋敷を探検するのも面白いかもな」
(カノスの鑑定があれば、面白い発見があるかもしれないと考えて。図書室もあるから本を借りるという選択肢もあるかと思いつつ)
カーディス「何か面白いものが見つかったら聞かせてくれると嬉しい」
(食事を進めながらクリストフとカノスを客人として扱いながら)
クリストフ「入ったらダメな場所はあるか?」
(楽しそうなカノスを見れば微笑んで)
カーディス「そうだな、私とジェイスの部屋は勘弁してもらいたいが、他は特にないな」
(考えてみるも、特に見られて困るような場所はないなと思って)
(相手の言葉に一応自分に宛がわれた部屋の中を見られても別に困りはしないが、相手との時間を過ごしているかもしれないからこそ同意するようコクコクと頷きながらも食べ終わり)
「分かりました!」(探険の許可が屋敷の主である相手から取れれば嬉しげにそう返し、ジェイスの後に続くよう食べ終えては「御馳走様でした!」と手を合わせて礼儀良く挨拶をし)
カーディス「ごちそうさまでした」
(二人の後に食べ終えると両手を合わせて)
クリストフ「ご馳走様。おいしかった。じゃあ部屋へ行くかカノス」
(両手を合わせた後、とりあえず部屋で話すかとカノスに声をかけて)
「はいっ!あの、凄く美味しかったです!ありがとうございました!」(クリストフに声をかけられ立ち上がり、カーディスの方へペコリと頭を軽く下げながら感謝の言葉を述べてからクリストフの方へついていき)
俺、片付け手伝いますっ!(カノスがクリストフの方へ向かえばお皿を自分の方へ集めつつそう言って)
クリストフ(カノスを伴って部屋へ戻り)
カーディス「あぁ、ありがとう。一緒に運ぼう」
(空の器を重ねてキッチンへ向かって)
(両手でしっかりと空になり重ねた皿や使用済みのカトラリーを皿の上に置いては持って落とさぬよう慎重に流しへと持っていき)
(カノスはクリストフについていきながら、ふと相手に買われて家に持ち帰られ、首輪を外してもらえた昨日は奴隷という身分から多少解放された嬉しさから部屋にいたままだった、なんて思いながらここはどんな屋敷なのだろう、なんて思いを馳せており)
カーディス「洗い物も済ませてしまおう」
(指を鳴らすと水が出てきて、そこへ洗剤を垂らすと食器を丸洗いにしていき)
クリストフ「とりあえず明日も泊まるか」
(部屋に入るとベッドに座ってそう言って)
わぁ、スゴいですっ!(実際に触ること無く水が出て、食器が次々丸洗いされるその様子に珍しいものを見た子どものようにはしゃいで)
「はい!」(クリストフの近くの床に行儀良く座りつつ頷き返して)
カーディス「慣れればジェイスにもできるようになるかもしれないな。洗い終わった皿を拭いてくれるか?」
(丸洗いされた食器がふわりとジェイスの方へ飛んでいき)
クリストフ「あ、床に座らなくても椅子でもベッドでも好きに……あー、でも汚したらあれだな」
(床に座った相手を見て床に座らなくてもいいと言おうとするも、奴隷として買ってきたままの服を見ればどうするかなと考え込み)
は、はいっ!(相手から頼み事をされれば飛んできた皿を何とかキャッチしては近くにあった食器を拭く用のタオルを使い、一つ一つ水滴の残らぬよう拭いていき)
「…ぼく、床で大丈夫ですよっ……!」(考え込むクリストフのことを見上げながら健気な表情を浮かべつつそう返して)
カーディス「拭き終わった食器は後でまとめて食器棚に持って行こう」
(ついでに料理に使った調理道具なども洗いながら)
クリストフ「いや、うーん……俺が気になる。よし、カーディス用に用意した服を加工するか。着替える前に風呂が先だな。カーディスに風呂を借りれるか聞こう」
(適当に服を取り出すとこれにするかとカノスの前に服をかざしてサイズを確認した後、どうにかなりそうだと思ったのか風呂だな、と言って)
はいっ!(相手の言葉に頷き返しては相手から魔法で投げ渡される拭くものをしっかりキャッチしてから拭いて丁寧に纏めて置いて)
「へ、え、良い、の…?」(クリストフの言葉に目を丸くして思わず敬語が取れた口調で見上げたまま首をかしげて。良いのかというのは風呂に対して、というよりも相手用の服を加工しても良いのか、という事に対してで、クリストフとその手にある服へ交互に視線を移し)
カーディス「私は直接水を触れないからな。これも生活の知恵だ」
(吸血鬼という種族柄、水に触れれば硫酸にでも触れたように肌が溶けてしまうため、どう水に触れずに水を扱うのかということに苦労したことを思い出し)
クリストフ「買われなかった服だから大丈夫だ」
(驚いた様子の相手に小さく笑いながら答えて)
スゴいですっ…俺も、そんな風に自在に操れるようになりたいです…!(生活の知恵だと話す相手に拭く手は止めぬまま目を輝かせつつそう話して)
「そ、うなの…?えと、あり、がとう…」(笑われれば少し恥ずかしげに顔を赤らめるもやや恥ずかしげに赤い笑顔を浮かべながらクリストフを見上げながら感謝の言葉を述べて)
カーディス「練習しよう。私も手伝う。すぐには無理かもしれないが、目標があるのはいいことだ」
(魔法は素質も関わってくるが、無理なら無理で補助する魔道具などを使用するという手もあると考えて)
クリストフ「あぁ。さて、そういうわけだからちょっと待っててくれ。風呂を使っていいか確認してくる」
(微笑みカノスの頭を撫でるとそう言って部屋を出て行こうとして)
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